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ラジオネームももさんより、まなさん、恥ずかしかったけど、人の温かさをしみじみ感じたエピソードを聞いてください。
つい先日、電車でドアの付近に立っていたら、ドアが開いた瞬間、プチッ、カランコロン、カラン、
っていう音がして、え、私のカバンから何かちぎれたような、と思っていたら、乗ってきた方々に、線路に落ちましたね、と言われ、
どうしよう、としょんぼりしながら電車を降りました。 何を落としたかというと、リュックにつけていたショパンの柄の缶バッジと、
山に登った時に買ったピンバッジでした。 ただのバッジなんですが、私にとっては大切な人との思い出の品でした。
降りた駅でそれを目撃していたおばさまが、何を落としたの、と声をかけてくださいました。 小さなバッジを2つ、とりあえず駅員さんに声をかけようと思います、
と言うと、おばさまはそこまで一緒についてきてくださいました。 そして駅員さんに落としたことを報告すると、長い棒とガムテープを持って、
線路をライトで照らしながら探してくださいました。 でも小さめの、しかもただのバッジで見つかるわけがないし、申し訳なくて周りの人に見られているのも恥ずかしくて、
もう大丈夫です、すいません、と伝えました。 それなのに駅員さんは、でも落とされたんですよね、と探し続けてくださいました。
2人で線路を覗き込みながら探し続けていると、何か落とされたんですか、と一人の男性が声をかけてくださいました。 そしてなんと一緒になって線路を覗き込み探し始めてくださったんです。
その日はもう夜で電車の本数は通過も含めて5分に1本。 かなり危ないし人も多くいる中でです。
そして3人で探し続けていると、また一人、また一人と一緒に探してくださる方がどんどん増えていきました。
何落とされたんですか、どんな色、どんな大きさ、どんな形、とたくさん聞いてくださって、皆さん必死で探してくださったんです。
そしてついにもうすぐ次の電車が来てしまうという頃、 駅員さんと一人の男性が笑顔で私のことを手招きしていました。
え?あったのかな?とそこを覗き込むとキランと光るピンバッジとその横に缶バッジもあったんです。
すぐに駅員さんが巧みの技で取ってくださり、 あーこれです本当にありがとうございますと感激してしまいました。
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たった10分ほどの出来事ですが、知らない人が落としたただのバッジのために通りがかりの方が一緒に血まなこになって探してくださったこと。
駅員さんが最後におっしゃった、ではお気をつけての一言も含めて本当に感謝してもしきれないと思いました。
私の不注意で大なるご迷惑をおかけしたのに、皆さん嫌な顔を一つせず、よかったね大切なものだもんねと言ってくださって、
ものすごく事態を大きくしてしまったことに対する恥ずかしさとそれを上回るありがたさで感情がぐちゃぐちゃでした。
あの時探してくださった方、もう二度とお会いすることはないかもしれませんが本当にありがとうございました。
あの2つのバッジは一生大切にします。 そしてもう二度と落とさないように気をつけます。
長くなってしまいましたが、つい先日あったエピソードでした。 とお便りいただきました。
桃さん、温かいエピソードありがとうございます。 こういうお便りを読むと
人間っていいなぁ悪くないなぁって思いますね。 私はね大切なものだもんねって声をかけてくださった方
その言葉がすごく素敵だなぁと思いました。
缶バッジって言うと誰から見ても高価なものとか絶対になきゃいけないものっていうのとはちょっと違うから
やっぱり桃さんみたいにもう大丈夫です。缶バッジなんですいませんみたいな気持ちになっちゃうのすごいわかるんですよ。
でもそれを周りの人が桃さんの大事なものを大事にしてくれて良かったなぁと思って
私もこの前イベントで東京に行った時の話なんですけどすごく感動したことがあって
荷物がすごい大荷物だったんですよ。 海外旅行用のスーツケースをパンパンに入れて持ってって
2段階大きくなれるスーツケースだったんですけど、そのねマックスまで広げた状態にパンパンに詰まったスーツケースを持ってて
それプラス手荷物で、それも結構1キロ2キロあるような大きめの手荷物と、肩からカバンショルダーバッグをかけて移動してて
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本当にそのスーツケースがとんでもなく重くて大変で、とりあえず駅のコインロッカーに入れようと思って
2日目のイベントが終わって2日目ちょっと観光して帰るかっていう日だったんですけど
その観光の時はとりあえず駅のコインロッカーに入れようって思ったんですけど、駅の一番大きいコインロッカーにも入らないっていうぐらいのスーツケースだったんですよ
で、もう私はもうこれどうしたらいいの?と思って新宿駅で絶望していて
駅ってホームに行くとか改札に行くとかそういうのだったらちゃんとエレベーターとかすぐわかりやすいところにあるんですけど
なんかちょっとした階段とかあるじゃないですか
コインロッカーまでのちょっとした階段とか、ちょっとした移動の階段みたいなのって近くにエレベーターが見つからないかとりつて
で、私の持ってるスーツケース結局東京駅でスーツケース無理だと思って送ったんですけど
30キロ近くありましたからね、その時計測してもらったら
そりゃ30キロのスーツケースプラス1キロ2キロの手荷物持って一人で階段を登るようにするのって本当に地獄みたいで
で、そういう状況でまたエレベーターが近くにない階段にぶち当たっていて
で、登るかと思って必死に一段一段スーツケース持ち上げて一人で登ってたんですよ
そしたら金髪のギャル、パチパチにピアスとか開いたギャルが手伝いましょうかって声をかけてくれたんですよ
で、お手伝ってもらうにしてもあんまりにもどれもこれも重たいから申し訳なくって
私とっさに、いえいえすごい重たいので大丈夫です
一人でゆっくり行きます大丈夫ですありがとうございますって言ったんですよね
そしたらそのギャルが、じゃあそっちの荷物持ちますよって言って
手荷物のね、1キロ2キロぐらいあるちょっと大きめの手荷物を持ちますよって言ってくれて
それを抱えて階段登ってくれて
で、その手荷物がないだけでもものすごく楽で
わぁめっちゃいいギャルだ、ギャルと思って感動してたら
後ろから、私も手伝いますよみたいな感じで
この方も女の人だったんですけど大学生ぐらいかな
ちょっと体育会系っぽい女の子、ボイッシュな感じの女の子が
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私が持っているスーツケースの後ろを支えて一緒に階段を登ってくれたんですね
で、階段の上まで登ったら
金髪ギャルは、じゃあお気をつけてっていう感じですごいなんていうのめちゃくちゃさっぱり
気持ちがいいほどすがすがしくサッとサッと行って
で、体育会系っぽい大学生っぽい女の子も
本当にありがとうございます助かりましたって言ったら
いいよこれぐらいっていう感じでまたねその新宿駅の大勢の中に
スッと消えていって
えっ日本すごっ日本みんな優しいじゃん
みんなすごと思って感動しました
で、新宿駅ではこの2人以外にも
手伝いましょうか何か持ちましょうかって言ってくれた
おばさま私のお母さんぐらいの人ですよ
すごいね品の良さそうな女性が手伝いましょうかって声をかけてくださって
よっぽど旗から見ても大変そうだったんでしょうね
本当に優しい人がこんなにいるんだって感動しました
私がこのことから学んだのが
重たい荷物を全部持つことは
なんかできなくても一個荷物を持ってもらえるだけで
後ろから支えてもらえるだけで全然違う
すごく楽になるんだな助かるんだなっていうのをものすごい学んだんですよ
だから私もこれから同じように大きな荷物を持っている人がいたら
ちょっとの荷物でもちょっとの手荷物でも手伝ったりとか
後ろをちょっと支えたりっていうのを同じようにできる人間になりたいなっていうふうに思いましたし
同じシチュエーションじゃなくてもね
大きい荷物たくさんの荷物っていうだけじゃなくても
仕事で大変な人がいたりとか
何か悩みを抱えている人に対しても
なんかすごい自分が助けなきゃ
自分がなんかしなきゃ
すごいね何かしなきゃっていうよりかは
自分のできる範囲で
良い人とか思いやりを持ってちょっと後ろを支えるとか
そういうね手を出せる人間になりたいなっていうふうに思いました今回の件で
おもさんの缶バッジもそういうなんて言うんですか
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一人一人のちょっとの優しさ思いやりじゃないですけど
一人一人のこの声かけ
みんなの目がちょっとあることで
すごい嬉しかったり助けられたりって思うんですよね
どうしようって一人で困ってる時に
大丈夫何があったのって聞いてもらえるだけで
なんかすごいほっとしたりとか
一緒に探してくれる人が
こう一人でもいるだけすごい心強かったりして
今回の地震もね
まだ私たち一般人ができることって限られてますけど
お気になったりその言葉を伝えることだったり
私もできる範囲でそういう優しさ思いやりを持って
後ろをちょっと支えるっていうのをやっていきたいなって思いました
おもさん温かいお便りありがとうございました
