1. 向井蘭の『社長は労働法をこう使え!』
  2. 第485回 「宗教っぽさ」を持っ..
2024-11-22 16:04

第485回 「宗教っぽさ」を持っている会社は揉めない!?

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▼番組の概要

良い悪いではなく生き残れる企業の共通点/勧誘で広がる/教義がある/集会がある/規模や給与ではない求心力

サマリー

企業の運営と宗教団体の構造には多くの共通点があるようです。特に、経営理念やビジョンが強く影響を与えている企業は労働問題が発生しにくいと指摘されています。歴史的に見ても、宗教的な側面を持つ企業が長持ちする傾向が考察されています。会社に宗教的な要素を持たせることで、チーム内の対立が減少する可能性があると議論されています。GMOのような企業が文化形成に宗教的要因を取り入れていることが一例として挙げられています。

宗教団体と企業の共通点
こんにちは、遠藤嘉月です。向井蘭の社長は労働法をこう使え、向井先生よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
ということでね、今日も行きたいと思いますけれども、寒くなりましたけど。
そうですね。全然、全然変わりましたね。
あのね、ギュッとダイエットをね、成功させた向井先生、寒くなってきて、いきなり動かすとかないんですか?
そうですね。ちょっと痩せてびっくりしたんですけど。
いろいろ今、データが出るじゃないですか。体脂肪系で。脂肪も減ったんですけど、筋肉も減るんですね。
一応、運動はされてるんですかね?
やってます。週2回ジョギングと筋トレというレベルじゃないけど、やってるんですけど、やっぱりちょっと落ちるんです。
脂肪だけ落ちるってすごく難しいんですよね。
いやーでもね、そこの調整ね、非常に難しい痩せ方ですよね。筋肉残しつつ脂肪だけ落とす。
すごく難しい。なので、結構減るんだなーって言って、寒く、代謝がちょっと落ちたり。
あー、体冷えがち。
何十カロリーですけど、出るんですよ。表示が。
とか、あと、まあやっぱり代謝落ちると風邪引きやすいとか、寒がりになるみたいな。ありますよね。
寒いのそれのせいですかね。最近あったら体冷えてて、代謝が落ちてるのか。
わかんないですね。
なんか、おじさん同士で体調の話、このぐらいにしておきましょうか。
おじさんの話ですね。完全にもう。
ほんとですね。この辺でね、質問の方じゃない、中の方に入っていきたいと思います。
今日は、むかい先生の持ち込みでやりたいということで、お持ちいただいております。
持ち込み企画で、あのですね。
イリヤマアキエイさんっていう。アキエイさん?アキエイさん?
あの、経営学者。
あー、はいはいはい。あの、有名なって言ったらそれ。
ワセダのね。
ワセダのビジネスの先生で、なんだっけかな。有名な本が。
書籍を思い出したい感じですか。
はい。あの、イリヤマアキエイさんの有名な。
本出しすぎてるからなんだ。
そうそう。
あって、それで言うビジネスモデルの研究してる先生なんですけど。
その先生の僕、ポッドキャスト聞いてて。
あの、宗教と似てるよね。会社は。
おっしゃって。
そんなコメントありました。
宗教団体と似てるような、いうことに気づいたというか。
まあ、前から言われてみればそうだけど、前から薄々こう感じてましたけど。
結構ね、宗教団体の作りと会社の作りって似てるんですよ。
労働問題の起きにくさ
歴史的に言えば宗教団体の方がね、長い?
おっしゃる通り、宗教団体の方が長いんですよ。先輩なんですよ。
先輩ですね。
まずですね、宗教団体って必ずあるものは教義って言う。
宗教、教義、教えがあるじゃないですか。
で、この会社宗教みたいだよねとか宗教チップだよねって会社は、
団体か、やっぱ教えが必ずある。
文字にしてなくても創業者が熱心に取り組んでることとか、
こだわってることみたいなのあるじゃないですか。
ものでも、ものづくりでも、農業でも。
ちょっと農業も人気の農家さんとか、若干宗教的なとこあるんですよ。
農業だとね、有名な書籍入れたの。
藁一本の革命の書かれた方とか、自然の栽培なんてもう宗教、哲学みたいなどっちみたいなぐらいに
人によっては宗教っぽいって言う方、言うイメージは分かりますけどね。
そうなんですよ。だから結構宗教団体と似てて、教えがあって。
会社の場合は理念、ビジョン、パーパスとかいろんな言葉ありますけど、
あとは、宗教団体でうまくいってるところって、
信者が信者を勧誘するじゃないですか。
会社でも、例えば社員が社員を勧誘するリファレル採用とかあるじゃないですか。
あれもやっぱり、信者が信者を勧誘するみたいなところがあって。
勧誘っていう概念で言うと確かに。
あと、これいいから食べてみなよとか言われたことありません?
ありますね。
自然食品いいからみたいな。あれもお客さんがお客さんを勧誘するじゃないですか。
確かに確かに。
信者が信者を勧誘するのと似てるんですよ。
確かにね。勧誘って意味で言うとね。
でも本当にちょっとまずい商材とかもね、紹介されるみたいなのもあるから。
あっちはちょっとムッキーそっちですけどね。
ちょっと若干怪しい匂いも漂ってくるところあるんですけど、
ちょっとやっぱり、なんて言うんだろうな。似てますよね。
あと、宗教団体って礼拝とか、ミサとか。
集会があるって言うんですか?
集会があるじゃないですか。
儀式?
集会。
会社も宗教がかってるカリスマ経営者の会社はやっぱり集会好きなんですよ。
定期的に集まるんだね。
集まるの好き。
ですよね。
ちなみに今日話しながらですけど、別に言い悪いの話をしてるわけではないですよね、これ。
言い悪いの話してるわけじゃないですよ。
宗教っぽい?
宗教っぽい。
そういう団体って、あ、そういうことか。
ちょっと今話の流れが見えてきたぞ。
ちょっと先読みしていいですか?話だから。
そういう会社は労働問題が起きにくい。
起きにくい、そうそう。起きにくいですよ。
起きにくい、そうですよね。
すみません、話を先に変なところに行っちゃいましたけど。
場があるってことですね。
そうですね。
だからよく批判されるんですけど、この会社宗教みたいなって言うんだけど、
むしろ、どっちの方がいいし、そっちじゃないと持たないんじゃないかなって思います。
どうしてかというと、給料とか、会社の本社が立派だとかオシャレなオフィスとか、
あとお客さんが大企業とか、ホワイトな職場環境とか、大手に敵わないじゃないですか。
そうなると、比較の余地のない宗教的な会社にしないと持たないと思うからね。
でも、給信力がでっかいとか有名とかじゃないところにあるっていう意味で言うと、
まさに生き残るというか、強い会社で給信力ある意味で言うと、今の話は非常に納得しますよね。
納得しますよね。何で揉みにくいかというと、
労働法より宗教が勝っている理念とかビジョンの方が優先されちゃうんですよ。
歴史と変化
なるほどね。労働法よりも競技が優先、高いところにあると。
そう。だから、お客さんでも宗教的な会社、
あとね、実際にも宗教団体を作っている社長とか、宗教団体に加入している社長さんもいるんですよ。
それはね、結構聞きますよね。
うん。なので、前ね、もう全然その会社なくなっちゃったけど、
なんかおかしいなと思ったら、その社長さん、宗教団体の教祖だったってことがありましたね。
なんかこの会社おかしいなと思ったら。
会社経営の方向がおかしいなって。
方向っていうか、なんかよくわかんないけど、僕らの言うこと聞いてくれない。
あー、なるほどね。法的、リーガル的な観点での話じゃないところで、
何か意思決定なのか、思考が動くので、話が合わないわけですね。
そう。
ありますよね。
そういう会社が良い悪いを置いといて、生き残るんじゃないかなと思いますね。
これはあれですか、いろんな現場だったり、企業さん見てきた中で、やっぱりその労働だけじゃなく生き残る強いなと思うところが、
共通項として宗教的な部分があるなっていう、向井先生の肌感の話なんですか。
いやもう、昔からでもそんな感じですよね。別に今に始まったことじゃない。
逆に言うと、昔の会社の方が思いっきりそんな感じですよね。
思いっきりそんな感じでしたね。
何を持ち出せばいいんだ、稲森和夫。
そうですね、稲森さんなんか。
稲森さんから始まり、松下光之介、水道哲学有。
そう。
やってみな晴れ、三鳥、鳥居さん、伊出。
伊出光作像さんなんてね。
伊出光作像さんね。
哲学の極みみたいな方ですしね。
ただ、創業者の教えを尊重しながら、モデルチェンジしないとやっぱり潰れちゃうんだよね。
時代に合わせてね。
宗教的企業文化の影響
伊出光作像さんって石油がいつまでも使って話になってるじゃないですか。
僕の友人は、大学時代の友人、伊出光さんに入社したんですよ。
ずっと会ってないけど、泣いてもらった段階から伊出光作像さんが知ってましたから。
そんなに教育されてるんですか。
そんなに教育されてる。
だって泣いてもらったばっかじゃんと。
しかもそういうキャラじゃないんですよ。
その方が。
伊出光ってこんなすごいんだ、みたいな。
むしろちょっと死んでる。
冷めてるよ。
優秀な同期でしたけど、伊出光作像さんの話を何回もするんですよ。
なんで泣いてもらったばっかの人に知ってんのって言ったら、
いやもう全部読まされて、研修受けさせられて、叩き込まれるんだって言って。
理念教育的な話ですよね。
そう言ってましたよね。伊出光なんかタイムカードなかったんですよ。
20年くらい前、上場する前はなかったんじゃないかな。
そうだ、アメリカの伊出光作像が講演スピーチか何かした時に、
なんであなたの会社はタイムカードをしないの、みたいなものに対して。
正確じゃないですけど、
てことはあなたは社員のことを信じてないってことですね、っていう切り返しみたいなことをして、
アメリカ人たちが揺れたっていう話ありますもんね。
そうですね。
それはね、宗教的な感じで、
労働なんかより、俺らの会社の教えの方が優先だよって、そういうことなんだと思うんですよね。
だから労働を守らないといけないんですけど、もちろん守らないといけないんだけど、
いやいやと、やっぱり宗教団体のうまくいってるモデルも勉強になるなっていう話ですね。
なるほどですね。
一時期すごい有名になったGMOの会社なんて、かなり宗教的なものを取り入れて文化醸成してみたいな感じで、
結構堂々とそれを会社経営の方針としてプレスで発表するみたいな感じでもしてましたよね。
いや、なんて熊谷さん自体が教祖みたいな感じですか。
確かに。
僕は熊谷さんのXフォローしてるんですよ。
もう自分大好き。もう俺様以外に興味ないって感じですね。
競争になるべくしてなってるって感じですね。
カリスマだったね。
カリスマですよね。
だから、ただいずれ創業者もなくなりますので、
教えをきちんと受け継がないと、キリスト教だって2000年続いてるのは、
もうイエス・キリストなんかいないじゃないですか。
それは教えがある。
ところがその教えも解釈によってカトリックとかプロテスタントで分かれるじゃないですか。
よくお菓子屋さんとかで分裂騒動とか、
老舗のお店でお家騒動とかあるじゃないですか。
和菓子屋さんとかね。
老舗系はいくらでも企業に出てくる。
名前出すのをはばからやると、
え、ここも同じような名前だけどこれ何なんだみたいなね。
あれはやっぱり競争の競技の解釈をめぐって分かれたみたいな宗教も同じであるから、
似てるかなって思いますよね。
カリスマが生まれたところには、
次の世代にアップデートされないと確実で分かれていくと。
武道だってそうですからね。
理念とかビジョンとか言うと分からないけど、
いかにして宗教団体と同じみたいにするかっていうのは大事なんです。
競技がある、集会がある、関与で広がっているという共通要素もいただきましたのでね。
どちらかというと、
経営する上での一つの参考にという感じで、
労働法を超えるってことですよね、この話は。
持ち込み企画の実施
そうですね。
ということで、持ち込み企画やっていきましょう。
また久々にやりますので、またありましたらぜひ楽しみにしております。
はい。
ということでですね、次回は、
くの先生って私、ロームの未来っていう番組をやっておるんですが、
そこで公演があったんですけど、
くの先生って私、ロームの未来っていう番組をやっておるんですが、
そこで公演をされたというふうに、
くの先生から聞いておりまして、
この時の話をダイジェストでギュギュッとお伝えいただきたいなと思ったりしてますのでね、
そちらのほうも楽しみにしていただくと思います。
終わりましょう。ありがとうございました。
ありがとうございました。
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