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「終末時計」過去最短 人類滅亡まで残り85秒
2026-01-29 13:05

「終末時計」過去最短 人類滅亡まで残り85秒

毎日新聞客員編集委員 元村有希子
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この時間はZoom Up、毎週木曜日は科学です。
えー、今朝も新聞に載っていた話題なんですけども、
終末時計が過去最も短い85秒、なんていう記事が出てたんですね。
一体この終末時計とはどういうものなのか、Zoom Upしていきます。
毎日新聞客員編集委員の元村有希子さんです。
元村さん、おはようございます。
おはようございます。
なんか恐ろしいですね。人類滅亡まであと85秒なんて言われると。
ひゃー、怖い。
ねー。
恐ろしい。
この終末時計、どこにあるかっていう話なんですけど。
はい。
バーチャルですよね。仮想なんですが。
実際にどこかに置いている、設置しているとかっていうわけではないんですよね。
そうですね。記者発表のために段ボールみたいなので作ったやつを戻して見せるみたいなことはあって、
実際にある時計ではないんですが、
終末って終わるに末って書く終末ですね。
午前0時が真夜中ということと、それから、
滅亡へのカウントダウンっていうような象徴的な意味ですね。
なので85秒っていうことは、あと85秒で人類文明が崩壊しますっていう、そういう意味を込めているんですよね。
裏返せば世界はすごい危機に瀕していますっていうことを、象徴的に可視化して見える化しているっていうことなんですけれども、
毎年この時期になると発表されています。
つまりその終末時計が指し示す針がどこにあるかっていうことで、その年の世界の状況がわかるということになるわけですね。
今年プレスリリースが出てるんですけれども、それを読み解くと、
この85秒前、つまり滅亡まで85秒前っていうデータは過去最短、最悪っていうんですかね。
そうですね。最も短いってことですよね。
その要因が大きく3つ挙げられていてですね。
一つは核軍縮の停滞、核兵器の脅威です。
核兵器いっぱい地球上にあってですね。
水系だと1万2千発ぐらい地球上にあるんです。
1万2千発ってすごいことですよね。
そうですよ。一発でも恐ろしいのに。
それの9割以上はアメリカとロシアが保有してるんです。
このアメリカとロシアっていう2大核大国がですね、唯一約束している条約がありまして、
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これスタートって略称で呼ばれてるんですけど、
このスタートっていうのが2月来月期限を迎えるんです。
なので家賃契約と同じで更新しなければ無効になるってことですよね。
失効してしまうってことですか。
その危機がある中でアメリカはトランプさん。
トランプさんは力こそが最良の抑止力とかですね。
いろいろパワー、力、核兵器を持っていることが平和の要だとか言って、
去年の秋には核実験を指示したとも言われていて、
全然核兵器なくそうなんて思ってないんですよ。
ないですよね。
対するロシアとはどうかというと、
ウクライナに核兵器の使用をたびたびちらつかせて脅しをしていますし、
そういう米ロが全然核軍縮なんかしませんっていう状況で、
これは危ないでしょうというのが考慮されたのが1つの原因です。
もう1つは気候変動が加速していること。
これも私たちが日々実感するところですけれども、
気候変動に対処しましょうという約束、
パリ協定もアメリカが脱退していますし、
その根拠になっている条約からも離脱するって言ってますし、
風前の灯火ではないかという懸念が高まっていますよね。
もう1つ要素があって、
85秒前のAIです。
AI?
プレスリリースによると、
人工知能がどんどん普及していることによって、
社会の土台である信頼が内側から崩壊しつつあると言っているんです。
なるほど。
偽情報とかが分かりやすいですけどね。
そうですね。そこに翻弄されたりとか、
AIにどんどん委ねていっているところありますもんね。
それを上手に使って世論を変えていこうみたいな膨らみがあったりして、
何が真実なのかが分かりづらくなっている。
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プレスリリースはこれを情報のアルマゲドと例えているんですね。
つまり核兵器によって世界が崩壊するリスク、
それから気候変動によって生き物が生きられなくなっているリスク、
さらに情報という、人間が唯一操れるというか手にできているものの最終戦争。
この3つの三重区のようなことによって、
85秒前ということになったと。
なるほど。
かなり暗い気分になるんですけども。
そうですね。ただその暗い気持ちになるだけじゃなくって、
やっぱりそこをどうまた伸ばしていくのかというかですね。
そうですよね。一応そのプレスリリースもですね、
そういう状況を踏まえて、市民が声を上げ、国際的な協力体制を築くことで、
この針を、時計の針を戻すことは可能だと言っています。
なるほど。これもともとの設定時刻とはあったんですか?
そうなんですよ。これ1947年に初めて発表されたんですけども、
1947年に発表された時は、午前0時まで残り7分でした。
全然違いますね。
まあ7分でも相当危機がね。
そうですよね。
危機ですよっていう警告としてしてるんだけど、7分だ。
1947年って要するに冷戦の最中ですよね。
そうか。
こうしちゃいられないということで、
皆さんもよく名前知っていると思いますけど、アインシュタインとか、
それから原爆を開発したオッペンハイマー。
こういう科学者たちが提言をして、
7分前ですよ、ちょっとみんなこの時計を進めないようにしましょうという警告をしたのが、
1947年。
この後ですね、一番時計の針が戻ったのがですね、
1991年。
田畑さんは生まれて、
生まれてますよね。
1991年というのは地球にとってのエポックだったんですが、
冷戦終結。
冷戦が終わったということで、
この時には17分前まで戻されました。
17分前まで戻って、
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もっとこれを17分前から30分前とか1時間前にしようということだったんですけれども、
この後、どんどんどんどん時計が逆方向に、
週末に近づいていく。
進んでしまったんですね。
そうなんです。
17分前まで戻った時は、やっぱり核兵器だけが脅威って言われてたんですけど、
ここから核軍縮が進まないとか、地球温暖化とか、
あとはパンデミック。
さらにイスラエルとパレスチナとか、ロシアとウクライナとかの地域紛争などが考慮されるようになって、
戻る気配はありませんということなんですよね。
危機を煽っているという批判も毎年出てくるんですが、
こういう時計という象徴的な存在によって、
私たちはどういう地球に生きているのかということを知る一つの材料というかね、
そして捉えた場合には、やっぱり自分の足元を見つめて、
このリスクを避けるための行動が自分にできるかということを考え直す一つのきっかけにはなると思うんです。
日本だって核を巡る発言がちょいちょい出てきてますよね、この1年半年。
原子力潜水艦を作った方がいいとかですね。
核武装すべきだって官邸幹部が言ったりとかですね。
高市政権はね、非核三原則を見直す、見直すってつまり核を持ち込ませるようにできるみたいなことも言っていますし、
こういう考え方は決してどこかのアメリカの話でもロシアの話でもなくて、
自分たち足元でも起きてるんだよということを改めて意識するのは重要かなと思います。
おっしゃるとおりですね。
でもこうやってどんどん差し迫っているということを危機感として捉えるかどうかというので、
また今後の動きっていうのは変わってくると思いますので、
日本にできることが絶対あるはずですからね、世界に向けてね。
ありがとうございました本村さん。
ありがとうございました。
この時間は毎日新聞客員編集員の本村幸子さんでした。
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