1. 妄想ロンドン会議
  2. 第77回:大胆にも舞台をシネス..
2016-11-19 37:29

第77回:大胆にも舞台をシネスコープサイズで切り取ったモノクロ上映!ブラナー・シアター・ライブ『ロミオとジュリエット』レビュー【ネタバレ】

やって参りました、2016年・英国エンタメ繁忙期! 先週『戦火の馬』を見たと思ったら、もう『ロミオとジュリエット』が開幕とのこと。来週は『エンターテイナー』に『ファンタスティック・ビースト』の公開もあるし……。と、日本在住英国エンタメファンにとって、今年の年末は例年にない忙しさなのです。

そんな中、行って参りました、ブラナー・シアター・ライブ『ロミオとジュリエット』。

「ブラナー・シアター・ライブ」は、俳優としてだけではなく、映画監督(『スルース』『マイティ・ソー』)・脚本家・プロデューサーとしても世界的に有名なケネス・ブラナーさんが自ら立ち上げた劇団「ケネス・ブラナー・シアター・カンパニー」の傑作三作品(『冬物語』『ロミオとジュリエット』『エンターテイナー』)を映画館で中継するという試み。

ということで、NTL "ナショナル・シアター・ライブ" に続き英国舞台のスクリーニング新シリーズBTL "ブラナー・シアター・ライブ" が日本上陸(ややこしや)! 不覚にも第1作目『冬物語』を見逃した私たちは、ドキドキしながら着席。「舞台」という、その場にいないと楽しむことができないエンターテインメントを、日本の映画館で観ることのできる幸せに今日も感謝です。

さて、どんな演劇体験が待っているのでしょう?

それでは、妄想ロンドン会議スタート!
(2016年11月19日収録37分)

※本編中、シネスコープのサイズを16:9と言っていますが正しくは2.35:1です。
00:02
今すぐにでもロンドンに飛び立ちたい2人が、現実にはいけない今週のロンドン旅行プランを妄想します。
このポッドキャストでは、実際にロンドン旅行に行くまでがワンシーズンです。
それまで、インターネット上や雑誌にあふれるロンドン情報を駆使しながら妄想旅行をすることで、
実際のロンドン旅行をより充実したものにするのが目的です。
では、第77回妄想ロンドン会議を始めます。
水口です。
清水です。
よろしくお願いします。
よろしくお願いいたします。
2016年11月。
感激ラッシュ。
そうですね。
英国エンターテインメントがめっちゃ溢れてるもんね。
毎週、毎週ね。
と言いつつ、第1週目が冬物語。
ちょっと私たち見逃してしまいました。すみません。
そうなんです。ちょっと行けへんかったよね。
行こうとはしたんやけどね。
ジュディ・デンチさん主演の冬物語が見逃してしまったのですが、
そして先週は戦火の馬。
よかったね、戦火の馬。ほんまに。
先週のポストキャストでもお話ししましたけども。
思いの丈をね。
まあ、厚く語ってたね。
ぜひぜひね、戦火の馬については、
先週のポストキャストの感想を聞いていただきたいなと思うんですけれども。
そして今週、万王寺指定。
なのかな。
ロミオとジュリエットですね。
そうですね。ブラナーシアターライブ。
これはナショナルシアターライブとは違うんだよね。
ケネス・ブラナーさん。
映画監督であり、シェイクスピア俳優としても超有名な
ケネス・ブラナーさんが立ち上げたカンパニー。
そうそう、ケネス・ブラナーシアターカンパニーって言うんだよね。
あ、そうか。カンパニーか。
そう、ケネス・ブラナーシアターカンパニーとね、ここには書いてるんですけどね。
長い。
の、ブラナーシアターライブ。
そう、もねやこしいね。
ケネス・ブラナーシアターカンパニーがやってるお芝居の中継スクリーニングが
ブラナーシアターライブ。
もうなんかもう、ややこしくなっちゃって
たまにケネス・ブラナーシアターとか言っちゃって
うん、そうやなみたいな。
ケネス・ブラナーライブとか言っちゃうもん。
そう、なんか間違えちゃっても分かんないけど
とりあえずBの方ね。
はい。
Nの方とBの方とあるけど
ナショナルシアターライブではない方。
うん、ですね。
の、ロミオとジュリエット。
これね、私知らなかったんだけど
うん。
あのー、ロンドンのギャリック劇場?
ギャリックだから、ギャリックだから。
うん。
で、ずっとやってるんだね。
このブラナーシアターカンパニーの上演が。
今年?
今年結構だから
えっと、一本やって
ちょっと締めて
練習して
また一本やってみたいな感じで。
だからほんまになんか
シェイクスピアにおけるグローブ座みたいな感じやね。
あー、そんな感じなんやろね。
うん。
レパートリーシステムみたいな感じね。
で、まあ、オリジナルの脚本とかっていう感じではないんやと思うんやけど
冬物語と
今のロミオとジュリエット
あとエンターティナ
03:01
まあ、来週公開になる予定ではありますが
そうですね。
行われてらした。
私何も前情報を入れずに
今日は見に行ったんだけれども
いきなりの白黒上映でちょっとびっくりしちゃった。
あれね、なんでやったんやね。
わかんない。
なんか上映前に
よくわからない若者へのインタビューから始まり
あのー、なんか
なんやろね、あの
GoogleのCMみたいなやつね。
あ、10人ぐらいの
まあ、歳は20歳前後かな。
大学生かなーとか思った感じ。
大学生かな?
いろんな個性を持った人たちが
自分について語ったり
恋愛とは?みたいな
インタビューを
なんかこう、気立つにもたれて
そう、なんかオシャレ系な感じでね
喋る感じでね。
言うんだよね。
僕はそんな恋愛なんかまだ知らないからさ
とかっていう
はっちゃけたやつらの
インタビューがしばらく流れてね。
私ロミオとジュリエット見に来たんやんな
間違ってないやんなって
ちょっとしばらく考え込むっていう
今の何かなーって
私2、3回聞いたもんね。
そう、だから先週のさ
戦火の馬は
悪評高き
その、なんていうんですか
3週間あったCMっていうのがありましたけど
予告ともつかぬ
そうそうそうそう
あれね。
今回のは別にCMでもないけど
冒頭の、なんていうの
おまけみたいなのがめっちゃいっぱいあったね。
それもあるし
なんかその後
ロミオとジュリエットとは?みたいな
そういうさ
あらすじ説明みたいなのとか
時代背景の説明とか
あとそのケネスブラナーさんが
この作品について語るっていうね
そうそう、この作品はみたいな
思いついたのはね、みたいな
今言う?って思ったけど
まあまあ長いこと喋りはって
それ、開演前に言っちゃう?って思って
私はね
あれちょっとずるかったね
あれこそずるいよね
なんていうロミオとジュリエット
ネタバレでお送りしましょうか
どこがどうでもいい
もうええか
知ってるやろみんな
ロミオとジュリエットが最後死ぬこと
言ってばだ
それ言っちゃう?
ハムレットが死ぬっていうことと同じぐらいね
シェイクスピアはね
誰でもね
みんな大概死ぬんです
結構みんな皆殺し的な感じやから
まだ少ない方よ
これ死んでる人
あ、ほんまや
結構立ってる人いっぱいおったもんね
最後立ってた立ってた
びっくりするぐらい
いやいやいや
誤解があるよ
でもまあなんといってもね
このブラナーシアターライブの
このロミオとジュリエットの魅力というか
売りの一つがね
キャスティングですかね今回のね
今をときめくシンデレラコンビ
そうね
リリー・ジェームズさんと
リチャード・マッテン君
リリー・ジェームズちゃんは
そのシンデレラの主演やられてて
映画の
うん
ケネス・ブラナー監督のシンデレラの主演
シンデレラ役でやられてて
ケネス・ブラナーさん映画監督もされてね
もう多彩よね
06:01
めっちゃ映画監督の作品の方も増えてきたんちゃうかな
ね、多いよね
あとだから
戦争と平和とか今やってるかな
終わったんかな
映画?
ドラマ
MHKで放映されてた
戦争と平和でナタシャやられてたりとか
ダウン・トー・アビー出てたり
あと傲慢と偏見とゾンビ
ゾンビ
最近の話題作でありましたけれどもね
うん
の主演されてます
で、同じくシンデレラで共演された
リチャード・マッテン君は
ゲーム・オブ・スローンズのね
ロブ君だったんですね
結構ええ役
めっちゃええ役
私まだ3話までしか見てなくって
シーズン3ぐらいまで見てくれるとロブが
出てくる
出てくるじゃない、もう出てる出てる
3話までってめっちゃ出てる
あれ?どの役かな
兄弟?
えっと
あの人、あの人
ションビンさん?
ションビンさんの息子
息子
のうちの一人
長男
長男か
もう分かんなかったね
もうね
泣けるんですわ
ほんまですか
4話以降も早く見てみようと思って
シリーズ3ぐらいまで見てほしいけどね
そうですね
リチャード・マッテン君
あと
さあデレック・ジャコビですよ
ねえ
デレック・ジャコビさん
これ、ほんとこれも意外なキャスティングというか
真9章ね
友達なのよね、ロミオと
だからリチャード・マッテン君と
リチャード・マッテン君が
何を隠そう?30歳
デレック・ジャコビ
今日は
何を隠したい?
78歳
78歳ね
素晴らしいよね
78歳で
あの声のデカさ
声のデカさか、外か
いや、なんて張りのあるお声って思って
すごいかっこよかったんやけど
ちょっと最初にキャスティング聞いた瞬間は
は?って思った
だいたいね、この真9章の役っていうのはさ
まあロミオは友達なわけだから
まあだいたい同年代の人たちがやるもんね
うん、なんか
よう喋る調子乗りの
チャキチャキした男の人っていうことで
やられるのが多かったかな、今までは
まあちょっと何かと問題を起こしてしまう人ではあるからね
何かにちょっかい出すし
ロミオとかにも
消しかけたりとか
そうやね、その両者
モンタギュウ家とキャップリアット家っていう
対立している家の争いを
ちょっと煽ってるところもあるような
キャラクターなので
それを78歳でやられるってすごい
びっくりしたけど
まあまあ
さすがやねって
まあこれが初めてロミオとジリエット見た人やったら
そういう役なんかなって思うもんね
そういう年齢の人がやる役なんかなって
そうね、なんか長老的なね
助言を与える人なんかなみたいな
09:01
感じに見えたかもしれないけど
まあだからイメージとしては
とてもびっくりするものではあった
でもさ、この作品ね
今回ね、始まる前に
いきなりさ
実は主演俳優が
あれこれロミオのことでよかったっけ?
ロミオのことですね、リチャードですね
リチャードマッテン君が
ロミオ役のリチャードマッテンが
昨日の夜足を怪我しましたみたいな
びっくりしたよねあれ
昨日だっけ?おとついの夜か
おとついだかなんだかね
今回の舞台も立とうかどうか
立てるのかちょっとわからなかったけど
話し合って出ることになりました
でも一部演出を変更していますみたいなのさ
理学療法により
そうそうそうそう
これがいつライブだぜみたいな
なんかそんな感じで
言うた、ほんまに言うた
言うんかなって思って言ったね
言ったけど
それがね、私最初見ながら
どこの演出を変えてんのかなって
思いながら
見たよね、思ったよね
変えるんやったらやっぱり
戦いのシーンとかのアクションシーンなんやろうなって思って
その一幕の終わりにね
マキューシオーとティボルトが
戦い始めちゃって
そこにロミオも入ってきて
みたいなシーンがあるじゃない
ネタバレありやから喋るとすると
マキューシオーとティボルトが
決闘して
間にロミオが入ってきて
そのロミオが入ってきちゃったせいで
ティボルトをちょっと
間違って刺されて死んじゃうみたいな
マキューシオーがね
最初ね、っていうシーンがあったやん
で、今回なんかそのシーンが
あまりにあっけなかったから
あっけなかったよね
でもちょっと
マキューシオーとティボルトも
まあまあ戦うはずで
っていう印象があって
でもそれをサーがやってるから
ね、5代やからね、言うても78歳
うん
だからかなって
ほんまに戦いもせずに
ほんまに間違って刺されたみたいな
処理になってて
かすっただけに見えるのに
ダクダク血流して死んでいくから
そうだよね
だからかなって思いながら
でもその後にマキューシオーが死んじゃって
で、ロミオが
カットなって
一旦は逃げたけど戻ってきた
ティボルトとまた
戦い始めちゃって
ロミオがティボルトを刺すっていうシーンあるじゃない
刺し殺すっていう
そこはそこそこやってたやんか
階段バーンって飛び降りてたよ
そう、だから一体どこを
殺すかっていう
ダンスシーンがあったんじゃない
カットしちゃったのかな
二人の舞踏会のシーンとか
っていうのは一瞬思った
あーそこ
確かにオープニングっていうか
冒頭のね
12:00
それは確かにあるかもな
段取りを大きく変えるとか縦を変えるのであれば
ワンシーン抜いてしまえとか
踊ってなくてもできるように
してしまえとか
っていうのが一番楽な手段
そこのシーン、鼻から踊ってるかどうかが
わかんないからね
実際
去年の末に関わった舞台では
主演の俳優の人が
講演中、稽古中に
怪我してしまって
踊れなくなって
っていうのがあったんやけど
お客さんはさ
3演やったから
主演では踊っていたあのシーンを
踊ってないということは何か意味があるんじゃない
とかすごいなって
踊ってないのは知ってんねん
関わってるコスチュームとしては
怪我してんとしかもいいよ
でも発表できへんからさ
言われへんから黙ってんねん
そこがケネスブランナーらしいし
別に隠すのが
美学でもなければ
演出家の方にとっては
そういう余計な情報を入れずに
見てほしいから隠すって人もいるやろし
役者のプライドもあると思うからさ
一体どういうことが原因で
足怪我したのか
リチャードマッテンさん知らんけど
でも最初に4やなって思って
出てき方が
幕が閉まっている状態の舞台の前に
司会者みたいに
まるで司会者
ようこそ
幕馬から出てこられて
ようこそと
実はこれこれこういう理由で
主演俳優が
って言って
だから主演は
主演のロミオは今日は僕がやるから
なんてねっていうネタやと思ってた
そんなことはないよって
楽しんでくださいねっていう
温めるためのネタやと思ってたら
ガチで怪我したんかい
私もこんなん言わんやろと思ったから
温めるためのネタじゃないにして
私はなんか壮大なる
フリなんかなと思って
言ってることがね
作家そんなこと言わへんやろと思いながら
見てたから
それに関わる演出とか
ストーリー上の仕掛けが
出てくるのかなって思ったぐらい
でも1幕普通に終わったから
あれ普通
本当に怪我したってことを
伝えに来ただけやったんかなって
ちょっとあれがね気になっちゃった
本当にライブビューイングっていう形で
配信されてたから
それのご挨拶
どうせ出るつもりやったから
っていうところで言っちゃったんかな
見てて普通に
何かが明らかおかしいなとか
ここで無理してるなとか
一切感じなかったから
ロミオが杖ついてるとか
杖率高ってなるから
本編と関係ないんやけど
15:00
結構気になったな
しかも2日前とかやから
お前の日はどうされてたのかが分かる
でも悩んだやろね
これだってさ
中継する日は決まってて
収録の日も分かってて
何箇所で
どのぐらいの規模でやったのか
知らんけど
今回は録画映像を見てるだけやから
今更さ
チケット払い戻しできへんし
しかもやっぱりリチャード君を
見たいがためにみんな
スクリーニングのチケット買って
今日大学です
えらいことやもんね
さすがに大学文化が
認められてるとはいえさ
どういう感じやろ
怪我して
次の日は
救援したかケネスブラナーが
大学に立ったかで
ケネスブラナーぐらいしか立てないよね
と思うのよね
そこまで大きいカンパニーではないから
それこそ近畿ブーツはさ
ダーリンチャーリー
控えがいっぱい
2つ3つの役を
できるように練習されてる
方々やから大丈夫やと思うけど
今回そういう形では
してなさそうだなと思ったときに
前日のことを考えると
一番怖いな
明日のために無理させたら
あかんとか
そういうの想像して
それこそ余計なことを
最初に言ってくれたもんやから
一幕そんなこと考えながら
新しい段取りで
ぶっつけかとか
バルコニーの演出がさ
今回バルコニーやけどさ
別に2階じゃなくて
1階の
ベタなところにあったじゃない
ちょっと高い
階段2段分ぐらい
届いてたし
普通に中時できるで
高さやけど絶対フレアはない
みたいな
すごい
考え込んじゃって
ひょっとしてこのバルコニーは
本来ならば2階の高さに設置されていたものを
ロミオの足の具合を
考慮して1階下ろしてる
そんなことないとか
上ってないから1階も
上るシーンをなくしたのか
そんなこと考えちゃった
回り込んで出てきてたから
そうだね
どうなんやろな
何が言いたいかというと
リチャード君の足の具合が
心配だったって話ね
ドキドキした
最後までやり遂げられてましたけどね
そんなこと
感じなんですけど
2人とも
ちょっと
見ながら
うーんって感じだったな
っていうね
別に
ええものっていうか
わざわざこうやって
リーニングという形で
なかなか見れないものを
見せてくれてありがとうと思うんだけれども
18:00
ちょっとね
ナショナルシアターライブとか
見過ぎてたのかな
いろいろ
ちょっとこう
うーん
このね湾曲な表現
わかります?湾曲で合ってる?
湾曲?
遠曲表現
全然遠曲でもなんでもない
ちょっと
来週のエンターテイナーを
見に行こうかどうか迷っているっていう
そこ一番ぶっちゃけた
あかんとこ
なんかね
懐かしい感じがして
そうだね
一番
2番まで見た中で
ウチら寄りな芝居だった
スタンダードに小劇場っぽい
感じだったね
スタンダードなお芝居だった
踊り出す感じとか
歌い出す感じとか
音楽の入り方とか
90年代的な感じ
真似てたのかな
演劇でよくあるけどね
音楽バーンって入れてすぐに下げて
セリフを言うみたいな
懐かしいと思って
キムラミドリ子さんが
歌い出してる感じを思い出した
演劇のMOPさんね
MOPっぽいわって思った
すごい好きで通ってたので
懐かしい気分になった
多分だから
ケネスブラウナーさんがMOPに寄せたんじゃなくて
MOPが寄ってんねんけどな
多分な
そういう
本当に
そういう感じを
思い出したよね
それこそショーマストゴーオンの
あの
芝居ね
そうね
あの
さっき言ってたけどさ
映像が白黒だったのよね
あれもな
その冒頭の
ケネスブラウナーさんのコメントで
50年代
1950年代
フィルムノワール
を意識して作った
っていう風におっしゃったから
その時代の映画の
感じ
を再現しようと思われた
結果の
モノクロだったと思うんだけど
もったいなって思ってしまって
嘘やねんよな
衣装さんそれ怒っていいよって
あの
違うだから
なんで白黒にしたんだろう
白黒映画やったら
白黒映画フィルム用のメイクだったり
衣装だったりとか
っていう考え方はするわけじゃない
それしかできない時代に
やしやし
何か
印刷物を作る時でも
仕事でねカメラマンさんと話す時
メイクさんと話す時に
仕上がりはカラー
それとも一色って聞かれるもんね
で白黒やったら
メイクの方法も変わるからみたいなことは
21:01
言われたりしてたから
見せ方がね変わる
色で見せるのか濃淡で見せるのか
っていうところ
あんまりその白黒がプラスに働いてた
ように私にはあんまり感じられなかったな
って思って
雰囲気って言われたらそれはそうだけど
そんなことよりもっとなんか普通にカラーで
見たかったなって思っちゃった
何を隠したかったんやろ
何か隠したかったんかなって思っちゃって
いやでも
そのジュリエットの
衣装が多分白やったっていうことは
わかんないけど
当の女性がすごく綺麗な衣装を着て貼るのも
色が見えないし
しかも白黒
このフィルムで撮ったときって
なんとなく色ってわからへん
会長の感じがまた違うのかな
なんとなく
合ってるかどうか
わからへんねんけど
イメージがわくねんけど
今回デジタルで白黒にしましたみたいな
印象を受けてしまって
もったいないな
でもこの床の
材質は
何やったんやろとか
カーテンは何色やったんやろ
実際に劇場にいる
お客さんには見えてるのに
舞台美術家さんなり
照明家さんなりは
それを見せようとして
芝居を作って貼るのに
それが
画面以降通したら
見えなくなっちゃうのは悲しいな
奥行きも
消えちゃってた気がして
ペタッとしてたな
奥行きなぁ
白黒になるから
よりシンプルになって
カメラワークが際立っちゃうんだよね
カメラの台数
数えちゃったの
何台やった?
真正面と
真正面の
引きと
真正面より
再度
あともう一発
1.2.3.4.5.6
メインで
そんなことを考えちゃって
余計な情報なんですよ
考えたことなかったので
ナショナルシアターライブと比べるのも
全然違うし
ごめんって感じやねんけど
ナショナルシアターライブは
クレーン仕込んでるってのは分かってる
ツイッターとかで感想を読んでたら
ナショナルシアターライブは
そうやってさ
観客席から
見えるはずのない角度で
舞台を捉えてたりとかするから
それが逆にノイズで
今回の方が良かったっていう風に
おっしゃってる方もね
いらした
でもリリー・ジェームスちゃんを
すごい上から撮ってたよ
あれ一発仕込んでるんですよ
天井カメラをね
それ良かれ思ってね
何回も使うんやけど
あれもう一回だろ使えるのと思って
見た見たこの角度とか
24:00
もし空やったらそこまで気にならなかったかもしれない
情報量がねもっと多いと
違うところに気が入ってるかもしれないんだけど
シンプルゆえに
舞台装置もそこまで複雑なものではなかったし
そうなのよね
雑賞劇場って感じの
椅子出してきて
しまって
布つって
落としてみたいな
なんかちょっとだから
本当にスタンダードな劇場っていう
お芝居っていう
イメージかな
そうねトリッキーなことも
ほとんどなく
それはそれでね全然ね
好きなんだよね
だからなんかちょっともう豪華さに賭けるとか
そんなことはもう
そんなの全然思わないんだけども
なんかちょっとね
白黒の余波かしらね
そんなのかな
なんか
その辺でちょっとね
フニョーンってなっちゃったので
あとはね
私の印象が残ったところと
マキューシオがね
ずっと杖ついてたでしょ
サーデリックジャコビさん
演じるマキューシオが
ティボルト
ワイチャモン付けてきてさ
ほんじゃこっちも
やってろじゃんけーって言って
さーってしこみ杖
紳士のたすなびですから
あれがちょっと笑っちゃって
どこだと思って
紳士っすから
話がイタリアの話やから
イタリア紳士っすから
あれよくあるのかな
しこみ杖的な
年代的なことやと思うけどね
最近持ってた
イタリアで
そんなギャング的な生活してたら
だってみんなさ剣持ってたやん
あれさ
イタリアのこと詳しくないんだけど
やっぱ1950年代のイタリアはさ
みんな剣とか
怒られるとは思うよ
毒薬とか持ち歩くのかな
そうだから
1950年代のイタリアにしてる
っていうことで
ちょっとそういう
全員が対等してるみたいな
のも
おかしいし
薬もちょっと
この毒の入った酒漬けよって
言っていながら
瓶やし
そうだね
あと大公様
領主様
その町で一番偉い人かな
権力者であり
裁く人であり
っていう人が
出てくるはずやねんけど
多分そういうのが現実的に
50年代にはいないから
警官に変えてあったりとか
そうなんだよね
あんまり
一警察官にしか見えなくて
おまわりさん
そう
決定してください
みたいなこと言われてたりとかして
これはちょっと
時代錯誤を回避しようとしたのか
しなかったのか分からなくて
27:01
そうだね
やっぱり難しいよね
シェイクスピアっていう
作品自体がさ
だからもともと
その
時代
変わってもやっぱり
最近面白くないから
どれだけみんな変えてこようか
っていうのがさ
演出家の腕の見せ所できない
ところあるよね
ちょっと
自分の色を出そうと思ったら
こういう風に料理してみました
っていうのを出しやすいのは
やっぱり時代をこっちに寄せて
でもさ
あれ
やっぱり携帯電話とか
携帯電話があったら絶対に成り立たない
話やから
だから
あの時代に
でもなんかテレビとか
あったから
テレビ見てる?言うてたもんな
電話
出さんかったんやと思うんやけどあえてね
もうなんかさここまで来たら
超現代で
電話ありで
もうやってみてくれ
みたいな
フックスみたいな世界で電話なんか通じやしねえみたいな
現代
あー面白い
てかさデカプリオの時とかってどうやってたのかな
あれはなんか時代がよく分からない
あれファンタジーやったっけ
気がする
現代やってんけど
なんかちょっと違くなかった
もう忘れちゃった
服がみんな有名めしかったのは覚えてる
忘れたね
だいぶ昔に見たよね
あれを見てみたくなった
改めて
現代に置き換えてやってるって
いう感じ
あとはもうだからその
マキューシオンね
年齢を
サーが
年齢いくつで演じてらっしゃるのか
分かんないんだけど
あ違う設定をね
ごめんごめん設定ね
俺は今72歳のつもりでやってるとか
分かんない52歳のつもりぐらいかもしれない
分かんないからねあれやけど
芝居がすごく素晴らしかったんやけど
ちょっとケネスブランナーの
前説がずるすぎて
そうだね
なんかねその前説で
その
ロレンスオリビエさんの初期を
調べていて
その中の逸話の一つとして
パリの酒場で
おじいちゃんに出会って
お酒をおごったら
すごい面白い話をしてくれると
で延々
お酒飲まして話してもらって
楽しんで
でも名前も聞かずに
その
帰っていっちゃったのね
もうねお家もないような
ホームレスみたいな人
でその人が帰ってしまって
後でウェイターにあの人の名前なんて言うのって言ったら
オスカーワールドだよ
っていう話がね
今回のヒントになってるんだ
って聞いて
30:01
でそこで
ヤクジャコビさんを見てしまうと
オスカーワールドにしか見えないのね
だからそういう役割の
大賢者みたいな
地の巨人としての
立場になってしまって
もうそしたら勝手に泣けてくるのよね
いやしちょっとその
役の比重が
ちょっと大きすぎて
そこだけそんだけいっぱい
なんかこっちとしては
背景が勝手に見えて
ロミオとジュリエットが
まあまあ薄いという
だからすごいアンバランスに
ちょっと私は感じちゃったな
主役のはずの
ロミオが
急所のシーンに関しては
監修の一人になってるというか
そうだね
でも
デレクの時間です
ってなってたのね
デレクさんの語りっていうか
喋り
が始まったら
何を喋ってくれるのかね
でもみんな聞いてたからさ
米朝師匠みたいな
板の上の
ロミオもベンホーリオも
こうやって聞いてたからさ
あいいんやなって
楽しいお話聞く時間なんや
すげーお芝居を間近で見て
学ぶ時間になってたから
お歌もね
楽しそうに歌い踊ってはって
それは素晴らしいねんけど
それが
ロミオとジュリエットファミリーから
ちょっと浮いてた気がしたな
って勝手に思っちゃった
そっからロミオとジュリエットの
シーンになると
温度差が
そうだね
最初に死んじゃうからさ
そうだね
1幕でね
2幕は2幕で
楽しく見れたけど
今から1時間
モデルこれへんにや
見ちゃったし
まあね
っていうのもね
なんか
あとの1時間が寂しかったが
故にこんな感想を
依頼でしまったのかどうか分かんないんだけど
全てがデレクさんのせいじゃないですよ
デレクはね
超かっこよかった
劇団っぽさっていうか
っていうのは
すごい感じたなって思った
このM幕のために
いろんなところから
集められてきた
人たちっていうか
ケネスブラナーさんのもとに
集いし仲間たちをみたいな
そう
やね
他の
主役のお3人とか
ではない方たちは
冬物語にも出てらっしゃったり
インターテインディアにも出てはんや
分かんないけど
同じチームで
同じチームで1年間動いてきた
みたいな感じはすごくしたから
そうよね
そういうのは
33:01
劇団だね
劇団っていいよねっていう
なんて言ったらいいんだ
しかもその劇場で
毎回やってるわけやから
お客さん的にも
焼酎剤いったら
毎回
何月は
これやってるよみたいな感じ
ファミリー感じゃないけど
だから
今回はこれしか見てないけど
何本くらい
5,6本やってたんやったっけ
4本かな
とにかく何本か
やってて
それを毎回見に行く
またお馴染みのメンツが
出てたりとかっていう
そういう楽しみ方きっとお客さんできてたんやろうな
毎回かは分からんけど
ケネス・ブラナーさんも
ちょっとこう
前説とかで顔出したり
今回だけかな
特別かな
スクリーニングやから
でもきっと
劇場の片隅に
ロビーにいたりとか
客席の後ろにいたりとか
そんな感じで
劇団らしさを味わえるじゃないけど
日本にはないからさ
この劇場に行ったら
絶対この劇団の人たちに
会えるっていう
この大きさのがないっていうか
劇団式とかはあるけど
そういうことになってしまうのかな
なんかね
そういう意味でね
そんなのを
感じたよっていう話
なんか
もうちょっと
すごく
意外と
アットホームやったっていう
そこ
アットホーム
だね
でしたね
だからアットホームやねんから
気取んのやめようや
気取ってたやろ
めっちゃ指さして
こっちに寄ってきたけど
気取ってはんねんケネス・ブラナーさんが
ちょっとそれがね
鼻についてなって
もう一個近いところで
味わいたかったなって
そうね
いやー
いけいけにいらっしゃるなと思いました
もうちょっとお茶の間感があったら
もうひとつ好きになれたのになーなんて
いらん処理いらんかったよね
あの白黒とかね
あれはなー余計やったなー
だしなんかシネスコープでやってたでしょ
サイズが
16対9
じゃなくてやっぱり
マグチもっと上下あんだからさ
みたいな
そういうのもいろいろ思っちゃって
舞台は舞台のまま
そのまま見たかったなっていう
そういう
感想です
だそうです
エンターテイナーをいくかどうかは
後で相談しようか
36:01
後で相談しますね
そんな感じ
あほんまや
どうします
あの実はねもう一個
意外とルミオンとジリエットちょっとしか喋らへんの
みたいな噂もあってね
今までこのちょっとしか喋らへんの
がちょっと旅史はなかったので
もう一本予定してた
でもこれ
やっちゃおうよ
だって聞きたいもん
じゃあさー
日本にする
分けよっか
78回のやつを収録しますんで
みなさん77と78
同時に上げときますんで
よかったらこの後そのまま
78回聞いていただけたらと
思いますそんな感じでよろしいですか
そうですね
何かっていうと78回はですね
ブリジットジョーンズ
3
3とはついてないな
ブリジットジョーンズ
ニョロみたいなやつ
えっと
ダメな私の最後のモテ期
それそれそれ
多分放題そう
現代はブリジットジョーンズベイビー
ですね
それのですね感想
話そうかなって思っております
ので興味ある方は
ぜひぜひ聞いてください
ではですね
今日じゃない7時の中はこの辺で
ありがとうございました
さよなら
37:29

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