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2025-02-26 35:17

第75夜 沖縄のタトゥー「ハジチ師」がゲスト。ハジチについてと大家族なのに仕事で飛び回る暮らしについて

沖縄のタトゥー、ハジチとは?
ある時代に禁止され失われていくタトゥー文化
金属針と植物トゲによるデザインの違い
年の半分はツアーにまわる彫師の家事情
家族で旅するおもしろさ
お砂糖を栽培している話
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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サマリー

沖縄の伝統的なタトゥー「ハジチ」に関するインタビューが行われ、ゲストであるハジチ屋の吉田千尋さんがその魅力や技術の背景について話しています。彼女は独自の方法でタトゥーを施しながら、家族とのバランスを保って生活しています。沖縄のハジチ師が登場し、沖縄特有のタトゥー文化について語ります。また、子供6人を育てながら仕事に忙しく取り組む生活スタイルや家族の在り方についても掘り下げています。「ハジチ」について語り、タトゥーが持つ通過儀礼的な意味や女性たちの文化的背景を探ります。さらに、タトゥーに根ざす深い衝動が現代社会に与える影響についても考察しています。

ハジチの紹介
衣食住をクリエイトする道草屋のかなと、
ひれがお送りする道草ラジオです。
今日はゲストをお呼びしております。
というのも、
今道草手仕事展をやってて、大阪の小浜でやってます。
千尋ちゃんが来てくれてて、今日と明日と。
よろしくー。
急にゲスト会です。
はーい。楽しみ。
よろしくお願いします。
ゲストをお呼びしておりますが、
僕の方からちょっとだけ簡単に紹介をします。
ハリコタトゥーの吉田千尋さんです。
高知県島んとに子ども6人を育てながら暮らしています。
ハジチ屋さんです。
ハジチ屋さん。
ハジチ屋さんです。
20年前くらいからタトゥーの掘り師として活動していますけども、
4年くらい前からハジチという沖縄の伝統的なタトゥーを始めて、
全国各地であちこちでハジチを掘ってまわっております。
ということなのですが、
ハジチって言ってもわからない人いっぱいいるよね。
そうだね。
これも言えばハジチって。
なんかぼんやりとしかわからない。
わからないね。
沖縄でハジチ店を見て、
へー、そうなんねや。
ぐらいのふわっとしてるから、ちょっとその辺を教えてもらってもいい?
厳密に言うと、
琉球列島の人たちが入れていたトライバルタトゥー、
島ごとに模様がある程度決まっていて、
島の女の人たちが入れていたタトゥーのことを指します。
島ごとでデザインというかモチーフというかが違う?
違う。
ちょっと今やってるコンテンジ会、
先住民の布とかやってるけど、
先住民の衣装も各村ごとに刺繍とかのデザイン、モチーフ、
違うのと似てるよね?
似てる。
創生の人たちが積み上げてきた伝統だし、
パワーみたいな感じだよね。
基本的には大昔からスタイルは変わらずに来ている?
来ていて、
だけど世界中のどのトライバルタトゥーもそうだけど、
だんだん進化していってるから、
記録に残された時だけを切り取られて語られることが多いけど、
似合いにしろデザインにしろ、
変わっていくのが常だから、
ここでどう捉えていいかって、
その人はその人で違うと思うんだけど、
私の言ってるハジチっていうのは、
琉球語で針でつくって書いてハジチって読むから、
タトゥーのことなんだよね。
私自身は内南中じゃないし、
いろんなデザインをやるから、
沖縄のハジチだけじゃなくて、
アフリカとかインドとか、
いろんなところからインスパイアされたデザインをやるから、
沖縄だけのハジチャーじゃないんだけど、
ハジチっていう響きがすごくしっくりきたから、
ハジチって言ってるし、
自分のことはハジチャーって呼んでいます。
伝統と技術の変遷
今でも沖縄には伝統的なハジチをする専門家というか、
そういう人は結構いるん?
いないいない。
あ、おらんや。
一回途絶えたんよ。
あ、そうなんや。
1900年ぐらいに、
日本全国に入れ墨禁止令っていうのが出されて、
西洋人に近づきたくて、
恥ずかしいから入れ墨しちゃダメみたいな、
ざっくり言うとそんな感じのが出されて、
和折りの人たちも禁止されたし、
アイヌにも死ぬ家っていうタトゥーの文化があったんだけど、
それも禁止されたし、
琉球の人たちも一緒。
禁止されたから、
そしたらハジチャーたちが取り締まられて、
いっぱい逮捕されたんだよね。
そうか。
そこで一気にバーンって教育されて、
入れ墨ヤバなものです、恥ずかしいですっていう風に
人のマインドを変えたので、
恥ずかしくて流産で焼いた人とかさ、
お嫁に行った先でさ、
出してもらえない、
表に出してもらえなかった人たちとか、
それはもうアイヌとかいろんな全国でいっぱい発生してて、
今でもその名残で差別があるんだけどね。
今でもお風呂、アイヌとかね、あるよね。
割と最近では禁止されたな、あれなんやな。
そうなの。
世界大戦をする流れで兵士揃えたからさ、
裸なの恥ずかしいから服着よくか、
ナンバー歩きダサいから歩けよくか、
そういうのも一つ。
それが今は千尋ちゃんはそのやり方を復活させてるわけやけど、
復活させるムーブメントが今ある?
そういうわけじゃない。
なんでそのノウハウ、いつから、どういうきっかけで、
なぜそれをできるようになったんや。
私すごい変わってるやり方で、
トゲでタトゥーをするんですけど、
そのやり方自体は私はフィリピンの山岳民族から
習ったというか、学んだやり方で、
沖縄ではなくて、沖縄も昔々はアダンのトゲとか、
シーカーさんのトゲとか使ってたって言われてるけど、
金属針でやられてたのが最後の本の記録では。
ということでもう金属が入ってたんや、沖縄には。
金属以前の人たちのやり方を私はやってる。
だいぶ違うの?金属と植物のトゲを使うって。
結構違う。やっぱり優しいし、
その植物のバイブスとかソマチッドとかも入るし、
ソマチッドって分子とか粒子的な小さい物質だけどさ、
表面に付着してるから入っていくってことや。
明らかに見た目というか出来上がりが違う。
全然違う。
どんなふうに違う?
ほんわりしてる。
針でやると束ねられて、
1個のマーカーみたいな感じでラインが描けるんだけど、
割とくっきりとしっかり入るんだけど、
小さな点を重ねていって点描画みたいなもんだから、
ふわーってしてる。クレヨンみたいな。
クレヨンで描いた線みたいな感じ。
クレヨンとかマーカーの違いみたいな。
結構違う。
デジタルかアナログの違いやな。
だから、今一般的なマシンタトゥーとかは
ミシンの縫いみたいな感じやし、
パキッとしてるんや。
そうそう。綺麗なラインが描けるし、
私のやってるのは手縫いやね。
有機的な線が表現できるんやね。
好みやけどね。
この雰囲気がすごく好きで、
私はトゲにこだわってやってる。
あとね、金属だとさ、
自分で生み出せないし、
どこかから買わなきゃいけないし、
それを廃棄できないし、
血液が付いていて、
そのままゴミには捨てれない。
医療器具みたいな扱いなの?
たぶんそういうことしてるんだと思うんだよね。
けど、私のはさ、木から取ってきて、
そのまま土に返せるから、
それが最高と思って。
家族との暮らし
それに出会った時には、
もう来ました。
青い感じになって。
そこから本格的にやり始めて。
それが4年前?
4年前。
技術的には、
ずっと20年間ポリシーやってたから、
特に道具を変えただけでパッとできるもの。
ある程度はね。
ここまで刺せば人って
ちゃんと定着するのかとか、
衛生的な基礎知識とか、
そういうのは教えてもらってたから、
スタートは楽だったね。
なるほどね。
道具を変えたっていう。
そうだね。
でもその結果、
彫るデザインというか、
作品というか、
変化がありそうやけどどうなのか。
めっちゃ変わった、変わった。
細かいことできないし、
写実的なのとかも無理だから、
やっぱりこういう民族的な、
織物とか刺繍とか、
みたいなパターン、
シンプルなパターンが、
やっぱり一番映えるなって感じ。
なるほどな。
そういうのもあるんか。
なんか品柄のデザインっていうのは、
シンプルにせざるを得ない環境やから、
シンプルで表現するデザインが発達してね。
そうだね。
あと全身で見るね、
民族のタトゥーっていうのは。
現代のタトゥーって、
デザインをまとうんだけど、
私のやってるような民族のタトゥーっていうのは、
全身を飾るための模様やから、
全身で見るんだよね。
じゃあこの部分の、
この1個だけのデザインいいでしょっていう感覚とは、
全然違うってこと?
全身サイズで捉えてる。
なるほどね。
それは全身にいっぱい、
その彫りが入っているから、
そう見えるわけじゃなくて、
例えばワンポイント、
貧弱入ってても、
そういう見方をしているって意味?
してるしてる。
その人が、
例えば鑑賞距離として、
もう10メートルぐらい離れた感じで考えてる。
すごい。
10メートルの距離で考えたものを、
ミリのミクロに落とし込んでる。
10メートルって結構あるよな。
あるよ。
それをグッて、
0.何ミリの世界に落とし込んでやってるんだね。
すごいね。
私の世界観が、
森の中で裸で歩いてるとか、
ビーチで裸で釣りしてるとか、
そういう人やから。
面白いな。
なんかちゃんと知らんかったから。
でもヤンバルの美術館で見た時に、
隠して、
おばあちゃんも手袋して、
電車乗ってくれって子供に言われたみたいなのは、
書いてたね。
書いてたけど、
そこまでシビアな時代感っていうのは今知ったわ。
あと誰かと親子が別れてて、
出会ったみたいなのも書いてたよね。
娘が海へ行っちゃって、
それを学者さんがスケッチしたやつを見て、
娘の手や、
この島におったんかみたいな話あるね。
やっぱアイデンティティと結びついてるってことやな。
そうですね。
では、ハジチっていう専門でやってるけど、
なかなか家のそばでお客さんがいっぱいいるわけじゃ、
まあ、ないよね。
出かけてる、だいたい。
だいたいどれぐらいのエリアを毎年行くんですか?
まず中国、関西行くじゃん。
北海みたいに。
夏は北海道にここ3、4年は行ってて、
北海道からの帰り道もまた寄りながら、
名古屋とか今年行きたいなとか伊豆とか、
そんなのもあるし、
5月は九州ツアーしようと思ってる。
ベップとか熊本宮崎で薬師間まで行こうと思ってて、
どれぐらい旅してて、どれぐらい家にいる?
1回出たら1ヶ月ぐらい行くようになってきてて、
帰ってきた時も1ヶ月ぐらいはいたいよね、やっぱり。
家に?
着地して、なんか片付けて、
子どもたちとか畑のこととか、
ひとしきり立て直す感じにもなってるから、
リセットっぽいね。
そうだね。
じゃああれか、1ヶ月は最低いたいみたいな、
むしろ家にいる方を何とかしないといけないぐらい、
ツアーというか外に出てる感じやん、年中。
そんなことないよ。
年に4回ぐらいは軽く出てるけど、
でもやっぱり家メインだよ。
1回1ヶ月ってことは半年はないけど、
半分弱ぐらいは、
そうだね、そうなってきてる、ちょっとずつ。
長くなってきてる。
そうそう、長くなってきてる。
高知の果てだからさ、
しまんと川の方から四国をまず出る時点で、
結構エネルギー使ってるから、
遠いよね。
せっかくだしあっちも行くかみたいな。
岡山行ったら広島も行くかみたいになるから。
1回四国ツアー行ったけど、
ぐるぐる回ったけど、
ハジチ文化の紹介
しまんとの方はもうやめるかってなった。
遠すぎるよね。
そうか。
しまんとは急に遠い感生まれる。
そうか、来てない。
また来てない。
行くわ、また。
それでもさっきも最初に、
子ども6人育ててるって言ってたけど、
子育てと外に1年の、
少なく見積もっても3分の1で出る生活って、
どうやって両立させてるの?
さっきも考えてたんやけど、
もうなんか2文字で進んじゃうんですけど、
もう愛です、愛。
誰から誰への?
私が自分の世界への、
家庭と仕事の両立
そこに登場人物として、
お父ちゃんとか子どもとか、
地域の人とか学校の人たちとか、
まだまだ我が方を広がっていくけど、
みんなに対してありがとうとかさ、
会ってる時は愛をもって接するとか、
そういうことで回っていってるなって。
ごめんな、そんな顔で。
全然いいんだけど、
もうちょっとせっかくやから、
突っ込んで聞いてみよう。
せっかくやからな。
とはいえ、現実的には、
家に残された子どもたち、
お父ちゃんとかいてて、
家の家事やら日々の日常が、
回らないっていう不満とかは出ない?
あんまではないけど、
やっぱ最初の頃は大変そうやったかも。
寂しいって泣く子がいたりとか、
帰ってきたら結構、
お父ちゃんが疲れきっちゃったりとか、
そんなんはあったけど、
どんどん大きくなっていくしね、
子どもたちが。
自立していくし、
OK、じゃあ行ってらっしゃい、
みたいになってくるし、
私がいると安心するから、
学校に行かなくなったりとかするんだけど、
お父ちゃんだけだとさ、
寝るぞ、起きるぞ、
よし、行ってらっしゃい、みたいな感じで、
結構生活がテンポよく回ってるっぽくて、
それは子どもたちも、
母ちゃんおらんから、
頑張るな、みたいな、みんなが。
しっかりするぞ、みたいな。
その方が楽みたいな感じやと思う。
しっかりするぞって、みんながね。
たまに夜おらん時とかでも、
寝るぞ、みんな8時に出とるみたいなもん。
とかありえるからな。
ひでこがおらん時とか。
私のとこはね、
私がおるとみんなゆるーんってなって、
夜更かしとかして始めるよな、みんなで。
ひでこおらんし、頑張れ。
最初の頃、みんな疲れてたり、
寂しかったりっていうのは、
こんな特に工夫して乗り切ったとかはないんや。
もう慣れろっていう工夫なのかな。
めっちゃ声小さい。
分かりません。
もうまかせちゃってるからね、お父ちゃんに。
特に今覚えてる意識した工夫はない。
毎回出るたんびに、かきんぽきはしてた。
とにかく楽しく、みたいな。
ちょっとぐらいできなくてもいいから、楽しんでね、みたいな。
お父ちゃんがさ、頑張ってくれてさ、
まだ慣れてないし、
いっぱいいっぱいで、あれもやらなきゃ、これもやらなきゃってなってきちゃったら、
子供が大変になっちゃうから、
ちょっとぐらいできなくてもいいから、楽しく過ごしてねっていうのを一番言ってた。
それは大事ね。
やっぱりさ、完璧を求める奥様方?
いや、旦那さんもやけど、多いと思うよ。
例えば、お母さんが、そんな長くじゃなくても、
今晩出かけたいんだっつって、
心よく送り出してくれる旦那さんというか、
パートナーの方がいいとは思うけど、
よく聞くのは、帰ってきたら、
あれもやってない、これもやってないって文句が出るから、
部屋散らかってるとか、
とか、洗い物がちゃんと終わってないとか、
しててもなんか拭けてないやとか、
シンクが汚いやとか、
それを言われるとやっぱ、残されたパートナーは、
だったらもう家にいてっていうパターン多いと思うよね。
それはでもめっちゃ共感するよ。
私も最初の頃帰ってきた時、イライラしてた。
やっぱするんやな。
してたしてた。
でもなんか、やっぱ無理やんなっていうのは分かってきたし、
いいよいいよってなってきた。
無理やんなと思えるんやな。
だって私はやれてんのにって思わへんかったんや、そこで。
私もやれなくなってきたから、
許せるようになってきたかも。
なんか昔の方が頑張ってたんや、ちゃんとしたくて。
でも、なんか頑張ると私怒り始めるからさ、
嫌すぎて、なんか、
頑張らないけどなんとなく片付いてるとか、
将来の展望
なんか納豆ご飯やけどおいしいねとか、
そんなんで良くなってきた。
それはなんか工夫がある?それかもう意識を変化させただけ?
そうそう、ここだけ。
頑張らないようにする?
そう。
でもさ、ここを変えるとさ、なんとなく見えやすくなるから、
工夫の仕方が上手くなったりとか、
時間の配分がさ、なんか気づいたら上手くできるようになってたりとか、
そういうのはあるよ、現実的に。
まあそうやね。
でも一回さ、出たら長いやんか、
それは面に何回もあるからさ、
例えば今日の夜みんなとご飯食べに行ってくるわっていう、
お母さんのポジションとはちょっと違うけど。
面が違うよね。
やっぱ許さないと回らない現実を突きつけられるとこあるかもね。
まあ何回も行くことでそれに慣れてくるのもあるから。
お父ちゃんと子供たちがな?
自分も。
汚くてもいいかとかさ。
やっぱ慣れか。
何事もチャレンジして回数してこなして。
だからさ、その時にさ、最初絶対上手くいかないとこって出てくるから、
そこを許すっていうか認める努力は必要かもね。
そこは頑張りどころみたいなのもあるかもね。
許すとこに努力を進めるな。
なるほどね。
今言うてんのは工夫は多分あんねんけど、
小さい工夫の積み重ねすぎて、
それを日々の中で思いつくにはまず自分の意識を変えようっていうとこの方が大事。
それを変えようとすれば、
その日々の小さな工夫というか技は後からついてくるみたいな話やんな。
自分の気が整ってたらさ、その場その場で必要なことができるから、
あれはこうで、あれはこうでっていうのは私も得意じゃないし、
でもその時にうまく動けたらさ、うまく回ってそれでいいわけだから、
そういうタイプなのかな。
だいぶじゃあ4年目の今年はずいぶんやりやすくなっている。
なってる。
進化、成長。
4年目ってことは下の子もちっちゃかったときは一緒に行ったの?
行ったことあるね。
マンは5番目と6番目が多分3歳、4歳とかのときに行ってるね。
大変だったな。
大変よね。
でもそこで大変やからやめようって普通思うけど、やるぜってなったところが一番ポイントやな。
そうやね。もともとだって家族で旅したいっていう気持ちがすごい強いから、
なんか父ちゃん一緒じゃない、全員一緒じゃないけど一緒に行ける子で回ろうみたいなのはやっぱり今でも思ってて、
それはなんか行きたい人みたいなそういうのを一個ずつ。
そう、でも今回は一番下は断ったけど、ごめん無理とかって。
行きたいって言ったけど。
なんか行く先で大人ばっかり過ぎたらちょっと大変やろうなとかね。
場所によって。
6人とも割と行きたいの?
最初の頃はそうだったけど、今なんかだんだん学校好きになってるメンバーが増えてるから、
行ってらっしゃーいってなっちゃう。
2、3、4番目は結構学校行けてて、だから大丈夫。
寂しい。
母ちゃん寂しい。
行こうよって命の祭りも結構2日前くらいまで毎日電話かけて、絶対楽しいよって。
行こうよって。
飛行機買ってあげるよって言ってた。
嫌って言われた?
うん、大丈夫って言われた。
大丈夫。
みんなで行こうって思うときやる?今後?全員で動いてみよう。
絶対やりたいよ。特に海外行きたい。
行きたいよね。
旦那さんはみんなで旅をするのが好きなタイプ?
楽しんでくれるけど、今は畑とか海とかが好きやから、移動しなくてよくなってて、そういう時期だね。
なるほどね。
満足してる。
そうそう、満足してる。でもいつか行こうねって感じ。
それはお互いのバイブスがあった時が一番いいタイミングかもな。どっちかが引っ張り回すよりね。
そうなんだよね。大変やしね、私だけで企画してさ、いろいろ予約とかこうするとかさ、無理やな。
なんかでも子供いっぱいいたらさ、誰かの受験やったりとかなんかこうさ、あって、今度旅行くねんけどさ、考えてみたらあんまり行けるときないやんとか思って。
一緒。
早く行って、なんかタイミングないなみたいな。
ほんまに?
うん。コロナやったりとかしたし、その後誰かの受験とかまたなんかあるもんな。
あるね。その隙間を縫って行くしかないよね。
そうだね。その隙間ってあんまりないなって気づいてさ、前はなんか早く一人でどっか行きたいって思ってたけど、隙間がないってなって。
チャンスがお金ないとか言ってんといいかなと思った。
で、お母さんとかもなんか年取ってくるさ。
ねー。めっちゃいい人。
子供がもし大人になったら、それこそ仕事とか始めたらいけんやんしな。
そうだね。
もう一生全員揃うことはないんじゃないっていう気はするよね。
え?
え?せへん?
コロナ。
まだいけんじゃん。
うん。まだ脳みてぇしててないよ。
そっか。
行きたい。行きたい。
だから逆に一人はいつでも行けるんやなって思って。
そうだよね。
変わった。なんか。
めっちゃおもしろいもんね。家族みんなで旅するの。
なんか大変じゃないとか言われるけど、おもしろいよね。
おもしろい。
大変なこと多ない?
でもなんかそれでさ、旅日記とか書いたりするやん。
子供がおらんくなったら何も書くことないやろなとか思う。
あ、そうなん?
子供がどうしたとか書いてるから。
まあ多いよな。
書いてるんや。
うん、書いてる。
すごーい。
これからもこういうこう旅しながら。
そうだね。楽しいから旅続けていくんだけど、
だんだんさ、こうやってみんなとつながりだしたら、
みんなに一番とに来てほしくて、
そういう場所を作りたいって思ってて。
いいところがあったら、そこで撮影もできるし、
みんなが来て泊まってもらえて、
みんながこうやってワークショップしてくれたり、
ご飯作ってくれたり、
そういう場所ができたら最高だなと思う。
ライブとかね。
できそうな物件がある?
まだその具体的にはないけど、
でもなんとかしてできる気がしてるから楽しみ。
ほんまに。お砂糖作ってるのとかも見たいしな。
そうじゃね。
そうね、お砂糖作ってるな。
サトウキビ畑を作ってて、旦那さんが。
で、自分たちで刈り取って、
自分たちで絞ってる。
絞ってる。
生徒は町のみんなで作った組合があって、
工場をひとつ構えてくれてたから、
そこに持ってって、
でも生産者ごとに炊くから、
混じることはないんだけど、
今日は吉田さん家の分みたいな感じで、
ひとつずつ炊いてて。
その地域はサトウキビを育ててる地域なの?
そう、昔から。江戸時代から。
知らんかった。そんなとこ本島にあったんや。
本島?本島。
意外と静岡ぐらいまで全然できるらしくて、
サトウキビって。
だからね、高知県3ヶ所今残ってるし。
もともとそういう炊く場があったってことや。
そう、地域にひとつ窯があったらしいよ。
でもやっぱり砂糖安くなりすぎて、
みんな仕事には、金にはならんみたいな感じで
買ったほうがええってなって、
作らなくなっていって、
工場もなくなっていったんだけど、
でもなんか、うちらの町の砂糖は、
神様に献上するようなレベルの砂糖を作ってたから、
この技術なくすのもったいなすぎってなって、
おじいちゃんたちが組み合い作って残してるって感じ。
何が違うん?他の地域というか、
沖縄とか他の地域の砂糖と何が違うん?
めっちゃ丁寧かも、いちいち。
栽培もね、沖縄の砂糖こんなんやん。
うちらの砂糖こんなんじゃん。
ちゃんとアングル立てて、ピシーって紐張って、
まっすぐに竹みたいな感じに育てるんよ。
それを秋になったら、皮ちゃんと全部剥いで、
アクが出ないようにどんだけするか。
沖縄の黒糖って黒くてさ、
黒糖ですっていう味にするけど、
これ違うけど、その違いってこと?
そうなんよ。
アクを栽培の時から出えへんようにするやり方があんねんよ。
栽培のやり具合とか。
あとめっちゃ砂地で作ってるから、うちらの町って、
もう栽培が抜け切ってしまうんよ。
だんだん寒くなって紅葉して、
最後甘みだけになって枯れますみたいな瞬間にバンって枯れる。
そしたらスッキリするって言われてる。
めっちゃスッキリしてる。
作る時も一釜一釜手で全部やるから、
工場みたいなのじゃないから、
アクめっちゃ取ってて。
なるほどね。
アクなんや、あれは。
あの味がな。
そうなんや。
これ色もさ、他の黒糖に比べてちょっと薄いように思うけど、
黄が薄いよな。
それはアクを丁寧に取るとか、
そういうところでこの差が生まれる。
あと品種もあるけどね。
ちょっとサムさんに強い品種ね。
沖縄じゃないから。
沖縄のタトゥー文化
タトゥー入れてるところ見たけど、
なんかめっちゃ儀式っぽかったよ最初。
そうそうそう。
やっぱ儀式感あんだね。
儀式感あって、終わったら顔が変わってたもん。
やられてる人の?
りさちゃんの。
の顔が変わってた?
うん。
めっちゃエネルギーワークだからね。
なんかイニシエーションだからね、もともと。
あ、そうなの?
そうそうそう。
女の子でいうと、
署長が始まったらタトゥー入れ出す付属が多いし、
男の子だったら成人の儀式みたいな感じで入れるとこが多いし。
ファッションではない?
ファッションなんだけど、そこには意味合いがあるから、
大人になっている人の印だよ。
通過儀礼的なイニシエーション的な意味がある。
ほぼ全ての成人が入れていた?
そうだね、多かったね。
現代におけるタトゥーの意義
関太平洋の島々とか、アラスカもそう。
アメリカ、ネイティブアメリカの人たちもそう。
マヤの人たちもそう。
アフリカの人たちもそう。
アフリカはタトゥーじゃないけど、
傷を入れて模様を作る。
いっぱい血を入れるからね。
でも痛いって通過儀礼感あるよね。
痛みとか、実際に穴が開いて、
血とかいらないものが出ていくこととか、
すごく意味があるんだなって。
その人が変化していくために意味があるんだなって思う。
血を出すことで何か出すとか入れ替わるという概念がある。
もともと女性の人たちの文化だからね。
チクチクタトゥーをするっていうのは、
本当に刺繍とかみたいなものでさ、
手先だけで遊べるファッションだし、
大切な儀式だし。
だから今の男性が主導のタトゥー文化、
いわゆる西洋的なやつとは、
結構私がやっているのは違う感じだけどね。
うーん、なるほどね。
我慢するとかではなくて、
もっと生まれ変わるみたいな感じだったりとか。
そっか、その時間帯そのものも意味があるものなんや。
お産系あれは。
そうやな、出来上がったものだけじゃなくて、
プロセスに意味があるんやな。
お産を見守る人たちって感じやな。
私、サンバさんの気持ちになる。
うーん、なりそう。
もうちょっとだよー、みたいな。
でも今の時代に合ってる感じはするな。
みんな急速に変化してる感じするやん。
地球のいろんなことが。
自分たちももっともっと変わりたいとか、
開きたいとか、繋がりたいとか、
そういう時に体とか感覚とか心の中身とか、
全部使ってやれることやから、
なんか結構深くから変われて、
すごく合ってるなって思う。
タトゥーしたいなって思ってる女性とか増えてるなって思うけど、
根源的な衝動だと思うからさ。
それ入れたいっていうのさ。
可愛いオシャレやりたいでいいんだけど、
そのもっと奥深くにさ。
だってさ、ジャグアとかヘナとかでもいいはずなのにさ、
タトゥーがいいっていうそこにはさ、
何かもっと深いものがあるなって思うな。
それが今の時代の変化が激しいとか、
もっともっとみたいなものに対する抵抗みたいな意味?
ものに対して波に乗りやすくなる技って感じ。
なるほどな、それを否定するんじゃなくて、
波に乗りやすくするための技なんや。
もっと自由で、もっと軽やかになりやすいって感じがする。
もっと本来の自分で言いやすくなるし。
っていうのを多分無意識に皆さん求めてるから、
表面的にはタトゥー可愛い、私もおりたいになるけど、
その奥底には衝動感だよってことな。
自然とナチュラルなものに惹かれるとかさ、
自然と可愛い布に惹かれるとかも一緒だと思うけど、
タトゥーって結構ガツンってシフトチェンジさせてくれるから、
大きく変わりやすい。
なるほどな、きっかけになるね、大きい。
まあまたね、その間はこれで終わりじゃないから、
次回あるから、ぜひインスタでもフォローして、
情報をつかんで、いいご縁とタイミングがあるときに、
ぐっしゅっとしにきてください。
今が私の変化のときだと思ったときが、お願いするときです。
今日はゲスト、吉田千尋さんでした。
ありがとうございました。
面白かったね。
35:17

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