00:07
おすおす、おはようございます。
こんにちは、こんばんは。
こだまこまちプロジェクトのもおちゃんでございます。
1月23日、木曜日の夜に収録をしております。
いかがお過ごしでしょうか。
今日は収録がかなり遅くなりました。
1日かけてのお仕事があったんですね。
今度のね、日曜日に
僕たちが住む町にある
大好きな大好きなお山の
そんな講演会があるんですね。
お山をテーマにした講演会
それの準備をさせていただいていたら
いつの間にか日が暮れておりました。
いやー、大変だったっていうわけでは決してなくてですね
同期と一緒にこのイベントを作り上げているわけです。
というか、僕が主催しているのではなく
僕は主催している同期のお手伝い
という形でね、関わらせていただいているんですが
まあ、これがね、めちゃくちゃいい時間なんですよね。
同期というのは
僕が今から3年前
東京から高知に移住をしてきて
仕事を始めました。
僕と全く同じ日に
仕事を始めた
そんな同期なんですね。
僕たちは今、どんなお仕事をしているかというと
地域おこしというのをやらせていただいています。
地域おこしっていうのは
どんな制度なのかというとですね
国の制度で人口が多いところから
少ないところに移住をしてもらおうと
そして人口が多いところっていうのは
いわばですね、大都市
たくさんのテクノロジー、技術、スキルが発達している場所です。
そんなところで
身につけてきたスキルを持って
ぜひ、あなたのやる気ガッツで
地方に行って
そしてそこを元気にしてください
っていうことなんですよね。
それが国の制度としての立てつけです。
僕はですね、その同僚と一緒に
今日はですね、ずっと語ってたんですね
この3年間、3年前のこととか
そんなことを語っていたんですね
その同僚からですね、僕は質問を受けました。
03:02
その質問は、この3年間はどうでしたか?
そんな質問でした。
そこで僕は、こう答えました。
ということを今日はね、お話をさせていただきたいと思っております。
ということで、今日も始めていきましょう。
この番組は、日本人全員を植木屋にする男
オーガニックパーソナル庭トレーナーの
もぎまこさんの応援をさせていただいております。
もぎまこさん、いつもありがとうございます。
さて、
もうちゃん、この3年間どうでしたか?
同僚から尋ねられた僕が伝えたこと
これはこんな言葉だったんです。
地域を起こす、そんなことが僕にできただろうか?
僕ができたことは、ほとんど、ほとんどないかもしれない
だけど言えることは、僕はこの町を大好きになった
だから、この3年間の任期が終わったとしても
僕はこの町に住み続けたいと思った
これが全てなんだって
地域を起こすっていうことは
実は僕たちがこの町の中で何ができたか
何をしてあげられたのか
ということではなく
僕自身がこの町を好きになれたことに
実はその真意、本当の意味というのはあるんじゃないだろうか
僕たちの代は、同僚は全部で6人いる
その同僚と呼べる6人が
全員が今回この町で生きていくっていう選択をしている
地域を起こしっていうのは
大抵60%くらいの確率でその町に残るが
40%の確率で外に何らかの理由で出ていってしまう
それはもちろんその人のライフステージ
例えば結婚をするとか
例えば実家がちょっと大変なことになって
手伝いに行かなきゃいけないとか
そんな理由があったりとかして
外に出ていくこともある
でも一方で出ていく人の中には
この町が自分に合わなかった
この町の人たちとそれが合わなかった
06:03
そんな理由で
この町を去っていく人たちもいる
僕たちは全員がこの町に残ることを選んだ
こういうこの町で生きていきたいんだって
思えるような
一人一人のそんな人を作っていく
育てていくっていうことが
地域を元気にすることなんじゃないだろうか
だからこの3年間の地域おこしの活動は
僕たちにとって非常に価値のあるもので
そしてこの町にとっても
大きな意味があることだったんではないだろうか
そんなお話をさせていただきました
なんか即興にしては
そして同僚にするにしては
なかなかボリューミーな話を
させていただいたなって思うんですけどね
僕はでもこの言葉が
なんか即興的に出てきたんですよね
この3年間どうでしたかって言われた
そのたった一つの質問に対して
僕が言えたことはこの町に
この町のためにできたことっていうことは
本当に小さなことだったかもしれないし
何の意味があったのかは分からないんですけど
ただこの町にいたいって
思えたってことはね
それは自分がやりたい放題できたっていうことだけでは
きっと僕はここにはいなかったんだろうと思うんですよ
そうじゃなくて僕のことを
本当に必要としてくれた人たちがいて
そしてその依頼とか願いとか
助けてほしいというリクエストを
一つ一つお答えしていって
そうして
ありがとう
あーよかった
ちょっと役に立てたのかなって
そう思うこともできて
そんなこともあって
僕はこの町が好きになっていった
だと思います
だから自分自身が無力だったとは
思わないんですよ
思わないんですけど
僕ね
はじめね
東京からこの田舎に来る時にね
ちょっとおごり高ぶった
そんな態度で来てたのかもなって
思うんです
09:01
だってたてつけがさ
東京とか大阪とか
そういった大都市で活躍していた人
また何かのスキルを身につけた人が
田舎に行って
そのスキルを存分に生かすってことなんだから
僕自身も
そうか
僕がこれまでやってきたことを
存分に生かしてやるぞ
そう思ってたんですよね
もーちゃんが何頑張ってきたのかっていうと
もちろん何度も言ってるように
小学校で教員をしてきました
その中でも
もーちゃんが飛び抜けてやってきたことっていうのは
実は
機械を使った教育活動だったんですよね
例えばコンピューター
それからタブレット
そういったものを使った授業を
僕はですね
全国に先駆けてずっとやってきたんですよ
だから僕のことを
これ自慢ではなくですね
僕のことを追いかけてくださる方々が
たくさんいたんですよ
取材をしてまわってくださる方がいたんですよ
テレビの取材も来ました
新聞の取材も来ました
そうやって
教育の世界では
本当に全国各地の方々が
僕のことを知ってくださいました
大学の先生たちや
本の著者さんたちだったり
僕のことを聞きつけた
どこか遠くの知らない国の方々が
僕の授業を見たいと言って
来てくださったこともありました
そんなモーちゃんでしたから
当時は少し
モーちゃん自身に
自分自身に自信があったんでしょうね
何でも知っている気になって
この田舎で何か大きなことやってやろうって
思ってきたなって思います
でも
この町に来て
一番最初に言われたこと
何だったのかっていうと
お前は日も起こせんのかねって
おじいちゃんに言われたんですね
僕がこの町に来て
初めてやった仕事っていうのは
竹の子掘りだったんですよ
竹の子掘りだよ
僕は登山が好きだったから
結構いろんな山登ってきてたんですよ
毎週土曜日か日曜日には
登山に出かけてね
それでサッと登って
サッと降りてきてっていうことを
繰り返していたので
自信あったんですよね
そしたらさ
12:00
この田舎に来たらさ
もう出花をくじかれてるわけですよ
あのね
めちゃくちゃ急斜面なの
それから
登山道なんてものはなくて
もうそこらじゅう
竹と木ばっかなの
しかもね
もーちゃんは初めて
この町に来て
そして山に入った時に
マムシっていうですね
猛毒を持った
蛇を間近で見て
うおおお
これがトクヘビかみたいな
ことをやって
それでね
そのおじいちゃん
案内してくれたおじいちゃんがね
こうやって竹の子を掘るんだよ
とか言ってね
竹の子掘り
教えてくれたんですけど
それやり方はね
どうやるのかっていうと
ボコって
大きな大きな竹の子が
生えてるんですよ山の中に
モウソウダケっていう
種類なんですけどね
めちゃくちゃ太い竹が生えてるんですよ
でこの竹をね
クワを持ってね
行くんですけど
そのクワで
根元のところを
ガツって刺すんですよ
そして
テコの原理のように
引き抜くんですよね
そうすると
ボコボコボコって言って
その竹の子がですね
折れるんですよね
でもモウちゃん
クワを持ったのも
初めてだったんですよ
おい
クワの使い方がなっとらんの
腰の使い方がなっとらんの
って言われました
竹の子って
掘った後ね
これねすぐに
本当にね
その日のうちにっていうか
もう掘った瞬間に
沸騰したお湯の中に
バーンって入れるのが
正解なんですね
っていうのはなんでなのかっていうと
竹の子ってね
掘るとね
それはね
丸々の状態で
掘れるんじゃなくって
途中で折れるんですよね
掘り起こすっていうよりも
どっかで折れる感じなんですよね
そうするとね
その折れたところから
ガスが出るんですって
それは人間には
全然わからないぐらいの
香りのガスなんですが
そのガスの匂いにつれられて
ハエたちがたかってくるんですよ
わーっと
本当にね
ハエがね早いんですよ
どんどんくるんですよ
だからそうなる前にですね
竹の子たちをですね
沸騰したお湯の中に
バーンと入れて
ぐつぐつ
1時間2時間ぐらい
煮出してですね
それで竹の子のアクを取るんですね
そうしたら
もうとりあえず食べることができると
という感じにするんですけど
ちょっと話が逸れましたね
いやーでもねそのね時に
窯にね山から降りてね
大きな大きな窯ですよ
でそこでね
15:00
って言うんですね
で僕はね
火の番を任されて
いやーアウトドア好きだからさ
僕もさ火なんかすぐに
炊けるわって思ったんですけど
できないのね
炊き火をやるのと
窯の中で火を
炊くのって似たる感じ
なんだけどちょっとやり方
というかなんかね
どこからでも手が入るわけじゃなくてね
炊き火のように
一箇所しか穴が開いてないからさ
そこでさ薪をくべるっていうのは
ちょっと難しかったんだね
当時の僕にとっては
でなかなかうまくできなくてさ
なんだよまだ火がついてないのかよ
貸してみろって言って
おじいちゃんに火をつけられて
もう一周されてしまいましたよ
お前そんなこともできねえのかと
火もつけられねえのかと
その時僕思ったのね
僕が
これまでね
東京でやってきたことは
確かに
日本中の人たちや
世界の人たちも
注目をするような
ことだったのかもしれない
でも
この田舎で
僕が
やってきたことって
通用しないって思ったんですよ
いやもちろん
この田舎でもね
機械化をしたいとかね
コンピューターでやりたいっていうね
そんなお仕事たくさんあるので
僕の出る膜は
ありますよ例えば
スマートフォンの使い方が分からないっていう
方々にスマホの使い方を
教えたりお伝えしたり
っていうことはこれまで
ずっとやってきて
300人400人くらいの
相談に乗らせていただいてきました
でも
そんな
ことよりも
その前の火をつけるっていうことが
できない
これじゃ話にならないって
そういうことを
僕はね
思い知らされたわけです
モーちゃんはね
その時に
思い上がっていた自分に
気がつきました
そしてこの田舎では
また僕は
これまでのことも大事だと思うけど
一つ一つ
自分の
またね
価値観というか
自分の
生き方っていうのを
一つ一つ作っていこうって
思うことが
できたんですよね
だからね
あの挫折
火をつけられないっていう挫折があってよかったなって
思いました
他にもいろいろありますよ
草刈り機の使い方
知らない
チェーンソーの使い方
知らない
木の剪定の仕方
枝の切り方
知らない
18:01
この花がなんていう名前なのかも
知らない
この虫はなんていうのかも
わからない
こういうところから
始まっていったんですよ
3年間
見るものすべてが
初めてで
新鮮に見えて
今でもそれは
色褪せることなく
毎日朝起きたら
新しい気持ちで
その日を迎え
そして
今日一日
何が起こるのかなって
楽しみに生きることができる
夜眠るときは
明日が楽しみだなって
思って
眠ることができる
本当に
毎日がキラキラと
輝き始めたんですよね
そこには
僕がですね
実はこれまで求めていたであろう
権威性とか
自分が誰であるのかとか
自分が
どれだけの実績を上げられるのかとか
そんなことは
もう全然関係なくて
ただただ
毎日が
きらめいて
空が青くて
風が美味しくて
そんな毎日を
過ごさせて
いただいております
僕は思います
地域を起こす
これは僕たちの心が
掘り起こされる
経験だったのかなって
この3年間を
思いました
僕はねこれから
3年間の
発表会っていうのがあってですね
地域の方々に向けて
どんな日々を
過ごしてきたのかっていうことを
お伝えすることがあります
多分今
ラジオでお話しさせていただいた内容も
きっと話すんだろうなって思います
僕たちが
この街で暮らしていきたいと
心から
思うことができた
だから
この街の地域起こしは
素晴らしいものだったよって
僕は胸を張って
この街の人たちに
伝えたいと思うんですよね
素晴らしい
おもてなしを
本当にありがとうございましたって
そうやって
伝えたいと
思うんです
いかがだったでしょうか
最後まで聞いてくださったあなた
ぜひ
いいねやフォローで
足跡を残していってくださいね
今日は夜になっちゃった
空をね
見上げるとね
今日はね
星が
降ってきそうなくらい
輝いています
冬のダイヤモンド
オリオン座
21:01
それを取り巻いている
他の星々
大犬座
シリウス
ペテルギウス
スバルなんかも
見えますね
素敵な
夜です
はい
お知らせをさせてください
僕が今やっております
こだまこまちプロジェクト
木を
精霊のキャラクターにして
皆様にこの森の文化
そして
もーちゃんが住んでいる里山の
この暮らしを
お伝えしていくというプロジェクトです
このプロジェクト
本当に
たくさんの方に知っていただくことができました
少しずつ
このプロジェクトのことが
好きだよ応援してるよ
そんな風に
言ってくださる方も増えてきました
本当に本当に
ありがとうございます
今、高知県の
お知町というところにあります
本の森図書館では
本を
紹介させていただく
そんなスペースで
こだまこまちプロジェクトが
コラボレーションさせていただいております
森の精霊たちが
本の
そばでね
紹介をさせてくださっているんですね
していただいているんですね
いやーこれ本当にね
コラボレーションで
今日はですね
もーちゃんの木の名刺
っていうものを飾らせていただきました
まあすごい
あのですね
今この画面にね
現れているこれが
木の名刺です
本の森図書館というところでね
これを飾らせていただきました
森にぜひ
遊びに来てくださいね
そしてもう一つ
今
学校に通うこと以外の
選択をしている
子どもたち
かなり多いと聞いております
そんな子どもたちが
今通っている
学校があるんですね
これはインターネット上である
メタバースという空間で
出来上がっている
そんな学びの場なんですけれども
そこで
もーちゃん授業をしてください
という依頼をいただきました
授業かなって
思ったんですけど
なんだかこれリアルな場所で
一緒にみんなで山や
森の中に出かけて
そこでもーちゃんから
自然の
素晴らしさや不思議さ
そういうことを
教えてもらえたら嬉しいな
っていう声が届いております
本当にありがたいことだなと思っております
これはもちろん
もちろん
もーちゃんが住んでいる
場所の山でやれたらいいんですけど
そういうわけにはいかないと思うので
24:01
どこか別の場所
別の公園とか別の森とかで
やるんでしょうかね
ただそれも
すごく嬉しいことだなって
思っているんですよ
普段
学校に行かなかったとして
全然僕は
構わないと思っています
無責任なこと言うなよって
言われるかもしれませんが
僕がですね
今一緒に暮らしている
家族も学校に
行っていないからです
学校に行かない選択をしています
しかし毎日
元気ですよ
本当に元気ですよ
外に出かけますよ
そして自然の中で
目を輝かせて
動物を観察したり
動かして木を切ったり
竹を切ったり
昨日なんかは
一緒にですね
炭を焼くんですね
竹とか
木とか枝とかを
焼いて炭に
するんですね
その炭を作ってさ
一緒にバーベキューをしたりさ
それから土に混ぜて
土を元気にするんですね
そんな炭作りを
一緒にしていますよ
そんなことして
そんなことしてて
これから大人になってどうするの
食べていけるの
そんな風に
思われるかもしれないし
思って
言ってくださる方もいらっしゃるかもしれませんが
もーちゃんは
これが
いいんだと思っています
それが今その子が
一番学びたいと
思っていることなんだから
興味なんだから
だから僕自身も
毎日のこの暮らし
本当に
今ね
最大限まで
本当自分の
等身大の姿でいいんだけど
自分の体で味わえる
この表面積を本当にもっと広げたいんだけどね
味わえるだけ
味わっていこうと思っております
自分の表面積を上げる
自分の表面積を上げるには
一緒に仲間になってください
そうすれば
あなたの表面積も広がるから
もーちゃんの体を
ぜひぜひ使ってください
なんか変な話になってきましたかね
でもそういうものだと思います
喜びは分かち合うと
二倍になるし
楽しさも分かち合うと二倍になります
辛いことは半分とかって言うけどさ
本当にそういうものだと思うんですよ
だからぜひぜひ
もーちゃんとコラボレーションしたり
もーちゃんに会いたいよって言ってくださる方がいたら
本当に嬉しいですし
ぜひぜひこれから
ご一緒できる方
未来のあなた
ぜひぜひ
よろしくお願いいたします
ということでお時間をいただきありがとうございました
27:01
お相手は
こたまこまちプロジェクトのもーちゃんでございました
またお会いできることを楽しみにしております
今日も素敵な一日を
お過ごしくださいませ
今日のタイトルは
火も起こせない
僕の心に灯った
小さな明かり
そんなタイトルにしようかな
あなたと
あなたの大切な人に
森の精錬のコカゴが訪れますように