人間とVTuberの会話の物理的なテンポ感と表情の有無を考えてみよう!
一言で言うと、人間とVTuberの会話は無茶だよっていう話をしよう!
先ほどですね、毎週土曜に22時に放送しているワイルドワイドショーのナレーション撮りに行ってきたので、
すごく声がロボフェッサーみたいな感じになっていますが、今日はこのまま行ってみたいと思います。
タイトルにもありました通り、人間とVTuberの会話っていうのは無茶だよっていう話を、
一回ちょっと言語化してみようかなと思います。
どういう話かと言いますと、これまでイトッポイドさんというのは、
例えばテレビ朝日さん、テレ東さん、BS日テレさん、NHKさんといったテレビ番組はもちろん、
あとはいろいろイオンさんとか、いろんな現場のバーチャル販売員といった、
いわゆる人間のいる現実世界にキャラがいて喋るっていうような場所をコーディネートさせていただいたりとか、
プロデュースさせていただいたりみたいなのをたくさんやっております。
多分一番やってると思う。
これはリアルに。いろんな種類という意味では一番やってる気がします。
もちろん一人のVTuberさんのマネージャーさんとかディレクターさんとかと比べると、
いろんなキャラクターといろんな人間を喋る場所っていうのを作ったのは、
たぶんイトッポイドが一番多いと思うんですよ、数的には。
いろいろやってたんだけど、最近実は少ないんですよ。
普及してないの?VTuberが当たり前の世界になったら普及するんじゃないの?
なんで普及してないの?っていう疑問が真っ先に出てくると思うんだけど、
その普及していない理由っていうのをシンプルに説明すると、
コロナのせいだよっていうのがお利口な答えです。
ただお利口じゃない答えをここでポッドキャストではしてみたいと思います。
それを通して、いわゆる人間とキャラクターのコミュニケーションの可能性と、
ちょっと無茶だよっていうところっていうのを改めて考えてみたいと思います。
それを通して考えてみると、今世の中に出てるコンテンツとか、
そういうお話の場面みたいなのが、すげえんだなって改めて再評価できたりとかもすると思うので、
ぜひちょっと一緒に考えてみたいと思います。
ということで今日はそんなテーマです。
なんで普及しないか?無茶だからです。難しいからです。
例えば人間同士の会話のことをまず最初に考えてみたいんですけれども、
例えばそうですね、お笑い芸人さんいらっしゃいますよね。
芸人さん同士っていうのは、いわゆる芸人の間っていうのがあるじゃないですか。
ちょっとテンポ置いて一言やったりとか、間髪入れずに何か言ったりとか、
芸人の間って言われるようなものがあるんだけれども、
それってテレビの編集でいい感じに作るっていうのもあれば、
そのままいわゆる漫才みたいなライブ、そのまま編集しないそのままできれいな間になってるものもいくつかあるんだけれども、
これっていうのはもちろんそのテンポ感の感じっていうのもそうだけれども、
表情とかを読み取ったりとか、お互いの口とか表情、顔とかテンションを見て、
どっちが喋るか、どっちが先にボケるか、今ボケなのか突っ込みなのか、誰が行くかみたいなね、
そういうのを瞬時に判断する、言ってしまえばその野球選手で言うんだったら、
ボールが飛んできたらグローブでキャッチしてそのまま右肩に持っていってファーストに投げるみたいな一連の流れを無意識にできる。
それが芸人さんだと思うんだけれども、そういうのをパパパッと瞬時に判断して無意識にファってやるのがプロの技なんですよね。
これもちろん芸人さんの間っていうのもあるんだけれども、
芸人以外にも例えば恋人同士の会話とか、あとは夫婦間の会話とかのそれに近いんだよね。
間があったりとか、例えば彼かのがいたら、彼氏の方がなんか今ちょっと機嫌悪いからあんま変な話はしないでおこうみたいな、
ちょっとなんか優しい感じにしとこうって考えたりとか、
あと逆になんか今彼氏の方が仕事でイライラしてるからちょっとなんか放置しとこうとかね、なんかそういうのってあるじゃん。
そういうの顔とかさテンションとか表情を見ただけで、なんかあって分かったりとかするでしょ。
それにすごく近いんだよね。
人間同士の会話っていうのは結構そういうものを大前提において会話してるんだよね。
そういうのがないと普通に正面衝突して事故になるんですよ。
普通に事故る。
でね、これキャラできないよね。
そう、なぜかというと表情もないし、首の傾きもないし、
あとなんか前のめりになったり後ろになったりとか、なんかその微妙なテンションとかそういうのってキャラクターはないんですよ。
なぜかというとキャラクター、キャラクタリスティック、いわゆるデフォルメされてるものなので、
そういう繊細な微細な感じっていうのは基本的にはデリートされてるんだよね。
しかもね、コミュニケーションのそういうなんかテンションとかその乗ってるのか引いてるのかみたいなものって三次元的なんですよ。
あの奥行きがないとダメなんですよ。
これを逆手に取ったのがバーチャル販売員なんだよね。
私は販売員のキャラクターです。手も足も出ません。あなたに一生懸命伝えています。だから聞いてくださいっていうのを言わなくてもパッと見で分かるようにすると向こうが合わせる。
だからコミュニケーションやり取りしなくても販売員キャラクターがわーって喋って一生懸命喋っていれば成立してるように見えるんですよ。
っていう風にめちゃくちゃ丁寧にやらない限りは生で会話するのは普通に難しい。難しいです。
マジでコミュニケーション強者がいわゆるアバターのエンジャーの方にいるか、人間サイドがすごい器用かのどっちかです。
とにかくコミュニケーション強者が求められます。
最初に5W1Hを設定してしまうっていうのがポイントなんですね。
なので販売員の例で例えたんですけど、これあれなんだよね。
コンカツのマチコンっていうかゲームみたいなのをするらしいじゃん。
自分の趣味とか書いたりしてフルーツバスケットみたいな感じでしょ。
あれもそうだよね。全員目的を持ってきてるんだけど一応コミュニケーションをしなくちゃいけなくて、やり取りをしなきゃいけないわけじゃん。
だからこういうようなルールを強制的にそこにぶち込むことによってコミュニケーション弱者でも何かやり取りができるようにっていう運営の計らいでしょ。
それと同じなんだよね。全く同じ。
そういうのをやってあげない限りは男女を一つの部屋にぶち込んで、はーいコンカツしてくださいって言ったって無理じゃないですか。
それと同じなんですよ。それぐらいこの例えを紐解いていくとものすごく残酷な現実にいきそうなんでちょっとスルーしとくんですけども。
そのくらい無茶なんですよ。
キャラクターが2次元である限り画面をスタジオで見るはめになるので、画面を現場で見るはめになるので無理なんですよね。
トークの場合ももちろん同じなんですよ。どういったルールでコミュニケーションするのかっていうのを宣言して人間とキャラクターの両方で共有すればいいんです。
それができない場合はハンディキャップの申請をすべきなんですよね。どちらかが。
ハンディキャップの申請ってどういうことかというと極端な例を言えばですよ。
例えばイトポイドの例で言おうか。極端な例で言えば私はすっごく目が悪いです。
なので変なメガネをかけています。なので気になると思うんですけど気にしないでくれっていうふうに前もって言っとくんですよ。
そうすると何そのメガネとかって言われたりっていうのはしないわけだよね。
だけれどもそれを言わない限りトークの話題が全部そこに行っちゃったりとかってあるでしょ。
最初にハンディキャップの申請すべきなんです。
いわゆるVTuberとかキャラクターとかアバターの例だったら私はこれこれこういうキャラクターなのでこのような振る舞いしかできません。
おちゃらけた会話をするっていうキャラクターですっていうのを前もって言っておけばいい。言っておくか人間側が予習しておくかです。
逆に人間サイドは聞いてあげればいいんですね。どういうふうに扱えばいいかというかどういう前提のコミュニケーションする生き物として扱えばいいか。
どうやってこちらが合わせればいいかっていうのを確認するだけなんです。
なのでどちらかが歩み寄らないと普通に無理なんですよね。
無理なのを編集でめっちゃごまかすっていうパターンかどっちかがめちゃくちゃ歩み寄ってるっていう。
のが多分現実だと思います。
でねこれなんだろうな。
ちゃんとねこのことって考えた方がいいよなって思っていて。
メタバースみたいな話題先日しましたけれどもその同じ空間内で同じようなアバター同士でVRの空間に入ってると
両方ともハンディキャップがあるし両方ともどんなハンディキャップがあるかっていうのをお互いに分かってるから
多分この問題って起きないんですよ。
だけども人間とキャラクターが会話するってなると次元の違いがあってしまうので
どっちかが下がってあげないと無理なんですね。
どっちかが下がるかキャラクターの方が死ぬほど人間に合わせてあげる逆転現象なんですけれども
なんで人間の方いわゆるその弱い方が強い方に合わせなきゃいけないっていう作詞構造コミュニケーション作詞構造が起こるんですけど
ただこれをちゃんと考えられる人っていうのはなかなかいないんですよ。
本当に稀。
ていうかなんだ伊藤っぽいの経験で言うと最近伊藤成功さんぐらいじゃないですか。
伊藤成功さんと渡辺陽一さんはすごいと思った。
本当にすごい。
だけどそれ以外はあんまできてないと思いますね。
どっちかが大変頑張ってる。
それくらい大変。
なんていうのかなハッチポッチステーションみたいなことなので結局。
ハッチポッチステーションのパペット人形あるじゃないですか。
あれでどういうテンションで喋るかのキビーを読み取れって言ったら無茶じゃないですか。
あれと同じなんだよね。
だからぐっちぃ、ゆうぞうさんとかは得意なんじゃない。
もう慣れてるからさ。
あとおげんさん、宮野守さんがネズミくんになってるじゃん。
だから星野源さんとかも多分できる。
星野源さんは同じく今新しい音楽を解説する番組やり始めてて。
それでもパペットが2体登場するんですけれども。
それとかね。
一方でネホリンハゴリンとかは全員キャラクターで声を当ててるだけなので。
もう何言ってるかわかんねーわみたいな風にしておいた方が、ファニーになって意外と成立するっていうのもあります。
ただ、きちんと伝えなきゃいけないみたいになった時の、そのシビア感っていうのはすっごいある。
なので、なんで普及しないかっていうと、適合者が少ない。
ちょっと厳しいこと言うけど、この地球上にコミュニケーション強者というのはそんなに多くないっていうのがあります。
それがすっごくある。
編集、例えば映像とか音声とか何でもいいんだけど、ある程度そういう、とかって編集して作ってるんですよね。
アニメのアフレコとかもそうですけど、音響監督がめちゃめちゃやってるわけですよ。
もちろん声優さんもプロなんですけど、そういうので生まれてるので、全部生でやろうとするっていうのはめっちゃヘビーっす。
なのでこれを知っておくと、例えばこれからコロナちょっと明けて、歩いててキャラクターがわーっていたとしたら、
すごく優しい気持ち、愛しい気持ちでそのキャラクターのこと見れるようになるので、
ぜひこの視点っていうのは持っておいた方が面白いと思います。
ちなみに余談なんですけれども、某番組だとしたらですね、
最初に、あなたは何をしてるの?っていう質問があるとするじゃないですか。
この間Twitterでイトッポイドさんが某番組に出るということも可能か?みたいなツイートをエゴサしてたら見つけて、
それはそうだなと思ったんですけれども、その時にどういう回答が最も正解なんだろうって思ったんだよね。
イトッポイドさんが某番組に出て、こんにちはーって言って、あなたは何をしてるの?って言われた時に正解の回答があります。
正解はこれです。
じゃあやってみますね。
あーなんか見ない顔っていうかなんかちょっとよくわかんないのいるけど、あーあなたは何なの?
はい、元おじさんの魔法少女です。
ブラック企業に勤めてたら魔法の力でアニメ美少女になっちゃって、でもすっかり心は女の子です。
これが正しいです。これが正解。
いや元々の設定とかもちろんあると思うんですけど、これが正解。声がそのままだったら。
で、そのあなた何をしてるの?っていうのの質問の意図っていうのは、あなたはどういう人なんですかっていうゲームルールの確認なんだよね。
だから例えばあなた何してるの?って言われた時にバカ正直にめっちゃ働いてます。働きすぎて死にそうですっていう答えを言ってしまうと大間違いです。
大間違い。あの情報としては正しいんですけど、超間違いです。
うん。糸っぽいろ、糸っぽいろちゃん何してるの?めっちゃ働いてます。
これ超間違いです。
というか今言った話ってリアルの世界でも当たり前ですよね。
つまりこれこのあなたは何をしてるんですか?あなたはどういう風な人間として私見ればいいんですか?っていうのを本当だったら時間をかけて飲み会とか1回やって、
ああこういう人なのねって分かってからじゃあ本題みたいな風になるんだけど、あのそんな時間ないじゃん。
普通に。まあ婚活とかもそうだよね。あなたはどんな人なんですか?って言ってさ、めっちゃ働いてます。
クソつまんないよね。クソつまんないとか言っちゃったんですけど、あのモテないよね。
そうあの社交の基本、コミュニケーションの基本で何ら特殊技能でもないんですよ。で、テレビのための何かとかそういうのでも全くない。
初めましての人に対する基本的なムーブンなんですよ。で、これってその歩み乗りをしようっていう話なんですよね。
分かってもらおうっていうのはあんま考えない方がいいって話なんですよ。
あのキャラクターと人間がコミュニケーションする限りどうしても歩み乗りが必要になるので、
そうなると他人としてのなあなあな関係でやるっていうのは不可能なんですよ。
なんかいい感じになるでしょうみたいな人間同士のやつって不可能で、
もうドンって2人並んでしまったから何かやんなくちゃいけないってなった時に、なあなあでああああみたいな感じだとすごい難しい。
だから初めましてする必要があるし、それがもしできないんだったら事前に擦り合わせるか、
もうこういう感じなんでこういう感じでお願いしますって言っちゃう。
もう完璧に台本作るか、もしくは空間とか衣装とかタイトルとかそのコーナーの名前とか、
そういうのでアーキテクチャ的に誘導する、なんて言えばいいかな。
その空間に放り込むだけで無意識にそういうふうに動いてしまうような空間設計にする。
これアーキテクチャっていう言葉で呼ぶんですけど、そういう感じで誘導すべきです。
それがうまくいってるとちゃんとギリできます。
ただそれがうまくいってるんだけど、あなたはどんな人ですかって言った時に、
バーチャル販売員の意図っぽいのですって言うと、バーチャル販売員って何なのって言ってバーチャル販売員の説明からしなきゃいけないじゃん。
そんなん長いよ。長いよ。
もともとそんな自分に興味を持ってもらえるような前提として難しい単語を言うんじゃないって話ですよね。
これ普通に人間同士の会話と同じじゃないですか。繰り返しになるんですけど、確かに人間とキャラクターっていうのは無茶なんですよ。
無茶なんですけれども、人間同士のコミュニケーションでやるような基本的なことっていうのがいかに大切かっていうのをすごくすごく感じるのが人間とキャラクターのコミュニケーションなんですよ。
我々は分かり合えないし、100%のコミュニケーションのボールのパスっていうのはできない。
どう考えても何かメッセージを、よくこのメディア論とかではメッセージをメディアに乗せて相手の方に車で運ぶっていう例をするんですね。