調律師の耳と技術
おはようございます。MORNING NOTEにようこそ。平瀬楽器の平瀬トモキです。
今日は、調律師に勝った!? いやいや、そこからなんです、というタイトルでお話をさせていただきます。
ピアノの調律師ってね、耳がいい人だと思われがちなんですよね。確かに耳も大事なんですけど、実はそれだけでは全然足りないんです。
今日は、本当の調律師の仕事についてのお話をしたいと思います。
このMORNING NOTEは兵庫県三田市にあります平瀬楽器がお届けする、毎朝10分ぐらいの音楽トーク番組です。
ピアノのこと、教室のこと、イベント作りや動画制作の裏話まで、音楽と街のあれこれを毎朝少しずつお話ししています。
朝の支度とか通勤のお供に耳だけご参加ください。 YouTube、インスタグラム、スタンドFMでこの番組を配信しています。
いいねとか感想のコメント、それとフォローですね。どうぞどうぞよろしくお願いいたします。 はい、というわけで月曜日はピアノの耳頼りということでピアノのお話をしているんですけども、
今日はですね先ほど言いました通り調律師に買ったっていう話なんですね。 これ何の話かと言いますともう随分過去なんですけども何年ぐらい前だろう10年もっと前かな15年ぐらい前だと思うんですけどね。
とあるバーで調律に伺った時があったんです。 営業時間結構間際ぐらいだと思うんですよね。
バーなんで多分6時とか7時回転じゃないですか夕方の。 その夕方ぐらいからの調律でもうそろそろ終わりかなーっていう時に早めに来られたお客さんがあったんですね。
でまぁよく知ってる人だったっていうのもあるんですけどもなんかそのお客さんがね この音違うんちゃうって言ったんですよ。指摘されたんですよ。
実際にちょっと高かったか低かったか忘れたけどちょっと狂ってたんです。 あっそうやねー言ってちょっと直したらそのお客さんが言ったことが
やった!調律師に買った!ってめっちゃドヤ顔で言われたんですよ ドヤ顔で言われたんですよ
でねまぁ別にああって感じだったんですけども あの調律師ってそのまあ耳がいい人だと思われがちです
もちろん耳は大事なんですけどもその僕よく言うんですけどまぁ聞こえればできますよ っていうふうに言うんですけどね
まぁ今回みたいにちょっと高いとかちょっと低いとかこれはもう本当に感覚の問題なんで 耳がいいってことになると思うんですけど
あくまでそれはスタートラインなんですよね 本当に問われるものっていうのはチューニングピンを正しく扱う技術なんです
チューニングピンってわかりますかね弦がね グランドピアノをちょっと想像していただきたいんですけども
鍵盤の方から見た時に弦がビャーって張ってるじゃないですか 奥の方は引っかかっているだけなんです
手前の方にねいっぱいこうピンが突き出しているんですけども あれあのギターとかウクレレとかあとまぁハープとかもそうですけども
ギアがあるんですよピンには あのチューニングする時に弦張っているところにはギアがあるんで
あんまそう力がなくても締まりますし手を離してもそこに追ってくれるんですけども ピアノの場合はね
ギアがないんです バイオリンもそうですよね バイオリンとかシャミセンとかそうなんですけども
ギアが全くなくてピンが刺さっているだけの状態なんですけども ピアノもそのと同じなんですよ
それらの楽器と全然違うのは弦の張力 引っ張っている力が全く違うんですね
1本80キロから90キロぐらいの力でグーッと引っ張っているんで そのピンを力加減で回してかつですね
来年の今頃まできっちり保てるかどうかそこなんですよ なのでまぁ彼ね買ったって言った人は確かにその時耳が良かった
僕よりも一瞬耳が良かったかもしれないですけども 調べずしに求められるのはそういうギアがないピンをちゃんと動かして
1年間保持させるように保てるピンの操作 その力だったりするんですよね
まあ調律師という言葉がね どうしてもその調律をしている人っていうイメージで捉えられるんですけども実際
調律だけじゃなくてピアノのこと全般いろいろします 調律師はね成長って言ってアクションの動きを整える作業っていうのもします
例えば鍵盤の深さとか高さとかアクションの動きが悪かったらそれを整えていく 作業っての成長これがめちゃめちゃ大事です
であとまあ弦が切れたりした効果も当然しますよね で外装があの汚かったら磨いてピカピカにするのも僕らの仕事なんですつまりね
耳がいいっていうだけでは全然その仕事にならないんですね耳がいいっての本当の 一部耳がいい調律ができる成長
修理磨くこと例えば5つあったとしたら耳がいいのはまあ20%ということになります だからといって僕その時甘かったなぁというのは反省してるんですけどね
まあ例えばこの成長っていう作業一つとってみると成長がねできていないといくら ピアノの調律がバッチリ当てたとしても弾きにくいピアノになるんですよね
で修理とか外装の試合をきっちりすることで中古ピアノ ボロボロの中古ピアノでも新品みたいって喜ばれることもあります
なので何回も言いますけども耳がいいっていうのは全然すべてではなくて一部なんです けども
耳と手ですねと技術腕に技術があるみたいなこと言うじゃないですか それの総合力が調律師に求められることになるわけなんです
調律の重要性
この調律師という名前があんま良くないんだなぁと思うんですね 僕らその学校に行った時に調律師ではなくてピアノ技術者というふうに言いなさいって言われたんですけど
なかなかそんなね言うてくれないのでまあ面倒くさいね調律師と言いますけども 今調律師はね国家試験になってまして調律師国家試験ではなくて
ピアノ技能士という国家資格になっているんです だから調律師という言葉がなくなればまたこういうふうな耳だけいい人みたいなのはなくなるんかなぁと思うんですけども
今のところねなかなか難しいかなというふうに思ってます まあそんなあのピアノのことってねいまいちわかんないことが多いと思うんですよ
仕組みであったりとかね中の動きとか一体どんなふうにできてるかっていうのはわかんない と思うんですけどもそれを解体して見せるっていうピアノ解体ショーっていうのが夏休み期間やっています
もう1回目終わって実は今日の今日の11時からが2回目になります で3回目が21日やったかなにあります21日の木曜日の夜6時から
平瀬楽器の藤原大センターであります今日はサンダーセンターであります あの音楽教室の生徒さんはもちろんなんですけども外部の方
大人の方だけでも参加いただけるので良ければね 参加していただいてピアノのことをちょっと知っていただけたら嬉しいなとそんなふうに
思ったりしています はいえっとそんなわけで今日はですねあの調律師に勝ったと言われた
あのエピソードねあの まあ別に縁ですけどもそのエピソードから
耳だけじゃない調律師の仕事についてお話をさせていただきました もしねこれでピアノに関することとかまあ調律の仕事
ということに関して興味を持っていただけるのであれば 今日の11時もしくは木曜日の18時からやっている
ピアノの解体書ぜひ聞いていただいて一緒にピアノの中身勉強できればなと思います あ僕があの講師しますんでこんな感じでやってますんできっとね楽しく
学んでいただけると思いますね もし良ければ参加していただければ嬉しいですし
毎年夏休みやってますんでねまた来年も今頃やっとると思いますので 興味ある方はぜひ解体書をご参加くださいませ
ピアノ解体ショーの紹介
はいえーというわけで今日も最後まで聞いていただきましてありがとうございました 今日のお話で気になったことがありましたらそして音楽とかレッスン
イベント動画のことなんでも平成楽器の公式ラインからお気軽にご相談ください ラインの検索画面で平成楽器と入力していただきますと平成楽器サンダーセンター
っていうアカウントが出てきますのでそれを友達登録していただきましてメッセージを 送っていただけたら嬉しいです
はい今日は月曜日ですねもう皆さん多分今日ぐらいからお盆明けの仕事ってことに なってるんかなと思います昨日の晩
フェイスブック見てるともう長いこと休んだから仕事行きたくないみたいなね なんかそんな投稿とかもあったりしましたけども
残念ながら僕はですねもうほぼ仕事してたんであんまり変わらずに あんまり変わらずにもううちはもうねで土曜日から動いてますけどもあんまり変わらずに
あの動いております実は昨日も普通に仕事をしておりましたその代わり 明日お休みいただけます明日の休み嬉しいは思ってるんですけどね
あの今日から仕事の人も今日も休みの人も それぞれ頑張っていただけたらなというふうに思います
はい今日のお話が何か一つでもあなたのヒントになっていたら嬉しいです また明日の朝もモーニングノートでお待ちしております
音楽でこの街の笑顔を増やします平瀬楽器の平瀬智樹でしたではでは