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2023-09-03 09:14

《721》【医師国家試験にチャレンジ☝️】お薬手帳の役割は?

本日の問題はこちら https://twitter.com/NaikaiTakeo/status/1697956816695763444?t=Mum5RT0nIUMrDf3C6-1k2A&s=19

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内科医たけおの 心身健康ラジオ 皆さん、おはようございます。
たけお内科クリニック からだと心の診療所 院長、内科医たけおでございます。
この放送では、医療にまつわるちょっと役に立つ小話を毎朝5時50分、20分程度で配信しています。
毎朝5時半からライブをやっていて、公開の話録や皆さんからのご質問やリクエストに直接お答えしたりしています。
アフタートークも人気です。ぜひご参加ください。
ということで、毎週日曜日はですね、医師国家試験の過去問から皆さんのためになる問題を抽出してですね、
解説しているんですけれども、今回取り上げる問題は、あ、というか先週の問題がですね、優しすぎたので、今回はちょっと難問を抽出させていただきました。
今回取り上げる問題は、第115回かな、おととしの医師国家試験のC-31っていう問題ですね。
はい、を一緒にやっていきたいと思います。
はい、まあ問題文非常にシンプルなんですけれども、
じゃじゃん、お薬手帳の役割として正しいのはどれか2つ選べっていうことで、
選択肢を選んでいきたいと思います。
選択肢が、A、薬剤医療費の適正化。
B、ジェネリック薬品の普及促進。
C、患者による処方の自己管理の促進。
D、重複処方、相互作用による健康被害の防止。
E、薬局薬剤師の判断による処方内容の修正・改善。
はい、いかがでしょうか。
もう一回ちょっと問題文に行きますよ。
問題文、お薬手帳の役割として正しいのはどれか。
2つ選べですからね、2つ選んでください。
A、薬剤医療費の適正化。
B、ジェネリック薬品の普及促進。
C、患者による処方の自己管理の促進。
D、重複処方、相互作用による健康被害の防止。
E、薬局薬剤師の判断による処方内容の修正・改善。
ということで、いかがでしょうか。
これはね、結構難しいんじゃないかと思いますけども。
あ、ちょっと待ってください。
はい、少々お待ちください。
C、D、C、D、C、D、C、D、C、D。
みんなC、ちょっと。
あっ、そうですか。
皆さんCとD、ちょっと他の選択肢選んでくる方いないんですか、これ。
ちょっとお待ちくださいね。
スペースの方に期待しますけど。
あ、スペースの方はでもC、Dって。
はい、C、D、コンパクトデスクのC、Dではないですけど。
はい。
C、D以外ないですね。
皆さんC、Dですか。
なるほど。
これはちょっとひっかき問題で、もう先週に引き続きあるのかなと思ったんですけれども、
これはですね、正解はC、Dが正解ですね。
はい、おめでとうございます。
これちょっと僕の問題のチョイスがちょっと良くないんですかね。
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はい。
C、Dということで。
はい、おめでとうございます、皆様。
これはまあ、というか、昨日のXにも投稿しましたけれども、XとSZにも投稿しましたけれども、
この医師国家試験でね、このお薬手帳の役割について問う問題が出たっていうのがね、むしろ画期的かなというふうに思いますね。
で、これがね、薬剤師国家試験とかだったらね、それは出て当然でしょって思うと思うんですけれども、
医師国家試験が、この特にお薬手帳ってね、結構現場感覚とかはないというのは分からないと思うんですけれども、
これなんか、普通に医学教育というか、卒前教育、その卒業する場合の医学部教育ではね、
なんかあんまりこういうのを、なんというか、知識としてやらないんじゃないかなというふうに思うんですよね。
で、まあもちろん現場に出たらね、それはそうでしょっていう感じなんですけれども、
だからなんか、これちょっと正答率がね、どれぐらいなのかっていうのは非常に気になるところですね。
はい。
という感じです。
で、まあちょっと順番に選択肢を解説したいと思います。
はい。
選択肢を解説していくと、Aは薬剤医療費の適正化っていうことで、
まあこれはね、まあ必要なんですけれども、お薬手帳の役割とは全然違いますよね。
で、これ、まあ薬価改定っていうのが、まあ基本的には、その国がお薬の値段っていうのを決めてるんですけれども、
まあそれによって、薬剤費がどれぐらいにするかっていうのを決めてるっていう、そんな感じなんで、
まあお薬手帳とはちょっと関係ないっていう感じですね。
で、このBのジェネリック医薬品の普及促進っていうのは、
で、このBのジェネリック医薬品の普及促進っていうのは、
で、このBのジェネリック医薬品の普及促進っていうのは、
まあ同じで、まあこれもね、今ジェネリック医薬品に、まあすごいね、流れというか、
まあそっちの方にね、まあその医療費の削減のこともあって、政策誘導されてるんですけれども、
そのジェネリック医薬品を使うことの方が、まあ医療側にとっても、
まあ医療側っていうか、医療機関側にとってもね、メリットがあるような施策が取られていて、
まあそれのことをこのBは多分言ってるんだろうと思うんですけれども、
まあこれもお薬手帳の役割とはちょっと違うっていう感じですよね。
はい。で、Cですね。Cはね、すごい大事で、これね、多分、Dはね、
まあそうだよねっていう風になると思うんですけれども、Cをね、CとEで迷うかなと思ったんですよね。
で、Cは患者による処方の自己管理の促進っていうことで、これもね、実はお薬手帳の非常に重要な役割なんですね。
まあ要は、自分がどういうお薬を飲んでるかっていうのが、
まあお薬手帳の非常に重要な役割なんですね。
お薬手帳の中に書いてありますよね。で、まあもちろんそのお薬自体の説明書きも薬局でもらうと思うんですけれども、
それも大事なんですけれども、そのお薬の内容とかですね、それが過去のものも含めて一覧になってるっていうのは、
やっぱりお薬手帳のね、一番のメリットかなという風に思います。
で、結構ね、まあやっぱり患者さんによってですね、そのお薬、自分がどういうお薬をね、
何のために飲んでるかっていうのの理解がね、かなり差があるなという風に臨床をやってて思います。
で、やっぱりしっかりね、自己管理っていうか、まあその自分がなぜこのお薬が必要なのかっていうのは分かっている方はね、
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やっぱりまあ当然ですけど、アルヒアランスっていうそのお薬のね、飲み合わせもまあないですし、
ちゃんとしっかりね、こう意味が分かって使っていただいてるっていうのはあると思うんで、
まあこれはね、あのお薬手帳もそれに一役かかっているっていう、そんな感じですよね。
はい。で、えーと、Dですね。Dは重複処方、相互作用による健康被害、
健康被害の防止っていうことで、これはね、もう、あの、これがまあ一番そのお薬手帳の役割を発揮するところで、
まあやっぱりいろんなところにね、えー、まあ今、その、まあ特に日本医師会とかね、そのかかりつけ医とか、まあ、あの、そうですね。
あの、国としてもね、そのかかりつけ医制度をね、推進しようとしていますけれども、
ただ、そうは言っても、やっぱり複数のね、医療機関にかかって、えー、複数の場所からお薬もらうっていうこともね、まあしばしばあったりするじゃないですか。
そうすると、やっぱりお薬の飲み合わせの問題とかね、そういうのがね、
そうすると、やっぱりお薬の飲み合わせの問題とかですね、あとは、その、重複して出されていないかとかっていうのは、
その、お薬手帳を見ることでチェックできるっていうことがあるので、まあ、これDはもうそのままなんですね。
ただね、これ非常によくあるのが、あの、まあ特にご高齢の方とかそうなんですけど、お薬手帳をね、えー、複数持ってるっていうことはね、しばしばあるんですよね。
これ、あの、非常に困るんで、あの、お薬手帳は必ず一つにしてくださいってむちゃくちゃ言ってるんですけども、
あの、病院ごとにね、お薬手帳を買える方、
とかですね、えー、いうのがいらっしゃいますね。で、あとは、やっぱりね、医療機関によっては、まだ、その、お薬が院内処方であって、
それをね、うまいことお薬手帳にね、反映してもらえないこととかもあったりするんで、そうするとね、その分のね、薬が漏れてたりすることもあるんで、
これはね、ちょっと、まあ、これもね、デジタル化されたらね、そんなことなくなると思うんですけども、
すごい、うんと、お薬手帳は、まあ、あの、すごい必須なんですけれども、それだけでね、捉えられない薬がね、出てたりすることもあるので、
ここら辺もね、すごい気を遣ってるっていうのが、まあ、現状ですよね。はい。えー、こんな薬飲んでたの?みたいなの、結構ありますからね。はい。
っていう感じです。はい。だから、例も正解っていう感じですね。で、Eはですね、まあ、Eは、まあ、これ、前回もお話したのとも重複しますけれども、
これね、なんかあってそうな選択肢じゃないですか。薬局、薬剤師の判断による処方内容の修正・改善は、まあ、これは、まあ、医師の役割っていうことですね。
あの、どなたかもコメントしていただきましたけれども、まあ、
処方内容を、まあ、最終的に修正したりとか改善するのは、まあ、医者の役割なんですけれども、
ただ、えーと、まあ、これ、廣沢さんとのね、コラボでも何回か取り上げましたけれども、薬剤師さんからね、疑義紹介っていうのが入ることはしばしばあって、
まあ、これ、だから、提案ですね、処方内容の変更とかの提案っていうのは、あの、医療現場でものすごいあります。
ただ、まあ、最終的にそれを、あ、自理するというか、まあ、その提案に従って変更するかどうかっていうのは、まあ、医師の判断になるので、まあ、このEは、
まあ、惜しいですけれども、間違いっていう、そんな感じですね。はい。ということで、えー、正解はCとDが正解でした。
はい。ということで、皆さん、正解してしまわれたので、ちょっと次回から、もうちょっと難易度を上げていきたいと思います。
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はい。ということで、今日も、処方せない一日でありますように、お相手は内科医の竹井でした。
興味津々。
09:14

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