質問アフォーダンスの基本
こんにちは、ネーミングラジオ、名前をつけるラジオです。パーソナリティーのツネキチです。
この番組は、Z世代とユーティレスタイルの狭間にいる社会人の二人、ケンショウとツネキチが、
名前をつけることについて、ゆるく会話するラジオです。
パーソナリティーのケンショウです。
名前をつける、とは、定義し、表現することです。
僕たちが新しく発見した言葉、概念の最定義、名付け、この三つのテーマに関して、
あるあるを言い合いながら、ゆるく雑談をしていきます。
それでは、やっていきましょう。
よろしくお願いします。
ケンショウさん。
はい。
今日のテーマなんですけど。
今日のテーマは。
自分で行くんや。
名前を呼んで自分で行くんや。
間違えた。
じゃあ、えっと、ツネキチさん。
今日のテーマは何ですか?
質問アホダンスです。
質問アホダンス。
質問アホダンスです。
踊るアホに見るアホの。
そっちじゃない。
アホダンスじゃなくて、アフォーダンスです。
下唇噛む系。
多分噛む気がする、Fだから。
アフォーダンスね。
Fの発音なので。
アフォーダンスってどういう意味ですか?
アフォーダンスっていうのは、
俺なんかめちゃめちゃ詳しいわけじゃないんだけど、
この前初めて聞いて面白いなと思ったんだけど、
例えば、木の切り株を見たら、
人って座りたくなるよね、みたいな。
とか。
椅子とかであかんの、それ。
椅子は座るために作ってるけど、
切り株って別に座るために作ったわけじゃないじゃん。
あー、確かに。なるほどね。
けど、切り株を見ると人は座りたくなるっていう。
ちょっと主語がでかいか。
とか、ドアノブを見ると回したくなるみたいな。
それは椅子に近いかなと思ったけど、いいんや。
切り株はちょっと濡れてるかもしれんから、
僕吸いたくない。
まあまあ、素直に言ってくれよ。
椅子でもいい。
それっぽいものがあったらその行動したくなるみたいな。
そうそうそう。包丁を見たら切りたくなるみたいな。
医療における誘導尋問
わかんないけど。
怖いですね。野菜用とかね。
野菜を切りたくなるとか、わかんない。
キャップを見たら回したくなるかわかんないけど。
穴があったら入りたいみたいな。
なんかちょっと違う気がするけど、まあそうだね。
それもあるかもしれないね。
ボタンを見ると押したくなるみたいなのとか。
なんこ言うなよ。
でもそれってそこにそうしろって書いてあるわけじゃないけど、
誘導されてるよねみたいなのがあると思ってて。
言語は本当にもう少し広い概念なんですけど、
誘導されるよねというニュアンスらしいですと。
アフォーダンスがそれに。
そうらしいですね。
じゃあ質問アフォーダンスっていうのは?
質問によってめちゃくちゃ誘導されてる、
アフォーダンスされてることってあるよなと思ってて。
なるほど。
例えばその、病院に行くと、
シャンプーしてる時に、
暑くないですかって聞かれるんですけど、
大丈夫ですってしか言ったことがなくて。
うんうんうん。
そう。で、これはすごいアフォーダンスされてると思うんですよね。
なんか、
大丈夫ですに。
そう、大丈夫ですにアフォーダンスされてる気がしてて、この質問は。
あと痒いところないですかって聞かれるんだけど、
ないですって言ってアフォーダンスされてるのね、俺は。
うんうんうん。
で、多分なんだけど、その質問はそもそも良くないと思ってて、
つまりそのないですにアフォーダンスされてしまうから。
そうじゃなくて、例えば暑いのと冷たいのって、
お水どっちがいいですか?みたいな。
少なくとも、ぬるいのと暑いのとどっちがいいですか?とか。
うん。
とか、上側と下側で痒いところあったりしますか?って言って、
上側ですとか下側ですとか。
そういう風にした方が回答は得られると思うんですよね。
うんうんうん。
暑いところないですか?とか、痒いところないですか?とか、
暑くないですか?とか、痒くないですか?とかって聞かれても、
大丈夫ですでアフォーダンスされちゃうから、
そうじゃなくて、そもそも回答をもう少し答えやすくすべき、
だと思うんですよ。
うん。
で、なんだけど、つまり、
シーンによってアフォーダンスされちゃう質問を
投げるのは良くないよねっていうことを、
言いたいは言いたいんだけど、それ以上に、
よく考えると、でもこれっておかしいよなってとも思って。
おかしい。
おかしい。
つまり、
本当に暑かったらとか、本当に痒かったらとか、
本当にもっと良い適切な温度にしたいんだったら、
仮にアフォーダンスされた質問をされたとしても、
自分の要望とかを言うべきだよなとも思うんですよね。
うん。質問をした側もそうだし、回答する側もできることはあるんじゃないかと。
日常生活の影響
そうそうそうそう。
回答する側として質問の文章を直接書き換えるってことはできないじゃないですか。
相手しかコントロールできないです、それは。
うん。
だから、暑いところ、暑くないですかって聞かれても、
もっと暑くしてくださいとか、もっとぬるくしてくださいって言えるよな、
みたいなことをちょっと思ったっていう話をしたかったです、僕は。
なるほど。
誘導尋問みたいなことですよね。
そうだね、そうだね。
ただ、誘導尋問されても別に、回答者の力量というか意思で誘導されないっていう方法もあるしね。
アフォーダンスに立ち向かうのは全然やろうと思うよ。いくらでもできるよなと思った。
お前がやったんだろって。
早く吐け、みたいな。
証拠は揃ってるんだ。
やりました。
っていうのか。
それでも僕はやってないなのか。
そうだね。
そういうことですね。
まあまあ、そういうことです。だいたいそういうことです。
うーん、なんかそういう場面がなんか、美容室とかは今あげてくれたけど、
ここまであんまりないような気はしてて。
あー。
ないような気というか、僕が今すぐ出なくて。
あー、はいはいはい。
仕事とかと日常生活とかで他あったっけなっていう。
うーん。
なんかある?他に。
うーん、なんだろうね。
あれなんですよ、僕美容室行ってなくて。
出た。
自分で髪の毛切ってるんですね。高校以来。
出た。健康の転発症。
だから、そのあるあるがまず分かんない。
まあセリフとしては聞いたことあるけどもちろん。
中学校まで行ってたから、その時のあの記憶はあるけど。
他なんかあるかな。知らず知らずのうちに誘導されてる。
はいはいはいはい。
いろいろなんか探したらありそうだけどね。なんか例えば、
その、なんだろうね。夕飯これでいいとか、なんか食べたいものあるとかって聞かれると。
夕飯食べたいものあるとかって聞かれると、
いやなんか、いいよありものでみたいな感じで言っちゃうみたいな。
一番分かんないじゃんそれ。
だけど本当は多分、結構だから難しいと思うんですよね。
うん。
何食べたいとかって聞かれても、回答が結構難しいと思うんですよ。
うん。
その、いや特にないとかあるものでいいよっていう方にアホダンスされちゃうと思うんですよね。
うん。
うん。
だけどその、で、だから本当は質問としては、
例えばお肉系とお魚系どっちがいいとか、卵料理とか、卵結構余ってそうだったら卵か、
もしくは結構外食、そもそもなんか実際にする外食にするみたいな話とか。
うん。
に聞いたほうが多分生産的なんですよ。
だからビーフあるか。
だけどちょっと負けちゃいけないよねっていう、そう。
飛行機でビーフはチキンって聞かれるのか。
そうそうそうそう。
そういうことやったのか。
うん。
まあまあまあまあまあ、そういうことそういうこと。
そういうこと。
とか、あとは、レストランで飲み物いりますかって聞かれるのと、
ワインは赤と白どちらがいいですかって聞かれるので、
そのワインは赤と白どちらがいいですかだと、ワインを頼むことはすでに前提になってるから、
ワインを頼むということはもう、なんだろう、前提としてどっちにするかっていう質問になってて、
なんかそもそもワインじゃなくて、
なんかちょっと私この後運転あるんで、日本酒、あの日本酒じゃない、お水がいいですみたいなのとか、
なんかちょっともう少しきついお酒飲みたいんで、
あのロックでお願い、あのウィスキーのロック飲みたいですとか、
そっちにできるよねとか、なんかそういう話とかかなと思って。
うん。
コミュニケーションのなんか前提が違ってるものとかはすごいある気がしてますね。
うん。
探せば。
まあ、よくあるのはこう、あんま僕乗らないけどタクシーとかで、
なんか、なんやろな、どこどこ行きたいみたいな、言った時に、
なんか〇〇通りでいいですかみたいな、〇〇通りを通って行くでいいですかとかって言われて、
もう一回も訂正したことない。
あー。
それでみたいな、なんかわかんないですけど、近いんだったらそれでっていう、いつも。
はいはいはいはいはいはい。
特になんか新しい土地行く時とか。
いやタクシーのあれめちゃめちゃずるいよな。
ずるいってかわかんないからね、結構詳しい土地って別に自分で行くしさ、なんか。
いやなんかそのルートが最短なのか最長なのかわかんないじゃないですか、質問されても。
うんうんうん。
けど、なんかそれでイエスって言ったら、それが最長であった場合だったとしても、なんか、
あのー、なんだろう、なんかそう認めましたよね、あなたみたいになっちゃうじゃないですか。
ドラレコありますよって、車内の。
そうそうそうそう。
誘導尋問の危険
だってあなたこのルートがいいですかでこのルートにしてくださいって言ったんで、私はこのルートに行ったんですよみたいな。
最長か最短かは知らないけどこのルートであることだしって、
まああなたの要望通りにやってますよみたいな感じで現地を取られてる感じになるじゃないですか。
まあね。
そう。
そこまで深刻に考えたことないけど、
でもやっぱその遠回りされるっていうリスクよく聞くのよ。
あのー、それこそ酔っ払って乗った時とか、後ろで寝てるとさ、どういうルートを通ってもわからんやん。
確かにね。
で遠回りされて、なんか普段より1000円多くてもまあ払っちゃうみたいな。
だからなんか極力その、何やろう、地図アプリ僕開くようにしてるんですよね。
こっち携帯で見てんぞみたいな。
あのこっちもこっちでジャブを打つみたいな。
アプリ開きながら、ああそうですねここ回す、で最後近くのコンビニでみたいな。
今ちょっとアプリ見てるんですけど多分それで大丈夫そうですとかって言うとちょっと牽制になるかなっていう。
全く同じことしてるわ。
そうなんや。
全く同じことしてるし、冒頭のタクシーの回は行くと、それが最短だったらそれでいいですよって言ってる。
怖いな。
それが運転手さんが考える最短だったら別にいいですよって言って、一応マビ立ち上げておきますねって言っておく。
ちょっと運転手やったら乗せたくないな。
あーだるって思うなそれ。
ちゃんとコミュニケーション取ってるそれはそれで。
自己防衛に走りすぎてコミュニケーションおろそかにしてないか。
分かるけどね、お金絡むとなやっぱり。
なんかその、タクシー運転手の話題があれだから言うけど、
例えばこのルートでいいですよね、すごい不親切な質問な気がしてて。
肺に誘導しようとしてる感じがすごくある。
だからそうアホ男性だと思う。
例えば私はこっちが近いと思うんですけどとか一言あれば、
なんかじゃあってなるんだけど、その前提を何も言わないじゃないですか。
このルートであるということだけを確認してくると思ってて、
それが自分として何だと思ってるかっていうのを言わないのはすごいずるいなって思っちゃうよね。
近いと思ってるのか、ちょっと道としては遠回りなんだけど、
この道に行くとすごく渋滞してるからこっちの方がいいですよ、
何だと思ってるのかが分かんないっていうのがすごい、
なんかコミュニケーションとして良くないなって思っちゃうよね。
そうやな。
あの、服屋さんとかでね、サイズいかがですかとか。
あー、いい感じです。
なるよな。
ゆったりですかとか、ピッタリめですかとか。
僕はもう基本答えずにそのまま出るんですけど、自宅室で。
もう、ミーって。
こんな気になるならミーって出る。
はいはいはい。
あーいい感じですねって言われて、
あーそうですね、ちょっと腰回りきついんでもう一個上げてもいいかもですねとか。
あの壁を通り越してやるサイズ確認の意味のなさって個人的にはすごい思うね。
見ないと。
なるほどね。
声かけてるより無理か。
サイズはね。
見てからじゃないと。
優柔の工夫ね。
全然違うけどね、もはや。
だけじゃ無理か。
だけしか使ってない。
なんかそうね、いわゆる無意識に大丈夫ですって答えるやつとかは質問は全部っていうか、
多くのケースでそういうアホダンス系になっちゃってる系が多いかなと思ったな。
ほぼ全部の質問に対する回答がもう少し最適化されるんじゃないかなと思ってて。
無意識に回答してる系の質問全てに。
相手のアホダンスに逆らうのか乗っかるのかはちょっとわかんないけど、
もっとやれる余地があるんじゃないかなとはちょっと思いましたね。
そうね、なんか一個思うものは、大丈夫ですって日本語も良くないなと思う。
その日本語がゆえのというか。
練習すぎる問題ね。
僕英語全然マジで詳しくないですけど、なんか海外で大丈夫ですっていう言葉なんかなさそう。
いわゆるオッケーっていう大丈夫はあると思うんやけど、
なんか日本語の大丈夫ですってあるやん、なんか。
イエス・オア・ノーみたいな。
大丈夫ですって、イエスともノーとも言ってないよね。
あ、そうそう、だからイエス・オア・ノーというか、もうイエス…何て言うの?
いやなんかノーなんだけど、いけますみたいな感じのニュアンスもあるし、
普通にオッケーもあるし、ノーもあるやん。
完全なノーも、完全なイエスもあるやん。
新聞の公読されますか、あー大丈夫です、みたいな。
どうか。
なんかこの日本語、大丈夫ですも良くない気がしたな。
なんか質問も、今回質問がアフォーランスされてるよねっていうテーマだと思うけど、
大丈夫ですも…っていう。
多いよね、すごいな、大丈夫ですって。
かもなく、不かもなくみたいな感じか、だからイエス・オア・ノーというよりは。
温度どんな感じですか?って。
大丈夫です。
かもなく、不かもなく、プラマイゼロみたいな。
ないよね、アメリカ人それ理解できないんだろうな、多分。
うん、なんかな、あの日本で言うさすいませんみたいな。
あれってなんか、ソーリーじゃない時あるやん。
はいはい。
エクスキューズミーの時もあるやん。
はいはいはい。
とか、どっちでもない、なんか、なんてやろ、こう、
あ、すいません、みたいな。
なんか、エクスキューズミーとソーリーの間みたいなのもあるやん。
あー、確かに確かに確かに確かに確かに。
そういうなんか、日本語ならではなく、他の海外でも、もしかしたらスラングというかなんかあるんかもしれんけど、
少なくともその、大丈夫ですとか、すいませんとか、なんかその、曖昧すぎるワードがあるがゆえに、
なんか、アフォーダンスになってることもあるよね。
日本語の曖昧さ
あー、やっぱね。
冒頭で言ってくれたけど、質問の問題もあれば、回答者側もなんかできることあるなっていう感じが、感じたな、今回。
なるほど。
非常に勉強になりました。
ありがとうございます。
まとめると?
まとめると、無意識に回答しそうなときは、アフォーダンスされてないかっていうのは、考えたほうがいいよね、というところと、
そうですね、なんか、大丈夫ですとか、まあ、別にいいよ、みたいなとか、
よく日本語は、自分の感情とか、自分の思いとかを曖昧にする表現がすごくあるから、だからこそすごく無自覚になりやすいから、
それを1個1個変えていくだけで、すごくはっきりしていくんじゃないかなと思いましたというお話でした。
名前をつけるラジオ、ネーミングラジオでは、皆さんの感想・質問・疑問のお便り、アフォーダンスされた経験なども内部収集しております。
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