極夜行の紹介
こんばんは。この放送は、推し農家が見つかる直販サイト、農村日和の提供でお届けしています。
今月の推し農家は、千葉県の
ひろすけさんです。ひろすけさんは、焼き芋を販売している農家です。
千葉県産の、選び抜いた
さつまいもをじっくりと焼き上げています。とろとろでとっても美味しいので、ぜひ一度お試しください。
このチャンネルでは家庭菜園や読書について話をしています。お昼に
怒りの放送をしちゃったんですけど、
今、もう一本、本の話をしたいと思って、録音スタートしました。
今はですね、子供の習い事の待ち時間です。
家に帰るとなると、結構ですね、時間かかっちゃって、
時間の使い方として微妙なので、いつもこの時間では、
ウォーキングやランニングをしたり、読書をしたり、という風にしているんですが、最近ですね、といっても、
まだ前回と今回と2回なんですけど、近くにモスバーガーがあるので、ここでコーヒー注文して、中で本を読むっていうことをしています。
これがめちゃくちゃいい時間でですね、やっぱりどこで本読んでもいいんですけど、やっぱり家とか車の中ばっかりなので、ちょっと環境が変わるとですね、すごく進みますね。
で、今日お勧めしたい本は、極夜行という本で、角畑さん、ちょっと名前の読み方がわからないんですけど、
この方はノンフィクションライターということで、自分が体験したことを書かれています。
この本で向かったところは、北極のすごい先っぽの地域ですね、ここでは太陽が昇らない、まさに極夜、真っ暗闇の状態が何十日と続くらしいんです。
ここでですね、体験したこと、人間の極限状態ではですね、どんな思考になるのかとか、その時のいろんな絶望であったり怒りであったり、いろんな感情が書かれています。
でですね、この方、この極夜行を書いた中ではですね、すごくいろんなトラブルに見舞われます。
まずは、ちょっと前後しているかもしれないんですけど、ブリザード、吹雪、猛吹雪にあって、しかも二度、二度も続けて命を落としかねない猛吹雪にあったり、
あとは寝ている間に雪が降り積もって、その重みでですね、点とこと潰されて窒息してしまいかねない、そんな状況にあったり、
またまたですね、精打ちに遭遇して命がガラガラ逃げたとか、白熊もいつ遭遇してもおかしくない、そんな状況でですね、頼みの綱だった食料、これね、事前に来て、ソリで運んでおいた食料、これをですね、白熊に襲われて全部なくなってしまったり、ここには燃料も含まれますからね。
そんな中、もう極限状態、もうこれ以上旅は続けられないということで、いろんな苦渋の決断をしまして、最後はですね、本当に食料が足りない状況で、相棒であった犬ですらですね、食料として考えてしまう、そんな本当に極限状態を描かれています。
そんなですね、ギリギリの状態でもやっぱりですね、ここはちゃんと記録を取るっていうね、そこはノンフィクションライターのすごいところだなと思いましたね。
そして何十日にも及ぶ旅からですね、戻る行程で、極夜が明けて最初に太陽を見たときにどう感じるのか、これがこの旅でのメインだったんですよね、この角旗さんが目的としていたこと。
その何十日にも及ぶ極夜が明けて、太陽を初めて見たときにどう感じるのかっていうそれを体験したがために旅を始めたということなんですけど。
極限状態の中の人の感情
後半ですね、亡くなったと思っていた食料が少し見つかったり、狩りが成功したりということで少しですね、食料が余裕が出てくるんですね。
そこで相棒の犬にもたらふく肉を食べさせてあげたり、自分もですね、だいぶ余裕が出てきた。
でもこれまでのいろんなトラブルから見るとですね、何か起きそうだなって思っちゃうんですよね。
何かもう一波乱起きそうだなって思って今読んでいます。
はい、で残り30ページなんですよね。
クライマックスを残してこの後どうなるのかっていうのをすごく楽しみにしています。
で、角畑さんがおっしゃっていたのがすごく心に残った部分がですね、この旅では脱システムを掲げていたと。
それは電子的なインターネットとかそういったですね、つながりもシステムと考えてすべて排除して、
自分の感覚とか記憶とか目の前の情報をお便りに旅をするっていうことを掲げていたそうなんですが、
それでもどうしても断ち切れなかった。一番断ち切るのに苦労するなってそう感じたのがやはり人とのつながりだったそうなんですね。
特に家族、家族の声が聞きたくて、誰かとつながりたくて衛星電話をやめることができなかったって言ってたんですね。
これを見てですね、やっぱり人間の原点というか、本当に人って人とのつながりがないと生きていけない。
特にこうやって極夜というような真っ暗闇が続く中、食糧も十分でない、恐怖もある、
そんな中でですね、どうしても人のぬくもりっていうのはないと不安でたまらなくなる。
人の声が聞きたくてしょうがないんだよって、何かニュースないの?って奥さんに話しかけるこの角旗さんの様子がですね、
この極限状態から一変してですね、人間味を感じるこのエピソードがですね、本当に人間を丸ごと感じられるなって、
旅の目的と再現不可能な体験
これで表現が自分の思っていることが表現できているかわからないんですけど、本当にそんな感覚でした。
そしてこの極夜を味わう旅っていうのはもう二度とできないって言われてましたね。
ただそれが意味するのは、極夜を旅すること自体はできるじゃないですか。
食糧も十分にあって体力もあって準備ができていればできる。
だけど角旗さんが今回の旅で目的としていたものは一度しか再現できない。
もうこれを知ってしまったら次行くのはその同じ極夜の環境だけど自分の求めているものではない。
そんなことを書かれてましたね。
なんかその時の感情をうまく表現はできないんですけど、なるほどなって思っちゃいましたね。
そういうことだったのかと。
そんなわけでちょっと私の拙い言葉でなかなかうまく伝わらなかったかもしれないんですが、
この本すごくお勧めできる本ですので、興味があったらぜひぜひ読んでみてほしいです。
極夜行ですね。角旗さん。ノンフィクションライターの角旗さんの極夜行という本です。
私はですね、図書館で借りてきました。単行本で。
ですけど文庫本でも出ていますので、少しは手に取りやすいんじゃないかなと思います。
一応Amazonのリンク貼っておきますので、ぜひ気になった方は読んでみてください。
ついでにですね、私が少し前の放送で酒を主食とする人々ということで、エチオピアのある民族の話をしたと思うんですけど、
これめちゃくちゃ面白くて、本当にめちゃくちゃ面白かったんですよ。
そしたらですね、なんと三宅加穂さんがですね、なんていう番組だったかちょっと忘れましたけど、
どなたかとの本を紹介し合うYouTubeの番組があったんですけど、
そこでこの2週間で読んだ本をお勧めするというコーナーがありまして、そこでですね、この本が紹介されていまして、
ということで、書評家の方もですね、面白いということでお墨付きなので、ぜひともこれはですね、読んでみてほしいですね。
これもノンフィクションの話で、こちらはですね、高野さんというまた別のノンフィクションライターの方なんですけど、
この方の本もすごく面白くてお勧めなので、ぜひこの2人読んでみてください。
では今日はこの辺で終わります。