1. もりちゃんおざきのThink too much
  2. Ep.33 なぜこんなに言葉にこだ..
2023-11-01 37:13

Ep.33 なぜこんなに言葉にこだわってしまうのか

言葉はその人が世界をどう切り取っているか、という話をしています 後半はかなり言語学っぽい領域なので詳しい人いたらメールください https://forms.gle/7BLYN7Z7EJH2PtbV7 ⭐️ゲストも大歓迎!フォームに連絡取れるアカウント入力もしくは番組公式アカウントのDMまで!

サマリー

森さんと小崎さんは、なぜ言葉にこだわってしまうのかを話しています。それについて、言語的相対論やサピア・ウォーフの仮説について考えています。具体的な事物と完全なる円の抽象概念の関係や、言葉による世界の形成について考察しています。また、言葉の必要性がない文化や天皇関係の言葉についても話しています。

00:02
もりちゃん
もりちゃん、おざきのThink too much
もりちゃんです。
おざき
おざきです。
もりちゃん
この番組は、10年来の友人もりとおざきが、最近考えすぎてしまうテーマについて話すトーク番組です。
何事も自分には関係ないのに、それで腹が満たされるわけでもないのに、考えすぎてしまう私たち。
テーマは、自分・社会・過去・現在・未来と何でも、Think too muchの話を一緒に考えすぎたり、考えすぎを笑ったりしてお楽しみいただければ幸いです。
おざき
幸いです。
もりちゃん
お便り紹介しようと思います。
おざき
していこうぜー。
もりちゃん
ちゅうりさん
ちゅうり
ありがとうございます。
毎回楽しみに拝聴しております。ステッカー素敵ですね。私は見ばれ防止のためいただけませんが。
あ、これだ。ステッカーについては、今、要検討しております。
なんとか皆様の手元に届くようにしたい。
2人のラジオを聞いていると、本当にラジオという媒体が好きなんだなと感じます。
私もラジオという媒体が好きでよく聞いているのですが、お2人は好きなラジオ番組はありますか?
ちなみに私はオールナイトニッポンが好きです。王道ですよね。
おざき
うん、ラジオね。
ね。
好きよ。
もりちゃん
ラジオね。
洋崎は何か好きな番組っていうと。
おざき
毎週絶対聞いているのは、原一のターンと大鳥のオールナイトニッポンかな。
もりちゃん
あー、そうか。
ごめんなさいね。
そんな毎回聞くっていうものはなくてですね。
おざき
あー本当に。
もりちゃん
でもなんかずっとラジオパーソナリティになりたかったんだよね。
おざき
何その子供の頃からの夢は。
もりちゃん
何だろうね、地元のラジオ局のそこでだけパーソナリティやってる人とかっていた?
おざき
ローカル番組みたいな?
そうそうそうそう。
めっちゃどうかな、いたんかもしれん。
もりちゃん
なんかいたんよ、私。
いたんだ。
で、その人を地元のみんなが知ってて、みんなが車運転しながら聞いてるみたいな感じだった。
いいな、ラジオみたいな感じ。
おざき
楽しそうではあるよね。
もりちゃん
そうね。
好きなのはママタルトのラジオ母ちゃんとマユリカのウナゲロリンが好きですね。
おざき
マユリカもお笑いコンビだっけ?
もりちゃん
マユリカお笑いコンビですね。
おざき
まあまあ、はい。
もりちゃん
なになになに?
実は、マユリカは3歳からの幼馴染コンビで、中谷さんと坂本さんっていうコンビなんですけど。
はいはいはい。
中谷さんがいつも坂本さんにちょっといじめられてて、なんかお前つまんないから創作そうめん屋をやれって言われて、そうめん作らされてまずいって言われてます。
どういうこと?
おざき
急なお笑いファンエピソードを披露されたけれども。
もりちゃん
よろしければ、ぜひ。
おざき
そうですね。
はい。
まあ、ユリカね。
はい。
もりちゃん
OK。
はい。
おざき
今日のお話は。
もりちゃん
はい。
急にラジオ熱が高まってしまった森がですね。
はいはいはい。
たくさんこう、うわーって書いて。
実はGoogleドキュメントで書いてるので大崎も見れるよ。
おざき
本当に?そうなんだ。
もりちゃん
うん。
おざき
見てみよう。
もりちゃん
うん。覗いてみて。
OK。
言葉にこだわる理由
もりちゃん
えっとね、今日は、まあ私国語の先生だったんですけど。
おざき
うん。
もりちゃん
えーと、言葉になぜこだわってしまうのかっていう話がしたくて。
はいはいはい。
なんかその、この人のこの言い回し、なんかこの言い回しができるっていいなって思ってもなくすぐ惚れちゃったりするんだよね。
おざき
へー。
もりちゃん
そう、だし自分もあのーなんか適当に文章を書けなくて。
おざき
うん。
もりちゃん
めっちゃ書きながら超遂行しちゃって前に進まなかったりするんですよ。
うーん。
うん。あと大学でコテンやってて。
うん。
あのー、タンカがね好きなんですけど。
おざき
はいはいはい。
もりちゃん
その、ここにこの言葉を入れてくるあたりみたいな。
おざき
うーん。
もりちゃん
ことをやっていたので。
おざき
うんうんうん。
もりちゃん
まあなんかこだわってしまうんですけど。
おざき
うん。
もりちゃん
なんかその中の一つとして、あのーサピア、サピアウォーフの仮説っていうのがあるんですよね。
おざき
ほうほう。
もりちゃん
言語的相対論とかとも言われたりするらしいのですが。
おざき
はい。
もりちゃん
えっとー、世界は。
おざき
はい。
もりちゃん
その、世界が先にあるんじゃなくて。
おざき
うんうん。
もりちゃん
人間がこの混沌とした世界を言葉で切り取って。
おざき
はいはいはい。
もりちゃん
ラベリングして認識しているという考え方があるんです。
おざき
はいはいはい。
もりちゃん
なるほどなーと思うんですけど。
おざき
うん。
もりちゃん
えっとー、その、言葉で切り取っているんで、そのー。
うん。
えっと、各言語によって見えている世界が違うだろうっていう話なんですよ。
おざき
へー。
もりちゃん
そうなの。
おざき
おー。
もりちゃん
うーんと、有名な話で言うと、エスキモンは雪を状態によって呼び分けているんですね。
おざき
あー、うんうんうん。
らしいんですよ。
もりちゃん
はい。
かなりたくさんの言葉で。
うん。
なんかまあ、日本語だってなんか積雪とか降雪とか何雪みたいので分けてるじゃんっていう反論があるんだけど。
うん。
それは全部雪じゃん、雪に何かくっついているだけであってみたいな。
うん。
まあ、そういう合成語、雪に何かくっついてるみたいな言葉じゃなくて、エスキモンはもうそれぞれ別の言葉で表現しているらしいのね。
おざき
うーん、はいはいはい。
もりちゃん
やっぱその用途が違うんで、こういう雪はこういうものっていう風に世の中を切り取っているんだと。
おざき
うんうんうんうんうん。
もりちゃん
という話。
おざき
うん。
もりちゃん
なので、まあこの理論はおそらく確かなんだと思うんだけど。
おざき
うん。
だから、この人が発する言葉、自分が発する言葉は、自分が世界をどう切り取ってるかっていうことが現れるわけじゃないですか。
もりちゃん
はい。
だから、すごいこだわってしまう。
おざき
うんうんうん。
もりちゃん
ここでこの言葉を使うということは、人にどう思われるかなっていう、自分の元の性質と組み合わさって切り振れちまってんだな。
おざき
おー、なるほど。
もりちゃん
すごい悩むのは、前のどっかの回でも言ったけど、
彼氏とか彼女っていう言葉を使うことによって、どういう風にジェンダーを考えているかということがバレちゃうので、
なんて言ったものだろうかみたいなことを考えすぎてしまうと。
おざき
うんうんうんうんうん。
もりちゃん
うん。
おざき
なるほど。
もりちゃん
なので、自分が出した言葉が無意識に誰かを無視したり、
食べ物にしてるんじゃないかなっていうことをできるだけしたくないし、かなり怯えているので、
めちゃくちゃまわりくどい言い方になったり、
できればその抽象化しないで、具体的な場面で伝えたほうがこの状況伝えわると思ってるから、
めっちゃ具体的な場面を演じて伝えようとするんだよね。
おざき
はーい。
もりちゃん
それめっちゃ長いじゃん、話。
おざき
うん。
もりちゃん
そう。
おざき
だから、いつもお相手には端的に話ができなくてすいませんって思う。
もりちゃん
うん。
なるほどなるほど。
おざき
ていう。
もりちゃん
あー、いや、とてもいいね、とてもいい話ですね。
サピア・ウォーフの仮説
もりちゃん
いかがですかね。
おざき
いやー、なんだっけ、ウォルフポールの仮説だっけ?
もりちゃん
いや、サピア・ウォルフですね。
おざき
サピア・ウォルフ?全然ちげえ。
もりちゃん
サピアさんとウォルフさんが考えたんだった気がするの。
おざき
あ、そうなんだ、サピア・ウォルフ。
もりちゃん
なんかこれ、なんだっけな、なんかその、たぶん自分が高校生ぐらいのときに、
おざき
なんか教科書の文章で読んだのと、大学の授業でやったのと、
もりちゃん
自分が先生になって、中学・高校の教科書にこれが載ってて、
おざき
中学・高校で載ってんのすごいな。
もりちゃん
中学校で載ってんだよな。
おざき
え、なんかなんたら論みたいなんじゃなかったっけ?これ載って。
もりちゃん
なんたら論?
おざき
言葉が先にあって世界があるとか、
もりちゃん
うんうん。
おざき
なんたらゆい物論じゃないけど、なんかその。
もりちゃん
あー、なんていうんだ。
おざき
それの名前版の論みたいな。
もりちゃん
あると思う。
おざき
俺も初見じゃないもんな、なんか今の話聞いて。
うん。
あー、はいはいはいってなんかなるもんな。
ね。
もりちゃん
うん。
うわー、これ大学の授業でやったな、絶対怒られちゃう先生に。
おざき
先生に怒られちゃう。
もりちゃん
怒られちゃうよー。
言葉が先にあるんだよな。
うんうんうん。
おざき
なんか、それは本当になんかいつかな。
もりちゃん
言葉が先か存在が先か。
うん。
おざき
なんか言葉があることによって、なんか初めてそれを認識できるようになるっていう。
はいはいはい。
もりちゃん
はいはいはい。
おざき
出ました。
ゆい名論と実念論
もりちゃん
ゆい名論と実念論だって。
おざき
実念論?
実念論。
念って何?念じるの念?
もりちゃん
念じるの念。
おざき
へー。
ちょっとなんか、これ読み上げますね。
もりちゃん
はいはいはい。
ゆい名論は、人間つったってここにいるのは太郎君とか花子さんだ。
だから本当は太郎君や花子さんがいるんであって、
人間というやつは名前だけの抽象概念に過ぎない。
あれ?なんか違うか。
おざき
違うかも。
もりちゃん
実念論は反対で、ここにあなたの手で書いた円がある。
こちらには紙の上にコンパスで引いた円というものがある。
これらの円というやつは見た目では不完全な円だが、
完全なる円と不完全な円
もりちゃん
この世に存在している完全なる円というものを表したものだ。
つまり抽象概念こそが完全であって、
具体な事物はそれらの不完全なバリエーションに過ぎない。
おざき
はい?
もりちゃん
ごめん、ちょっとわかんないです。
おざき
何それ?
もりちゃん
でも実念論の方がわかるんじゃない?
おざき
実念論?
もりちゃん
なんかその世の中に、世の中にというか、抽象的な円。
おざき
はい。
もりちゃん
円ってああいうものだよね。
っていうものがなんとなくみんなの中にあって、
実際今こう手をまるっと丸めて作った円とか、
手とかコンパスで書いた円というのは、
その抽象的な概念の円を具体的なところに持ってきただけの不完全なものであると。
おざき
うんうん。
もりちゃん
なんか理想みたいなものがあって、
で我々人間が描き出すものはその理想を、
なんか所詮不完全に表したものに過ぎないみたいなことを言いたいんだと思いますよ。
あーはいはいはい。
でもちょっと有為迷論の方がよくわからない。
おざき
有為迷論まじわかんなかったな。
もりちゃん
有為迷論?
なんか、言葉が存在する前に物事は存在しないという考えは、
トシュールの考え方らしいですよ。
おざき
トシュールの考えなんだそれ。
もりちゃん
ソシュールさんね。
おざき
あ、ソシュールね。
もりちゃん
うん。ソシュール。
おざき
ソシュールが?
もりちゃん
あー思い出してきたわ。
ソシュールはシニフィアンの話をしてるんだよな。
おざき
シニフィアン?これは面白くなりそうだぜ。
もりちゃん
あーこんなに哲学なことないね、今。
えっと、ソシュールさんは、
はい。
えー、はい?ちょっと待って。
うん。
えーと、ある言葉が生まれるとき、その言葉の呼び名をシニフィアンと呼ぶらしい。
言葉の意味と内容
おざき
言葉の?言葉の?
もりちゃん
だから、その言葉、例えばリンゴを日本語ではリンゴと呼ぶ、
はい。
英語ではアップルと呼ぶ、
おざき
はいはい。
もりちゃん
その呼び名をシニフィアンと言うんだと思う、たぶん。
おざき
あーなるほどね。
もりちゃん
で、そのリンゴなりアップルが意味する内容、
あの赤い果実、赤かどうかわからんけど、
おざき
はい。
もりちゃん
あれを、その意味するその内容をシニフィアンと呼ぶらしい。
おざき
あー、オッケー。
もりちゃん
みたいに分けていると。
おざき
はいはいはいはい。
もりちゃん
いうことで、
おざき
うんうんうん。
もりちゃん
えーと、ちょっと待ってね。
おざき
はーん?
もりちゃん
ソシュール。
それが何なんだ?
おざき
それがソシュールのなんか、革命の一つなんだよね。
もりちゃん
ソシュールの革命なんだと思いますよ。
はいはいはい。
ソシュール、言葉が先。
おざき
言語が先、うんそう、この言語が先は、
うん。
そうだよなーって思ってて、
それ俺有為名論だと思ってたんだが、
もりちゃん
うんうん。
おざき
なんか結構違うっぽいな。
もりちゃん
な。
おざき
有為名論じゃない、実念論だっけ?
もりちゃん
うん。
有為名論と実念論の話はちょっと分かんない。
本物が何だか。
おざき
そうだな。
もりちゃん
うん。
ソシュールの話はなんとなく聞いたことあるし理解できるの。
おざき
うんうんうん。
もりちゃん
有為名論。
有為名論とは。
おざき
有為物論、有為名論。
もりちゃん
これさ、ラジオで聞いて理解できるかな?
これ、いや、あの、無理だし、
おざき
まずうちらは分かってないから。
もりちゃん
すみません。
きっかけに過ぎだよね。
おざき
いいわ、ちょっとこれ実念論と有為名論はちょっとまあ、宿題。
もりちゃん
あ、ごめんなさい、あっという間に言って。
おざき
え、なになに?
もりちゃん
なんか、えっと、実在論と有為名論らしいよ。
おざき
実念論はどこ行ったの?
もりちゃん
分かんない。
ちょっとこれやめよう、宿題。
おざき
こっちはいいわ、こっちはちょっと置いといて、
ソシュールの話になろう。
もりちゃん
うん。
ソシュールはほんとマジそれなって感じ。
そうだよね。
おざき
エスキモーの話ですね。
うちらから見たら、全部雪やんと。
だけど、びしゃびしゃな雪と、
まあ、なんかサラサラな雪とかね、なんか分かんないけど、
そういうので、呼び名が変わると。
それはもうほんと、なんていうか、
言語によって、
その言語の、たくさん呼び名を知ってる人の方が、
雪に対する解像度が高い、
つまりその世界、雪という世界の中においては、
言語によって、明らかに認識の幅が広がってるわけだから、
言葉による世界の形成
おざき
世界は言葉によって形成されているというのはあるよねと。
これはもう雪だけじゃなくて、
もう死んだ場所に言えるだろうと。
もりちゃん
そう、なんかこれを本当に信じると、
自分がどういう言葉遣いをするかというのが、
自分の脳みそをさらけ出す行為になるよなというか。
おざき
はいはいはいはい、そうですね。
そうだね。
もりちゃん
だからその、この人にできるだけ、
今自分が感じている感情とかを、
できるだけそのまま伝えたいと思うと、
すっごいまはりくどい言い方になるし、
逆にその、このたとえの言葉が伝わると、
おざき
おめえ仲間じゃんみたいなことになるよね。
そうね。
もりちゃん
今言った校舎のたとえとか、
内輪にだけわかる表現とか、
おざき
めっちゃ好きっていう話。
なるほどね。
もりちゃん
そういうことってね、考え出すと本当に楽しいよね。
うん、好きよ、こういうのは。
おざき
そうね、やっぱなんか、
もりちゃん
その、言葉をたくさん知っておくことが、
おざき
つまりその人の世界を広げることになると思うんですよね。
それはなんかシンプルな語彙みたいなのももちろんそうなんだけど、
もりちゃん
なんかこう、あ、これって名前ついてんだみたいな、
おざき
なんかそういうのってあるじゃん。
もりちゃん
ある。
おざき
最近で言うとなんかそのトーンポリシングっていうさ、
その人の主張内容そのものじゃなくて、
主張の仕方とか言葉遣いの方を批判することによって、
主張そのものの正当性を受け入れることを拒否する、
もりちゃん
なんか姿勢、態度みたいなこと。
これ名前ついてんだって思ったよ。
おざき
ね、そうそう。
あるよなーって、この人のこういうとこ嫌なんだよなーっていう。
もりちゃん
もの、名前あんだって思うね。
おざき
ね。
もりちゃん
そうやって捉えると、
なんかそのモニャモニャンとしたものが急にこう手のひらサイズになって、
なんか自分の辞書にしまわれる感じがあるよね。
おざき
そうよね。
だからそれが自分の辞書に入っていることによって、
もりちゃん
これトーンポリシングじゃないですかって認識できると。
おざき
だからそういう意味で結構なんか、なんていうのかな、
そういうのをアンテナ広く持つのが結構好きだし、
なんか新しくそういう言葉を覚えると嬉しい。
嬉しい。
もりちゃん
なんかこれさ、日本語もそうだけどさ、
おざき
私は古典好きで、昔の言葉でそういう名前がついてるんだとかも好きだし、
もりちゃん
なんか学生のとき英語を勉強してて、
なんかその熟語とかもさ、結構面白いなーと思って見てた。
熟語?
全然例が思い浮かばないけど、
おざき
この状態はそういう言葉の組み合わせで表すんだね、英語はとか。
そういうのも好きなんだよな。
ちょっと思い出したいけど今出てこない。
もりちゃん
日本語で言うと、それこそいつも挨拶、最初の挨拶で言ってる、
おざき
何々してくださると幸いですとかも好き。
もりちゃん
姿勢。
おざき
姿勢感じるような。
もりちゃん
あれいい。
あと、忘れてなかったことにしてっていうのをご放念くださいって表現するの好き。
おざき
ご放念ね。
もりちゃん
いいよね。
そうね。
おざき
俺が最近取り入れたビジネス表現で言うと、
もりちゃん
ごめん、なんか俺の立場上これ知っとかないとダメなんだけど、ごめん知らんから教えてって言うときに、
おざき
戦式で恐縮なのですが、みたいな。
浅いってこと?
浅い認識っていう。
もりちゃん
いいね。
おざき
そうそうそう。
戦式で恐縮なのですが。
もりちゃん
わーすげー。
これ集めてーな。
集めたいな。
あるかもしれん、もう。
おざき
確かに。
奥ゆかしいビジネス言葉みたいな。
もりちゃん
確かに。
なんかそれで言うとな、
外国語の話になっちゃうんだけど、
おざき
ガーナにいたときに、
注意語っていう現地語があって、
ガーナ3000万人くらい人口いて、
もりちゃん
800万人くらいその言葉使ってるんだけど、
多分ね、単語の数が圧倒的に英語とか日本語と比べて少ないっぽいね。
だから結構なんか、なんていうのかな、
おざき
英語と注意語をかなりミックスして使ってるのね。
もりちゃん
保管してるんだ、英語で。
そうそうそう。
おざき
なるほど。
それはね、カタカナみたいなポジションともまたちょっと違って、
明らかになんか言語として、
もりちゃん
これはあったほうがいいだろうみたいな言葉もないっぽい。
おざき
例えば、とにかくとか、
それはさておきみたいな話題を切り替えたりとか、
結局こうしてほしいんだけどみたいなときに、
anywayっていう、英語で言うじゃん。
もりちゃん
anywayをそのままanywayで使うんだけど、
おざき
これさ、母国語であれよっていう、
旧語でもあれよって思うんだけど、
ずっと中語で話して、
anywayって話すみたいな。
言葉の必要性と文化
もりちゃん
でもだから、anyway的な言葉の必要性がなかったってことだよね、中語の世界。
おざき
たぶんね。
もりちゃん
おもれー。
おもれー。
おざき
おもろいよね、こういうのね。
もりちゃん
好き、そういうの。
おざき
奥野克美かな?奥野克美っていう人類学者がいいんだけど、
その人がね、マレーシアかインドネシアだと思うんだけど、
ボルネオ島で原住民の人たちと暮らしてみて、
その人たちの生活をまとめた本みたいな。
その中で、ありがとうとかごめんに相当する言葉がない。
えー。
その民族は。
もりちゃん
ありゃ。
おざき
で、追求していくと、ありがとうとかごめんっていうのは、
シェアする文化の中ではいらないっていうのがあって。
もりちゃん
当たり前だからか。
おざき
そうそうそうそう。
なんか、所有みたいな概念がある文化において、
あなたのものなんだけど、俺に分けてくれてありがとうとか。
もりちゃん
なるほど。
おざき
そうそう。
なんか、こっちのせいであなたのものを損させてしまってごめん。
あってごめん。
そうそう。
おー。
なんか、所有とか責任の概念が明確にないと、
発生しない言葉らしく。
もりちゃん
えー。確かに。
おざき
そう。
物をめちゃくちゃシェアする、
所有の感覚が薄い文化では必要じゃないっていう。
もりちゃん
なるほど。
あー、あった。ほんとだ。
ゴルネオノ森のためには、なぜ感謝も反省も所有もないのか。
おざき
あ、そうそうそうそう。
もりちゃん
へー、面白そう。
おざき
これはね、チェックしてほしいですね。
もりちゃん
確かに。
あと、結構有名な本だけど、
翻訳できない世界の言葉って本好きだから。
おざき
絵本みたいなやつ?
もりちゃん
そうそうそう。あるからね。
おざき
あるね。
もりちゃん
うん、知らない人は絶対読んでほしい。
おざき
読んでほしいですね。
もりちゃん
うーん、いいよ。
説明ができないんだけど。
おざき
説明ができない。
もりちゃん
まず、世の中にたくさんある言葉の中で、
絶妙な表現することができない、翻訳することができないその文化の中にだけある言葉をたくさん載せてて、
なんか今ピャッと調べたけど、
なんかこれ何語だかが出てないな。わかんないが、
何語かで水面に映った道のように見える月明かりのことをマンガータと呼ぶみたいな。
おざき
おしゃれすぎるよ。
もりちゃん
おしゃれすぎるぜ。
おざき
マンガータ。
もりちゃん
片方の手のひらに乗せられるだけの水の量のことをグルファかな?
いつ使うんだよ。
おざき
何語なんだろう知り気。
もりちゃん
あの本も一回見たいな。
おざき
はい、そうね。
もりちゃん
見たいなね。
おざき
うんうん。
いいね。
ちょっともうちょい話していい?
天皇関係の言葉
おざき
いいよ。
俺、こないだ天皇と会ったんだけどさ。
もりちゃん
それさ、意味わかんないよね。
これはちょっと置いといて。
置いとくんかい。
おざき
天皇関係の言葉もさ、天皇にしか使わない言葉ってめっちゃあんじゃん。
確かに。
一番シンプルなところで言うと宝魚とかさ。
そうだね。
そういうのがあると思うんだけど。
もりちゃん
天皇会った時にお土産でドラ焼きとポストカードもらったんだけど。
ブランクに言いすぎだって。
おざき
それをなんかその、あのね、私物って言うんだって。
もりちゃん
え?
おざき
なんかのね。
恩師公園とかの師?
恩師公園の師なのかな?
玉割物って書くのかな?
もりちゃん
ああ、そうだね。わかった。
わかった?
おざき
これ多分天皇ワードな気がするんだよな。
もりちゃん
天皇ワードだね。
だよな。
おざき
海辺に優しい駅と書いてある。
もりちゃん
そうそう。
おざき
玉物。
もりちゃん
玉物。
おざき
なんか天皇と会って、なんか自由の人からなんかこう、
あの、本日は。
もりちゃん
すごいどころありすぎ。
おざき
本日はお集まりいただきありがとうございましたみたいな。
で、陛下から私物がございますのでどうぞお受け取りくださいみたいな。
もりちゃん
私物?ってなって。
私のもの?
おざき
そうそうそう、もうマジそう思うじゃん。
もりちゃん
なんか、え?ハンカチとかくれる?
ほら、俺の私物やるよ。
おざき
そうそうそう。
ペンとかくれんのかな?使ってた。
やば!とか思ったけど。
ドラ焼きとポストカードかい?みたいな。
もりちゃん
あーざます、あーざます、なんですけど。
なんですけど、みたいな。
おざき
家帰ってググったら、そういう風になるかいみたいな。
もりちゃん
あー、おもれー。
おざき
えー、ちょっと天皇と会った話またしてほしいな、どっかで。
あんまり言ってはいけないのか。
今日のことはあんまりSNSとかで公開せぬようよろしくお願い申し上げますって言われてるから、ごめん。
ここまでだわ、ごめん。
これもギリかもしれん。
もりちゃん
ギリだよね、かなり。
おざき
これギリだね。
すみません、ちょっとそんな感じですね。
知りたい人は直接俺に会いに来て。
気になりすぎる。
もりちゃん
そんな、中学生男子の18禁コーナーぐらい気になる。
おざき
すまんな、ちょっと。
言えねーのよ、あんまり。
もりちゃん
うかつく。
おざき
そうそう、そういうね、天皇の解像度もちょっとね。
そうだね、日本の世界。
もりちゃん
日本語が持つものだよね。
そうそう。
おざき
あー、おもろ。
ということで、みなさんも。
哲学、哲学だったわー。
言語面白話でした。
もりちゃん
いいねー。
おざき
この番組では、みなさんの感想、質問、私たちに話してほしいテーマを募集してます。
番組概要欄にあるGoogleフォームから応募できるので、みなさんのご意見をぜひ送ってみてください。
それではまた来週お会いしましょう。
もりちゃん
森ちゃんと。
おざき
おさけでした。
もりちゃん
ばいばーい。
おざき
ばいばーい。
37:13

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