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This is Naming Radio, produced by Kensho and Tsunekichi.
Naming Radio
こんにちは、ネーミングラジオ、名前をつけるラジオです。パーソナリティーのつねきちです。
この番組は、Z生とイトリ生の狭間にいる社会人の二人、
ケンショとつねきちが名前をつけることについて、ゆるく会話するラジオです。
パーソナリティーのケンショです。
名前をつけるとは、定義し、表現することです。
僕たちが新しく発見した言葉、概念の最低義、名付け、
この3つに関してあるあるをしながら、ゆるく雑談をしていきます。
それでは、やっていきましょう。
お願いします。
お願いします。
気持ち分かるよ論法
今日のテーマは、つねきちさんなんでしょう?
はい、気持ち分かるよ論法です。
気持ち分かるね、ほんまに。
そういうことじゃないのよ。
違うんや。
その、まあそれも話したいけどね。
それ、後で話そうか。
その、気持ち分かるよって言ってた、こう全部無に消すやつ。
あの全部無効化するやつ。
そっちじゃなくて、俺今朝これやってるなっていうふうに気づいたんですけど、
僕その、できる限り人の批判とか悪口とか言いたくないんですよ。
言いたくないんだけど、どうしても許せないこともやっぱあるんですよ。
そりゃそう、人間。
その時に、なんとなくそのツイッターでそれをつぶやきたいなって思ったんですけど、
でも批判はしたくないっていうのを何回か繰り返した結果、たどり着いた結論が、
批判したくなる人の気持ちは分かるよというツイートをしたんですよ。
ずるいね。
ずるいでしょ。
本質的にずるいかはさておき、ちょっとね、ちょっと逃げてる感じ。
自分がその人の悪口を言いたいけど、絶対に言ってはならないというふうに思ってるから、
批判をしたくなる人の気持ちは分かるよという、この上手い逃げ具合、どうでしょう?
いいんじゃない?そうしたくなる気持ちは分かるよ。
逃げ具合
あー。
そういうことじゃないけどね。
そういうことじゃないけど、まあでもそうだね。
まあだから例えば、そうやな、まあでもまさに批判というか、何やろう、
そう言いたくなる気持ちは分かるけど、ここはこらえようと言ったとか、分からんけど。
いろんな部分で使ってる気がするかも。
その気持ち分かるよってめちゃめちゃいいなと思ってて、
あの決してその賛成を表明してるわけでもない気がする。
そうね。
その意見に対して反対している人の敵ではないということで、
どっちだかというと味方がいるけど、自分は意思は投げない。
そうそうそうそう。
例えばその、あの先生めっちゃムカつくんだけど、で、女子高生が言ったとする。
そうだよね、ムカつくよなって言ったら、俺はもう完全にその悪口に乗っかってるじゃないですか。
そういうことを言いたくなる気持ち分かるよって言ったら、
なんか共感はしつつも、自分がでも結局悪口は言ってないということになるので、
なんかちょうどいいなって思うんですよね。
そうね、まさにこう自分の手を汚さないというか。
そうそうそうそう。
自分の手を汚さなくていいなって。
他人のその影に隠れて、そうだそうだ。
でもそうだと思ってないけどね。
言う気持ちが分かるよって言うだけだけどね。
でもそういうことでしょ。
遠回しに言ったらだって。
いやでもそれはなんか全然違うと思う。
全然違う。
全然違うと思う。
実際に悪口言ってるのと、悪口が言いたくなる人の気持ちが分かるっていうのは全く別だと思う。
僕なんかその一線を隠してると思ってる。
今のだってつねきちの朝のそのエピソード聞いたら、そうだそうだに近いと思うぞ。
だってその先生のことをムカつくって気持ちはベースとしては分かるんでしょ。
つねきちもムカつくんでしょその先生に対して。
分かる。
先のレイヤーと。
分かる。
でしょ?
めっちゃ分かる。
それを言いたくないから言ってる人の陰に隠れて、そうだそうだってやってるように見える。
でも俺は悪口を言わないって決めてるから。
そうだそうだって言ってない?あなた。
いやそうだとは言ってない。
そうだって言いたくなる悪口言いたくなる気持ちが分かるよっていう立場を表明してる。
ずるいって。
あの、なんて言うのかな。
敵の敵や味方じゃないけど、なんかそう、なんかなんて言うのかな。
敵の敵や味方ってさ、ちょっと当たらずとも遠からずなんかな。
なんか裏の裏表というか。
特定の敵がいたときに、その敵に対して自分は敵って表明することで、みたいな。
なんか間接的にこう、自分の意見を表明してるというか。
つねきちの例やと。
ムカつく、とか、殴るぞって言ってる人のと、殴るぞって言いたくなるぐらいの人の気持ち、すごくよく分かるっていうのは、その気持ちになってるとは言ってないわけじゃん。
つねきちそれずるいぞ。
乱発してあげよう。
乱発してくれ。
例えば、自分の友達Aくんが道端で、僕とAくんが一緒に歩いてました。
で、Aくんが前から来た誰かとパパパンって肩当たっちゃったと。
で、Aくん、うわ、いったみたいな。
あの今の人めっちゃ殴りたいわ、みたいな。
いや、ちょっと待って、殴りたくなる気持ちは分かると。
これは、その気持ち分かる論法ではないです。
いや、そうじゃないですか。
これは本当に痛かったよな、みたいな。でも殴っちゃダメだと。
気持ち分かる論法の一種
やっぱり、その向こうももしかしたら痛かったかもしれないし、こっちにも不自衛があったかもしれない。
まあ気持ちは分かるってこう、こう堂々収めるための共感です。
それも気持ち分かる論法の一種だけどね。
俺からするとね。
つねきちは冒頭で言ってくれたけど、人の批判をしたくないっていう前提があって、でも批判したいときにこの論法を使ってる。
さっきの例で言うと、つねきちもそのおじさんを殴りたいと思っていて、っていう前提になってるから、違うとそれは。
違うの?
つねきちはやっぱりそうだそうだなんやって。
そうだの?
そうなのか。
そのさっきの例で、おじさんにつねきちも常日頃から何かしらの恨みがあって、なんか、いや、めっちゃ気持ち分かるよ。
あの人ほんま普段からあれも当たってくるもんな。
いや違う違う違う違う。
いやめっちゃ気持ち分かるよまでしか言わない俺は。
だから悪い人は言ってない。
あ、そうか。
ちょっとなんか、放送されたら振り返って聞いてみて。
ちょっと客観的に。
本当に?
この気持ち分かる論法深いぞ。
あ、そう。
そのテクニカルなところと、そのテクニカルに自分の意見を表明するっていう気持ち分かる論法と、純粋に他者に寄り添う共感するっていう論法どっちもあると思う。
つねきちはなんか前者を。
どっちも気持ち分かる論法ですけどね。
まあでもこれ名前つけたのつねきちやから定義もつねきちによってしまうのよね。
その絞り込み的な、絞り込みというかその足というかタイプAタイプBみたいなのがあるかもしれないけどね。
足とか。
そうそうそうそう。
気持ち分かる論法のパターンと使い方
でもなんかね、その結構その小さい頃からの防御術だった的な感じがあるんですよねこの気持ち分かる論法は。
防御術。
なんかその悪いこと、悪い人、友達が悪いことをしてしまってるとき、けどその悪いことをなんかやめてって言えるほどの勇気がないときの精一杯生み出したこの言葉遣いなんですよね。
あーそうなんや気持ち分かる論法。
うん。
なるほどね。
そう。
苦肉の策というか。
そうそうそう。いじめをしたい、こいつがムカつくとか。
うん。
まあそうなったら気持ちは分かるなーっていう。
なんか。
そう。
そんなに思ってないけど。
思ってないかい。
でも反対するほどの勇気もないし。
うん。
けどなんかその、この場にはいなきゃいけないなとか。
うん。
そういう体験からきてるところもあるよねやっぱ。
うん。
まあでも確かにいくつかあるね気持ち分かる論法。
いくつかあると思う。
なんかいろいろひとくくりにして言ってたかもしれない。
細分化するとな。
うん。
その他人をこう寄り添うにして。
寄り添うときと。
寄り添うときと寄り白にして。
うん。
後ろから直接石投げないけど。
そうね。
言いたいなって思った時に言いたくなってる人をひたすら探してきて。
うん。
見つかって安心して。
こいつらの気持ちよく分かるっていう。
そうそうそうそう。
あとは言い訳として使うみたいだね。
結構でも言っちゃってる気がするな気持ち分かるよというか。
うん。
あのーフィードバックする時とか。
うん。
僕まだ自分の年次で特定の誰かにすごいフィードバックをする機会ってあんまりなかったりするけど。
はいはいはい。
例えば仮にするとして。
もしくは誰かの行動を諌めるときとか。
はいはいはい。
納めるときに。
ちょっと今出た例に近いけど。
うん。
例えばここでこういう会議でこう発言したのは。
うん。
分かると。
会話の流れ的に一回遮りたかったよねとか。
うんうんうん。
ただみたいな。
うんうんうん。
枕言葉ってなんていうかな。
こう一回寄り添う。
なるほどね。
パターンもある。
寄り添うパターンね。
寄り添った後にこう本質的なフィードバックを伝える感傷剤みたいな。
なるほどね。
使い方してる時もあるなと思った。
気持ち分かるよ論法ね。
うん。
褒め方編ね。
あ、フィードバック編ね。
フィードバック編。
なるほどね。
まあテクニカルなとこかなそれもあるし。
言い訳編とフィードバック編とあとなんだろうな。
誰かを隠れ人にして悪口を言いたい編があるかもしれない。
そうそうそうそう。
3パターンぐらいあるかもしれない。
今のところ。
まあ出てくるかもしれんけどこれからも。
なんか諸星術的な側面がありますよね。
うん。
なんか共感はしなきゃいけない。
ただ同意したくないけどなんか同意っぽいポーズを取らなきゃいけない時に共感のポーズとして使ってる感じがしますね僕は。
さっきの殴る、肩ぶつかって殴るタイプの。
そうね。
殴っちゃあかんと。
気持ちは分かるけど。
気持ちは分かる。
目を寄せて。
そのおじさんのことが常日頃から常日近くにムカついてきたら隠れ人のタイプ。
隠れ人のタイプですね。
あとは評価面談の時はフィードバックタイプで。
3パターンぐらいですかね。
気持ちは分かるよ論法は。
意外と広がってたなパッてこう。
意外と広がりましたね。
どれも別に、隠れ人にしてるパターンはちょっと悪意あるけど。
他はどっちかというとストレートに。
言ってないですから僕。
悪口言いたくなることなんてないですから。
冒頭で言ってたのよ。
批判したいけど言えない。
っていう人の気持ちが分かるっていうだけある。
熱く。
それではどれに値するのよその3つのうち。
フィードバックではないけど。
そうですね。
そんなとこですかね。
番組への感想質問募集
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私はこういう風に気持ち分かるよ論法を使ってますよみたいなエピソードも大募集しております。
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