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第263回妄想ロンドン会議を始めます。
水口です。
清水です。
よろしくお願いします。
お願いします。
はい、本日は。
そうです、お願いします。
テンションおかしい?
せんちゃんとともにお届けしております。
なんでそんなテンションおかしいの?
いや、おかしくないよ。
おかしくない?
ちょっと、あの、なんていうの、意気込みを表現してみただけ。
あ、今日のね、今から話す内容のね。
うん。若干ね、こう、戸惑い?ためらい?
うんうん。
とともに挑んでおります。
おー、あ、そうなんや。
はい。
わかった。
はい、じゃあ、本日のテーマですが。
はい。
はい、ナショナルシアターライブインジャパン2020。
はい。
おー、そうか。
うん。
本年度、昨、昨じゃない、初。
本年度初の。
はい。
はい、ナショナルシアターライブですね。
はい。
ザ・リーマントリロジー。
ねー。
を見て参りましたので、レビューをしていきたいと思います。
たまたま同じ回を見ていたっていうね。
あ、そうそうそう。めっちゃ爆笑や。
えっと、月曜日ね。
月曜日。
なんとなくそんな気はしてて、私は見回していたんだけれど、発見できずに、まあいっかと思って、帰りの旅路で、見てきたよみたいなメールをするっていうね。
私がしんちゃんにね、送ったんだよね。
うん。
リーマントリロジーすごい良かったよって言って。
うん。
じゃあしんちゃんが、今私見てきたところって言って、え、私もだよって、あ、じゃあ同じ映画館だねっていうね。
そう。
いたんだねっていう。
ニアミス。
ニアミス。
うん、全然もうOK、問題なし。
でも、私結構ギリギリに、仕事はって言ったからギリギリやったね。
で、
私もギリギリやったよ。
だから、私、幕が開けるとこに滑り込んだ。だから、もう割と真っ暗な中、階段を登って。
あ、私あれ、ナショナルシアターライブっていうやつは見たから。
あ、そう。じゃあしんちゃんより遅い私。
うん、なるほどね。
しかも、私はいつものお気に入りの通路側の席に座ってたので、
あーはいはい。
特に今回は休憩が2回ある。
うん。
休憩含めると3時間40分ぐらい?
45分かな?
45分の長丁場の作品だったので、もうね、休憩で、スクリーンにね、何分ありますよってカウントダウンが始まるじゃない。
誰が出るやいないや、駆け下りて一番の劇場を出るという、そういう。
なんでそんな忍者みたいな生活を送ってらっしゃるんですか?
それをしてたので、誰にも合わないよね、それ。
そうだね、私はちょっと奥側に座ってたので、席の条件的にそこが一番良かったので、
なるほど。
ちょっと奥に行っちゃってて、まあのんびりしてたので、それは合わないわね。
合わないね。
言っといてくれないとさ、しんちゃん、ナショナルシアターライブで私には会えないよ。
そうだね。
私の行動パターンはそれやから。
まあまあ体力的にも限界に挑んでるっていう部分もあるからね。
しかも終わったらそのまま遅いやん、11時ぐらいにいつもあるんだけど、
すごい速さで私はJREに飛び乗って帰るから、合わないよね。
そうなりますよね。
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そうなの、だから言って、しんちゃん。
しかも私はハンキリ飛び乗って帰ってるのでね。
そうそうそうそう、っていうね、同じ回を見ていても決して会うことのなかった私たちが。
この運命が全然寄り添わない二人。
が今、初めてここでリーマントリロジーの感想を語り合うということで。
はい。
早速行きたいと思います。
はい。
はい、リーマントリロジーですね。
こちらなんですけれども、もともとイタリアの劇作家のステファノ・マッシーニさんという方がですね。
ステファノ。
声は言いがちで私ね。
OK。
ちょっと今次の言葉を待っちゃった。
何か言うかなと思って。
何か愛の手的に言っちゃう感じで。
いいよ、愛の手いいよ。ちょうだいちょうだい。
緊張感が交差していると解釈して。
OK、わかった。
緊張、なんで緊張してるのかね、皆さん気になりますよね。
聞いていこう。
はい、ステファノ・マッシーニさんが今のプププもわりとスルーしちゃうね。
はい、どうぞ。
2012年にラジオ劇として執筆した作品でございます。
その後ですね、ご本人マッシーニさんの手により長編劇局へと書き換えられまして、
2013年にパリで初演されました。
そしてですね、2015年にイタリアのミラノ・ピッコロザで上演されまして、
大成功を収めてきたということで、そういった背景のある劇局のですね、
今回イギリスでの再演って言ったらいいのかな。
リブート的な感じですね。
イギリス版ってことですね。
イギリス版ですね。
こちらですね、脚本家のベンパワーさんが本案という形で脚本を英語に直されたってことかな。
そういうことね。
演出をですね、我らがサム・メンデスさん。
スカイフォーム。
そうですね、最近では007の監督として。
他にもジャーヘッドとかいろいろ撮られてるからね。
そうですね。
ロード・トゥーパーディションとかやっけ。
舞台の方では最近ね、ヘリーマンでローレンズ・オリビエ賞とトニー賞、ダブル受賞されております。
舞台でも活躍されていらっしゃる方でして、
もう本当にね、イギリスの英国のクリエイターさんっていうのは舞台もいけるし、
映画もいけるよっていう方が本当多いよね。
もちろんテレビの方もね、あとプロデュース業の方もやられている。
今は結構世界で屈指の監督に入るんじゃね?
本当にね、そうなんですよね。
で、そのサム・メンデスさんが初の英語上演版を演出されまして、
この英語上演版の初演というのは2018年、ナショナルシアター。
これが大成功ということで、
06:02
翌年、2019年、ニューヨーク公演実施後、
またこのウエストエンドのピカデリー劇場に帰ってきまして、
そしてその年のオリビエ賞、作品賞、男優賞、演出賞、
装置デザイン賞、音響デザイン賞、5部門ノミネート。
受賞はされてないけれどって感じかな?
受賞とは書かれてないので、ノミネート。
素晴らしいね。そんな時に渡るジャンルで。
特にこのオリビエ賞、男優賞ってさっき私言いましたけれども、
今回このリーマントリロジー、3人の俳優さんが出演されてます。
というか、3人しか出てこないです。
ちょこっと例外もありますけど。
例外は、あれはちょっと無視してもいい感じかな?
99.9%3人で行われるお芝居なんですが、
この3人の俳優さん、サイモン・ラッセルビールさん、アダム・ゴドリーさん、ベン・マイルズさん、
これがですね、みなさん全て男優賞の候補に上がったということで、ノミネートされたということなのかしらね。
私は解釈してるんですけど。
多分ね。
すごいなぁと思うんですが、本当にそのぐらいですね。
私はね、最初に感想をサクッと言っておくと、めっちゃ良かったんですけれども、
特にこの突出してですね、分かりやすいよね。
この俳優の、この3人の俳優さんの演技。
そんぐらいすごいっていうのは伝わってくる。
いやもうね、素晴らしいとしか言いようがないよね。
そうなんですよね。
なんかね、このお芝居なんですけれども、さっき言いましたが、休憩込みで3時間45分。
きちんと言うとすると、途中の休憩が20分と15分にあったから、3時間10分か。
1時間ずつぐらい一幕かな。
手ずっぱりで、本当にね、誰一人舞台からいなくならないんですよね。
3人、冒頭ちょっと例外はあったけれど、ずっと出てたね。
ずっと出てて。
ビビるぐらい出てたね。
たった3人で、とある兄弟一家、とある一族の160年間にわたってのお話っていうのを、3時間にぎゅっと凝縮して行われたわけなんですが、
これがその160年間、さまざまな登場人物が出てきますけれども、
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メインの役所から脇役まで全て3人で行うという、なんとも演劇らしい、とても演劇的な作品でございました。
これがですね、リーマントリロジーというタイトルにあります通り、皆さんよくご存知のリーマンブラザーズ。
よくご存知のって、私全然知らなかったんだけどね。
あ、しんちゃんはご存知ない。
そっかそっか、あんまりでも聞いたことはあるよね。
事象としてリーマンショックということがあって、世界的に経済がとても落ち込んだ大事件があったっていうことはわかってるけれど、
この作品を見るまでそれについて調べたことがなくて。
まあそうやわな、なんかすごいことが起こったんだなっていう。
まあそれはだってリーマン語こうなったとか、リーマン語の経済だとか、よく聞く言葉ではあるじゃない。
ただどういう事象かっていうのを正確に捉えたことがなかったので、恥ずかしい話ですけどね、この年になって。
いやでもさ、そんなことないよ。世の中には知らないことだらけだもん。
あらためてちょっと興味を持つ機会にはなったなと思って。
私は全ての知識を映画、そして漫画ユーカンクラブから得ていただいて。
そこだけ肯定されたな。ガラスの壁も入れたげて?
ユーカンクラブなんです。マキシムのマッポレオンパイも、本当にいろんな上流階級の。
そういうとこね。
そうなんです。小学生だった私にとってね。
バイブルですわな。
バイブルでしたけどね。それを置いとくとして。
なので、こういうリーマンショックを描いた映画っていうのも、わりと私そういうのが好きなんだよね。
わかるわかる。
好み。だから例えば、リーマンショックだったらあれだね。最近だったらマネーショートっていう映画があったんですけれども。
そうだね。
あれはね、もし今回のお芝居見て、一体どういうことだったのっていうのに興味を抱いた方。
そっち方面にね。ぜひ見ていただけたらと思うんですけど。
私概要しか読んでないけど、リーマンショック前後の何日間かを描いた映画だよね。
そうです。
今回のこの作品ではそのリーマンショックという事象は直接的には描かれていないけれど、それを引き起こしたリーマン一族と呼ばれる人たちのあれやこれや。
私は逆にそのリーマンショックというものが何たるかっていうのは知ってた。一般的な知識としては知ってたんだけど、すごいでっかい会社があって。
ただその背景に移民としてアメリカにやってきた。これどこからの移民だったっけかな。
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ドイツかな。
ドイツからやってきたユダヤ系のユダヤ系ドイツ人の方たち。3兄弟かな。
が裸一貫から身を起こしてこんなに世界に影響を及ぼすまでに至る。
この何百年かのお話。
だからどちらかというと、一家そのものに焦点が当たっている。
そのルーツである彼らの住んでいた地域の式たりだったりとかそういったものが脈々と受け継がれていくやらいかないやら。
それが時代の移り変わりというのを私たち見ている私たちも感じさせてくれるし、リーマンバンク、いっぱい名前変わってましたけれども。
リーマンブラザーズだったらとか。
その会社というその大きな一つの生命体というものにどう変わっていくのかっていう。
そういう視点で捉えられた。
非常に秀逸な作品ではあるなぁと思って。
とてもわかりやすく演劇な形でこんなに濃密な作品として成立させるのもすごいなぁと思いながら見ていたけれど。
そうだね私が思ったのは、私実はねこの手の題材が私の好きな題材すべてが詰まっててびっくりしたの。
全部好みで。
最初の船降り立ってっていうシーンでもうひと泣き。
かつ役者3人だけで全部の。
役も演じるし、舞台も、舞台上は変化はしているけれどセット転換があるわけでもなく、とてもシンプルな構成で描いていくけれど、ある仕掛けでめくるめく変わっていく感じもする。
あと衣装も着替えないでしょ。私そのタイプのお芝居が一番好きなのね。
わかるわかる。
困っちゃう。
わかりますよ。というわけで大好きなこの作品についてネタバレで話していきたいと思いますよ。
ネタバレつってもね、人の物語なので調べりゃどんだけでも出てくる話ではございますが、聞きたくないよという方はこのあたりで。
15:05
スイッチオフでお願いしたいと思います。
はい。
スイッチオフ。
切っていただきましたでしょうか。あらすじ行きますか。
こちらにいつも通りナショルシアターライブのパフレットがございますので、ざっくりご紹介させていただきます。
ストーリーですね。1844年9月のある寒い朝、ドイツバイエルンからアメリカへとやってきたユダヤ人の若者が、新しい場所での新しい人生に思いを馳せながらニューヨークの鳩場に立っていた。
そんな前の話じゃねえんだ。
彼の名はヘンリー・リーマン。そこに同じくより良い生活を求めて海を渡ってきたヘンリーの2人の弟。
そもそもヘンリーじゃなかったんじゃねえか。
そうなの。
ちょっととりあえず置いとこうか。
まあいいや。
ハーミッシュみたいな。
なんかね、なんか4文字だった。
ドイツ系の名前だね。
ヘンリーの2人の弟、エマニュエルとマイアが合流し、彼らはアラバマ州で布地や医療品を販売する店。
リーマンブラザーズをオープンする。
はい。
後にその店は綿を扱う会社と成長していく。
そしてアラバマ州の綿畑が大火で大打撃を受けた際、再建のための資金を提供したリーマン兄弟は引き換えに手に入れた生綿ですね。
お、これ生綿って読んでやってんの?
キメン?
そうだね。
生綿を工場の所有者たちに販売し、多大な利益を得ることに成功。
仲買いブローカー?
そうですね。
ほとんど彼らはニューヨークにオフィスを構え、アメリカ国内にある24のプランテーションと綿の取引を始める。
そしてやがて投資銀行業に参入したリーマン兄弟はコーヒーから鉄道まであらゆるものに投資するようになる。
そしてそれらの授業は次世代へと引き継がれていく。
リーマン兄弟の野心的な息子や孫たちはそれまで以上に目標を高く設定。
そして1929年の株価大暴落、オール街大暴落を生き延びて徐々に金融帝国を築いていく。
しかし実はリーマン家の3世代全てが自分たちの没落を予見する恐ろしい悪夢に悩まされていた。
ということで貿易部門など事業を拡大していったリーマン兄弟は世界最大の銀行の一つとなるが、
2008年に経営破綻し世界的な金融経済危機リーマンショックを引き起こしてしまう。
18:04
これがさっき言ってたリーマンショックね。
しんちゃんリーマンショックとは?その後ちょっと興味を持って調べたというしんちゃんに聞いてみたいと思います。
サブプライムローンが焦げ付いて、経営が急激に悪化して、びっくりしたみんながわーってパニックになったってことでしょ?
だいたいやってます。
ていうのをみんなが、何が今回面白かったかってそういう出来事があったっていうのを大前提に見てるんだけど
直接そこを描かれていってなかったじゃない。
そうなの!そこが良かったの!
これをみんながわかってる。みんなが世界中が大変なことになったのがわかってるんだけど
物語としては本当にちっちゃな一族の、なんというかインナースペースな
別に関係ないよ!
本当に一族の家族の物語。
そう!
ていうのがね今回ね特筆すべきところだなと思った。
本当その通り!もしこれが株がねとか債権がねっていう話をもっとされちゃってたら
つまんなかったっていうかなんかここまで心に響かないっていうか
焦点の当て方がとても素晴らしいなぁと思って
どこがどうなったらああなるのさって私は全く知らないから
この人たちがどうなったらって。実際はリーマン兄弟が手放してからそうなってるから
あんまり直接的に関係ないじゃんっていうことが後でわかったけど
ドキドキしながら見てたよねっていう
そうなぜなら冒頭に
どうやらなんかあと一晩でこの立派なビルディング
この摩天楼のねこの囲まれている感じの
すごい高いところにあるオフィスの一角なんだろうなっていうこの部屋に
そのここの場所っていうのがあと一晩で
どうやら終わりを迎えるかもしれないっていうところから始まるんだよね物語が
そこから160年前に話がこう遡ってはいくわけなんだけど
何が脅威なのかっていうかさ
見てる人たちに細かく語らなくても
ハラハラできるっていう
すごいね
勝手に終わりに近づいていってるからね物語は
巨大なメガバンクな感じのやつの終焉を知ってるからね
でもなんかその物語の語り口調としても
今回一番面白いなと思ったのはこれってとても
よくできたよくできたっていう言い方は失礼か
秀逸な朗読劇じゃんって
21:04
それはめっちゃ思った
一人称で僕と言うべきところを彼は始めるのよね
最初にサイモンラッセルビールさんが一人語りを始める移民でやってきて
アメリカの地に降り立った今から一人で店を切り盛りして
一旗上げてやるぞみたいなところもずっと自分のことを彼と言っている
誰に向かって言うわけでもなく
字の文って言うんですか
かぎ括弧じゃない文章を語り続ける
途中でかぎ括弧の文章がいっぱい出てきて
他の登場人物弟たちも来たら
かぎ括弧の会話が始まるんだけど
でも彼らもやっぱり自分のことを
字の文で心情を表現する
これ朗読劇なんだって
思った
朗読劇っていうよりかは
小説を
朗読
朗読
なんやろ
朗読やな
朗読やね
小説を全てを声に出して読む感じ
そのまま舞台に上げた
そうだね
あの
くしくもね
昨年
同じ俳優さん
サイモン・ラッセルビールさんが
舞台転換はほぼなし
ずっと出ずっぱり
同じ衣装で
舞台セットも抽象的なもので
見た見た
はい何ですか
リチャード2世
シェイクスピアのリチャード2世を
もちろん全く同じというわけじゃないんですよ
ちょっと似たような演出方法で
されてたんですけれども
私たちの評価っていうのは
そんな
今回見たこれに比べると
作品に比べると
ちょっとシェイクスピア劇としてどうかな
わかりにくかったなっていうところがすごくあったんだけど
そのわかりにくかったっていうものの
理由の一つに
やはりその限られた
閉じた空間の中で
限られた人数で
そして同じ衣装を着けても
見なりが変わらないのに
一人で何役もしてて
こっちに伝わりにくい
そしてあの場面が転換しているっていうのも
パッと見てわかりにくい
っていうのが
それがよく現れる時もあるんだけども
リチャード2世に関しては
ちょっとそこがマイナスに働いたなっていうのが
感想としてあったんだけども
すごくその
リチャード2世と
方向を
持っていきたい方向っていうのは似ている
てかリチャード2世ももしかしたら
こういう感じに持っていきたかったのかなって思うんだけれども
24:01
ちょっとコンテンポラリー系で
前衛的な舞台で
物語の核心を
掴んで語る
みたいなところなのかな
共通点はすごく多く感じるんだけれど
似て非なるものだった
そうだねそれが一つには
さっきしんちゃんの言った字の文
小説だったら
セリフとセリフの間に
そして彼は立ち上がり
カップに口をつけてとか
なんで私はコーヒーの
窓を開けてとか
彼はその後
24の会社を買収した
そうだねそうだね
普通やったらセリフで
お客様に語るんだとしても
今から24社
僕は買収するよとか
とか聞いたよ
24社買収したんだってねとか
セリフに変えてみたり
っていうことで語っていくのが演劇なんだけれど
本当に小説の通り
小説の通り
そして彼は頷いた
みたいなことを
自分で語ってしまう
最初それを導入部として
彼って役で書いてるし
火って言ってるし
でも
浅山ラッシュルビールさんは
自分を指す仕草をしてて
胸に手を当てるとか
自分だよって彼は僕だよって
最初の方で提示しながら
話を進めていくから
慣れてくるとそれがとても心地よいというか
これって小説なんや
朗読なんやって思った瞬間に
すっと馴染んで
全然違和感がなかった
あれすごいなぁと思って
見せ方として面白い
最初
ちょっと入り込みにくいところはもちろんあった
そういう意味では
さっきもチラッと
説明しましたけれども
舞台ね
特徴的に
あったのが
センターに
回転するガラスの
部屋
ガラスで囲まれた部屋が一つ
ガラス張り
ガラス張りかな
どこの面にお向いていても
一応見える
開いてる開いてないはちょっと差はあるけれど
人の仕草が見える
ガラス張りの部屋が
盆に乗っていて
常にぐるぐる回ってたよね
回りながらもやるけど
だから部屋を映るときには
それを方向を変えて
別の角度で
見せて違う部屋っぽく演出する
そこに
テーブルと
椅子と
箱ね
書類とかを整理する
よくね
アメリカのドラマとかでさ
急に本日首を言い渡された
社員の人が
どっかの手入れがあったぞ
っていうときに
書類を全部入れて持ってくるやつね
27:01
あんまり印象が良くないのはなんでなんだ
書類を入れる箱ですね
私もあれが好きで
結構持ってましたけれども
整理するとちょうどいいんだよね
ちょっと頑丈なやつね
それに
見立てた
一見そう見える
でも役者さんが上に乗っても
崩れないようなね
その素材がなんだか気になって
階段として使えるし
腰掛けることもできるし
タワーみたいにして
使うこともできるし
そういうので
条件を表現するための
箱ですわな
そうです
小道具
細々としたものは
トランクから出てきたり
実際には
来たけど
ほとんど
何も出てこなかったね
全部マイム系
実際に出てきたのは
身につけるメガネだったり
花だったり
ぐらいかな
そうやな
そうだね
セット転換は無く
その
役者さんが
箱を動かしたり
するだけ
プラス
特徴的なもの
もう一つ
後ろの壁にずっと映されている
映像
窓から見える
そのまま160年間の
話をしているので
ガラス張りの部屋というのが
今ここにいますよ
っていう状況を
説明するための
唯一の手がかり
最初に
アラバマに
行った時には
草原が見えていて
綿花畑が
見えている
火事が起こるとそれが燃える
空想の世界では
空が映ったり
失踪するような
映像になったりするけれど
ニューヨークに移ってからは
ニューヨークも低い建物からね
周り
ビルに囲まれている
っていうところから
始まってね
低い建物のビルが
どんどんクレーン車が見えて
建物の高さが伸びていって
最後は
周りのビルの窓しか
見えないみたいだね
それで時代背景と
彼らの心情を表している
後ろの壁一面に
ずっと映されていて
金かからんでいいな
そこですかい
ツアーとかはしやすいよね
でもボン回ってるから
あれ大変やからなかなか
なかなか大変
それらのセットが
衣装も含めてなんですけれども
30:01
あと映像が
モノトーンで
統一されてたのが
また素晴らしい
途中で赤赤と
なんていうんですか
すごいこう
わーって色がついたり
する時も演出によって
あったんだけれども
時代が失踪している時
映像とかも赤くなったり
したけど基本的に
モノトーン
落ち着いた
古き良きなアメリカの印象
なんかちょっとセピア色
ってんですかね
思い出感がある
途中でね
だんだん
オフィス自体の位置が高くなっていく
周りのビルの方が
低くなっていく
今すごい急成長してる
っていう時は
映像がね
遊園地の乗り物みたいに
映像だけ見てたら
動いていく感じになる乗り物あるやん
まるでエレベーターに乗ってるみたいに
それは何
ハリーポッターみたいなやつ
タワーオブテラーって言ったらいいかな
その間に動いてないのに動いてる感じ
それそれそれそれそれ
フリーフォールみたいな
落ちてないけど落ちてるみたいな
実際に移動距離はほとんどないのに
この建物の中なのにすんげえ旅したぞ
そうそうそう
波の移動とかもあったりして
それは見ててワクワク楽しかった
映像効果として
あの演出もねあるようでないなぁと思って
そうだね
控えめやから良かったね
ただ唯一の欠点として
何回か
映像が隠れて
詰まることがあって
そんな時あった?
繋ぎ目かな
映像トラブルなのか
そもそもなのか
よくわかんないんだけど
っていう時には全員の集中が切れるよな
これって思って
気づかんかった
じゃあ良かった良かった
あれみたいなやつかな
今はないけどさ
フィルムとフィルムの繋ぎ目の時にさ
あれ下手な人やったらイラッとすんだよね
黒い点が出るやつあったやん
そろそろよ
今ないよねデジタルやからさ
昔はリールがね
リール変えるやつがあったんだよね
何本かに渡って
映像技師さん
いちいちちゃんとピントを合わせて
切り替えのタイミングを見てらっしゃるっていう
がちょっと下手な人やったら
ガクってなるんだよね
今の繋ぎ目何やったん
一回か二回気になって
これ映像止まったら死ぬやつな
って思いながら見てた
その恐怖はあるよね
でも止まったとしても
まあまあまあ
見れるよ
なんとかね
全くなくてもいいのも
っていうところではある
うまいこと見せ張った
さすがサムメンです
言えてよかったな
33:01
いやほんとそうだよ
だってさ
うちらさ
サイモンラッセルビールさんの
リアを
けちょんけちょんにしましたからね
なんかねサイモンラッセルビールさんの作品でね
ナショナルシアターライブで
今まで
一回も私たちが
私相性悪かったよね
あれーって
なんか名優のはずで
わかんない
名優なのはわかんない
でもなんか
作品がどうも相性が悪くて
よかったーって
なれないっていう
でもサムメンですの前回のリアをにしても
とても評価は高くて
評価は高い
ノミネートされてたり
わかるそれもわかるんだけど
私たちが見た
ナショナルシアターライブに関しては
本当にとても音響が
あれは本当に不幸な事故だったんだな
それで集中力が
削がれてしまったので私たちが物語を
放棄したんだろうなっていう
それだけではないと思うんだけど
その時のさ
私たちの
人間的レベルもあるじゃない
舞台感激
もしかして今見たらめっちゃ面白いかもしれない
それはちょっとね
見直してみたいとは思うんだけど
さっきも触れたリチャード2000にしても
やりたいことはわかるんだけれど
サイモン・ラッセルビールの
無駄遣い
いやちょっとしたら
ミスキャストみたいなね
あれーみたいな
ただ
今回は
今回はよ
なんとなく
本当に主観で申し訳ないんだけど
今まで2作品
シェイクスピア作品で
サイモン・ラッセルビールさんを見て
彼がロイヤルシアター
シェイクスピアカンパニーで
看板を貼って貼るのも
よく知っている
いやでもそれより今回の方が
シェイクスピアだったって思ったの
名言出ました
すごいよ今日の今晩のしんちゃんは
冴えてます
いやこれは
すっごかったよね
いやもう
私さ
もう寝ちゃうかなと思ってたよ
自分が正直
すごいスケジュールで
やってきてよ
ブワーってきて
だいたい
その
舞台のさ始まった瞬間にね
このテイストで行くのね
ってわかるじゃない
さっきも説明した通り
自分のことを私と言わない
彼
彼って言いながらちょっと第三者的な視点で
そして
入るのね
静かに舞台が回りつつ
セットは変わらないやつね
そして3人だけで
同じ衣装で
そして
この後ゆっくり話したいけれども
36:01
音楽も単調なね
シンプルなピアノ
って状態で
私やばいかもなって思ったけど
まあまあ
役者の面で行くなら
全員すごかったよ
全員すごかった
特に私たちの思い入れの強い
負の思い入れの強い
細胞ラッセルビールさん
すっごかったね
生き生きとしてらっしゃった
めっちゃよかった特にフィリップ
そうね
フィリップね
最高じゃなかった
すごかったねあれはね
すごかった
いやこれね
3人で全員
何十人
何十人
若い一言入れたら
結構いくよ
女性何人出てきたら
分けて
分けてやってらっしゃるんですけど
最初は3人の兄弟から始まる
メインの役はそれぞれ決まってて
細胞ラッセルビールさんが
お兄さんの長兄の
ヘンリーを
やってらして
エマニュエルかな
そうですね
が
ベンマイルズさん
が次男
そして3男末っ子の
マイアーリーマンの役をしてたのが
アダムゴドリさん
がされてたんですけれども
もちろん
160年にわたる3代の
お話なので
だんだん亡くなっていきますよね
寿命だったり
最初に亡くなったのが
一番上のお兄さんの細胞ラッセルビールさん
ここで細胞ラッセルビールの
メイン役は
ここで退場かって私は
思ったんですよ最初
それはでも脇役はみんなで分担して
やっているのでずっと出てるけど
でも多分メインがね
パンっていなくなったから
ここでいなくなるんや
長門客とかで来たりはするけどね
でもそれでもえってなる
このタイミングって
そしたらね
この細胞ラッセルビールさんが
第1幕2幕3幕とある
この2幕でですね
生き生きと復活するわけですね
この次男の
エマニュエルリーマンさんの
息子役として
また眼鏡かけて
なんつーのをこましちゃくれたみたいなね
そう最初の登場がね
名探偵コナンくんみたいな感じで
小学校の低学年ぐらいのね
パクフィリップ
みたいな感じで現れるの
頭だけいい子
お父さんさっきそういう風に言いましたけど
僕はこうだと思いますみたいな
え何この子みたいな
予定があるので
また後でみたいな
そうそれがね
この細胞ラッセルビールさんね
なんていうんですか
活腹の良い
でもそんなに背が高くないんですけれども
活腹が良いって言わない?
どうしたらいいのこれ
39:01
コロッと丸くて
コロッと丸くて背が高くなくて
でもなんか
白髪もたっぷりお毛もたっぷり
愛嬌もあるし威厳もあるみたいな感じの
かわいいの
そうその彼がね
丸眼鏡をかけてですよ
そのコナンくんばりのね
息子を演じるんですよね
このフィリップが
すごかった
なんかぬいぐるみぶつけたろか
って思う感じの子どもね
フィリップやりながらも
他の脇役ももちろんやってて
あれ?もしかしたら
ヘンリーリーマンさん
が今ここで立って
見守ってるのかなっていう
私鼻が詰まっててしゃべりにくいんですけど
すっごいしゃべりにくい
お聞き苦しくて申し訳ございません
ヘンリーリーマンさんが
後ろで見守ってるのかなって思わせるようなね
その
目線視線を携えて
ただそこに
立ってるっていう感じ
急にスイッチパーン
切り替えて
いたりとか
思う存分ちょげて
女役やってたりとかね
奥さんの役とか
みたいなやつとかね
それぞれにやられてて
なんでこんな
楽しそうなんだいっていう
めちゃくちゃ楽しそうだったね
それはもうサイモンラッセルビルさんに限らず
アダムゴドリーさんも
ベンマイルズ様なんだけどね
素晴らしかった
なんか
その役割分担も
ちょっと
女役やられてない方とか
こういう役が得意だよな
っていうところに突っ込んでいくのも
分かんねんけど
それでも言うてまんべんなく
こんだけこなすってすごいな
あとはこの
ぱっと見のね
見た目からね
きっとその長兄は
サイモンラッセルビルさんに
そして
次男はベンマイルズさん
3男はアダムゴドリーさんに
ってなったんだろうと思うんだけれどもね
でもその後の配役
っていうのはさ
じゃあここでこの方が退場になるから
死んで退場やから
次は彼が息子で
みたいにさパズルみたいに
やってはめていかんだから
じゃあ君が奥さん役で
みたいなさ
でこれ
当てはめていくのすごい
大変やし面白かったよなって
で稽古の過程でね
きっとね
じゃあちょっと
この役やってみてってやって
みんなやってみて
でもやっぱりじゃあこの役はあなたねってなったりとか
っていう過程があったんだろう
やっぱここは無理やわーとかね
いやーこんだけ悪いんやったらやっぱり
ごめんなさい彼に戻しますみたいな
そういうのはきっと
誰がどの役やっても
42:00
できるんだよこの3人は
でまぁ今回のね
見たあの
最終盤に落ち着いてるんだと思うんだけれども
もうそれが
ほんとに
みんなもう素晴らしかった
し
だから役割的に
3代にわたるリーマン
一族で
一人一代
メインの社長の時期を迎えるっていうのが
まぁカラーの違うというか
違った
やっぱ一代目
その3人兄弟で出てきた時の
エマニエルさんが
社長の時期が一番長かったので
彼が社長として描かれていたけど
はもう
とても頭もいいし
ただもうひたすらバリバリやる
そうやね
野心にあふれた
社長的な
思い立て次の日にはすぐにニューヨークに
行っちゃって会社いくつか買い占めて
みたいな
ものをやる
もうあのなんていうかほんとに開拓者って感じ
そうだね
で2代目その
イケスカネ子供
フィリップか
もうほんとに頭が良くて
全部リズムで計算で
世界を大きくしていく
で
3代目
アダムゴロリーさんがやられていた
方は
お絵かきが上手で
芸術家派だ
どっちかというと
最初は絵画の
買い付けとかやったりとか
芸術の方向に振っていたけど
やはりリーマン一族ということで
ボビーだね
ボビーか
経営を継がなきゃならなくなって
それでもやっぱりそこは
自分の感覚で物事を渡っていく
そのカラーも
綺麗に演じ分けられていて
そうだね
それが時代に合ったものだし
その会社の大きさに合ったもの
っていうのもすごいなと思うし
そこのバランス感覚
いやこれなんか
演出助手の人大変やろなと思って
そうやっぱそういうところに
やっぱ気がいっちゃうよね
振り分けて
ここだけどうにか順番テレコになりませんかね
とかっていう相談して
あったんやろなと思って
確かに
そうやな
いやこれは
すごい
だからもう演出においても
役者においても
まあその
セット
あれもすごく計算されたものだと思うので
そういったプログラミングにおいても
音楽の効果においても
いやすごい感じ
それしか出ないのよね
今回私が緊張してた理由それ
そういうことね
それだけ語ったら
終わっちまうじゃんって思ってて
そういうことか
なるほどね
10分で終わるなと思っててんけど
全然終わんないね
45:00
よかった
やば
音楽
ねえ
私
ねえ
私どのあたりで気づいた?
割と初期から気づいてた
1幕の途中ぐらいで
気づいた
私全然気づいてないかもしれない
違う違う
生でやってたねっていうやつ
それはなんとなく
姿が見えたから
でも全然気づいてなくて
私
どうやってキュー出してんねやろとか
いろいろ気になりながら
舞台見ながら
見えてないよそこからって
見えてると思うけど
スタートキュー誰が出してんねやろとか
それはあれですよ
演じる音響さんと一緒ですよ
もうだから第4の役者さんですから
キューとかじゃない
あの開演キュー
開演キューね
開演キューはさ
あれ音楽からだったっけ
でもさあれしてるじゃん
してんのかな
私はそれをドキドキしてた
だってさアンテンとかもあるしさ
それあるよ
それは心配じゃない
大丈夫テクノロジー進んでるから
ナショナルシアターライブ
開演キューってね
行きますよっていう合図誰が出してるんや
武官さん見えたんかなっていう
物理的なことじゃないと思うな
イヤモニじゃないかな
水口不利だったんだね
ナショナルシアターライブの
ナショナルシアターライブの時に
インタビューがあるよ
っていうのと
音楽については
後でスペシャルに語ります
みたいな
ことを言ってたので
音楽特筆すべきものなんだ
っていうのが
分かってたので
女性の方が
ピアノ1本でずっと
他の効果が入るところも
もちろんあるけれど
基本的には
ずっと奏でてる
私が一番
途中でヒッてなって
これどうやってるんやろうって
ずっと心配やったのがね
その心配は第3幕始まる直前の
さっきの
後で音楽については
詳しく説明しますね
その後での時
そういうのがあるんだっていうのが
2幕終わりで知ったんだけど
3幕始まる前に
音楽についてのあれやるわねって
言ってくれたから
それが見れるよかったと思って
分かったんだけど
しんちゃん開演球が心配だでしょ
私はね
花粉がかゆいの
花粉がかゆいってすごい言い方やな
お鼻がかゆいって顔してたから
私は
お芝居中の
セリフとかシーンに合わせて
続けないといけないところ
48:00
曲合わせっていうさ
芝居合わせどっちか分かんないけど
それを
音楽の
ピアノの彼女がね
どうやって合わせてるんやろうって
アップライトピアノだったんだけど
アップライトのピアノの楽譜のあるところに置いてある
あれは何なんだろうって
すごい気になってたの
何か書かれてるものが
置いてあるんやろうと思って
なんか
方法として2つあるっていうか
考えにくいけど
1個はね
ずっと稽古にも来てて
何もかも全部役者レベルで
覚えてるから
私には楽譜は必要ありません
そして
きっかけとかを確認する用の台本
もちろん必要ありません
私は裸一貫で
ピアノを弾きます役者のように
っていう状態でいるのか
それとも
やっぱり何かしらの急めいたものを
代表的な
稽古を重ねていく中で
ここだけはメモっとこう
みたいなやつが書かれた
秘密のノート
これちゃうで同じようなセリフ2回来るけど
2回目な
書かれてるものが
不明台に置いてるのか
何が置いてあるんやろうってすごい気になってたよ
それは気にならなかった
私そこまで見てなかったな
個人的に気になっただけ
結果わかったことは
右に
音楽の楽譜
左に台本
お手製の
細めに作られた
めくれるやつ
細めに
2個並べて不明台に置けるやつ
っていうのが置いてあって
でリーンって鳴ったら困るからね
そうそうそうそう
あれがめくるタイミングも
決まってると思うけど
曲の合間に台本めくって
だからほとんど覚えてはいるけど
あとそんなに頻度高くなく
済むように
中抜きしてやったりするんでしょうね
きっとね
それが
とても
テクノロジー
最新テクノロジーと
アナログな部分が
くちゃくちゃなのよね
くちゃくちゃなのよね
くちゃくちゃなのね
両方なのね
めっちゃイケイケ技術ばっかりやん
でもないやん
でもそういう
手作業のとこめちゃめちゃアナログやん
みたいな
一個前のナショナルシアターライブ
イヴのすべて
なんてさ最先端テクノロジーじゃん
だね
作り込まれて
映像をずっと使って
っていうね
それの
対極というか
ボンは回ってたけどね
51:00
ボンは
昔からあるからね
技術的にはね
でも映像とかあんだけずっと映しとか
っていうのも
まあ
やろうと思っても
思っても勇気いるよね
まあね
うん
あそこまで思い切った使い方するって
うん
結構手腕問われるやん
サムメンデッサンですから
そりゃそうか
映像監督もされてるからか
サムメンデッサンですから
見てこの手のひらの返しを
サムメンデッサン
今までそんなに舞台作品
どうなんとか言ってたのにね
いやほんとそうですよ
まあ
あの
何の話してたんだっけ
音楽はすごかったっていうね
うん
絵も見ました
絵も見たね
もう一回見たい
そうね細かいところも
チェックしたいし
その演じ分ける
演じ分け方とかも
分かった上でもう一回見たら
もうちょっと今回あの
なんかすごい
嵐に巻き込まれたみたいな
ファーってなってる間に終わっちゃったので
そうやね
とても落ち着いた物語だし
落ち着いた見せ方もしてくれるんだけれど
なんかあれよあれよで
そうだね
うーん
私はねなんか
なんか
その時代の
速度というか
異極的にも
1幕と2幕と3幕の
スピード感が全然違くて
やっぱ時代が
加速していくにつれて物語も
どんどん加速していくみたいな
感じがすごくして
なんか3幕とかも
ファーってなってたから
そうやなぁ
でもなんかあの
どの時代も
1時間ずつあったな
そうやね
意外っていうか
よくあるのは最初長めで
2幕3幕短くなっていく
ちょっとトントンといくって感じね
なんか多いんやけど
今回は本当に各世代を
たっぷり1時間ずつみたいな
ので
あの
それもなんか
不思議な感じだったかな
物語のねその
起承転結って話じゃないっていうのがね
誰の木が
どういう結果分からんしね
そうでなんか何か謎が
こう解明する
わけでもないし
まあ終演に向かって
突っ走っていく
その
一族のお話
なんかその時間の
速さっていうか濃さっていうか
本当になんかこう
時間軸ずっとね時計が
54:01
あったでしょ
舞台の真ん中にいて
時計が気になりだして
この時計は一体
何の象徴なんだろうとか
まあまあねいろいろ
さあ
考えられるものあるけれども
時間っていうものについて
自分の今体感してる時間
とかあと1時間当分にある
物語だったりとか
すごいスピードが速く感じる
ところがあったりとかっていう
その感じ方っていうのも
不思議な感覚だなって思いながら
ちょっとごめんなさい全然言葉に表せないけど
見てた
ずっと全体的に不思議で
浮遊感があったね
それもしかしたら
セリフの
言い増しっていうか
あえてのリフレインがあったりとか
それが動作だったりにも
ね
あったりとかその
リズムの刻み方っていうのが
音楽
でもそれを
聴覚的に私たちに
感じさせてくれてたけど
セリフでもシークスピアとかとはまた
違った
大きなウニリじゃなくて
ちっちゃい波がいっぱい来る感じ
ふわーって登って
スッと落ちるっていうのが
すごい小刻みで
なんか一定のサイクルを
保ってるみたいな
その劇評とかを見てたらね
今回のその
セリフ運びだったりとかっていうのが
詩的?
ポエム?3文的?みたいな
書かれ方をしている
ものもあって
そういうリズム確かにあるな
っていう風に思って
だからといってすごく
ポエムポエムしてるかって言ったらそうでもない
だからそれがやっぱその
字の文にしてるっていう意味なのかな
そうだね
だからバランスが
本当に
良かったです
としか言いようがない
そして
役者さんでね
私本当にサイモン・ラッセルビールさんも
お茶目で
あと彼の
面白い部分とか素晴らしい部分いっぱい
見れて良かったなと思ったけども
個人的にアダム・ゴドリーさんが
すごい良かった
めっちゃクッチってさ
あれ?この人こんなにスタイルのいい人やったんやと思って
あの服がすごく似合ってた
似合ってた
なんかユダヤ系の方なので
結構ブラックスーツ
それでか
中1周の方の
清掃じゃない?清掃でもないのは
でも基本的にああいうスーツの方を
よく見るよね
帽子かぶってさ
髪の毛を伸ばして
カールしてらっしゃるっていう姿が
多分正式なんやとは思うけれど
3ピースの黒い
ちょっとなんか竹の女がいい
かっけえやつな
スーツ
着て
似たようなものを3人とも着てらっしゃるんだけど
スタイル的にも
57:01
コートの長さ的にも
アダム・ゴドリーさんのやつが
一番シュッとして張って
かっこよかった
長卵みたいなやつ
そんなに結構
コミカルな方を担当されてるのかな
と思ったら
3代目になって
ブラッサンかけた瞬間に
超イケメンに変わって
なんてダンディーなんだ
この人こんなかっこよかったんや
セリフではすごい白い
スーツを着てって言ってるけど
白いスーツって何回も言ってたね
時代的なものもあった
白いスーツってそれがトレードマークで
みたいなこと言ってたけど
この黒いスーツで私は満足ですって思ってた
めっちゃかっこよかったよね
シュッとしてた
関西人の最高の褒め言葉ですよ
シュッとしてた
そうなんですよ
ベンマイルズさんは
本当にイケメンだよね
かっけえ
お顔の動作の
整った
目の位置鼻の位置口の位置
整ってらっしゃって
体格も
これまたシュッとして
ダンディー
なんだけど
分かりやすくイケメンと言われやすい
見た目の
方だと思うんですが
アダムゴドリーさん
ですよ
ちょっとお耳が大きくて
ちょっとこう
お猿さんっぽい表情さ
お茶目さが
その外見から
一回見たら忘れられない
だから博士と彼女の
セオリーかなんかの時にわーって思ったけど
出てはったっけ
お医者さん役かなんかで一瞬出てはった
他にも何回か
体験してて
この人やーって思ったのが
一番記憶に残ってるのは
ホーキング
博士と彼女のセオリー
と同じ題材でございますけど
ペネクトカーマンパチさんの方のホーキングで
ホーキング博士のお父さんの役をしてた
うんうん
あとラブアクチュリーも出てた
出てはったね
パッと見たらこの人やって思うんだよね
そういうお顔の方なんだよね
めちゃくちゃ
かっこよかった
でもね女役やるとね本当に気持ち悪いの
かわいかったよ
かわいかったけど
途中の
フィリップの婚約者広報
10人ぐらい演じ分け
してらっしゃるシーンの
途中の何人かが
本当に気持ち悪いの
意味がわからない人がいたよね
これなんなんやろみたいな
ただのバカキャラとかただのデブキャラみたいなやつがね
あー本当に
ああいうシーンも楽しんでやってらっしゃるのがすごく好感が持てるなぁ
いやー
それだけ言いたかったの
アダムコドリーさんがかっこよかったって
みんなかっこよかったよ
最後のラスルヴィエルさんもかっこよかったのよ
本当に今まで見た中で一番よかった
でも全員よかった
こんな感想でいい?
1:00:01
この3人じゃないと
できないんだろうなっていう
その3人間
3人の中のバランスも
すごく感じて
そうやね
もう
あんな疲れる舞台やから
ここは任した
あれさ
覚えれる
どんぐらい練習したら覚えれる
でもこの人らそんな練習せんでしょ
どっかに勘弁あるでしょっていうぐらい
物量のすごいセリフを
ずっと絶え間なく言っていて
しかもわんべんなくくるから
そうやね
ほんまにここ休憩とかってできない状態やん
だってしんちゃんさ
似たような設定のさ
5人芝居さ
90分やけどやったじゃん
あれ
あれは
動きがもうちょっとあったから
動きがね
あったから
メリハリついたけど
この人たち同じようなことを
同じものを運んで
その形も覚えながら
演出も覚えてってことやられてて
だからなんか起伏が
乏しいものに
起伏をなんとかつけて
自分たちでやっていくっていうのを
やってるのがすごいなと思って
勝手にここで盛り上がって
ダンスとかやったら
もうちょっと覚えれると思うんだけど
ここで盛り上がってダンス
ダンス一曲あったけどね
あったあった
見せていただいたよね
あれもちょっとおかしかったけど
そういうのが立て続けに来てたら
シーンも持つし
力抜けるところも出てくるんやろうと思うけど
そういうこともない
ずっと緊張したまんまの
1時間かける3回
いやこれちょっとでも
順番間違えたら
えらいことになるやろなと思いながら
あって疲れたっていう
それは分かりづらい
そういうのを考えないでできるだけ
見るときって見るけどやっぱ
それ頭よく言っちゃうよね
この3人の実力がすごすぎて
恐ろしいよ
よう覚えるわほんまに
こんなねアホな感想抱くことある?
よう覚えるわーってな
でもそんぐらいの舞台よね
ずーっと喋りっぱなしよ
しかも別にそんな
怒鳴るとか感情込めて
うわーみたいなことあんまないやん
そうなんだよねなんか
その字の文があるからね
だからそのセリフとして
もちろん感情込めて
その役になりきって
言っている
言った直後0コンマ何秒か後には
同じその人が
字の文を
ちゃんと字の文として言ってるっていう
そこを切り替えるっていう
あれはねちょっともう
どうやったらあんなことができるのかが
考えつかない
1:03:01
それぞれがキャラクターも演じ分けるし
そのメインの役だったり
他のキャラクターだったりの
年齢も演じ分ける
しかもセカセカしてないでしょ
そうなの
全然セカセカなとこがないでしょ
そう
これすごいよね
どの辺りでこの
演出その演出家とね
この役者と
各スタッフさんがね
同じ景色をどの辺りで見れたんだろうね
稽古におけるさ
短期集中稽古
じゃ多分無理だから
すごいスパンの長い
ワークショップとかしながらってことなのかな
やりながらじゃないと
みんなのスケジュール的にもだって
サム・メンディスもそんなに拘束できんやろ
そうなのよ
そういうことをね
何かを思いついて実行に移すだけの
時間の余裕も持ってないと
何かが掛け違ったときに
調整できないなとか
他のところでね
初演やられてるので
そこで調整はある程度してるんやろうけど
役者間の調整とかも
あのセットとの調整とかも絶対時間かかるし
そうだよね
公開の
英語版
前のパリでやられてたやつとか
一体どんなのやったのか
すごい興味あるよね
演出的にどういう風にしてたのかっていう
うちの分っていうのはきっとあったやろうからさ
果たしてそれを
3人で演じられてたものなのかとか
どういう
どういう
構成やったのかとか脚本的にもね
もっと人数出したら
それは楽なんやろうけど
でもやっぱりこの3人
やったっていうことで
その
舞台ならではだよね
亡くなったでもその子孫の人を
また同じ人が演じて
それは違和感なく
説得力持ってみれる
映画でやられるとさ
ちょっと
バーフバリみたいになっちゃう
バーフバリは面白かった
バーフバリはよかったんやけど
ちょっと混乱するわ
どっちの方でしたっけ
ハフンって
そうそう
そうなんだけども
いやー
この作品がですね
来たら3月7日から
ブロードウェイ
で
公演があるということで
ラッキーにもニューヨーク行かれる方
わかんないもうソロだとしてるかもしれませんけれども
してんじゃねえ
もしくはラッキーにも
ニューヨークの近くに住んでらっしゃる方
当日券に並べるよという方
これはぜひぜひ
絶対
見たほうがいいやつです
めっちゃ見てほしい
ので
もしこれ見てなくて
びっくりするけど
あの
今この
私たちのネタバレ
聞いてくださってる方
これ
1:06:03
もしアンコール上映あったら
言ってください
今年一番出ちゃったかもしれん
ぐらいよかった
演劇の
驚きに満ちた
作品です
しかも
ツイッターにも書いたんですけれども
ナショナルシアターライブ
感激初心者なんですけど
どれが見に行ったらいいですか
私こんな感激初心者を
楽しめますか
楽しめます
ナショナルシアターライブこそ
初心者の方に見ていただきたい
どこで見ても
芝居で悪い席で見るより
全然条件もいいので
ぜひ見ていただきたい
とともに
サムメンデス監督といえば
はい
2月14日公開
そうだね
始まってるよね
14日で合ってる
あるよね
1917
2月14日公開でした
1917
命を懸けた伝令
そういうやつだった
仮題映画
そういうのあったの
ちょっと今忘れてた
これで弾みをつけて見に行こうと
そうだよね
そろそろ見ないと
私土曜日あたり見に行くよ
私も近々行こうと思ってます
2月の仮題映画でございます
近日
公開はしてるから近日レビュー
お楽しみにしていただけますでしょうか
どうやろう
私も今日のレビュー
いろんな回あるけど
私今日は反省してるね
とっちらかってた
ドキドキしすぎました
すっとんきょなこと言ってごめんなさい
好きすぎて
本当にごめんなさい
ダメあかんわ
あかんわって取り直さへんからね
それは大丈夫
そのまま行きます
この流れに乗って1917も
やってみたいと思っているので
皆さんもぜひ見に行ってください
参加していただければ
ご感想いただければ幸いでございます
今回ね驚きの演出で
私たちを楽しませていただいた
その辺です監督
1917ではなんと前編
ワンカット風の
風
そんなわけなかろうよ
わかるやろ
風の
本当に金箔の
何十分だかを
見せていただけるそうなので
私もね本当に
見に行く映画は
情報シャットダウン派なので
それ以上
わかってない状態なんですけれども
楽しんでいきたいなと
思っております
しんちゃんはいろいろ入手してるのかな
私はネタバレにどんどん
自分から突っ込んでいく性癖があるので
それぞれちょっと違うのでね
楽しみたいと思います
カブメンデス好きたい
1:09:01
はい
1917もよかったねって言いたいね
言いたいのでこのままネタバレに乗りましょう
というわけで
次回作の予告
フリーバック
ということで3月13日金曜日から
3月15日木曜日まで
作演出
一人舞台みたいなやつね
そうかそうか
これだったっけ
人気のテレビドラマの舞台か
フリーバックなんとか
なんとかだよね
本当にうろい私たちですみませんが
社会現象を引き起こしたと言われる
ドラマの舞台かかな
舞台の
舞台のテレビか
間違えたそうだ
でそれの
だから舞台がお見せしてもらえる
元々舞台やったやつをテレビにしたんだ
はい
休憩なし
いいね80分だよしんちゃん
よかったよかった
よくわからないものをね
見て
お一人でねやられるからちょっとドキドキしてたけど
80分くらいなんですね
そっか一人舞台か
確かそうだったと思う出演者のところ一人しか書いてなかったんだ
そうだね
そうやわ
PBウォーラーブリッジさん
演出ビッキージョーンズさん
演出は違う方
はいはい
でもあの私
この世の中で一つだけ苦手なものがあるとすれば
一人芝居
悪い芝居だからこれが果たしてどう
自分の心に響くのか
すごい楽しみだなと
なんかちょっとね真逆のものになりそうな
気がするのでそれはそれで
楽しみに
今回の作品とってこと
はいいきたいと思います
本当に長くなって申し訳なかったです
私の話聞いてくださってありがとうございます
ありがとうございました本当に
本当に感謝しかございません
というわけで
妄想ロンドン会議では
終わらせたかなと思って
お便り募集しております
ハッシュタグ妄想ロンドン会議をつけて
Twitterでつぶやいていただくか
私たちに直接リプライください
メールの
お便りもお待ちしております
妄想ロンドン
Gmail.com
LONDON
Gmail.comまでお寄せいただければ
嬉しいにゃ
しんちゃん時々にゃって言うんですけど
今日も出てるということは相当疲れてると思います
お聞きくださった皆さんも
どんだけ駆け足
本当に長い時間
お付き合いありがとうございました
次回サクッと楽しいやつ
お送りしますんでよかったら聞いてください
ではでは
また次回お会いしましょう
ありがとうございました