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2022-08-29 14:42

ながらcast2/118 たむらしげるファンになって42年

前回の作品集「ファンタスマゴリア(架空舎)」から30年以上を経て、新しい作品集が出版された、たむらしげるさん。長らくファンをやらせてもらっています。今も新しい表現を模索する姿勢に憧れます。
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はい、sasayukiです。ながらcastを始めます。
この番組は58歳の私、sasayukiの声の日記、声のブログです。
通勤途中に歩きながら録音してますので、息がはぁはぁ上がったり、周りの雑音・騒音が入ったりしますけれども、何卒ご容赦ください。
今日は土曜日なので、比較的人通りの少ない通勤途なんですが、天気も曇ってはいますが、まあまあ明るい感じですね。
まだまだ、今日も暑くなりそうです。
さて、今日はですね、僕の好きな漫画家であり、本作家でもある田村茂さんについてお話ししようと思います。
実はですね、田村茂さん、今月かな、先月かな、作品集を久々に出版されました。
もう30年ぶりぐらいの話らしいんですけども、その前はね、ファンタスマゴリアというね、作品集を各社から横長の出されたんですが、それ以来の作品集がついに出たんですよ。
なかなか素晴らしい本なんですけどね。
その本の宣伝も兼ねて、ライブでちょっと田村茂特集みたいな感じでお話をしました。
そこではね、その作品集の実際に絵を見せたり、種本はこっちだよっていうね、元の本なんかも引っ張り出してお見せしながら、その本の良さを十分に語ったつもりです。
お時間あったらね、YouTube田村茂で検索したら出てくるかもですけども、ポストカードもね、もともと売ってたんですけども、今回作品集を買うとそのポストカード6種類、全部ですね、6枚おまけで付けるというね、キャンペーンを今やってるので、
その配信の後ですね、おかげさまでよく売れてます。ライブ配信してもね、必ず売れるってわけでもないんですけどね、この田村茂さんに関しては割とよく動いております。
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いやー、しかし日差しが強いよね。本当、日差しはなしではちょっと考えられないですね。こんなカンカンデリーに照らされて歩くなんてね。さて、まず田村茂さんとの出会いについてお話しようと思います。
高校時代に漫画少年、漫画はカタカナで少年は漢字で、というね、月刊漫画誌があったんですよ。朝日村のラマっていうところが出している漫画雑誌で、最初はね、サイボーグ009が連載されるっていう新連載っていうことでね、それを機に買い始めたんですね。
当時の有名な作家さん、松本玲司や、ジョージ秋山とかですね、古谷光敏、いろんな作家さん、あとまだ新人だった高橋陽介、それから長島真嗣さんもね、僕は高校で知って好きになったんですね。少年期たちっていう連載がありましたね。
いろんな作家さんが本当に書いてて、すごく影響を受けた雑誌なんですね。
その雑誌に田村茂さんが載ったのが、1980年のまさに夏、今頃だからな。だから今から数えて42年前の夏に銀河の魚、もしくは銀河の魚という漫画が掲載されました。
これがものすごい衝撃を受けて、こんな透明感のある世界っていうのがあるんだって。僕の中の漫画に対する概念が激しく変わったんですね。驚いたんですね。そこから大好きになったんですね。
ちなみに、増村博さんっていうね、アタゴールのお話を書いてる方もここでファンタジーゾーンっていうね、秀吉を主人公にした漫画を書いていて、その漫画にもかなり影響を受けたんですけども、それとは違うまたね、衝撃を受けて。
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当時探すとですね、青林堂のガロに連載していた、フープ博士の月への旅っていう作品があって、それがね、単行本化されてたんですね。
だから僕にとっては結構高い漫画、当時僕が買っている漫画ってさ、さっき言った0019って秋田書店の何度かコミックスっていうちょっと新書版より大きいぐらいの漫画とか、あと巨人の星なんかを高段車漫画文庫なんかで買ってたんですけども、
それに比べるともっとハードカバーで、教科書ぐらいのサイズで立派な想定のね、本だったんですけど、青林堂から出てて、それを買って、なんてすごいんだってね、感心してたんですね。
本当にね、ある意味オシャレですごいなって思ってました。
で、その後はですね、何かに乗ると気がつけばね、読んだりしてたんですけども、単行本ですね、主にね、その頃買っていたのは、スモールプラネットとか、あと何があったかな、数冊、あの頃漫画が出てました。
で、後からね、知ったんですけども、田村茂さんってもともと絵本で商業的にデビューしてるんですよね。で、漫画も書いてた時期があって、僕は漫画家として認識してたんですが、絵本作家でもあった。
で、おそらくですけども、徐々に漫画は減ってきて、僕の中ではね、例えばファンタスマゴリア・デイズなんてのもありましたしね。
あの、架空車からスモーンとスターヘッドだったりとかね、いろんな作品を、漫画もね、出していたんですが、まあ絵本も結構コンスタントに出されています。
で、僕が今の職場に来たことで、2000年、実際はアルバイトしてた時期もあったんで、その前からですね、絵本の店に勤務していたんで、結構ね、新刊が出れば気が付くっていう恵まれた環境にあったので、見かける度にね、買っていったわけです。
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で、一番華やかだった時期、ファンタスマゴリアっていう画集、あれが出た時は本当に震えたんだよね。
その前に、例えば架空車からスターコレクターだったかな、絵はがきが出てたり、さっき言った漫画、あと絵本的なものとか、いろんな作品を見てたわけなんですけども、
そのファンタスマゴリアっていう画集が、僕にとっては本当に驚きだったのは、今まで描いてきた田村茂さんの世界が、ファンタスマゴリアという名前の一つの惑星のどこかで起きている物語だったり、イラストだったりするということで、
急に繋がったんですよ。これが俺の中ではめちゃくちゃ感動した部分なんですけども、そこの中に馴染みのある、例えば砂漠とサボテンだったり、あるいはビル人間みたいなやつだったり、いろんなキャラクターや風景が散りばめられてたんですね。
この後、ファンタスマゴリアをベースにしたような展覧会もありました。清水のフェルケール博物館でもやったんだよね。
あとは映像作品も出始めて、さっき言った銀河の魚もアニメーションになったり、ファンタスマゴリアのCDロム版っていうのも出ましたね。これはめちゃくちゃ面白かったです。
僕はマッキントッシュで動かしてたんですけども、ある場所をクリックすると、ガカガカって読み込んでさ、ちょっと動きが起きたり、ただ放置しておくだけでもちょっと何かね、ちょっとした動きがあって、それがなかなか大げさではない。
ちょっとした動きなんだけど、それがね、なんか世界を作ってたんですよね。
当時の再生側のパソコンの性能も大してなかった。そんな時代の中でもすごいクリエイティブなものを作ってたなって、今思ってもすごく感心しますね。
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映像とかCDロムなんかはなんて言ったらいいのかね、そういう作品なんかもあって、福音館の月間絵本なんかもね、割と年に1回とかは描いてたんじゃないかな、なんだかんだでね。
僕の中で次に起きたのは、田村さんの作品ずっと好きだったんですけども、最初の銀河の魚の世界観が強すぎて、あの透明感のある透き通った感じばかりがいいような気になってしまっていたんですが、
ある時期から、最初からかもしれないんだけど、作風がね、変わり始めたんですよね。
いつもの感じではない、例えば布とか毛糸を使ったり、あるいは色鉛筆や水彩画を使ったり、特に子供の友、福音館で出している月間紙はちょっとそういう実験的な感じっていうのかな。
ちょっと今までにないような表現を積極的にやってたような気がしますね。
なので僕の中ではあれ、いつもと違うなっていうがっかり感も正直あったんですよね。
ただ今になって思うと、やっぱりそういういろんなアプローチ、描き方、表現技法を変えたり、色々しているっていうことが結果的にはやっぱり何をやっても田村茂なんだっていう気はつくづくしましたね。
だから技法にとらわれないっていうのも、田村茂の個性なんだろうなっていう気は今になってしていますね。
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