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ポッドキャスト番組、犬からの伝言。
この番組は、他の人よりも少しだけ犬と話すことが得意なドッグトレーナー、ひらたじゅんが犬との向き合い方、犬との接し方を犬目線で考えるポッドキャスト番組です。
今回は、季節で変わる犬のケアというテーマで話をしていこうと思います。
まあ、もうようやく気温も全国的にだいぶ下がってきた時期ではありますよね。
なので、昼の時間とかでもこう割とお散歩とか、行けるワンちゃんも増えてきて、日没前にもうね、4時、5時ぐらいかな。
もうお散歩してたりとか、朝だと9時、10時ぐらいになってもお散歩してる人がいたりとかね。
割とこう自由な時間にお散歩行けるようになってきて。
まあ、夏の時期はね、もう犬を飼っている方は大変だったと思いますよ。
もう人によっては朝4時、5時に起きて、もう日の昇る前からお散歩して。
で、夕方過ぎてもう日没後7時、8時ぐらいになってようやく夜のお散歩に行くっていうね。
まあ、こういう夏の時期を経て、こういう風にちょっと気温が落ち着いてくると、
まあ、お昼の時間でもお散歩したりとかね、割と行きたいとこに行けるようになったりとか。
特にね、フレンチブルドッグとか、散歩時間がどうしても長くなりがちなワンちゃんとかは本当にね、助かってると思うんですけれども。
まあ、このワンちゃんにおいてもですね、春夏秋冬、日本には四季がありますから、
この四季折々で色々とケアしなければいけないところが変わるよというところのお話をしていこうかなと思います。
で、まあ僕がね、これ毎回のように言うんですけど、今から話すような内容っていうのはあくまで一般的な知識になりますので、
それぞれの家庭でそれぞれのワンちゃん、それぞれの愛犬、それぞれ特性特徴とかっていうのがあると思うんですよ。
なので、それを無理やり型にはめる必要はないです。
うちの愛犬はこういう特性特徴があります、というんだったらそこは伸ばしてあげて、
そうじゃなくて、できてない部分の穴埋めをするっていうので、この番組からの知識っていうのを吸収していただければいいかなと思ってこんな話をさせていただきます。
春の犬のケア
まずは春夏秋冬というところで、春というところからお話をしていこうかなと思うんですけど、
まあこの春はもう芝犬オーナーの方とかね、抗議オーナーの方とかにとってはもう本当に大変な時期だと思うんですけれども、
この春っていうのはね、衣替えの季節になるんですよ。
気温がだんだん上がってきて、冬の毛が夏の毛に生え変わる寒毛期という時期になります。
この時期っていうのはもうこの寒毛期で毛がとにかく抜け続けてしまうので、これを放っておくと皮膚のトラブルにもなってしまいますし、
飼い主側からすると抜け毛が多いっていうことのストレスにもなってしまいます。
また部屋が不衛生になってしまったりとかっていうこともあります。
もう一つ注意しておきたいのは花粉ですね。
花粉とか交差っていうのが増えるのもこの時期にはなるんですよ。
人間だけじゃなくて犬ももちろんこの交差とか花粉とかでアレルギーを起こすことがあるんですよ。
なのでこの時期に異常に後ろ足で顔をかいてたり耳をかいてたりとかお腹のあたりを気にするようなことがあったりとかすると、
皮膚のアレルギー、アレルギーの症状が皮膚に出てしまっているとかっていう可能性もあります。
なのでこの春の時期っていうのは特にブラッシングっていうのを重点的にしてあげていただけるといいかなと思います。
このブラッシングをすることでまず抜け毛のコントロールというのがしやすくなります。
お散歩に行った帰りの花粉とか交差とかっていうのも一緒に落とせるっていう利点があるのと、
花粉とか交差っていうのは気になるようであれば濡れタオルとかで体全身を軽くふわっと拭いてあげるっていうだけでもかなり皮膚トラブルの予防にはなると思いますので、
ぜひぜひこの濡れタオルで体を拭いてあげてブラッシングをしてあげる。
ここを重点的にしてあげていただけるといいかなと思います。
ブラッシングに関しては1週間に1回10分とかっていうよりは1日1分を毎日やってあげるとかっていう方が割とワンちゃんはストレスが少ないんじゃないかなと個人的には思ってます。
あとはこの時期になるとフィラリアのみとかダニとかですね活動も始まってくるのでフィラリアの予防注射してもらったりとか、
あとは4月5月6月この辺は狂犬病の注射を打つ期間でもありますね。
この狂犬病の注射打たなくたっていいんじゃないって思う方もいらっしゃるかもしれないんですけど、
これは義務です。狂犬病の注射っていうのは必ず打たないといけないですし、狂犬病の注射を打ちましたよっていう証明書として観察っていう札がもらえるんですね。
この札がないと入れないドックランとか、あとはドックカフェとかそういうところも施設もいっぱいありますよと。
なのでこの犬の狂犬病の予防注射っていうのは必ずやってください。この狂犬病の注射っていうのは年に1回必ず受けましょうというのが義務になってますね。
日本は狂犬病っていうのが今発症してないんですよ。1950年以降かな。症例者っていうのがいないんですね。
海外から海外に渡航をしてそこで狂犬病を持ってる犬に噛まれちゃってとかっていうんで帰国してきてそれが発覚してっていう人はいるんですけれども、現状を日本国内から発生したっていうのはまだない状態なんです。
1950年以降でこれは全国的全世界的に見るとかなり稀な国になってます。
なので皆さんも自分の愛犬がこの狂犬病という怖い病気になるっていうこと以外でも他の犬に広げない他の人に広げないというのを考慮した上で1年に1回必ず狂犬病の注射を打ちましょう。
夏の熱中症対策
季節が変わりまして夏です。
ここはもう本当に皆さん最近まで体験されてたと思うのでお分かりかと思うんですが、熱中症と暑さ対策ですね。
ここはもう本当に特に気をつけてあげてください。犬にとってもかなり過酷な季節ではありますし、僕らよりも犬って地面に近い高さで直で熱を感じるんですよ。
犬の足の先から肩甲骨まで体高って言いますけど体高で言うと僕らの膝よりも下ぐらいしかないじゃないですか下手すると小型犬とかだとね。
なのでアスファルトからの照り返しっていうのを直で感じてしまうんです。
どうしてもこの直の照り返しっていうのは体感温度40度を超えることもありますし、やっぱり炎天下の下で照らされてたアスファルトの上だったりとか、ああいった部分っていうのはかなりの温度になってます。
なので散歩をする時間帯っていうのは朝だったら日が昇る前、ないしは6時頃までに朝方はしてあげましょう。
そして夕方だったら日没後気温が下がってきてから。
この気温が下がってきてからって言うと大体何度ぐらいになったらいいのっていうふうにいつも聞かれるんですけど、自分の手の甲でアスファルトを触るっていうことを一度してみてください。
自分の手の甲でアスファルトを触ったときに5秒以上触ってられるようであればもうお散歩して大丈夫です。
ただ5秒以内に熱いって感じたらまだ犬の肉球が火傷する恐れがありますので、その時はもう少し時間を空けてからお散歩をしてあげるようにしましょう。
手の甲でアスファルトを触って5秒です。
あとは怖いのは熱中症なので、最近だとマーキングをしたところにペットボトルでお水入れといてシャーって水かけるみたいなやつがみんな持ってるのがほぼ当たり前になってきましたけど、
この蓋の部分に受け皿みたいなのがついててお水を飲ましてあげられるっていうようなグッズも出てたりとかするので、こういうので定期的に水を飲ましてあげつつ、
見ててあげてほしいのは呼吸の速さ、あとはよだれの量、こういったもの、あとはちょっとわかりづらいかもしれないですけど、ベロがちょっといつもより赤みを帯びてくるっていう風に言われてるんですね。
なのでこの3つあたりをサインとして、ちょっとでもこういう症状が出てきたらすぐにお家に帰ってあげて、様子によってはすぐに動物病院に相談をしましょう。
室内だったら大丈夫かって思うと、室内でももちろん温度は上がるので、可能な限りエアコンっていうのはつけっぱなしにしておいてあげて、湿度っていうのも保っておいてあげるっていうのがベストかなと思います。
ワンちゃんによってはこの湿度が5%10%変わるだけでご飯が全然食べない、気温が1度2度変わるだけで水を全然飲まなくなっちゃうっていう子もいるんですね。
一番怖いのはやっぱり水を飲まなくなること、ご飯を食べなくなっちゃうことなので、必要であれば水を飲みたがらない子に関してはこのカリカリのフードにちょっと水を足して食べさせる。
ちょっとでも水分を取ってもらうことであったりとか、食べ物だったらトッパーって言われるふりかけのようなものだったりとか、そういったもの、あとはミルクであったりとか、ちょっとだけ上にウエットフードをかけてあげたりとか、ちょっとこういう工夫と言いますか、こういうのをしてあげることも大事かなと思います。
秋の食欲
そしてまた季節は変わりまして、秋になりました。
秋はですね、人間と同じく犬も食欲の秋なんですよ。
というのはですね、なぜかというと夏の間は暑すぎて思う存分運動ができなかったんですね。
ただこう冷えてくると運動ができやすい温度っていうのに変わってきます。
そうすると犬の運動量、活動量自体も増えてきます。
そうするとエネルギーを使っているのでご飯が食べたくなる。
なので犬にとっても食欲の秋なんです。
どうしてもこの時期にあげ放題あげていると太ってしまうワンちゃんというのは多いみたいで、犬は哺乳類の中でもかなり胃が拡張しやすい部類に入るので、人間よりも拡張しますから、いくらでも食べちゃうし満腹中枢というのが人間に対してかなり鈍いので、お腹いっぱいでも吐き戻してもう一回そこから食べるということができちゃうんですね。
なのでこの時期は特に体重管理を気を付けてあげてください。
一番わかりやすいのは触った時に肋骨がうっすら感じられるぐらいというのが理想と言われています。
このうっすら触れるというのの基準というのはかなり抽象的なので、ベストは動物病院に定期検診に行った時にこの子のベストな体重って何キロぐらいなのかっていうのを普段から病院の先生と相談をしておくこと。
家でも体重を測れるような器具があるとベストですね。
ちょっと太ってきたかしらと思ったら散歩の時間ちょっと伸ばして運動量を増やしてみたりとか、あとは風土気持ち程度減らしてみたりとか、こういったものをして体重のコントロールというのをしていってあげてください。
この時期は春と同じくどうしてもダニとか虫刺されとかっていうのも増えます。
特にこの夏の終わりから秋口にかけてはノミダニのピークなんて言われ方もするので、公園に行った後とかは必ずブラッシングなんかで体にノミがいないかどうか、ノミがいるようだったらブラッシングで落としてあげるようなことをしてみてください。
季節の健康管理
また季節が変わりまして最後です。冬の季節ですね。冬はどうしても人間と一緒で乾燥と比叡の対策この辺っていうのが一番大事になってくるかなと思います。
どうしても乾燥っていうのは気になって、特に可愛らしい肉球の部分だったりとか、あとはどうしても見えづらいんですけれども皮膚のふけなんかが目立ったりとかするような時期になります。
かゆがってる様子なんかがあるようだったら、部屋の湿度をだいたい40%以上にはしておいてあげた方がいいかなと思います。
子犬時期だったら60%ぐらいまではあげちゃってもいいんじゃないかなと思います。
とはいえね、何でもかんでもワンちゃんのためにあれも買ってこれも買ってってできる方ばかりではないと思うので、
かしつきを使う以外にもお湯を入れた洗面器とかを部屋の中に置いておくだけで、それだけでも部屋の中の湿度っていうのは保てるので、そういった方法なんかも活用してみてください。
あとこれはシニア犬とかに多いかもしれないんですけど、寒さで筋肉がこわばってくると関節のトラブルとかっていうのも増えてくる時期ではあるんですね。
お散歩前に軽く膝を伸ばして縮めてストレッチをしてあげたりとか、マッサージして筋肉のこりをほぐしてあげてからお散歩なんかにしてあげると、この関節トラブルっていうのも心配が減るんじゃないでしょうか。
あとはですね、このお散歩後はどうしても足に枯葉がついたりとかすると思うので、足元をブラッシングしてあげてからお家の中に入るようにしてあげてください。
これは春も秋も冬も一緒ですね。夏場も草むらに入ったら草についてっていうのがあるので、どうしても草むらに入ったとか落ち葉がついたまま部屋に入ると部屋の中がまず不衛生になるのと、
足についた枯葉、落ち葉であったりとか草であったりとかっていうのに虫がついている可能性っていうのがあって、それが自分がベッドに持ち帰ってしまって温床になってしまうということが考えられるので、お散歩後にブラッシングができるっていうことがいつもの習慣になっていると1年を通じても割と安心できるのかなと思います。
さあここまでで春夏秋冬のお話をしてまいりましたが、通年で意識しておきたいこともいくつかありまして、季節の変わり目っていうのは人間と同じで犬も体調を崩しやすくなるんですね。
なのでなんか元気ないなとか食欲落ちたなっていうのはどうしてもこういう季節の変わり目起きやすいことです。
こういった部分は自分の愛犬が少し様子がおかしいぞっていうのはもう本当に心配になると思うので、やっぱり定期的に動物病院に行って動物病院のいつも見てくれている主治医の先生とこの子はどういう特性があるのかっていうのを普段から知っておくっていうことが大事になるのかなと思います。
さあそれではまとめに参りましょう。今回のまとめは季節によって注意しなければいけないポイントが違う。
普段からブラッシングができるようにトレーニングをしておく。季節の変わり目は体調が変化しやすい。
今回は季節で変わる犬のケアというお話させていただきました。
あなたの愛犬をはじめワンちゃんたちって言葉では暑いとか寒いとかっていうのを言えないんですよ。
なんか行動であったりとか体調の変化であったりとかっていうところにいっぱいメッセージが入ってますので、そのサインっていうのを逃さないように心地よく1年過ごしてもらえたら嬉しいですよね。
次回は皆さんが何気なく見ている犬の睡眠というところについてお話をさせていただきます。
それではまた次の金曜日にお会いしましょう。
少しだけ犬と話すことが得意なドッグトレーナーひらたじゅんでした。
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