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  2. #21 偏見や差別はなぜ起こる?..
2020-12-18 09:45

#21 偏見や差別はなぜ起こる? ゲスト:こばかな


差別や偏見は社会に必ずあるものだからこそ、今、知るべきだ。
偏見・差別などの定義を明らかにしながら、ジェンダーや人種など様々な問題を取り上げた一冊。私達は、差別や偏見からは逃れられない。だからこそ、誰もが学ぶべきである。誰にとっても必聴のエピソードです。

▽番組概要
・MC:りょかち https://twitter.com/ryokachii
・配信スケジュール:週3回(月・水・金)配信(朝更新)
・配信プラットフォーム:himalaya、Apple Podcast、Spotify他
※himalayaで1週間先行配信
https://jp.himalaya.com/mybestbooks

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差別や偏見を自分がしてしまうかもしれない というふうな認識を持っていないと、
特定のセグメントの人たちから近づきがたい 人になる可能性があるというのもあって、
今の時代、特にTwitterとかで話題になる ようなニュースとかって、
この本に関連する話がすごい多いので、 一回この本を読んでからそういうニュースを見ると、
かなり見方が変わっていいと思います。
こんにちは、りょかじです。
今日もマイ・ベスト・ブックスでは、 ゲストのストーリーとともに一冊の本を紹介します。
今回の一冊は、偏見や差別はなぜ起こる。
丁寧に偏見や差別などの違いをひも解きながら、 実際のケースに照らし合わせて、
身近にある偏見や差別を明らかにしていく本です。
ゲストは、株式会社ザッコーツの代表を務める こばかなさんです。
マイ・ベスト・ブックス。マイ・ベスト・ブックス。マイ・ベスト・ブックス。
数年前、LGBTにまつわる事業に携わっていたというこばかなさん。
この本を読んだのは、差別や偏見を受けている人たちについてよく知るため、
まずはそもそもの差別や偏見についての知識を 深めようとしたのがきっかけだったそうです。
この本はですね、結構カッチリと論文みたいな本なんですけれど、
初心者の方でもわかりやすく書いてある本で、
ステレオタイプと偏見と差別の違いを、 まずそもそも説明したいなと思うんですけれども、
ステレオタイプというのは、ある集団に属する人たちに対して、
特定の性格や性質をみんなが持っているように、 見えたり信じたりするという、そういったところですね。
偏見は何なのかというと、ステレオタイプに好感とか嫌いとか、 軽蔑するみたいな感情を伴ったものが偏見。
差別というのは、このステレオタイプや偏見をもとに、 接近とか回避みたいな行動として現れたものを差別と言うんですけれども、
いろんな軸で偏見や差別というものが起きていて、
例えば人種もそうだし、ジェンダーもそうだし、 セクシャリティーもそうだし、
どうしてこういう偏見や差別が起きるのかというのを、 データをもとに分かりやすく心理学なども用いて、
説明してくれている本になります。
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差別してはいけません。差別反対。
そんな言葉を聞きながら大人になってきた私たちは、
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差別という言葉を聞くと、どこか自分の毎日からは 遠く離れた悪いことだと感じる人もいるかもしれません。
しかし、この本を読めば読むほどその認識は変わっていくでしょう。
そのため、私たちは差別をする側として、
意識しなければ差別からは逃げられないのだ ということを理解していきます。
私の中で印象的だったなという話に心がけていくと、
人って無自覚に差別や偏見をしてしまうという話が 結構衝撃的だなというふうに思っていて、
例えば私のような、それなりにそういう事業に携わったりして、
ある程度リテラシーがあるようなタイプの人間であっても、
どうしても差別や偏見というところからは避けて通れないんじゃないかな というふうに私は思っていて、
データ上にもあるらしくて、
自分が差別しているという自覚を持たずに 平和主義者だと信じている人ほど差別しているみたいな、
そういう話もあるくらい、ここは本当に難しい問題だな というのがあって、
これを社会問題として上がりやすいのは、
人間の脳の構造とか集団の心理的にある程度起きるものであるという割り切りが、
自分の中では持てたというのが、
一つ一つニュースを見ていたりして、
ストレスをためずに済むようになったというのでも良かったです。
私たちはどうして差別してしまうのか。
それは差別や偏見を生み出す仕組みが、
人間の社会生活で必要な仕組みだからだと言えます。
このステレオタイプっていうのも、
コミュニケーションする上では必要な機能になるんですよね。
例えば、リンゴって甘いよねっていう、
そういうステレオタイプを持っているからこそ、
じゃあリンゴって美味しいよねみたいな、
そういう会話がはかどるわけで、
これが一切なかったときに、
人のコミュニケーションポストってめちゃくちゃかかってしまうから、
それはステレオタイプは使わざるを得ないもの。
普段このステレオタイプっていうものを、
やっぱり持った状態で生活していると、
一定の傾向があったときに、
リンゴといえば赤いものだよねみたいな、
そういう感情を持ってしまうっていうのも、
それもある意味仕方ない話なので、
いかに自分がその偏見や差別っていうものを、
無自覚的に持っているかっていうところを、
新しい青いリンゴが出てきたっていうときに、
そういうのもあるんだみたいな、
過去のリンゴとは赤いものだっていう固執をしないっていう、
そのマインドがめっちゃ大事だと思っています。
ジェンダー論やブラックライブスマターなど、
差別にまつわる話題も多い昨今、
気づけば差別をしてしまいがちな社会に生きる私たちは、
ふとした発言や考え方から気をつけていかなければなりません。
そしてその視点のアップデートは、
差別や偏見について真摯に学び、
06:00
身近な偏見や差別に気づくことから始まるのだと、
私は信じています。
LGBTの話とかでいくと、
あとジェンダーも扱っていたんですけれども、
やっぱり女性に対してどうだみたいなところを、
私はもともと違和感をすごく持つタイプだったんですね。
例えば女性だからおしとやかだよねとか、
女性だから可愛らしくすべきだよねとか、
30歳に近づいたら普通、結婚して子供を産むよねみたいな、
そういう社会の常識みたいなものにすごく違和感があって、
男の人って楽でいいなみたいなふうに思うことが多かったんですけど、
これっていわゆるジェンダーのロールっていうものが、
世の中の常識としてあって、
そこに沿った役割を自分が演じちゃっていることもあるな、
ということに気づきました。
そういう意味で、
自分が女性だったり、
自分が男性だったり、
そういう役割を自分が演じちゃっていることもあるな、
ということに気がついたんですね。
どこからどこまでが本当の自分の意思で、
どこからどこまでが社会にやらされていることなんだろう、
みたいなところも自分の中で考えるきっかけとなりました。
差別や偏見を自分がしてしまうかもしれない、
というふうな認識を持っていないと、
特定のセグメントの人たちから近づきがたい人になる可能性がある。
例えば、
アラサーのときに、
結婚していないなんてありえないという価値観を自分が持っていて、
それをたくさん周りの人に発信していたときに、
独身の女性というのは、
自分にあまり話しかけようと思えなくなる。
自分が持っているうちの価値観の一つのせいで、
もしかしたら、
めちゃめちゃ気が合ったかもしれない人との距離が遠くなってしまう、
というリスクがあって、
私は結構悲しいなと思うので、
なるべく自分の中で、
そういう思い込みとかを外したいなと思って、
こういう勉強をしようと思ったのもあります。
今の時代、特にツイッターとかで話題になるようなニュースとかって、
この本に関連する話がすごく多いので、
一回この本を読んでからそういうニュースを見ると、
かなり見方が変わっていいと思います。
最近は差別や偏見に関する発言で炎上が起こることも増えていますが、
その理由には、
差別や偏見について知識を深めた人と、
そうでない人の視点の差が大きいからではないかと思います。
だからこそ、少しでも学ぶことが大きく自分を変える。
差別や偏見の知識は、
これからの教養と言えるかもしれません。
私は差別とか偏見とかのニュースを見るたびに、
その人、特定の誰かに向けて、
怒りを向けたり、その人をめちゃくちゃ炎上させるって、
その人にとっても不幸な部分があるんじゃないかな、
というふうに思うんですけど、
一歩引いて、集団の真理とはこのように働くんだとか、
社会がこのような構造になっていると、
人はこうなるんだっていう視点に立てると、
少し冷静に考えられるし、
09:02
誰かを責めるんじゃなくて、社会を変えようっていう発想になるんで、
なるべくいろんな人に読んでほしい本だなと思います。
今回は、株式会社ザッコウジの代表を務める小高菜さんをお迎えして、
「偏見や差別はなぜ起こる?」をご紹介しました。
マイベストブックスは、ひまわり屋で先行配信をしています。
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ご相手は、りょかちでした。
09:45

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