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こんばんは、お元気ですか?なんばるわんです。
自分らしく生きるためのラジオ、始めていきたいと思います。
この番組は、国際結婚22年目の私、なんばるわんが、自分らしく生きるための挑戦や日常をゆるーくお伝えしていくラジオです。
今日はパキスタンについてね、ちょっと久しぶりなんですけども、話がしたいと思います。話がしたい。
ちょっとね、面白い話があって、パキスタンでオレオレ詐欺が始まったとね、夫が話していました。
しかもね、嬉しそうに。
夫の一番仲良くしているね、いとこがいて、男の人なんですけど、私はいとこAとね、ここで呼んでいるんですが、
幼い時からね、ずっと仲良しでね、
今でも毎週日曜日にね、だいたい電話がかかってきて、パキスタンからね。
ほとんど内容はね、話す内容は冗談だけです。
政治家の悪口を言ったり、
すごい汚い言葉でね、冗談を言い合ったりしてるんですけど、
いとこはね、本当に夫のことが大好きで、外国で働いたこともあって、
結構、いろんなことに感が鋭いというか、起点が聞く人なんですよ。
日本で言うと、オレオレ詐欺みたいな電話がいとこAにかかってきたんだって、
電話を切った後に、この間もね、電話がかかってきたんで、
夫がそういう風に言っていて、どんなことなんだろうと思って聞いたら、
いとこAの携帯にね、電話がかかってきて、警察を名乗る人物からの電話だったそうです。
それで、あなたの息子が授業をサボって、学校を抜け出して、
誰かのバイクを盗んでね、地元を走り回っていたと。
それで、老人をね、高齢者の人を引いちゃったって。
警察で今捕まえているから、これからね、パニシメント?
おしおき?罰を与えるために、すごく遠いところに連れて行くから。
いいかって言って、それが嫌なら、金を出せみたいなね。
金を起こせって、そういう内容だったそうです。
で、いとこAは、毎朝ね、実際に子どもたちの学校が、自宅から歩いて2、3分の遠くにあるんですね。
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でも何年もね、いとこAがね、お父さんが歩いて子どもたちを送って行くんですよ。
送って行ってるんです。
だからその電話がかかってきたその日の朝も、ちゃんと自分で見届けてるんですよ。
で、自分の子どもがね、そういうことするって、思ってないから。
で、そうそう、夫との会話が、冗談ばっかりって言ったんですけど、
本当にね、冗談で生きてるんですよね。なんていうか。
真剣にならないっていうか。
だから、そういった電話がかかってきても、何言ってんだよっていう風に、冗談に捉えちゃうんですよ。
そう、いいのか悪いのか。
だから結局ね、騙されずに済んだんですね、いとこAは。
で、今朝言ったはずだけど、相手がそう言ってるから。
で、いとこAも、まけじと演技をするわけですよね。
じゃあ、息子の声聞かせてください。
で、電話の向こうにちゃんと息子役がいるんですよね。
で、変わったら、お父さん助けて、お父さんごめんなさい、お父さん助けて。
もうね、パニックの状態?
泣き叫んでいる。
しかも声が、ずいぶん年がいってるような声。
大人が子供の泣き声を真似するみたい。
そういった声が聞こえてきて。
で、いとこも、いとこAもまけじと演技ですね。
お前、バカヤロー、何で今朝送って行ったのにね、クラスサボってんだ。
何でバイク、人の盗んで乗ってんだ、バカヤローって言って。
こういうことだからって言ってね、警察を名乗る人物がまた電話が変わって、
どうするかってね、金を起こすのか、それとも息子をね、遠いところに送るかどうするかって迫ってきたそうなんです。
それで、いやーなんか、自分の息子そんなことするわけないのにって言って、話をちょっと引き延ばすみたいなね。
それで、そういう話をしている、会話をしている間に、学校に歩いて行ったそうです。
電話もそのままでね。
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そしたら、自分で息子のクラス、教室分かっているので見に行ったら、ちゃんと座って授業を受けていたそうなんです。
そのことを電話で伝えたら、もうブチって切れて。
で、校長先生がね、何事だということでね、詳しく事情を説明したら、
いやー、何々くんのお父さん、あなたで十何組目です、こういったケースが、みたいに校長先生がおっしゃっていたということでね。
もうね、オレオレ詐欺。
多分ね、結構前から始まってたんじゃないかなっていう気がしますね。
ただ、お国柄というか、冗談で捉える、基本人を信じていない、そういったお国柄が、こうそうしてというかね。
だから、騙されなかったのかなっていう気がしました。
ね、夫がね、もうなんかヘラヘラしてね、喋ってましたね。
そう、あいつはね、騙されなかったって言ってたよ。
あ、そうなんだ、良かったね、つって。
いやー、なんかね、日本が好きっていうか、日本のことをよく真似してくれるんですよね、パキスタンという国は。
私たちが住んでいたバンジャーブッシュ・グジラワラというところでね、そこは下町っぽい雰囲気のある、そういったところなんですけど、夫の親戚もね、たくさん住んでいて。
そう、大きなね、遊園地がグジラワラにオープンしてね、結構グジラワラっていう地域もすごく広いところなんですけど、
まあ、いろんなところからお客さんが入ってね。
で、その遊園地は、日本の東京ランドのね、それを真似して作ったということなんですね。
で、作った人は、日本で住んでいて、ビジネスで成功して、パキスタンに戻ってきて、そっくりなものを作っちゃったということでね。
Googleマップで写真を見たことがあって、私の娘もね、自分の友達と、親戚とかと一緒にね、その遊園地に連れて行ってもらったことがあったんですけど、
偽物のね、エッキーマウスの着ぐるみを着た人が出迎えてくれる。
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娘はね、ちょっと気持ち悪かったって言ってましたけど、なんか細長い、なんか間延びしたようなね、歪んだ顔のエッキーマウスだったそうです。
それでね、他にもね、車のバッテリーに藤山って名前つけたり、
エアコンのその中の内部のコンピューターが、なんか、ジャパンテクノロジーとかね、コマーシャルでそういう言葉を使ってみたり、
とにかくね、日本が大好きなんですよ。
ジャパンとか日本とかつければ高く売れる。
私たちみたいなね、外国人、日本人がいいねで買ってくれる。
そういった常識というか、感覚が向こうの人にはあるみたいで、
だからもしかすると、オレオレ詐欺もYouTubeかなんかで見た人が口コミで、
こういったのがね、簡単にお金が取れるらしいよとか、騙せるらしいよとかって始めたのかもしれないなーっていう気はしました。
あるいはね、夫のように長年日本で暮らしてね、オレオレ詐欺っていうのがわかっているので、
そういうのを冗談で話して、聞いた人間が悪用したっていうことも考えられますよね。
そうなので、基本的に人を信じないし、冗談に捉えるので、
何言ってんねん、バカなこと言ってんなーお前はーとか、
もしかしたら知り合いがそういったことをね、コワイロを書いて電話してきているかもしれないし、
だから大丈夫だと思うんですけど、今は高齢の方も携帯を持っていてね、
ちょっと下町の方とか、ちょっと村の方とかになると、もしかすると純粋な人も中にはいるのでね、騙されやすい人。
だからそういう人はね、騙されちゃうかもしれないし、
あとね、向こうに住まわれている日本の奥様、日本人の奥様、本当ですね、
同居されている場合が多いと思うんですよね、旦那さんの親戚と。
なので、ご自身のところにはね、私たちも化け下に暮らしていると、まずは人を簡単に信じないっていう知恵がつきますよね。
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だから騙されるってことはないと思うんですけど、身内の方ね、親戚の方、もしかしたらパニックになって、
お金を握りしめて出ていくかもしれないですよね。
だからそういった時には、ちょっと待ってくださいと。
そうなる前に、今からでもね、遅くないと思うので、そういった世間話としてね、話してみるといいのかなと思います。
きっと向こうの親戚は冗談でね、いやいやいや、自分たちはこんなことでね、
騙されてお金払っちゃったりとか渡しちゃったりとか絶対しないからって、
そういった頼もしい話を聞けるかもしれないので、
ネタになるっていうか、ネタになっちゃえばそれはそれでね、いいですよね。
そう、騙されなければ。
なので、むしろ私もね、日本に暮らしていて、ちょっとまた簡単に信じやすいというか、
そういう性質に戻ってしまっているかもしれないので、
自分も気をつけようということをね、感じました。
本当、夫もね、素直な人なんでね、本来は。
だから、本当誰もね、詐欺に合わないといいなと思っています。
では、はい、久しぶりにね、パキスタンの話をしました。
はい、最後まで聞いてくださってありがとうございます。
また元気に次のラジオでお会いしましょう。
ナンバルワンでした。おやすみなさい。
