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こんにちは。横浜で15年以上、犬の保育園の先生を行っている、なおちゃん先生と申します。
こちらの番組では、たくさんのワンちゃんや飼い主さんと関わってきた私が、
日本の犬と飼い主さんのQOLをあげるおテーマに、犬のあれこれについて、私個人の見解からお話ししています。
時には、子育てネタや、留学時代や旅行の思い出などのお話もお届けいたします。
犬のトレーニングについての実践編、業界裏話、アニマルコミュニケーションについては、メンバーシップ配信にてお伝えしています。
また、私という人間を形作ることとなった、104日間世界一周の船旅、
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さて本日は、犬を警戒させる行動ベスト3についてお話ししようと思います。
最近、敷地につないでいたシェパードに通行人が噛まれるという事件で、ついに飼い主が逮捕されるということが起こりました。
こちらについては、メンバーシップライブで私なりの警戒をお話ししています。
冒頭20分はメンバーさん以外でも聞けるようになっています。
今回は犬を警戒させる行動についてお話をしてみたいと思います。
子どもに伝えたいというフレーズをつけましたが、これは老若男女問わず犬を警戒させる場合がありますので注意したいことになります。
ただ、特に子どもさんなどには気をつけて親御さんから話をしてあげるといいと思います。
私は自分の子どもたちには何度も何度もこのことを小さい時から話をしています。
私は子どもも犬も好きですし、犬には子どもを、子どもには犬を好きになってほしいという思いから、
特にお子さんが近くにいる場合には、こういうことはしないであげようねと伝えるだけで犬に吠えられる、犬に噛まれることを防ぐことができます。
それではいきましょう。
犬を警戒させる行動、その3位。
急に大きな声を上げる、音を立てる。
これは音というキーワードになります。
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音に対して敏感な犬たちには大きな刺激となります。
犬は連続した大きな音に対しては、そこまで過剰な反応を示しません。
例えば、大音量で音楽ライブ動画なんかを流しながら歌っていたとしても、犬は知らんぷりで寝ていると思いますが、
推しのアイドルが出てきた途端にキャーッと飼い主さんが叫んだら、何事だと飛び上がることでしょう。
もしくは踊っている最中にうっかりリモコンにぶつかって、それを落として、その音がガンと鳴ろうもんなら、こちらも飛び起きると思います。
そう、犬は突然の大きな物音に対しては緊張と警戒をします。
それは生き物としての本能でもありますから当然ですね。
これは室内だけにとどまらず、屋外でも同様に左右します。
自分のよく知っているお散歩コースやお庭などでは余計に反応は大きくなります。
外ですから急な大きな音をもちろん起きることが想定されますが、これが遠い場合には犬はそこまで気にしません。
近いほど警戒心は強まります。
ですから工事現場で突然上がる大きな音などを警戒して突然吠えたり怖がったりすると分かっている場合には、その場所をなるべく避けるという方法をとることも懸命です。
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急な動き、早い動き、近い動き、これは動きというキーワードになります。
こちらも犬の警戒心を大いに煽ります。
多くの場合には興奮も合わせて煽ることがあります。
特に両犬や牧羊犬の犬種は動くものを見ると自動的に追いかけたくなる本能が強くインプットされていることがありますので要注意です。
こちらも実は距離が重要です。
遠くであればそもそも気がつかない場合もありますが近ければ近いほど犬は追いかけたくなりその動きを警戒します。
さらにその対象が自分に向かってやってくる場合にはこれはもう緊張、警戒、興奮の三拍子が揃ってマックス状態です。
よく公園などですれ違う犬同士がリードをピーンと張って吠え合ったりしているのを見ると思いますが
これはリードがついているという避けられない状態で敵か味方かわからない相手が進行方向から自分の方をめがけてやってくるわけですから
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相手にそんな気がないとしても
ああなんだてめえこれやんのかやるならやるぜかかってこいや
と戦闘モードになって吠えや興奮が始まるというパターンも多々あるんです。
自分のよく知る場所であればなおのこと犬の警戒心は高まります。
また通り過ぎるバイクや自転車、ジョギングをしている人などにも警戒して声が出て興奮してしまう場合もあります。
進行方向から吠えた犬が来たりリードをぐいぐい引っ張ってきょろきょろしながら吠えている対象を探しているような犬がやってきたら
私はなるべく距離をとってすれ違う瞬間には止まって後ろを見たりわざとスマホを見たりそんな感じで対応しています。
子どもと一緒に公園にいるときなどは必ず止まって後ろを見て犬を見ないように近くに寄らないようにと伝えています。
こういう犬たちの近くを駆け抜けるという場合には吠えられることがあるので注意です。
それでは堂々の1位の発表です。
犬を警戒させる行動
第1位は突然触る。正面から近づいて触る。後ろから触る。
これはもちろん接触ということになります。
人間だって知らない人に突然触られたり後ろから触られたり始めましての人が正面からずかずか近づいてきて触り始めたら警戒しますよね。
これは犬もまったく一緒です。むしろ犬の方が警戒心は旺盛です。
その犬の見かけが大きかろうと小さかろうともふもふだろうとつるつるだろうと変わりはありません。
またたとえ飼い主さんであってもアウェイの土地だったり他の犬同士とピリついた雰囲気の中だったり窓の外の郵便屋さんのバイクに対して警戒を強めているとき
犬が心ここにあらずの状態や緊張興奮している状態で突然犬に触ろうとすると噛まれる可能性があります。
あまりに犬が警戒状態のときに突然触るということはたとえ飼い主さんであっても噛まれる可能性があるんですね。
反対に寝ているときや休んでいるときに触ろうとすると唸る吠える噛むという場合には
これはその人と犬と間の関係性に溝ができている状態なのでここをフォーカスしてトレーニングをする必要があります。
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ハイシニアや認知症の犬は語感が鈍っていることがあるので見えている聞こえている分かっているだろうと思って突然触るとびっくりしてしまうこともあります。
知らない人であれば初めての犬に不要意に触ることは全般的に避けたほうがいいでしょう。
どんなに可愛いと思っていても相手がどう思っているかは分かりません。
相手が触って撫でてという態度でこちらに近寄ってこない限り近づいて触るということは避けたほうがトラブルが回避できます。
特にお子さんは正面から可愛い犬だと走ってきて突然頭の上から手を出すということがあります。
動き、音、接触の犬が警戒を抱く3要素をパーフェクトに兼ね備えてやってくることも少なくありません。
私は愛犬が小さい頃から夕暮れや日中の公園に連れて行っては子どもたちにおやつをあげてもらったり、
正しい触り方の仕方で触ってもらったり、子どもの出す音、つまりこの場合声ですね、
それや動きを見せて反応しないということに対して愛犬を褒めるトレーニングを何度も行ってきました。
そのため子どもが走ったり大きな声を上げたり近づいてくると警戒する、興奮するということは一切ありませんでしたが、
それでも子どもたちに頭から触らないであげてね、しゃがんで触ってね、順番に触ってね、など触らせるということに対してはとても気を使っています。
もし自分の愛犬が周囲の状況や音に警戒を表しているということがわかった場合には、
ぜひ飼い主さんは落ち着いて警戒している対象からゆっくりさりげなく犬を褒めながら離れるようにしてあげてくださいね。
それだけで愛犬さんは落ち着いてその場を逃れるということもできるんですよ。
さて今回は子どもに伝えたい犬を警戒させる行動ベスト3をお伝えいたしました。
こちらはもちろん子どもだけではありませんよ。
突然の大きな音、素早い動き、そして突然触る、正面から触る、近づいてきて触るといった接触、
これらのことは犬を警戒させる場合がありますのでご注意ください。
最後まで聞いていただきありがとうございました。