2021-02-13 08:06

ナゼ、犬(&小一息子)は反省したフリは上手いが反省はしないのか?【叱り方のお話】

「こらぁ!誰よこんな事したの!」
「ごめんなさい…もうしません…」😓💦🙏

ワンちゃんが「反省」
したような様子を見たこと有りませんか?

なのに、直ぐに同じことを繰り返して怒られる。
(うちの小学1年生男子も同じく)

それは何故か?🤔

わんちゃんの【反省ポーズ】は【カーミングシグナル】
と言い、相手を落ち着かせる為の表現であり
敵意がない事の現れ。

「コレをしたら叱られるから、止めよう」
とは考えてないんですね。

犬も子供も、怒りのまま大声をあげても
【正解】は伝わりませんね😓
(イラッとする時もありますけどね)

それをすると、「反省したフリ」だけが上手くなる。

「叱られる代わりに、褒められる事を教える」
方にシフトすることで
ストレスが減らせると思います🤗


※アイコンは、【食事中ねだるわんちゃんに、マットで落ち着いている事を教える】例でーす


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こんにちは。横浜で15年以上、犬の保育園の先生を行っている、なおちゃん先生と申します。
こちらの番組では、たくさんのワンちゃんや飼い主さんと関わってきた私が、日本の犬と飼い主さんのQOLをあげるおテーマに、犬のあれこれについて、私個人の見解からお話ししています。
時には、子育てママのお話や、留学時代のお話、旅行のお話などもお届けいたします。
さて、皆さんはワンちゃんの反省した顔を見たことはありますか?
例えば、お留守番してもらって帰ってきたら、ゴミ箱が漁られている。
トイレの疎走や失敗の跡がある。
お気に入りのスリーパーや家具がめちゃくちゃ。
ああ、誰よこれやったの?と愛犬を叱ったことはありませんか?
その時のワンちゃん、申し訳ございません。天に誓ってもういたしません。みたいな顔をしていませんか?
なのに、次の時も同じことを繰り返す。
なんてことありませんか?
これ、うちの小学1年生男子の息子も一緒なんですよね。
この前も体操着を入れる袋がないと散々騒いで旦那さんに怒られ、
その前の週は上履きを入れる袋がない。で、同じように旦那さんに怒られていました。
とても面白いことに、怒られている時の犬と息子の顔は似ています。
わかりました。もう二度と繰り返しません。ごめんなさい。みたいな顔をしてるんですよね。
で、後で息子に聞いてみると、なんで怒られているのかは、かろうじてわかっているものの、
じゃあ怒られないために、自分は今後どうしたらいいのかは、さっぱりわかってないんですね。
皆さんわかりましたか?犬と小学1年生男子の共通点。
犬も小学1年生男子も、ああ怒っているんだな、この人、というのはわかるんです。
だから、もう怒らないで、ごめんなさい、僕が悪かったよ、という塩らしい態度をとります。
ワンちゃんの場合は、これをカーミングシグナルと言います。
カーミングシグナルのカーミングっていうのは、カームダウン、カムダウンのカームですね。
相手と自分を落ち着かせるという意味です。
目や耳を伏せたり、顔を反らしたり、体を小さくして敵意がないことを示したりします。
このカーミングシグナルが、まるで反省しているような態度に見えるため、
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人はその反省しているようなカーミングシグナルの態度を見て、うーん、反省しているのかな、とか思ってしまうんですよね。
けれど、ではどうしたら怒られないかっていう正解を、2人とも、この場合ワンちゃんもですね、息子も理解してないんですよね。
だから同じことを繰り返します。
そして、怒っている親や飼い主に対して、どうやったらその怒りが早く収まるのか、という問題の解決法、
そう、反省したようなフリだけが上達するんですね。
教わってないことは、人間も犬もできませんよね。
さらに私の考察で言うと、正解を教えるだけではなく、自分で考えて行わないと、人間は本当の意味では身につかないようです。
そして犬に関して言えば、順序立てて説明してやる、ということでは全くできるようにはなりません。
なぜなら、犬は何となく人の言っている単語や、出している雰囲気でこの人が怒っているのか、嬉しいのか、悲しんでいるのか、っていうのはわかるんですけれども、
何を言っているのか、本当の意味で何を求められているのかは、わからないんですね。
言葉で言われても。
なので、トイレはここじゃない、あっちなんだ、と声を大にして叱ったり、そその場所に鼻をこすりつけたり、スリッパ飲み込んじゃってシュースになったらどうするの、と叱っても、犬がすまなそうにしていても、
それは意味をわかっているのではなくて、なんだかこの人怒っているんだな、わかったわかった、怒っているのわかったから、もうちょっと落ち着こうよ、ということでしか意思疎通ができていないんです。
犬に対して、叱ることで何かを教えるということは難しいです。
人間に対してもそうですよね。
ワンちゃんに対しては、特にお留守番中の出来事を何時間も経った後に起こるということは、全然理解ができません。
犬は常に今を生きているので、今の経験が全て。
褒めるにしても叱るにしても、タイミングが非常に大切です。
タイミングを逃すと違うことを学んでしまうんです。
そして大切なのは、してはいけないことを叱るという場合には、代わりにしていいことを教えて褒めてあげる。
おやつをあげるというメリットとデメリットを同時に犬に示してあげることです。
ワンちゃんはとても素直なので、じゃあ褒めておやつをもらえる方がいいや、とそちらの行動をとるようになっていきます。
叱ってやめさせるよりも褒めて違う行動を定着させる方が、ワンちゃんも飼い主さんもストレスが少なくて済みますよね。
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例えばテーブルの上の食べ物が気になってジャンプして前足をかけてしまうワンちゃん。
叱ったり前足を下ろしてもすぐ繰り返すなんてことないですか。
この場合には食事中、こちらがワンちゃんに望むことはジャンプしないでおとなしくしているということですよね。
なのでこの場合、私であれば適当な大きさのマットやブランケットなどを床にひいてワンちゃんにここにいてほしいという場所を決めます。
そしてその上にじっとしている時にはテーブルの上に置いたおやつをあげたりして、この場所にいてくれればあなたにもおやつをあげるよというふうに教えてあげます。
最後に特に気をつけたいんですが、トイレの失敗、これはワンちゃんを叱らないでください。
排泄というのは本能の行動であり、トイレトレイでする、トイレの場所ですると決めたのは人間なんです。
なので飼い主さんがとっても叱ってしまうと、飼い主さんの前で排泄をすること自体が嫌になり、隠れて違う場所でするようになってしまうということが多々あります。
そうすると治すのもとっても大変です。
反省したフリは上手だけど反省はしないのが犬。
また時間が経ったことは叱られても褒められても理解できないというのも犬。
望まない行動を叱るというだけではなく、こちらがしてほしいことを教えて褒めてその行動を身につけさせてあげるということをセットにして上手にこちらの望む工法に誘導してあげてくださいね。
本日も最後まで聞いていただきありがとうございました。
あなたとワンちゃんの今日がますます輝くものになりますように。
それでは次回もまたよろしくお願いします。
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