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2022-10-25 27:37

#84 居酒屋の「流し」はお客さん同士を繋ぐ架け橋

「流し」という文化を知っていますか?僕は知っているだけでした。そんな流しの世界を紹介してもらいました。召し上がれ。

ゲスト:さとうさおり
twitter/Instagram : @sato_3o
オリジナル曲:https://linkco.re/0fVYtPhZ?lang=ja
YouTube:https://youtube.com/channel/UC3giahTbjMQMs3RVkxR44Zw

00:00
カラオケに行ったら1曲目に何を歌うか問題という、未来英語を解決されない問題がありますよね。
よく一緒にカラオケ行く友達同士で何を歌うかなんていうのは、すでに蓄積があるからこの問題から一旦除外したとして、
会社の忘年会の二次会とかそういう時もあるじゃないですか。でも今日問題にしたいのは、
少人数での飲み会の後、二次会でスナックとかに行った場合のカラオケについて思うんですよ。
スナックで歌う曲なんて、せいぜい2、3曲なんですよ。つまり1曲の重みが大きい。後からリカバリーができないというわけで、先日
年齢で言うと8個ぐらい離れた取引先の人とスナックというか、バーに行く機会があったんですね。
カラオケがついているバーに行く機会があったんですね。まあその人が1曲歌って、なんか若い曲だったと思うんですよ。
で、石川さんもなんか歌いましょうよって言った時の1曲目ムズッと思って、年齢的にどの辺知ってんのっていうのもあるし、
何歌うのがベストとかって思ったんです。結局ポルノグラフティを歌ったんですよ。サウダージだったかな。
まあ正解だったのかどうかもわからないままなんですけど、飲み会の席で歌いたくなるとか、飲んでて歌いたくなるっていう気持ちも全然あるんですけど、この1曲2曲の時の選曲って結構ムズイなって思いました。
飲んでて歌を歌いたいなってなると、もうスナックとかカラオケパブとかそういうところに行くしかないじゃないですか。
だけどもう一つの選択肢として、流しという文化があるのは皆さんご存知でしょうか。知識としては知っていたんですけれども、正直出会ったことがありませんでした。
というわけで本日はそんな流しをやっている方をゲストにお呼びしました。それでは参りましょう。DJ石川のむちゃむちゃラジオ。
こんにちは。趣味を何でもむちゃむちゃDJ石川です。早速ゲストをお呼びしましょう。今回のゲストはこの方です。
初めまして。よろしくお願いします。佐藤沙織です。
よろしくお願いします。佐藤さん、簡単にご自身の自己紹介をお願いできますでしょうか。
広島出身、シンガーソングライター兼流し佐藤沙織です。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。広島のご出身なんですね。
そうなんですよ。
あんまり広島弁感はないんですね。
これ多分まだ石川さんと今日初めておしゃべりさせていただいているので、敬語じゃないですか。
これは敬語がなくなった瞬間に大変出てくると思います。
そうなんですね。これじゃあ収録が終わるまでに広島弁を引き立てるかどうか。
今ご紹介の中にシンガーソングライター兼流しっておっしゃってたじゃないですか。
シンガーソングライターはイメージできるんですけど、流しって分かっているようで分かってない気がします。
で、もしかして今日のご紹介いただける趣味ってそこに関係あったりしますか。
03:01
そうですね。
じゃあ先に趣味の話を聞きましょう。佐藤さんの趣味って何ですか。
趣味はでも本当にお酒を飲むことが好きなんですけれども、そういう居酒屋さんに行ったりバーに行ったり。
今実は流しもやりながらバーの店長も最近やり始めたんですけど、
まあなんか確かにちょうど似合うような仕事がというか、そういうのが好きなんですかね。
そうなんですね。飲みに行きたいです。
ぜひ沼袋という町にあります。
沼袋?沼袋ってどこだ?
西武新宿線なんですけど、キャッチフレーズが都会中っていう。
池袋じゃない、池袋じゃない、池袋じゃない。
ホームタウンを。
危ない、沼袋。池袋と間違えられやすいんですけど、はい、中野部です。
なるほど、あんまりというか沼袋で飲んだことがない気がする。
だとみなさんきっとそうだと思います。
私もお店を開くっていうか、お店をやらせてもらうまでは、
そんなに住んでたのにそんなに飲んでなかった。
都会中っていうのは田舎っぽいってことなのか、都会っぽいってことなのか。
新井薬師と野形っていう、わりと西武線の中でも、
大きな駅というか、人がよく降りる駅というか、お店がいっぱいある駅に挟まれて、
ちょっとだけ寂しい町なんですけど、その分狭くてギュッとしてるというか、
とっても私は過ごしやすいなと。
お店も常連の方とかが多い感じなんですか?
そうですね、常連の方が1日多くて、2、3回来てくださる人もいます。
え、1日で?
そうです。沼袋のお客さんって、なんかじっとしてられないみたいで、
1日で何店舗も行きつけの店を回るんですよ。
なので、いつも出て行かれるときは、行ってらっしゃいって言うようにしてるんですけど。
はしご酒ってやつですね。
はしご酒を、1日で何回も来るみたいな。
そんなのがあります。
いっぱい飲んで、他の店でいっぱい飲んで、みたいな感じのなんですか?
そうですね。
え〜、すごい。面白い飲み方ですね。
面白い町ですよ。
で、お店もやりつつ、もうちょっと気になってるのは、
名橋ってどういうことなんですか?
名橋っていうのは簡単に言うと、
居酒屋さんとか飲み屋さんに、ギターが多いと思うんですけど、
アコーディオンの方もいらっしゃったりするんですけど、
ギターを持って現れて、
お歌い曲いかがですか?的な感じでリクエストをもらって、
歌を歌わせていただいて、チップをもらうっていうお仕事なんですけど。
それって、お店をやりながら名橋って両立するんですか?
今手伝ってくれてるスタッフのほうが何人かいて、
私も毎日お店に立ってるわけじゃないので、その隙間でやったり、
最近はイベント的に、商店街に名橋を呼びたいんだけど、みたいな方が多くて、
そういったところに代に行かせていただいて、みたいなのも多いんですよ。
出張名橋って呼んでるんですけど。
では沼袋だけとは限らないんですね。
06:02
そうですね。一応お店でも名橋の歌のメニューみたいなのを置いて、
リクエストあったら歌ってます。
そうなんだ。どういう曲を歌うことが多いんですか?
歌はですね、結構その街によっても違うんですよね。
あ、ときとき出るんですね。
そうですね。私は初めて名橋デビューしたのが一応中野なんですけど、
そのときはまだこんなに本腰を入れて名橋をやると思ってなかったので、
3曲しかできなかったんです。
で、本格的に名橋でやっていくぞって決めて、
始めたのが恵比寿横丁なんですけど、
で、それで20曲ぐらい増やして、
もうほんと糸とか、青空、ブルハートの青空とか、
もうほんと有名な、ありがちな、
何曲か、I love youとか。
幅広い世界の。
上野市とかに行ったり、新橋に行ったり、吉祥寺に行ったり、
いろんな街を回るようになって、
最後渋谷横丁っていう、渋谷でも歌うようになったんですけど、
そうするとやっぱり若い人の歌が受けるということで、
あいみょんを入れてみたり、ひげ団を入れてみたり、
ちょっと今背伸びの時期です。
幅広くやってるんですね。
そうですね。でももともとフォークソングが好きなので、
上野新橋とかがすごい合ってるかなと思う。
なるほど。
いやなんか、今お話聞いてて、
それこそ最初におっしゃってた沼袋だったりとか、
地元の人たちがよく飲んでいて、
まあ飲むメンツも結構いつも一緒だし、
変化が多少欲しくて、
そういう流しの方を呼ぶとかっていうケースが多いのかなと思ってたんですけど、
いえいえ。
こういうわけでもないんですね。
そうですね。もうよく行くというか、
やらせていただいてるお店が何店舗かあって、
そういうとこ回らせてもらってる時は、
そういう上野新橋とかその時は、
常連のお客さんの方が少なかったです。
初めましての方が多くて、
その中にギターを持って飛び込んでいくみたいな、
対当たり勝負でやらせてもらってて。
それを佐藤さんが、それこそそこの場で求められる音楽を弾くことで、
初めまして同士のお客様がちょっと距離が近くなったりとか。
そうですね。本当にコロナ前なんかは、
もう隣の席の人とかもうみんなで大合唱みたいなこととかも、
店の中で肩組んだりとか、
なんかすごいそういう光景が見られたんですけど、
最近はちょっとコロナの影響でそういうのはできるだけ、
ご遠慮いただいているというか、
みんなもそういうモードなんですけど、
本当に知らない者同士が仲良くなるツールというかきっかけなので。
あ、そうなんですね。
僕の勝手に思ってたイメージとちょっと違うんですね。
楽しそう。
もっとしっぽりしてると思いました。
いや、なんかその楽曲の話聞いたので、
しっぽりっていうイメージはなかったんですけど、
最初に沼袋の話を聞いてしまったのもあるからか、
あとテレビとかのドラマとかのイメージはあるじゃないですか。
そうですね。
割と固定系のメンバーの中に入っていくっていうことの方が多いのかなって思っちゃったんですよ。
09:05
なるほど。
全然ね、これ初めましての方の中で、
たまに、あ、こないだもあったよとか。
あとはなんかこう、上野で歌ってるのを見てくださって、
リクエストくださったお客さんと渋谷で会うみたいな変な現象もあったりして。
あ、そうなんですね。
しかもなんか今佐藤さんがおっしゃっているエリア、
渋谷とか恵比寿とかは僕も飲むエリアなので。
あ、山茶ですもんね。
そうですね。
そうだ、バレてるんだ。
山茶とか原宿だったりとかっていう、
オフィスが原宿にあるんで原宿だったりとかっていうのも多いんですけど、
あんまり長市の方を見たことがない気がしていて。
あー、なるほど。
だからそれもあって、
普段僕が飲んでるところとかではやってないのかなって思ってたんですよ。
そしたら渋谷横丁でもやってるっておっしゃったから。
渋谷横丁は行かれたことはあります?
行ったことはあります。2、3回飲んでるんですけど。
なかなかのスポットですけれども。
コロナ前の。
全然そこでやってました。
そうなんですね。
じゃあもう本当にそれこそね、
例えば連日行っても全然違うメンバーがいる場所ですもんね。
あ、そうですそうです。
今、曲のリストも見せながら聞かれるっておっしゃってたじゃないですか。
それはちゃんとその中から選んでもらえるもんなんですか?
一応この中に載ってなくても私が来てたら行けますっていうことはお伝えしてるんですけど。
すげー。
それってどれぐらい割合なもんなんですか?
弾けるっていう。
メニューの曲とイレギュラーだと。
いやーでも1割ぐらいはメニューにないやつをリクエストされたりもするんですけど、
だいたいはメニューの中でやりくりしてくださったり。
じゃあお客さんもだいぶお行儀がいいですね。
お行儀がいいですね。
たまーにですけど、本当に私聞いたことないの知らない歌ばっかりリクエストしてくる人もいますけど、
もうそれだから知らないって言って。
基本的にお話する人がみんなお酒飲まれてるじゃないですか。
そうですね。
だから結構イレギュラーなことが多いんじゃないかなと思ったけど、そういうわけでもないんですね。
そうですね。
いい方が、今までやってきて、中で結構いい方が多くて、恵まれてると思います。
そうなんですね。楽しそう。
その弾いてる間、お酒飲みなよみたいな感じのことにもなったりするんですね。
もちろん言われるんですけれども、一応お酒を飲むとやる気がなくなるという。
飲んじゃってやる気がなくなっちゃうんで、コーラでいいですかって言ってコーラをいただいたり、
あとはもう終わり、あと1時間で終わろうかなって思ってるときは、
ゼモンサワーをいただいたりとか。
お店側との取り決めというよりも佐藤さん自身の問題ですね。
私の心の問題です。
なるほどね。
いやー、だってお酒も好きだって言ってたから飲みたくなっちゃうだろうなと思って。
でも吉祥寺と赤羽根でやってたときは、ちょっと飲みながらやってたんですけど、
そのときはなかなか終電を間違えて逃してしまったりして、
12:00
ちょっとなかなか大変で反省したり。
後で響いてくるんですね。
そうですね。
あ、しまった、なんで逆に乗っちゃったんだって言ってた。
結構酔ってますね。
そのときは結構酔っぱらってましたね。
その流しでやられてて、佐藤さんの中で一番流し楽しいなって思うのはどういうときなんですか。
やっぱりライブハウスとかでも歌ったりしてたんですけど、
流しは本当にこのゼロ距離というか、すぐ隣でそのお客さんの喜んでる顔とか、
感動してもらってる顔とかを見ることができるんですよね。
で、あとはそうやってみんなで盛り上がってくれたり、
自分の歌にこんな力があるんだなっていうのを、
すごいそれをダイレクトに感じられるのがやっぱり一番楽しいなって思います。
なるほど。
そのステージみたいにちょっと小上がりがあるところよりももうフラットに地面にいるわけですもんね。
そうですね。
それはやっぱり大きく違います?最前にお客さんがいるっていうのと。
全然違いますね。
喋りながら、お客さんで歌いたい生き物なんで、リクエストしながらも。
なんでちょっと歌詞を先に歌の間に、次なんとかだよみたいな感じで教えてあげると喜んでくれたり、
で、みんなで歌ってっていう、そういう環境が今までそんなにないというか。
自分が音楽活動、シンガーソングライターとしてやってきて、なかなかないことだったので。
なるほどね。
面白いです。
面白いですね。
じゃあ、お客様の前で歌うっていうことではあるけれども、
やっぱりそのステージとはまた大きく違うんですね。
そうですね。だってめちゃくちゃ歌ってきますし、喋りかけてもきます。
今歌ってるから待ってって言ったら。
歌ってても喋りかけてくるんですね。
歌ってても喋りかけてきます。
そこはやっぱりちゃんと酔っ払いなんですね。
そうです、そうです。
面白い。その流しで、いきなり流しを始めましょうってなるイメージというよりは、
何かきっかけがあってなんじゃないかなって思うんですけど。
そうですね。
どういうことだったんですか?
きっかけが7年か8年くらい前だったんですけど、
私その当時中野でストリートライブをやってたんですよ。
そしたら知らないおじさんに話しかけられて、
明日中野の商店街で流しのイベントがあるんだよねって言って、
僕はブッキングというかイベントなんだけど、
どうしても流しの数が足りなくて、君はカバーができるかって言われて、
カバーは3曲しかできませんって正直に言ったら、
もうそれでいいから明日来てくれって、ちゃんとギャラも払うしって言われて、
喜んでもらえるのは行こうかなと思って、
で、もともと自分が飲み歩いてる商店街だったんですよ。
じゃあ行くかと思って行ってみて、
そこで今流し組合っていうのに一応私入ってるんですけど、
流し組合の組合長のパリ中山さんっていう方がいるんですけど、
その人に出会って、何度か誘われてたんですよ。
そのイベントに出るたびに、年に1,2回そのイベントがあったんですけど、中野の商店街で。
15:01
出るたびに、流しやれば?って言われてたんですけど、
そのたびに、そんな大変な仕事、私も3曲しかカバーできないんですって、
ずっと断ってたんですけど、ある時ストリートライブができなくなっちゃったんです。
で、流し、でも歌でご飯を、その時ストリートライブでご飯を食べてたんですけど、
歌でご飯を食べるにはどうしたらいいんだろうって思った時に、
また流しの組合長のことを思い出して、
前から声かけていただいてたんですけど、まだあれって有効ですか?って聞いたら、
全然いいよって言って、
で、じゃあ次の週ぐらいにデビューする?みたいな感じで、えぇ?って。
で、慌てて歌詞ノートというか、
歌詞とコードが書いてあるノートをこしらえて、
で、カバーに自分なりにいろいろ考えて流し道具を作って持って行って、
で、デビューを美洲横丁でしたっていう流れなんですけど。
そういう流れで、え、でもその最初に声かけられて一発来た時に、
それなりに佐藤さんの中で何か手応えというか、
あ、これはこれで面白いなっていうのはあったんですか?
あ、そうですね、中野のイベントの時ですよね。
それはそれで、でも大変だなって思いました。
あ、それですぐには足を踏み切れなかったんですね。
そうです。今まではストリートライブで自分のオリジナルソングを歌ってたんですけど、
カバーって大変だなって思いましたし、
流しってお店の人にも気を伝わなきゃいけなくて、
例えば通路蓋がないとか、
そうか、料理とかお酒のサービスの邪魔になった時もね。
はい、で、お客さんのドリンクが空になってるのに、
こっちで盛り上げすぎたら、お店からしたら嫌じゃないですか。
そういうこととかも、中野でやらせていただいてる時にちょっと気になっちゃって、
上手にできるかなと思って、
いろいろ気を使わなきゃいけない仕事だなって思ったんで、
今年には無理だと思ったんですけど。
そうか、通常であれば聞いてくださるお客様に向けての一方向の気遣いで良かったりするのに、
それからもう一人、お客様とお店の方っていうところで二方向になるんですね。
はい。で、私はもう何年も流しをさせていただいてるんですけど、
もう一番気にするのがお店の人です。
お客さんは一期一会なんで、
正直いい歌を歌えばお客さんは喜んでくれるんですけど、
お店の人はもう何度もお邪魔させていただいてるので、
やっぱりいい関係を築いていきたいと思ってるんですよね。
で、邪魔にならないとか、
この子が来てくれたらお店が儲かるなとか、
やっぱり呼ぶメリットのようなものを、
こっちもただで歌わせていただいてるんで、お店にそういうのも払わずに。
なので流しを呼ぶメリットみたいなものを感じてもらえたらいいなと思って、
なるほど。
一応やってます。
慣れてくるとあれですか、佐藤さんが注文取ったりもしたりするんですか?
でも、すごい忙しいお店とかだと、
店員さん呼んだりとかします。
すいません。
そうですよね。
あ、空ですねって気づいて店員さん呼んだりとかって。
私が歌ってる間も全然注文していただいて大丈夫なんでとかは言ってます。
18:01
すごいスキルですね。
お店の接客スキルもしつつ、
ライブを盛り上げつつっていう。
全然本当に、音符に抱っこで店員さんに。
でもその代わり助けていただいてることもいっぱいあるんで。
そうなんですね。
仮に僕が流しの方と会っても、
仮に音楽を聴くっていうところにしか気が持っていかれないと思うんで、
そういうのって本当にお話聞いてみないとわかんないですよね。
そうですね。
そのテクニックというか、
いろんなところに気を使ってるんだなって思いながら見ていきたい。
見てみてください。
流しは今後も続けられていくわけですよね。
あってもなくてもいいんですけど、
流しをやっていく上での目標というかゴールというか、
こういうところで流しをやってみたいとか、
この人みたいな流しをやってみたいとか、
なんかそういうのあったりするんですか?
あんまり考えたことはなかったんですけど、
こないだうちの組合に60オーバーの流しの新人さんが入ってきたんですよね。
でも私一応ベテランの勢に入るので、
アテンドというかこういうふうにしてくださいっていうのをお伝えする係をしたんですよ。
その時に渋谷横丁でその人が、
もう60も過ぎて自分より若い人たちの前で、
けっこうぐいぐいアプローチしていくのを見たときに、
60歳になっても歌が歌えてるし、
この若い子の前で、
臆してたのかもしれないですけど、
そういうのを感じさせずに自分の歌が歌えるっていうのは、
すごいかっこいいことだなと思って。
それが流しでも流しじゃなくても、
何歳になっても歌い続けられるっていいなって思いました。
その年齢で新しいことを始められるってすごいですね。
そうですよね。
佐藤さん以外に流しをやられる、
新しく入ってくる方って、
もともと何かしらライブをやってたりとか、
音楽をやってる人なんですか?
はい。
もともとバンドをやってて、
解散して一人でとか、
バンドをやりながらとか。
そうですね。
ライブ活動をしながらとか。
あと、最近は歌だけ歌う流しの子も、
私はあんまり会ったことがないんですけど、
ギターはギターの人がいてっていう、
いろんな形の流しが増えてきて。
あとマジシャンの流しもいます。
マジシャンの流しはあったことがある。
マジシャンの組合もいくつかあるんですけど。
千円燃やしたりする人だ。
燃やしてました。
トランプとかでやってたような気がします。
そうです。
いろんな流しがいて、面白い。
前は占いの流しとかもいて。
占いの流しもいるんですか。
でも酔っ払ってたらお願いしちゃうかもしれないな。
そうでしょ。
ちょっとやっぱり酒場って、
いろんな悩みを持ってる人が集まるので。
面白そうですね。
そうですね。
他のジャンルの流しの方と仲良くなったりもするんですか。
マジシャンの方とかは、
結構、もちつもたれつというか、
いろんな組合があるので、
みんなの組合と仲がいいわけじゃないですけど、
もともと一緒に、
21:00
私が流しデビュー始めたときから、
よく横丁とかで会ってたマジシャンの子たちとは、
結構、もちつもたれつ系というか、
あそこのテーブルの人が歌を聴きたいって言ってたよって言ってくれたり。
一応、別物なので、メニューが。
なので、こっちもあそこ盛り上がってたから、
多分マジック喜ばれると思うよみたいなのとか、
結構、尊重方向化をしたりしますね。
結構、やっぱり広いお店とかだと、
そのマジシャンの方も、
音楽の流しの方も、
一緒にいるときがあるって感じなんですか。
そうですね。
でも、一応私は同じ店内に、
でも、渋谷小町とかはそうなんですけど、
例えば上野とかだと、
何店舗か回ったりするんですよね。
ぐるぐる。
そのときにすれ違うと、お疲れみたいな感じ。
どこの店、混んでた?とか、
そういうすれ違いざまに喋ったりとか。
へー、そういう情報共有があるんですね。
ありますね。
面白い。
なるほどね。
この趣味の話を聞いてるときに、
最後にその趣味に石川をはめるとしたら、
何からやらせますかって聞くんですけど、
ゼロから僕が流しをしていくって無理があるんで、
流しを体験できる場所で、
おすすめの場所をベスト3でもいいですし。
ベストじゃなくてもいいですけど、
3つくらい頂けたら、
このエリアだったらこことかが頂けたら嬉しいなと。
角が立つ、どうしよう。
角が立つんですね。
どんな店も愛してる。
あ、そうですよね。
今私思ったのが、
流しのDJがいてもいいのかなと思いました。
僕、喋りに行くってことですか?
はい。
で、こんな感じで飲み屋で隣になった人に話を聞いてみても面白そうですよね。
確かに、それ僕もゲストの取れ高がいっぱいあって助かる。
そうですよね。
え〜すごいな。
そっか、逆にエビスに行った方がいいよとか渋谷に行った方がいいよとかなると、
角が立つっていうことで。
そうですね。
あと、その日によって回ってる流しが違うので、
どの人に当たるかは運ですよね。
なんかじゃあ流しの方に会いたいなって思ったら、
僕みたいに音楽の流しの方に会う機会が、
それこそほぼ毎週外で飲んでいるので、
絶対どっかで当たってもいいはずなのに、
すれ違ってる状態なので、
どういうお店とかに行った流しの方に会えるっていうのは?
渋谷は渋谷横丁っていう最近できた宮下パークの1階にあるお店。
吉祥寺はハモニカ横丁とか。
あとはエビス横丁とか。
上野も結構いろんな店をうろちょろしてるんですよね。
だから結構流しで歌ってる時よりも、
ギター持って歩いてるんで、
あ、流しだって指をさされることもありますし、
そういうのを、最初はちょっと恥ずかしかったんですけど、
その裸ギターを持ったまま電車に乗ったりもして、なんか面白い。
電車移動もするんですか?
電車移動もしてた時がありました。
もう荷物は上野に置いといて秋葉原に行くみたいな。
24:00
そういうそのとこ見てもらっても面白いかなと思って。
なるほど。じゃあ横丁系に行けばいいんですね。
そうですね。横丁系にはいると思います。
可能性が高い。
有楽町とかにもありますよね。
有楽町もあります。高架下のところに。
多分僕マジシャンの方みたいなのは有楽町なんですよ。
なるほど。
なるほどね。ちょっと横丁系で飲むようにします。
横丁系か、そうですね。それかうちの店で、私が歌うんで。
いやもう、うかがいますよ。会いに行きます。
ぜひ遊びに来てください。
ちょっと遠いですけど。
ご自身で動画だったりとか、そういう配信をしてたりとかってのはしないんですか?
一応、楽曲はApple MusicとかSpotifyとかでは聴けるんですけど、
あとはYouTubeで一時期、最近はもう全然やってないんですけど、
流しの風景をiPhoneでそれこそ録画して、
流しの風景みたいな感じで載せてた時期はありました。
そうなんですね。じゃあ、もしご紹介いただければ概要欄とか貼っておきますので。
嬉しいです。
知らない世界でめちゃくちゃ楽しかったです。
本当ですか?
大丈夫でした?佐藤さんは。
全然あの石川さんだと思いながら。
よかった。
いや、楽しかった。
いや、私も楽しかったです。
流しの楽しい話ありがとうございました。
ありがとうございます。
無差別な世界。
直接お会いしたわけじゃないので、姿は見えなかったんですけれども、
佐藤さんすごく明るくて、笑い声が多くて、なんか話してて楽しかったですね。
こういう方が流しで回ってきて、歌歌いますよって言ってくれたらお願いして一緒に歌いたくなりますよね。
素晴らしいお仕事だなと思いました。
僕も友人たちと飲んでる時に流しに来てもらいたいなって思っちゃいましたね。
こうやってなんとなく知識として知っていることをやっている人に聞くってやっぱり面白いですね。
本当このラジオを始めてよかったって思いました。
というわけで本日の趣味潜流。
もやもやはすべて吹き飛ぶ酒と歌。
もやもやはすべて吹き飛ぶ酒と歌。
現代社会で生きていく上でお酒も歌も欠かせないですね。
僕はそうです。
というわけでいつものゲスト募集です。
どんな趣味でも構いません。
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それでは今回は流しをいただきました。
ごちそうさまでした。
お相手は石川でした。
バイバイ。
27:37

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