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2022-04-08 35:47

4. 人間とVTuberの会話の難しさを考えよう

2次元と3次元がやり取りする際のポイント。いろんな現場を経て辿り着いた虎の巻

00:01
人間とVTuberの会話の物理的なテンポ感と表情の有無を考えてみよう!
一言で言うと、人間とVTuberの会話は無茶だよっていう話をしよう!
先ほどですね、毎週土曜に22時に放送しているワイルドワイドショーのナレーション撮りに行ってきたので、
すごく声がロボフェッサーみたいな感じになっていますが、今日はこのまま行ってみたいと思います。
タイトルにもありました通り、人間とVTuberの会話っていうのは無茶だよっていう話を、
一回ちょっと言語化してみようかなと思います。
どういう話かと言いますと、これまでイトッポイドさんというのは、
例えばテレビ朝日さん、テレ東さん、BS日テレさん、NHKさんといったテレビ番組はもちろん、
あとはいろいろイオンさんとか、いろんな現場のバーチャル販売員といった、
いわゆる人間のいる現実世界にキャラがいて喋るっていうような場所をコーディネートさせていただいたりとか、
プロデュースさせていただいたりみたいなのをたくさんやっております。
多分一番やってると思う。
これはリアルに。いろんな種類という意味では一番やってる気がします。
もちろん一人のVTuberさんのマネージャーさんとかディレクターさんとかと比べると、
いろんなキャラクターといろんな人間を喋る場所っていうのを作ったのは、
たぶんイトッポイドが一番多いと思うんですよ、数的には。
いろいろやってたんだけど、最近実は少ないんですよ。
普及してないの?VTuberが当たり前の世界になったら普及するんじゃないの?
なんで普及してないの?っていう疑問が真っ先に出てくると思うんだけど、
その普及していない理由っていうのをシンプルに説明すると、
コロナのせいだよっていうのがお利口な答えです。
ただお利口じゃない答えをここでポッドキャストではしてみたいと思います。
それを通して、いわゆる人間とキャラクターのコミュニケーションの可能性と、
ちょっと無茶だよっていうところっていうのを改めて考えてみたいと思います。
それを通して考えてみると、今世の中に出てるコンテンツとか、
そういうお話の場面みたいなのが、すげえんだなって改めて再評価できたりとかもすると思うので、
ぜひちょっと一緒に考えてみたいと思います。
ということで今日はそんなテーマです。
なんで普及しないか?無茶だからです。難しいからです。
例えば人間同士の会話のことをまず最初に考えてみたいんですけれども、
例えばそうですね、お笑い芸人さんいらっしゃいますよね。
03:00
芸人さん同士っていうのは、いわゆる芸人の間っていうのがあるじゃないですか。
ちょっとテンポ置いて一言やったりとか、間髪入れずに何か言ったりとか、
芸人の間って言われるようなものがあるんだけれども、
それってテレビの編集でいい感じに作るっていうのもあれば、
そのままいわゆる漫才みたいなライブ、そのまま編集しないそのままできれいな間になってるものもいくつかあるんだけれども、
これっていうのはもちろんそのテンポ感の感じっていうのもそうだけれども、
表情とかを読み取ったりとか、お互いの口とか表情、顔とかテンションを見て、
どっちが喋るか、どっちが先にボケるか、今ボケなのか突っ込みなのか、誰が行くかみたいなね、
そういうのを瞬時に判断する、言ってしまえばその野球選手で言うんだったら、
ボールが飛んできたらグローブでキャッチしてそのまま右肩に持っていってファーストに投げるみたいな一連の流れを無意識にできる。
それが芸人さんだと思うんだけれども、そういうのをパパパッと瞬時に判断して無意識にファってやるのがプロの技なんですよね。
これもちろん芸人さんの間っていうのもあるんだけれども、
芸人以外にも例えば恋人同士の会話とか、あとは夫婦間の会話とかのそれに近いんだよね。
間があったりとか、例えば彼かのがいたら、彼氏の方がなんか今ちょっと機嫌悪いからあんま変な話はしないでおこうみたいな、
ちょっとなんか優しい感じにしとこうって考えたりとか、
あと逆になんか今彼氏の方が仕事でイライラしてるからちょっとなんか放置しとこうとかね、なんかそういうのってあるじゃん。
そういうの顔とかさテンションとか表情を見ただけで、なんかあって分かったりとかするでしょ。
それにすごく近いんだよね。
人間同士の会話っていうのは結構そういうものを大前提において会話してるんだよね。
そういうのがないと普通に正面衝突して事故になるんですよ。
普通に事故る。
でね、これキャラできないよね。
そう、なぜかというと表情もないし、首の傾きもないし、
あとなんか前のめりになったり後ろになったりとか、なんかその微妙なテンションとかそういうのってキャラクターはないんですよ。
なぜかというとキャラクター、キャラクタリスティック、いわゆるデフォルメされてるものなので、
そういう繊細な微細な感じっていうのは基本的にはデリートされてるんだよね。
しかもね、コミュニケーションのそういうなんかテンションとかその乗ってるのか引いてるのかみたいなものって三次元的なんですよ。
あの奥行きがないとダメなんですよ。
06:00
前に向いたり後ろに向いたり斜めに行ったり、後ろ前をこう振り向いたりとか三次元的なのね。
だけれどもキャラクター、例えばVTuberさんだったら画面に映ってるじゃん。
もうどう頑張っても画面じゃん。
二次元と三次元には次元の壁があるから、
よほどVR空間で人間がキャラクターの方になりにいかない限りは、基本的にはゴーグルかけない限りは画面じゃん。
なので画面に映ってる時点で奥行きが死んでるんですよ。
これはもう避けきれないんですよ。
すなわちVTuberは三次元的ではないんです。
なのでそういう読み取りに必要な、皆さん人間さんたちが無意識にやってるような、そういう三次元的なリアクションっていうのは死んでるんです。
いくら3Dで上下左右に空間の網キャップで撮れるって言ったとしても、それは死んでるんですよ。
なので無理なんです。
この時点で質の高いやり取りとか息のあった掛け合いっていうのは土台無理です。
もちろん身振り手振りっていうのは可能なんですけれども、それはキャラクターの方からこっちに行きますとか、なんかこういう風にやるよ、元気に今ジャンプしてるよみたいなキャラクターから一生懸命伝えるやり方はできるんだけど、
いわゆる読み取られるキャラクターがどう今思ってるのかみたいなのを読み取られるっていうことが無理なんですよ。
そう、誘導するのはできる。いわゆるコミュニケーションの主導権がキャラクターにあるときは一応成立するんだけど、そうじゃないときは無理なんです。無茶なんです。
これはコミュニケーション能力が高い人間ほど困るはずです。
いわゆるなんて言えばいいのかな、語弊を恐れずに言うんだったら普通の人間であればあるほど困惑するはずなんです。
キャラクターの方が誘導的、いわゆる主導権を持ったコミュニケーション、キャラクターの方がちょっと今からひどいこと言うけど、
キャラクターの方が頭が良くて器用で場の空間を全て支配しており、どんな段取りで話すかとかっていうのも全てぶち込んであるアルティメットコミュニケーション強者である場合は可能なんだけど、そうじゃない場合は普通に無理です。
成立するのがすごい難しい。
編集とかをめちゃくちゃやれば成立してるようには見せかけられるけれども、間はね、すごい謎の間があるんだよね。
じゃあどうするの?
糸ポイロさんバーチャル販売員とかいろいろやってるでしょ。どうしてたの?
なるほど。
そもそも無理なの。
そもそも無理だからこそコミュニケーションのルールとか方向とかをガチガチに決めるの。
ただね、決めてしまえばキャラクターって人間よりも融通が効かないから、キャラクターそのルールのコミュニケーションルールの中でキャラクターはこういう風になってるから人間が合わせてあげてねっていう風なアフォーダンスといいますか、そういう空間を作ることで位置を整理することができるんだよね。
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これを逆手に取ったのがバーチャル販売員なんだよね。
私は販売員のキャラクターです。手も足も出ません。あなたに一生懸命伝えています。だから聞いてくださいっていうのを言わなくてもパッと見で分かるようにすると向こうが合わせる。
だからコミュニケーションやり取りしなくても販売員キャラクターがわーって喋って一生懸命喋っていれば成立してるように見えるんですよ。
っていう風にめちゃくちゃ丁寧にやらない限りは生で会話するのは普通に難しい。難しいです。
マジでコミュニケーション強者がいわゆるアバターのエンジャーの方にいるか、人間サイドがすごい器用かのどっちかです。
とにかくコミュニケーション強者が求められます。
最初に5W1Hを設定してしまうっていうのがポイントなんですね。
なので販売員の例で例えたんですけど、これあれなんだよね。
コンカツのマチコンっていうかゲームみたいなのをするらしいじゃん。
自分の趣味とか書いたりしてフルーツバスケットみたいな感じでしょ。
あれもそうだよね。全員目的を持ってきてるんだけど一応コミュニケーションをしなくちゃいけなくて、やり取りをしなきゃいけないわけじゃん。
だからこういうようなルールを強制的にそこにぶち込むことによってコミュニケーション弱者でも何かやり取りができるようにっていう運営の計らいでしょ。
それと同じなんだよね。全く同じ。
そういうのをやってあげない限りは男女を一つの部屋にぶち込んで、はーいコンカツしてくださいって言ったって無理じゃないですか。
それと同じなんですよ。それぐらいこの例えを紐解いていくとものすごく残酷な現実にいきそうなんでちょっとスルーしとくんですけども。
そのくらい無茶なんですよ。
キャラクターが2次元である限り画面をスタジオで見るはめになるので、画面を現場で見るはめになるので無理なんですよね。
トークの場合ももちろん同じなんですよ。どういったルールでコミュニケーションするのかっていうのを宣言して人間とキャラクターの両方で共有すればいいんです。
それができない場合はハンディキャップの申請をすべきなんですよね。どちらかが。
ハンディキャップの申請ってどういうことかというと極端な例を言えばですよ。
例えばイトポイドの例で言おうか。極端な例で言えば私はすっごく目が悪いです。
なので変なメガネをかけています。なので気になると思うんですけど気にしないでくれっていうふうに前もって言っとくんですよ。
そうすると何そのメガネとかって言われたりっていうのはしないわけだよね。
だけれどもそれを言わない限りトークの話題が全部そこに行っちゃったりとかってあるでしょ。
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最初にハンディキャップの申請すべきなんです。
いわゆるVTuberとかキャラクターとかアバターの例だったら私はこれこれこういうキャラクターなのでこのような振る舞いしかできません。
おちゃらけた会話をするっていうキャラクターですっていうのを前もって言っておけばいい。言っておくか人間側が予習しておくかです。
逆に人間サイドは聞いてあげればいいんですね。どういうふうに扱えばいいかというかどういう前提のコミュニケーションする生き物として扱えばいいか。
どうやってこちらが合わせればいいかっていうのを確認するだけなんです。
なのでどちらかが歩み寄らないと普通に無理なんですよね。
無理なのを編集でめっちゃごまかすっていうパターンかどっちかがめちゃくちゃ歩み寄ってるっていう。
のが多分現実だと思います。
でねこれなんだろうな。
ちゃんとねこのことって考えた方がいいよなって思っていて。
メタバースみたいな話題先日しましたけれどもその同じ空間内で同じようなアバター同士でVRの空間に入ってると
両方ともハンディキャップがあるし両方ともどんなハンディキャップがあるかっていうのをお互いに分かってるから
多分この問題って起きないんですよ。
だけども人間とキャラクターが会話するってなると次元の違いがあってしまうので
どっちかが下がってあげないと無理なんですね。
どっちかが下がるかキャラクターの方が死ぬほど人間に合わせてあげる逆転現象なんですけれども
なんで人間の方いわゆるその弱い方が強い方に合わせなきゃいけないっていう作詞構造コミュニケーション作詞構造が起こるんですけど
ただこれをちゃんと考えられる人っていうのはなかなかいないんですよ。
本当に稀。
ていうかなんだ伊藤っぽいの経験で言うと最近伊藤成功さんぐらいじゃないですか。
伊藤成功さんと渡辺陽一さんはすごいと思った。
本当にすごい。
だけどそれ以外はあんまできてないと思いますね。
どっちかが大変頑張ってる。
それくらい大変。
なんていうのかなハッチポッチステーションみたいなことなので結局。
ハッチポッチステーションのパペット人形あるじゃないですか。
あれでどういうテンションで喋るかのキビーを読み取れって言ったら無茶じゃないですか。
あれと同じなんだよね。
だからぐっちぃ、ゆうぞうさんとかは得意なんじゃない。
もう慣れてるからさ。
あとおげんさん、宮野守さんがネズミくんになってるじゃん。
だから星野源さんとかも多分できる。
星野源さんは同じく今新しい音楽を解説する番組やり始めてて。
それでもパペットが2体登場するんですけれども。
それとかね。
一方でネホリンハゴリンとかは全員キャラクターで声を当ててるだけなので。
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別に人間とキャラクターで同じスタジオにっていうのはあんまないはずなんですよ。
だからそれはネホリンハゴリンは違うんだけどね。
おげんさんとかハッチポッチステーションとかが近いのかな。
あれなんですよ。
どう考えても人間側が合わせてあげないといけないんだけど、
人間側が合わせるという発想がなかったりする場合あるんですよね。
コミュニケーション強者じゃないっていう場合が全然あるんですよ。
その場合は編集でよしなりやってるか、キャラクターの方がめちゃくちゃ頑張ってるかのどちらかです。
こういうのをすごく考えて、いわゆる判判員の演者とか場所とか銃器とか、いわゆる看板に何て書くかとかっていうのから勝負始まってるんで、
すっごい細かく考えて、ある種制約説になって考えるんですね。
性格の悪い人格を自分に一回下ろして、どうせ多分人間さんはわかんない。
絶対ちゃんとコミュニケーションできないやつだ。
だからもう看板に書いておこうとか。
多分演者さんやったけど、もうわちゃわちゃしちゃって何も喋れなくなる。
そうなるとブランディングに影響がある。
そういうトークが必要な、いわゆるマニュアルみたいなのを作るんですけど、そのマニュアルやめよう。
多分普通の人はここ突っ込まれたら何も答えられないから、そもそも突っ込まれないようなやつにしようとかっていうのを考えるんですね。
もうとにかくどっちもコミュニケーション弱者だって思って、コミュニケーション弱者をある程度整理させるようにっていう考え方をしないと、
人間とキャラクターの会話っていうのはそれくらい難しい。
難しいです。
ただ慣れればできるんですよ。
慣れてコツをつかめば誰だってできます。
本当にできる。
ただコツ、慣れようとしない人は慣れません。
とかこういうのを歩み寄っちゃうと逆に馴染んでしまうっていうデメリットもあるんですよ。
某番組のように。
VTuberっていうのはVTuberについて分かりすぎるとそのギャップが生まれなかったりするので、馴染まないほうがいいっていう場合もあるんですね。
編集でいい感じにするからと。
間とかはみたいな。
っていうのは一つポイントとしてあります。
ちなみに今間の話をしましたけれども、どんなにアナログでつないでたとしても、キャラクターと人間で次元の差があるので、トークの間が間延びするんですよ。
時間のタイムラグがあってしまう。
で、このタイムラグと芸人の間の相性最悪です。
めっちゃ最悪。
あとエピソードトークするとかも最悪。
なので、すっごい難しい。
すごい難しい。
すごい難しいから、もう完璧にやらないようにするって開き直るっていうのも一つの手だと思っています。
18:05
もう何言ってるかわかんねーわみたいな風にしておいた方が、ファニーになって意外と成立するっていうのもあります。
ただ、きちんと伝えなきゃいけないみたいになった時の、そのシビア感っていうのはすっごいある。
なので、なんで普及しないかっていうと、適合者が少ない。
ちょっと厳しいこと言うけど、この地球上にコミュニケーション強者というのはそんなに多くないっていうのがあります。
それがすっごくある。
編集、例えば映像とか音声とか何でもいいんだけど、ある程度そういう、とかって編集して作ってるんですよね。
アニメのアフレコとかもそうですけど、音響監督がめちゃめちゃやってるわけですよ。
もちろん声優さんもプロなんですけど、そういうので生まれてるので、全部生でやろうとするっていうのはめっちゃヘビーっす。
なのでこれを知っておくと、例えばこれからコロナちょっと明けて、歩いててキャラクターがわーっていたとしたら、
すごく優しい気持ち、愛しい気持ちでそのキャラクターのこと見れるようになるので、
ぜひこの視点っていうのは持っておいた方が面白いと思います。
ちなみに余談なんですけれども、某番組だとしたらですね、
最初に、あなたは何をしてるの?っていう質問があるとするじゃないですか。
この間Twitterでイトッポイドさんが某番組に出るということも可能か?みたいなツイートをエゴサしてたら見つけて、
それはそうだなと思ったんですけれども、その時にどういう回答が最も正解なんだろうって思ったんだよね。
イトッポイドさんが某番組に出て、こんにちはーって言って、あなたは何をしてるの?って言われた時に正解の回答があります。
正解はこれです。
じゃあやってみますね。
あーなんか見ない顔っていうかなんかちょっとよくわかんないのいるけど、あーあなたは何なの?
はい、元おじさんの魔法少女です。
ブラック企業に勤めてたら魔法の力でアニメ美少女になっちゃって、でもすっかり心は女の子です。
これが正しいです。これが正解。
いや元々の設定とかもちろんあると思うんですけど、これが正解。声がそのままだったら。
で、そのあなた何をしてるの?っていうのの質問の意図っていうのは、あなたはどういう人なんですかっていうゲームルールの確認なんだよね。
だから例えばあなた何してるの?って言われた時にバカ正直にめっちゃ働いてます。働きすぎて死にそうですっていう答えを言ってしまうと大間違いです。
大間違い。あの情報としては正しいんですけど、超間違いです。
うん。糸っぽいろ、糸っぽいろちゃん何してるの?めっちゃ働いてます。
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これ超間違いです。
というか今言った話ってリアルの世界でも当たり前ですよね。
つまりこれこのあなたは何をしてるんですか?あなたはどういう風な人間として私見ればいいんですか?っていうのを本当だったら時間をかけて飲み会とか1回やって、
ああこういう人なのねって分かってからじゃあ本題みたいな風になるんだけど、あのそんな時間ないじゃん。
普通に。まあ婚活とかもそうだよね。あなたはどんな人なんですか?って言ってさ、めっちゃ働いてます。
クソつまんないよね。クソつまんないとか言っちゃったんですけど、あのモテないよね。
そうあの社交の基本、コミュニケーションの基本で何ら特殊技能でもないんですよ。で、テレビのための何かとかそういうのでも全くない。
初めましての人に対する基本的なムーブンなんですよ。で、これってその歩み乗りをしようっていう話なんですよね。
分かってもらおうっていうのはあんま考えない方がいいって話なんですよ。
あのキャラクターと人間がコミュニケーションする限りどうしても歩み乗りが必要になるので、
そうなると他人としてのなあなあな関係でやるっていうのは不可能なんですよ。
なんかいい感じになるでしょうみたいな人間同士のやつって不可能で、
もうドンって2人並んでしまったから何かやんなくちゃいけないってなった時に、なあなあでああああみたいな感じだとすごい難しい。
だから初めましてする必要があるし、それがもしできないんだったら事前に擦り合わせるか、
もうこういう感じなんでこういう感じでお願いしますって言っちゃう。
もう完璧に台本作るか、もしくは空間とか衣装とかタイトルとかそのコーナーの名前とか、
そういうのでアーキテクチャ的に誘導する、なんて言えばいいかな。
その空間に放り込むだけで無意識にそういうふうに動いてしまうような空間設計にする。
これアーキテクチャっていう言葉で呼ぶんですけど、そういう感じで誘導すべきです。
それがうまくいってるとちゃんとギリできます。
ただそれがうまくいってるんだけど、あなたはどんな人ですかって言った時に、
バーチャル販売員の意図っぽいのですって言うと、バーチャル販売員って何なのって言ってバーチャル販売員の説明からしなきゃいけないじゃん。
そんなん長いよ。長いよ。
もともとそんな自分に興味を持ってもらえるような前提として難しい単語を言うんじゃないって話ですよね。
これ普通に人間同士の会話と同じじゃないですか。繰り返しになるんですけど、確かに人間とキャラクターっていうのは無茶なんですよ。
無茶なんですけれども、人間同士のコミュニケーションでやるような基本的なことっていうのがいかに大切かっていうのをすごくすごく感じるのが人間とキャラクターのコミュニケーションなんですよ。
我々は分かり合えないし、100%のコミュニケーションのボールのパスっていうのはできない。
どう考えても何かメッセージを、よくこのメディア論とかではメッセージをメディアに乗せて相手の方に車で運ぶっていう例をするんですね。
24:07
声というメディアに乗せて、言葉というメディアに乗せて自分の意思を車で運ぶんですよ。
声とか音とかが車で相手が受け取るんだけど、受け取る間に相手の受け取りのフィルターとかで何か形が変わってしまったりとか、車で運んでる間に劣化したりとかするんですよ。
これ例えとしたら分かりやすいのは、遠くにいる人にこんにちは、今僕お腹空いてるのってでっかい声で叫んだとしても、向こうからすると何かちっちゃい声でボザボザ言ってるなっていう。
それも変わっちゃってるでしょ。劣化しちゃってるでしょ。そういうこと言うんだけど、コミュニケーションするときに100%アイデンティティ伝えるって無理なんですよ。
なので劣化するんですよ。劣化することを前もって考えた上で何かやるっていうのが我々が無意識にやってるコミュニケーションなんですよ。
それをすごく意識的にやってようやく成立する。もしくは成立してないんだけど成立してる方にエリットするっていうのが今の現状なんですね。
という話でございましたと感じなんですけど、ちなみにね今ここまで話するとやっとね一つ面白い話ができるんだけど、オフコラボってあるじゃんVTuberさん同士の。
あれが何で面白くなるかって知ってる?なんてことはない。人間と人間の会話の方がスムーズになるため良さが出やすいってだけなんですよ。
現実空間に二人でいた方が間はどんどんテンポ良くなっていくし、お互いの表情もテンションも分かるから盛り上がるんですよ。それはそうですよね。
ディスコードで遠隔でやってると分かんないじゃないですか。でも現実世界にいると盛り上がるじゃないですか。
だからそこにいて質感があるからとかなんかそこで何か一緒のものを触っててとか食べてて楽しそうだからっていうのももちろんあるんですけど、
伊藤ぽいろさんが思うことは、いやそんなことは二の過ぎで単純に同じ空間にいた方が会話のテンポ感とかお互いのそのコミュニケーションの歩み寄りがすごくやりやすいからそれは良さが出るよねっていうことなんですよね。
ちなみになんですけどね、コミュ障って言葉、最近2期が始まったのかな春アニメで、コミさんはコミ障であるでしたっけ。あのアニメマジでめちゃくちゃ作が良いし内容も素敵だから是非見た方がいいです。
あの別にコミ障の話じゃないんですよ。いろいろななんかティピカルなキャラクター、なんか幼馴染ちゃんみたいな幼馴染の馴染ちゃんとか、あとなんか姫騎士みたいな騎士みたいな格好してるその騎士ちゃんみたいな子がいるんですよとか、いろいろいるの。
そういうなんか熱血の先輩とかそういうのがいっぱいてなんかわちゃわちゃするあのアニメなんだけどめちゃくちゃ綺麗だから是非見てください。そして2期のエンディングのアニメーションがマジで神なので是非見てほしい。もう世の中に良いものがあるというだけでこんなにも希望に溢れるのかと思って素晴らしいですね。
あの原作もね最新版まで見てるんですけれども非常にお勧めです。是非見てください。あのタイトルだけ見るとあーはいはいはいみたいな感じになっちゃうと思うんだけど中見ると本当によくできてるから是非見てほしい。ちなみに馴染ちゃんっているじゃん。超好きで。男の子か女の子かわかんないね。もうマジで好きで。
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あの馴染ちゃんみたいなテンションってすごくねあのロボフェッサーちゃんの人型のあのキャラクターデザインをね野田先生とねお話お相談させていただいたときにあのテンション馴染ちゃんみたいな感じですって。その時ハマってたってだけなんだけど。まあでもねあのすごくね汲み取ってくださって素敵なキャラクターデザインで是非ねほんと可愛がってほしいんですけれども。
話戻してですね。そのねコミュ障がねVTuberに向いてる理由は明確ですよ。あの今日話したようなコミュニケーションの基本やらなくてもなんか許されるからですね。あのコミュニケーション能力が低くてもあーでもこれはあのこの人があのコミュ力が低いのではなくキャラクターだから仕方ないんだっていう風にごまかせるからです。はい。なのであのVTuberさんの中には潜在的コミュ障がたくさんいる可能性は全然ある。
ていうか普通に言われてたよね。VTuberだったら自分の表現ができるとかVTuberだったら本当にやりたかったことができて今すごく幸せですとかすごいそういうのってあったじゃん。それって人間どうまず最初に何かをやるときに必ず人間同士のコミュニケーションしないとそこをクリアしないと何もできなかったって人がそれをしなくてもいいっていう風になっただけで才能を開花させたっていうただそれだけなんですよ。
だからこれいい話なんですよね。別にコミュ力が高いか低いかとかは良いと悪いの意味ではないんですよ。歩み寄りをするかしないかの話であってもう良いか悪いかじゃないです。必要か否かそのその空間において必要か否かというだけです。ただ人間と会話するときは絶対に必要なのでどちらかにそれは分かっておいたほうがいいよとは思う。
あとVTuberさんが向いてる理由としてはリスナーと会話してるようしてない一方通行な関係性っていうのはマジでコミュニケーションにとっては自分の欠点を自覚して自覚しなくていい環境だから最高なんですよ。どういうことかって今の私のように話してるようでさもうずっと話してるでしょ。
ずっとずっとこれを聞いてるあなたにあいづち打ってないしちゃんと分かってもらってるかも分かってないけどずっと喋ってるでしょ。こやつはねえ歩み寄ってもないわけよ。でもこういうのがね生き生きとしてるわけじゃないですか。
今まで言ってたのは自己紹介です。むしろそういうようなところがあるから普段ちゃんとコミュニケーション整理させようみたいなのを結構意識するようになってそれがお仕事になってるっていういい話なんですけどね。なので伊藤ぽいろさんの仕事はそういうコミュニケーションの場っていうのを整えることではあります。
30:05
ただそのプライベートで整えるかって言われると全然整えないですけどね。もう全然整えないよ。お仕事でものづくりするぞっていうふうになった瞬間にめちゃくちゃ細かく設定するけどお仕事じゃないってなった瞬間のガバガバさといったらないと思うんですけど。
本当周りの方に申し訳ないなと思いながら本当にいつもありがとうっていう気持ちでいっぱいなんですけどね。本当に伊藤ぽいろの周りの人は優しい人しか本当にいない。逆に優しい人じゃないと多分一緒にいれないのかなって最近ちょっとシュンとしてるんですけどね。
はいでねあのなんだろうねありがたいことにそのVTuberさんもうこういう話してますけどもとにかくその伊藤ぽいろはキャラクター生きたキャラクターっていうの大好きすぎるもう本当に。もうとにかくキャラクターっていうのが大好きすぎてもうそれについてずっと考えてきた人生なので。
だからまあここまで込み入ったこと考えてるだって実際のキャラクターと話すときにどうしようみたいなことって普通もちろんVTuberが流行ってから当たり前になったかもしれないけどそうじゃなかったとさ考えないじゃん。
2次元からぴょんと3次元に来たらどうしようみたいなことってどんだけ人生で考えてきたかっていうと考えるわけねえじゃん。
人よりもそういうのが好きで考えた時間が長いからっていう話でしかないんだよね。でもこれから当たり前というかまあ選択肢の一つとして結構世の中になってくるしVTuberっていう存在が当たり前でね今見てる例えば高校生とかが大人になって何かそういうね
番組作りとかあとはそういう何か施策を会社でやろうってなったときによほど器用にできると思うんですよ。これはもう本当新世代の文化なので可能性というか当たり前のものになっていくんだろうなっていうふうに思ってます。
世の中今普通にお散歩しててさベンジに座って例えば女子高生2人がさTikTokとかで撮ってるするじゃん。それを見てねお年寄りがね何かよくわかんないけどその場所をあの2人が声優してるみたいに見えてムカつくって言ってTikTokを撮ってる人がいて嫌だってクレームをなぜか市役所に入れるっていうマジで意味わかんない。
意味わかんなくはないよね今今今このように説明したから意味はわかるんだけどそういうようなものがあるんだよね世の中ではでもそれもあの世代の差なんですよ。
なのでわかんない上の層にはわかんないけど下の方に当たり前のこの感じっていうのが世代交代でどんどん当たり前のものになってくるんだって今外でさ写真撮るの普通じゃんスマホでご飯の写真撮るなんてさ昔もう本当50年前。
下手したら自分でも前じゃなくてもいいんじゃないかななんか撮っててパシャパシャ言って嫌だみたいなご飯を食べに行って飯の写真を撮りまくっているインスタグラマーがキモいみたいな風に言われてたじゃんみんな撮るじゃん当たり前のように。
33:04
っていうかむしろ撮らない方が失礼みたいなところもあるじゃん気になるなんかね一生懸命綺麗にしてさわーつってこうやって撮ってくれなかったらちょっとショーンってなるじゃんリザーブとかこう提供側からしたらねそれ変わってくるんですよねうんなので変わっていって当たり前になるときに
まあちょっと厳しいこと言うとあの今この伊藤ぽいろ今日言ったようなことを全然考えてなかったわっていうちょっと上の世代の人は分かっておいた方がいいと思いますいわゆる伊藤ぽいろと同世代ですねは分かっておいた方がいいと思うなぜかというと自分の下の世代は今伊藤ぽいろが言ったようなことはもう無意識的に理解してるからですすごく理解してると思います
本当若い子の方が柔軟ですそれはすごく感じるのであのやっぱりこうもう何でしょうねもう本当世代も細分化されているのでいろいろねあの世の中も変化していくまあ変化していくということはいろいろな面白いものが生まれる可能性いろいろな面白いものが当たり前に普及していくっていうこともあるから素晴らしいことなんだろうなっていうふうにちょっと思いますね
ありがたいことにねあの配信で毎週VTuberさんとねそのお話しさせていただいてるんですけどそのなんでできるかっていうとこういうことをめちゃくちゃ真剣に考えてるからっていうねあの感じですあのVTuberさんがどういう活動してるかっていう予習のそのどこの人はどういうような配信をしてるかみたいなもちろんあるんですけどその人のあのキャラクター無意識に最初はそのなんか設定とかあるじゃないですかなんか探偵とかさ
なんかそのAIですとかいろいろあると思うんですけどあのだんだん変わっていくじゃないですかで変わっていった先のそのスタンスっていうかアティチュードってどういう感じなんだろうなみたいなのをあのきちんと把握しておいてあのやるっていうのを毎週実は心がけていますあの大御所MCとかになるとゲストが合わせるやみたいな感じになるんですけど
いやそういうスタンスではないのできちんとそういうふうにまあだって人間同士であって難しいんだからキャラクターだったら差もありなんていう感じなのでそこを結構実は意識したりはしていますという裏話でした
ということでねあの今日この話を実はしたかったんですよなぜかというとあの明日とか明後日とかねちょっとこの話を前提にしたあのお話をちょっとしたいなぁと思ってるので今日はこの話をさせていただきましたなんか新しい発見になったとしたら嬉しいですではまた明日
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