ゲストとの出会い

はい、では始めていきます。モックアップラジオ、略してモックラです。
今日はですね、この後すぐ音声を切り替えるんですけど、今日のモックラは初めてのゲスト回です。
いやー嬉しいですね、ゲスト回。
前からやってみたいなーって思ってたんですけど、まあなかなか思い越しが上がらずと言いますか、
出来てなくて、2025年早速実現できてすごい嬉しいなと思ってます。
なんかね、これからももっと手軽にゲストさんを呼んで、すごい気軽にライトな感じで
雑談するのを収録みたいな、っていうのをやっていけたらいいなぁとは思っています。
あと今回、僕の地元の方言クイズっていうのをやったんですけど、
なんかね、編集で聞き直しながら思ったんですけど、
これ問題出される方はめちゃくちゃこう、無茶振りっていうか、
そんなん分かるわけないだろっていう問題を出されていて、
すごい面白かったっていうか、すごい難しい問題を出しちゃったなーって思いました。
で、なんか逆に僕もどこかの方言クイズの回答者をやってみたいなと思うので、
誰か方言クイズ出してくれる人は、ぜひゲスト出演してほしいなーって思いますし、
もしくはあのポッドキャストされている方でしたら、僕が回答者として
出向くっていうのも全然したいなと思いますので、
あのどなたかもしいらっしゃったら、お気軽に声をかけてくれたら嬉しいです。
方言クイズの進行

よし、では本編に入りますのでお聞きください。
録音できている感じですか? はい、大丈夫です。
はい、ありがとうございます。
じゃあなんとなくこう始めていきますので。

全然大丈夫です。もう多様力かなりあると思います。

そうですよね。
はい、そうですね。じゃあ今日はじゅんぼくさんをゲストに招いて、
ちょっとお話をしたいなと思っています。
で、じゅんぼくさんはなんて言うんでしょう、僕の
友達と言っていいでしょうかね。
僕は友達だと思ってます。
えーと、ソフトウェアエンジニアをされていて、今は長野県に住んでいて、
いろいろと楽しい活動をされていて、僕もちょっといろいろと一緒に去年とかやっている方なんですけど、
じゅんぼくさんが高井さんっていう方と一緒にやっている気まぐれFMっていう
ポッドキャストがあって、
まあそれのロゴを僕作らせてもらったとか、なんかそういう関わりがあったりするんですけど、僕ずっと聞いていて、
去年の11月ぐらいですかね、あの方言のクイズをするみたいな
コーナーが、あのじゅんぼくさんと高井さんそれぞれの地元というか、
出身地での方言をクイズで紹介するみたいな、やっていてすごい面白くて、僕も愛知県、
僕愛知県出身なんで、愛知県版の方言のことをちょっと喋りたいなと思ってたんですけど、
なんかこうちょっとどっかのタイミングで、もう年末とか
一人で喋ろうかなと思ってたんですけど、なんかあんまり一人で喋れるのもあんまり面白くないなぁと思って、
で、なんか誰かに聞いてほしいなと思って、じゅんぼくさんにちょっと聞いてほしいなと思った次第です。
で、なんかホットゲストのゲストを呼びたいなみたいなのは、去年とかずっと思ってたんですけど、
なんかゲストを呼ぶパターンって2つあるなみたいなふうに思って、
1つはゲストの方にいろんなことを聞く。
今日はこの人をゲストに招いて、この人にこのことを聞きますみたいな。
なんかどっちかというと僕それが頭に浮かんでいて、ゲストを呼ぶとしても、
いろいろ前にその人のことをちょっと調べてとか、
ちょっとその何かを教えてもらうみたいな、
なんかそういう体が多いのかなと思ってたんですけど、
なんか最近別の聞いてたりとか、なんかじゅんぼくさんも言ってた気がするんですけど、
なんかどっちかというと僕が何か言いたいことがあって、
それを聞いてもらう、聞き役になってもらうみたいな、
なんかそういう方法もあるんだなみたいなのを知ったというか思って、
で、その今回その方言っていう何て言うんでしょう、すごいニッチな話題なんですけど、
一人で喋るよりは何か聞いてもらう方がちょっといろいろ面白そうだなと思ったので、
あの読んでみたっていう次第です。よろしくお願いします。
愛知県の方言の魅力

はい、ご紹介に預かりました、方言クイズ回答家として活動しているじゅんぼくと申します。
はい、どの都道府県あるいは別の日本語以外でも方言クイズがあれば回答しに行くんで何でも読んでください。

ありがとうございます。はい、ちょっと早速なんですけど、
僕は市県の常名市っていうところ出身で、

はい、知ってますよ、僕は知ってますよ。

ありがとうございます。
そう、なんで愛知県も結構方言あって、ちょうど僕年末年始実家に帰って、

あのやっぱりこう実家に地元に帰ってこう親とか、
あの兄弟とかと話してると、こうちょっと方言みたいなのが出るんですよね。

うん、吊られるやつありますよね。

そうそうそうそう。で、娘にも言われて、
なんかあの帰ったとき、なんか喋り方違ったよみたいな言われて、
本当にみたいな、自分で意識してないっていうか、なんか自然にこう切り替えてたんですけど、
なんで、こう今ちょっと方言がホットな感じになっていて。はい。で、そう、
結構その方言クイズを用意したんですけど、自分のなんて言うんでしょう、
東京でも使って、こう妻にびっくりされたやつとかを中心にしながら、ちょっと他にもいろいろとご用意したので。

いいですね、地元離れてね5年ぐらい過ごすとね、あの方言もそうだし、
あるいは概念、その地元にしかなかった概念みたいなのを気づく瞬間が、
不意に訪れますよね。いや、ありますね。なんかこんな言い方してたんだみたいな。うん、あるある。

そう、あとそう、ちょっとね、今日後半というか、あの、
じゅんぼくさん、小学校の学習支援ボランティアされてたりとか、はい。あと、あの別でもその小学生とかと、こう、
お付き合いがあったりすると思うので、はい。なんかこう、ちょっと小学校生活編みたいなのもちょっと用意しているので、
それは。なるほど、いや、いいですね。そうなんです。ちょっとなんかいろいろ考えてたら、あ、これ小学校で使う言葉多いなみたいなのが、
なんかいくつか出てきて、子供とのネタにもできそうな話もあったりします。

ちょうどさっきね、近所の小学生から、次はいつ遊べるってLINEが来たぐらいの感じで、
そういう暮らしを最近してるんで、はい。そうそうそう。小学校トーク好きですよ、好みですね。

あ、よかったです。

はい、じゃあちょっと早速始めていきます。はい、もういつでも、どっからでもかかってきてください。
全問正解します。
ちょっと初級編で、これは有名かなっていうのがあるので、いきます。ちょっと待ってくれ、あのね、僕ね、その初級編とかっていうのも全部、
あてにしてないですから、本当に信用してない、そういうの。確かに。

こっちとしては初級編のつもりだけど。

正答率が高いとは限んないからね、それね。

いや、でもこれは有名、いや、わかんない。ちょっといきます。はい、一つ目は、蹴った。
あ、蹴ったね。蹴ったは、はいはいはいはいはい。
蹴った、わかります。

自転車、バイシュクル。

あ、正解です。素晴らしい。

これ、あ、これ愛知、なんか。

そう、蹴ったは、愛知とか結構こっちの地方で。

そっか、なんか、
方言というか、そういう言い方があるっていうのは知ってたけど、
自分の中では、それは愛知のフォルダに入ってなかったな。

あ、本当ですか。そう、結構蹴ったとか、あるいは蹴ったマシーンとか。

はいはいはいはい、それはなんか知ってる。
なんか、ウェブで有名かもですね、確かにね。

あ、確かにそうですね。ちょこちょこは見かける話かもしれないですね。
うん、そうかも。
車輪行じゃなくて蹴ったみたいな。

そっか、だから愛知のこと知らなくても、なんか、ウェブで人気のコンテンツは、僕、視界に入ってくること多いかな。

あ、確かに。そういう文脈もあるかもしれないですね。

確かにな。ウェブでよく知られてるやつは、僕も知ってるかもな。よしよし、いい感じだね。
よし、いいですね。最先いいですね。素晴らしい。ありがとうございます。

じゃあ、次いきますね。
はい。
はい、次は、シャビシャビ。

シャビシャビね。え、シャビシャビね。もうこれは、これ系はね、オノマトペ系はもう感覚で行くしかないんで、リズムでは多分当たんないんで。
シャビシャビは、えーっと、ビシャビシャってこと。

あー、そう。ニュアンスというか方向性はいいんですけど、ビシャビシャとイコールではないんですね。

あー、じゃあズブ濡れみたいな状態を指す言葉ではないんだ。

ちょっと違いますね。もう少しこう、絞られ、限定的ですね。使用できるシーンが。

もうちょっと、えーと、シャーベット状みたいなこと?

あ、いいところ来ました、いいところ来ました。

だいぶ近い?
だいぶ近いです。
これ以上近寄せられるのか、僕はもう。

近いってか、まあ、それはもう正解と言っていいかもしれない。
あのー、水っぽいみたいな感じで。
あー、水っぽいってことだね。
特に、あのカレーとかでとろみが足りてない状態。

あー、シャバシャバってことか。
あー、シャバシャバね、そうなのか。
シャバシャバ系、なんか多分カレー愛好家の人たちの間では、シャバシャバ系みたいなカテゴリーある気がするな。

あー、確かに確かに。
スープカレーはもうほんと水というか、シャバシャバですけど。

そっか、シャバシャバがシャビシャビになるんだ。

なるほどね。
そう、結構例えばルー入れたばっかのときってちょっと水っぽかったりするじゃないですか。

確かに。
ちょっとね、なんか火を長時間入れるとちょっととろみ出てきたりとかね。
あー、そうそうそう。
なるほど、シャビシャビ。へー、おもしろ。

はい、じゃあ続いて、次も多分響きからイメージできるかもしれないんですけど、
えー、ノーナル。

ノーナル。これは動詞だな、多分な。

動詞ですね。

そうですよね。ボインを見るに動詞ですよね。
ノーナル、あー、わかった。
はい。

なくなるってことだ。

すごい、正解です。
これはリズムでいけるな。

確かに、ノーナル、なくなる。

だから、メイキットナッシングっていう。

そういうことですね、はい。
ノーとナルに分かれるといいますか。
愛知県方言クイズ

そうだな、おー。
いい、これは多分レベルデザインが優れてますね。
前半にこういうのを置いてもらえてるってことは。

ありがとうございます。

信用が生まれてきました、今。

いやー、素晴らしい。ここまでが初級編でした。

あー、怖い。もうここからは中級と上級はもう僕には多分区別がつかない。

難易度はちょっとまあ、僕もよくわかんないですけど、適当に決めてますから。
じゃあ続いて中級編は、えーと、フンゴム。

フンゴムね、これも動詞じゃないの?

フンゴム動詞ですね。

動詞っぽいよね。えー、もういきなり難しい。
ノーナルはなんかまだ輪郭を手で触って理解できる感じだったけど、
もう箱の中身は何じゃろうなぐらいになったな、感覚としては。
フンゴムね、まあこれは響きから噛んでいくしかないので、
はい。
これは、えーと、がんばる。がんばる的な意味。

違いますね、フンゴム。
全然違う?
フンゴムはそうですね、全然違いますね。
手がかりが。
わかるわけない。
あ、例文、あ、そうだ。

気まぐれFMでは例文を手がかりにしてましたよね。
例文ですね、フンゴム。

フンゴムの例文、えーと、
昨日雨だったから、タイヤフンゴムで大変だったみたいな。
わからん。

ちょっと待ってくれ。
もうちょっとなんか。

これ今あれだな、道路も舗装されてない、
コンクリではフンゴムはないんで。

あー、ってことは泥とかに関連しそうってことか。

そうですね。

ってことは、そこから言ったら、
日本語、平均的な日本語話者としては、
ぬかるむぐらいしか思いつかないですね。

そうですね、ぬかるみにはまるみたいな感じですね。

あー、なるほど、だから長靴がフンゴムとか?

そうそうそう、長靴が泥道とかでフンゴム。

えー、フンゴムね。
あー、なるほどね、フンゴムね。
漢字が想像できないともういきなり意味取れないですね。

確かに漢字、なんでフンゴムになったんだろう。
フンゴムって。
フムか。

なんかフンバルに近い感じはしますけどね、
日本語話者から見るとね。
日本語話者来てから、
すげーさんが言ってるのを僕、外国語と捉えてるってことだね、今。
日常会話における方言の使い方

確かに。
はい、フンゴム。

確かにこの辺ちょっと難易度高いかもしれないな。
次も、次はトゴル。

トゴル、動詞だね。

動詞ですね。

トゴルね。

トゴルはどうかな、ワンチャン、
フンゴムよりはイメージできるかもしれない。

いや、それわからない、それね。
わかってる人のその感覚ね、
当てにならない。
確かに。
あまり正当率とは関係ないと思う、その感覚。
トゴルでしょ。
トゴル。
これも勘で、
いや、わかんなくて何も回答欄、空欄にはしないので、僕はね、スタンスとしては。
素晴らしい。
じゃないと多分もう呼ばれなくなると思うんで、
ずっと、いやわかんない、ずっとわかんないですって言ったら多分面白くないから。
いきますよ、トゴルでしょ。
はい。
トゴルは室内にいるみたいなイメージ。

なるほど。
残念ながらちょっとだいぶ違いますね。
例文、例文。
例文は、まだ砂糖をとごっとるねってコーヒーとか混ぜたときに。

なるほど。
だから日本語で言うと、残っているっていう、
残るとベクトルは近い?

近い。
残った結果、こうなっているって言うですね。

ダマになってるみたいなこと?

それが近いですね。
液体に何かが溶けきらなくて沈殿してるけど、ちょっと下に溜まりきらないぐらいに。
濁るとは違うんですよね。濁りに近いんですけど。

あるよね、地域ごとの、そうとしか言いようがないというのが。

そうそう、で、トゴルで言うと、この方言クイズ、テクテクラジオでも前やられてたんですけど。

パクられたやつね。
そう。パクられたやつ。

そう、長野の方言でコズムっていうのがあるって。

小柏さんが言ってたやつ?

小柏さんが言ってた、そうそうそう。
コズムとかなりニュアンス近いなって思いました。

そうなんだ。
でもこれって、僕は北海道出身なんですけど、

その地域では、その言葉が欲しいシーンが多いと言葉って生まれる。

それで言うと、愛知は結構トゴりたいシーンが多いってこと?

いや、そうなんです。僕もそれすごい思って。やっぱり利用シーンが多かったり、細分化したくなるときに方言生まれる気がするので。
そうそうそうそう。

だから、分かりやすいのはね、東北北海道の柴レールとかは、ただ寒いだけじゃなくて。

寒さの中でさらに分類があるみたいな。

肌がチクチクするような痛いような寒さのときに柴レールとかって言ったりするんだけど、
それはすごく地域の気候と密接に結びついてるなって感じるじゃないですか。

確かに確かに。

それで言うと、愛知県何ですか?コーヒー文化ですか?

コーヒーなのか。コーヒー文化って、モーニングの文化はありますけど、なんだろうな。

何なんですかね?

味噌とか、なんか分かんないですけど。

そっか、確かに。コーヒーよりはもうちょっと、昔から何かを混ぜてるときに、
とごってるねって、もうちょっと混ぜなきゃねみたいなシーンが多かったんですかね。

確かにそうですね。
なんか僕のニュアンスでは、濁るっていうのは、水の中全体にもう、全体に色が泳んでいる感じ。
泥水とかね。
で、とごるっていうのは結構下半分ぐらいにグラデーションがあるっていうか。

混ざりきってないってことですね。

そうそう。で、沈殿するっていうと、もうなんか下の方に全部行ってるっていう感じが僕は付ける。

小松さんも聞いたよ。これめちゃくちゃ感覚的な話だから、むずいですよね。

いやとごる、これは結構日常生活でも家族で話してて、何それみたいになったりしたんですよ。

ポッドキャスト向きじゃないんだよな、この絵の中でこの話で聞かされて。

確かに、説明できない。
それで言うと、次のもポッドキャストで説明するのが難しいんですけど。
やりましょう、ポッドキャストでやりましょうよ。
次の問題。

はい。

次は、つくなる。

つくなる、動詞ですね。

つくなる。あるいはもっと高原っぽく言うと、つくなっとるって言ったりしますね。

つくなっとるね。

これはじゃあ先に例文言いましょうか。

例文あったほうがいいですよ、ここから先は。

これは、あれ靴下どこ行ったみたいな。
あ、こたつの中でつくなっとるがねって言ったりしますね。

がね、あ、がねはあれだ。

がねはさらに方言ですけど。

いやいや、例文としていいですね。
にこちゃん大王のイメージだもんな。
まあ、靴下ね。
なんかあれですかね、ごちゃごちゃっとなってる感じですかね。

そうですね。だいたい合ってます。

洗濯物畳まずにつくなったまんまになってるとかそういう。

あと布団で毛布、陰布団と毛布かけてて、毛布だけ足元で蹴っちゃって、足元につくなってるみたいな。

ああ、なるほど。

そういう衣類とか布団とか布的なものがわちゃわちゃわちゃっと積み重なったり、端に寄ったりするような。
そういうニュアンスですね。

ケーブルに対しては使うんですか。

ケーブルにはいわないですね。やっぱり洗衣室のものがわちゃわちゃってなんだ。
ケーブルの場合はぐるぐる巻きにスパゲッティみたいになってるみたいな。

例えば僕らみたいな職業だと、デスク周りのケーブルが散らかった状態になってそれをきれいにしたいっていうのあるじゃないですか。

はい、あります。

そういうときに、ああちょっとケーブルがつくなっとるかねとはならない。

ならないですね、面白いな。なんかその線状のものっていうのはやっぱり平面。

布?
布みたいな。
だから糸が絡まってるみたいなときには言わなそうだもんね。

そうですね。
言わない、面白いな。

これは面白いね。言う言わないは多分定義があるわけじゃなくて感覚的なものだよね。

そうですね。何だろう別にルールを言えって言われると困っちゃうんですけどニュアンスで意外してる感じですね。

そういうふうに使われてるのをあまり見たことがないっていうだけですよね。

そうですね。

だからすごく僕らも大規模言語モデルとして処理してるってことがよく分かる。

面白い。よしじゃあ中級編はこんなもんで。中級編まで来ましたけど上級編別になくて次学校生活編に移るんですけど。
学校生活編の開始

そうだよね。これここぐらいを全問正解できるぐらいじゃないとやっぱ上級編の扉は開かれないっていう。

ちょっとねまだ扉が残されてない。
そう、学校生活編っていうことで。
なんか学校で結構使えるシーンというか子供が行ったりするっていう感じ。
じゃあこれ学校生活初級編が一つ。これ初級かどうか分かんないな。

いいよ、学校生活編でいいですよ。
リスナーも多分そこがあんまり見分けつかないから。

確かに確かに。じゃあ一つ目は机を吊る。

机を吊るね。これはもう文脈から想像するしかないね。机を、学校で机を吊る。
今ね教室の小学校、教室を頭の中に思い浮かべながら。

そうですね。最近どうなのかな。僕の頃は給食食べ終わって掃除するぞって時に、じゃあみんな机吊ってって。

じゃあ寄せる、一箇所に寄せるみたいなこと?

そうですね。机を運ぶっていうんですかね。

運ぶ。机以外も吊るんですか?運ぶ時に。

いや机以外そういえば言わないかもしれないですね。椅子は過労死で言うか。でも他のものに関しては別に言わないですね。

じゃあ段ボールはこう吊ったりはしないんだ。

しないですね。

机専用ってこと?

そう。あとさらに吊るの方が、僕それこそインターネット上で見かけるんですけど、もうちょっと細かいニュアンスがあって、うちの地元ではさらにずるって言うんですけど。
ずると吊るでニュアンスが違っていて。

違うんだ。
方言の概念と使用

そうなんですよ。吊るは運ぶっていうし、もっと言うと僕の中で吊るっていうのは持ち上げて運ぶなんですよ。

引きずってないみたいな。

そうそうずるは引きずるなんで。

そこはなんかわかる。それって標準語の音の使い分けとも対応してる感じがしますね。

確かにそうですね。吊るっていうのは本当に吊り上げるの吊るだし。

吊り上げると引きずるで。

ずるは引きずるだから。

整合性がある。

確かに確かに。

面白い。

はい。では次の問題です。
はい。
次は名詞ですね。

名詞はい。

放火。

放火は火を放つことですね。

放火間の放火ではありません。

もしくはでもごめんなさい、学校文脈ですもんね。
そしたらこれは放火後の放火じゃないですか、学校文脈で言ったら。

そうなんですよ。放火後の放火なんですけど、僕も東京に来て驚いたんですけど、放火ってあの使い方しないんだっていう。

うん。

放火後から転じて、転じてというか別の意味で放火っていうのがあります。

分かり合う、あるのか?果たしてこれは今ある情報から正解にたどり着けるのか?

放火にサッカーしようぜとか。

うん。
いやだから。

そろそろ放火後と一緒になっちゃうんだよな。

そうですよね。いやだから知ってる言葉ですよって思ってますけどね、今ね。

そうですよね。これは休み時間って意味なんですよ。

それはやばいじゃん。それはもう何て言うか互換性がないじゃん。

これ互換性ないんですよ。だからむしろ放火後っていうよりも放火の方が僕は使いながら育ったので。

あ、でも待てよ。放火後って言ってるから、5がつかないってことはまだ最中ってことか。
確かに。
そう考えれば放火後がアフタースクールですよね。

あーそうですね。

これ考えるとアフタースクールではない放たれてる時間だから休み時間と思えば。

あーそうですね確かに確かに。

うーん実は互換性あるかも。

そうかそうか。放火っていう放とかで火を放つだからなんかこう授業が終わったみたいな感じじゃないですかね。

そうだから何て言うんですかね。これが押しボタン式でボタンを押してる間が授業中だとしたら、
ボタンから手を離してる時が放火っていうことで、それが全部終わって今日も学校を閉めますよっていうのが放火後だとしたら、
なんかちょっとわかるかな。あ、わかったか。授業が火。
火そういうことですね。
休み時間が放火。で帰るのは放火後。
そうかそうか。
だからこれは火と放火と放火後っていう概念がありますねここには。
トキントキンの意味

そういうことですね。
はい。整理しました私が。

そう。なんでもし愛知県あたり、東海地方あたり出身の子どもがこういう言葉を使ってきたらうまく対応できると思います。

すごいね。松本市の小学生2時間目の後の休み時間のこと、2時休っていうんだけどあれはどれぐらい通じるのかね、不明。

そうやってちょっと長めの中休みみたいな。

そう20分ぐらいの。

20分休みとかありますよね。

僕が北海道で小学生だったときは2時休とは言ってなかったと思うから。

言ってないな。

2時休ってどこまで通じるんだろうっていう興味がありますね。

なんかでも2時休っていうのはこう20分、2時間目の後の休み。なんかこう省略系って感じですよね。

そうそうなんかの休みなんだけどその2時の部分が何を略してるかはわかんないんですよね。

確かに。なんだろうな。

松本市内のAっていう小学校とBっていう小学校、結構地理的に離れている2つの小学校で通じることは確認済みですね。
どこまであれ通じるんだろうな。

これがその地理的に離れてるから僕が知らなかったのか、世代的に離れてるから僕が知らなかったのかも。
確かにそういう軸もある。

分かんないですよ。30年前の北海道と今の長野県松本市を比較してるんで、何で僕と言語体系が違うかは分かんないですよね。

はいはいはい。とかとかとか。地理的要因なのか時間的要因なのか。

そうそうそう。そうなんですよ。

なるほどな。いや面白い。よし、じゃあ次です。
次はこれは、まあむずいかな。次。トキントキン。

あ、待ってよ。トキントキン。これは何かを修飾してそうな感じ。

お、いい読みですね。これはもう本当オノマトペなんで、結構そうですね、ヒントというよりもちょっとイメージで言ってほしい。

しゃびしゃびに近い感じですよね。何かの要素。

ちなみにその上級、最上級としてトキントキンになります。

そんなポケモンみたいな、リザードンみたいな。

そんな感じ、そんな感じ。

そういうのもあるんですね、その進化系が。

はい。

トキントキン。

学校でっていうのも一つのヒントにはなりますね。

そうですよね。あと地域があるから、これがゆきうにとかだとね、何かカチンコチン的なものの方に想像膨らませますけども、
愛知県ですからね、愛知県のトキントキンは派手みたいな意味。

なるほど。惜しくないな、すいません。

惜しいけど想像としては筋が通ってるってことね。

正解は鉛筆が尖っている様子です。

なるほど、シャープだっていうことか。

そうですね、鉛筆をこう、結構子供鉛筆使ってると丸まったまま使うじゃないですか。

人による。

人によるか。子供としてはよくなかった。

マジレスしちゃった。

おっしゃる通り。
そう、だからちょっと鉛筆丸まってるからトキントキンにしといてねって言ったりしますね。

鉛筆以外にも使うんですか?

やっぱ削るので、例えばシャーペンとかでは言わないし、他の何だろうな、鋭利にするっていう、別にこう、例えば図工とかで木を削るときにトキントキン、あんまり言わない気がしますね。
なんか想像したのは、全身ビビアン・ウェストウッドですみたいな、パンクみたいなスタッツとかついてる人、トキントキンやなみたいな、そういうファッション、パンクファッションに対して言うのかなって想像しました。

言っててほしいなまで思いましたね、なんかね。

確かにこう鋭利なイメージは共通してるかもしれないですね。

そうそう、髪の毛ツンツンぐらいのイメージかなと思ったけど、そうでもないかもしれない。

そうでもなかったですね。

でも誰かが言い始めたら、それが言うものとして定着するパターンもあるからね。

確かにそうですね、今なんてほんと、SNSとかで盛り上がったらどうなったりしますもんね。

そうそうそうそう。

よし、じゃあこれ次最後かな。
はい。
次はさっきの地域性みたいな話で、これ結構地域だなって思ったので、最後の問題。
はい。
マンチョウ。

マンチョウは知ってる言葉ですよ。
塩が満ちてるときですよね。

その通りです。
ほうかと一緒から知ってる。
例文としては、ちょっとこう、あ、お前マンチョウじゃんみたいな。
ちょっとからわ悪い感じしますね。
マンチョウなってるじゃんって。
ちょっとそうですね、なんていうかこう、かなかってる感じですかね。

やから言葉な感じがしましたね、今ね、実演を聞くと。
マンチョウは塩が満ちてないんだな。

いや、これはね、聞いたら、僕も今説明しながら思いましたけど、意味としてはすごい綺麗っていうか、なるほど感がある気がする。

そんな。
いや、それを正解、知る前に聞かされたとて、分かるってならないから、分かってないんだから今。

こう、どこかが満ちるんですよ。

あ、なるほどね、分かった。
じゃあ、回答出します。
はい。
これはイケイケじゃんみたいな意味。

あー、なるほど、そっちじゃないですね。

違う。
偉いな、ちゃんと何かしら回答出してて偉いな。

いや、素晴らしいです、ありがとうございます。
いや、僕も今これ出し、質問される側、かなりむちゃくちゃなことをされてる状況だなって今、問題出しながらちょっと思いましたけど、
マンチョウ正解は泣きそうになっていることですね。

あー、え?あー。
マンチョウの解明

涙、目に涙が浮かんでいる状態。

ポエティックですね、これ、非常に。
そう、そうなんですよ。
えー、すごい、類戦がマンチョウじゃんっていう、すごいオシャレな。

そうそうそう、だから、そうなんですよ、だからまあ大人、むしろ大人になって使いたいぐらい、子供のときってやっぱり小学校とかって、こう、泣くのちょっと恥ずかしいっていうか見せたくないみたいなこともあったりするじゃないですか。

僕らの時代の男子は特に。

あー、そうそうそうそう。
今より強かったんじゃないかな。
そう、だから逆にこう、からかう、やゆする感じで、ちょっとこう、あ、お前マンチョウみたいな。

でも、その、なんていうの、ちょっとしたわるがきっぽい人が言ってるけど、言ってることがすごくポエティックで綺麗っていう。

確かに、難しい。

そのギャップがキュンとしますね。
確かに。

目、君の目の白が満ちているよっていう。

そうね、月が、わるがきが月が綺麗だな、おいみたいな、そういう感じ?

そっちね、I love youみたいな感じで。

そうそうそう、実は。
ちょっといいですね、いいオラつきがあっていいですね。

いやいやいや、確かにそうですね、これ、そうな、もうちょっと子供の頃、綺麗に使いたかったな。

今からね、もう使って、娘さんがマンチョウを迎えるときもあるでしょうから。

確かにそうですね。

言われたくないか、娘さん、マンチョウ、あ、お、親、マンチョウでござるかみたいに言われたくないよ、絶対に。
絶対おこげて。
小4の娘さん、絶対マンチョウでござるかとか言われたくないよね。

むしろ泣きたくなるっていうか、怒りが増して。

それが引き金になって泣くわ、別の泣き方に遷移するわ。

確かに、どっちかというと、自分で、自分の状態の説明としてこう言いたいですね、私はもう今マンチョウになっているみたいな。

それどっちかっていうとあれかな、あの、エッグ、ギャル向け雑誌のエッグ流行語大賞を狙ってったほうがいいかもね。

おー、なるほどなるほど。

やば、マジマンチョウみたいな、そういう感じの。
ありそうありそう、感動的なものみたいな。
そっちのほうが、ワイプスあってるかも。
方言クイズの開始

確かに、マジマンチョウありそうですね。

あの映画見た?マジマンチョウだよね、みたいな。

ありそうありそう。
良くない?そっちのほうが。
いや確かに、子供をからかう方面よりもそっちのほうがいいっす。

ギャルのポジティブに。

ポジティブに言い換える。

マンチョウ良くない?みたいなほうで、エッグ流行語大賞2025を狙う路線のほうが筋がいいと思います。
確かに。

何の話?
新しい流行語を作る話なんですよ。

じゃあここまでですね、学校生活編もこれで終了でございます。
愛知県の方言と文化

結構ファイティングポーズはずっと撮れてたんじゃないか?

いや、かなり良かったですね。
いやっていうか、回答をするっていう、それがやっぱり素晴らしい、さすがですね。

結構ね、大変なんですよこれね。

皆さん気まぐれファミリーも聞いてくれてる方は、だいぶストレスかかったというか、おぴっぴにびっくりしたと思うんですけど。
いや、おぴっぴはやっぱりインパクト強かったですね。

おぴっぴ越え目指したいですよね、我々もね。

いやそうなんですよ。

小田川村からおぴっぴ越えをちょっと達成したいですよね。

おぴっぴなー、でもちょっとなー、しゃびしゃびでは対抗しきれないなー。

マンチョウ僕かなり好きっていうか、覚えましたね。
他はね、なんか覚えらんないですよ。
大体忘れちゃうんだけど。

もう中級編、ふんごむ、とごる、つくなるあたりはもう。

そうそう、何がどれだっけってなるぐらいなんだけど。
マンチョウはね、ちょっと使っていきたい。
がめきょうぐらい使っていきたいですね。

おーよかった、やった。
マンチョウちょっと使っていきましょう。
はい。
いやいやいや、そんな感じで愛知県、方言、愛知県なのかな。
なんか結局自分はそう思ってても、愛知県じゃなかったり、それこそ愛知以外にも使われてるみたいなのもある気もするので、
なかなかこの地方だとは言い切れないと思うんですけど、
ちょっと僕の馴染みのある方言を紹介できてすごい楽しかったです。

愛知特にね、東とも西とも接続してるだろうから。

そうなんですよね、そうそうそうそう。

なんか混ざってそうですよね、いろいろね。

あと愛知の中でも、終わりと三河って分かれるんですけど。
確かに確かに。
これも結構、終わり弁、三河弁とか言ったりしますしね。

高橋さんもね、香川っていうのは三抜きで持ってきてくれたから。

はいはいはい、確かに確かに。

北海道もあるんで、函館は函館でやっぱり強くあるからな。

まあそうですよね、都道府県っていうのはできたの、現代だから。
そうそうそうそう。
それより前からの地域の分かれ方みたいなのはまた別ですもんね。

北海道あんだけ広くて、同じもので動機が取れてるとは思えないですもんね。

うんうんうん、確かに確かに。

あと北海道特に地名はもうあいぬご由来のものばっかりだったりするし。

はいはい、そっかそっか。

本当にいろんなものが積み重なって、たまたま現在のスナップショットがあるって感じだから、やっぱり面白いですね。

いやー面白い。
そうですね、こんな感じで愛知県方言紹介は終了にしたいと思いますが、ありがとうございます。

いやありがとうございます、呼んでいただいて。
なんか聴き手の、レンタル聴き手はやるんで、本当に。
これ何かあいづちあった方が話しやすいなっていうのがあったらいつでもタッチに呼んでください。

そうですね、ありがとうございます。