ザ・ヒットパレードⅡの魅力
- こんにちは、ザ・ディープダイブです。
- こんにちは。
- さて、今日は松本隆博さんのカバーアルバム、
ザ・ヒットパレードⅡについて、
深く掘り下げていきたいなと。
- えー、素晴らしいアルバムですよね。
- えー、で、特設サイトの情報を、
あなたが共有してくださったものをもとに、
特にあなたが一番好きだという、六本木真珠。
- あー、六本木真珠、リサさんが歌われている。
- そうなんです。
この曲をまあ、中心に据えながら、
アルバム全体の魅力に迫っていこうかなと。
- いいですね。
あの、単なるカバー集っていうだけじゃなくて、
松本さん自身のルーツとか、
あと参加アーティストとの関係性みたいなものが、
すごく色濃く出てますよね。
- ですよね。
特に六本木真珠は、
ある意味その象徴かもしれないですね。
- えー、そう思います。
- じゃあ、まさにその六本木真珠から見ていきましょうか。
- はい。
- リサさんのコメントがまず、
あの、すごくストレートで、
邦楽の名曲の中でも生きとり、
ガールズロックを魅力的に感じさせてくれた、
この楽曲を、時代を越えて松本さんのギターで
歌唱させていただけることを、
とても幸せに思いますって。
- うーん、熱いですよね。
楽曲へのリスペクトが伝わってきます。
- えー、そして松本さん自身が、
なぜリサさんを起用したのかっていう、
その理由がまた興味深い。
- そうですね。
えっと、80年内に札幌でアン・ルイスさんのライブを見て、
打ち上げにも連れて行っていただいた記憶があると。
- へー。
- その上で、リサさんが、
あの頃のアンさんとオーバーラップしてオファーしましたと。
- なるほど。
当時のアン・ルイスさんのイメージと、
今のリサさんが重なったと。
- えー、単なるキャスティングじゃなくて、
松本さんの記憶の中にあるその、
アンさんのパワフルさと、
リサさんのエネルギー、
これを意図的に重ねてるんですね。
- 面白いですね。
なんか過去の体験と現在の才能が、
こう結びつく瞬間というか。
- まさに。
- そういう視点で見ると、
このアルバム全体が、なんていうか、
単に名曲をもう一度やるっていうんじゃなくて、
松本さんの音楽人生そのものと、
彼に影響を与えたり、
アーティストの熱意
逆に彼から影響を受けたりしたアーティストたちとの、
なんか音楽を通じた対話みたいに聞こえてきますね。
- あー、対話。
いい表現ですね。
そう思います。
例えば、ジーワルオンポーズのハイドさん。
- はいはい。
- 小学生時代の夏休みの研究テーマが、
ビーズがいかにかっこいいかだったっていう、
これはもう相当なファンですよね。
- すごいわら、すじ金ヘイレですね。
- ええ。
彼がコメントで、
人生に訪れるだなんて、
って語る共演の喜び。
これはもう仕事っていう枠を超えてますよね。
夢の実現みたいな。
- いやー、それは嬉しいでしょうね。
そして、グレイドテルさんも。
- えー、テルさんも。
- 言いようのない緊張感が襲ってきたって、
すごく正直に語っていて。
- そうそう。
トップアーティストでもやっぱり、
松本さんからの依頼となると、
そうなるんですね。
- で、完成後に松本さんから、
ありがとうってメッセージが来た時の、
その安堵感と幸福感。
なんか、人間味あふれるエピソードだなと。
- えー、本当に。
トップ同士のそういうやりとりが見えるのは、
貴重ですよね。
- ええ。
あと、稲葉浩二さんのコメントも。
- あー、稲葉さん。
- 中学生の頃にテレビで見た、
ヨラ・コノソク&ツイストの10つ目。
その衝撃を語っていて。
- はいはい。
で、今回、オンギター拓松本という、
これまた活かしたバンドで歌うチャンスをいただき、
最高に幸せですと。
ここにもなんか、音楽への初期衝動みたいなものが、
こう、そみよげてる感じがしますよね。
- そうですね。
皆さんやっぱり、原点にある音楽へのリスペクトが強い。
- あと、個人的に、
倉木舞さんが歌う、
ブルーライト横浜。
これに対する松本さんのコメントも、
なんかちょっと微笑ましくて。
- あー、ありましたね。
当時僕はまだ8歳。
そうそう、TVで見る石田亜佑美さんに憧れていました。
初恋?だったかも、なんて。
- 笑い?初恋?
そういう個人的な、ちょっと甘ざっぱい記憶と、
楽曲が結びついてるっていうのもいいですよね。
- ですよね。
なんか、アルバム全体にそういう松本さんの、
個人的な思い出みたいなものが、
散りばめられてる。
- えー、まさに。
だから、選ばれた楽曲と、
それを歌うアーティストへの深いリスペクト、
そして愛情。
それが全体から伝わってきますよね。
世代を超えた音楽の対話
- えー、稲葉さんやテルーさんのような、
まあ、長年の盟友から、
リサさん、シンミラヒロンさん、
上柄大二さんのような、新しい世代まで。
- そうなんです。
それぞれの個性が、松本さんのギターと、
しっかり対話してる感じがします。
この世代を超えた科学反応こそが、
やっぱりこのアルバムの最大の魅力かなと。
- だから、あなたが好きな六本木心情も、
まさにその科学反応の一つの結晶なんですね。
- そういうことになりますね。
アン・ルイスさんへのリスペクトがあって、
リサさんの現代的なパワーがあって、
そしてもちろん松本さんのギターがある。
- それらが一体となって、
新しい命が吹き込まれてる。
- えー、そして忘れてはいけないのが、
インストルメンタル曲の、
俺たちの勲章テーマ。
- あー、はい。
- これ、松本さんがギターを弾き始める前に、
妙にメロディーを奏でるギターの音に弾かれた、
っていう現体験的な楽曲だそうで。
- へー、それもまたルーツの一つなんですね。
- えー、彼の音楽的なDNAの一部、
と言えるかもしれませんね。
- さて、ここまでザ・ヒットパレード2、
特にあなたが好きな六本木心情に込められた背景を、
いろいろと探ってきました。
- はい。
- こうした松本さんの個人的な思いとか、
アーティストたちの熱意を知った上で、
改めてこのアルバム、
そして六本木心情を聴くとき、
あなたの心には、
どんな新しい響きが生まれるでしょうか。
- きっと違った聞こえ方がするはずですよね。
単なるカバーとしてだけじゃなくて、
その裏にある物語とか、
感情が重なることで、
音楽の深みが増すというか。
- そう思います。
では最後に、
あなたに一つ考えてみて欲しいんですが。
- はい。
- このアルバムを通して見えてきた、
世代を超えた音楽の台話。
これを踏まえて改めて六本木心情を聴いたとき、
あなたは、アン・ルイスが生きた時代と、
リサが歌う現代との間に、
どんな繋がりや対話を感じ取るでしょうか。
- うーん、面白い問いかけですね。
- ぜひその感覚をじっくりと味わってみてください。
- ええ。
音楽の楽しみ方がまた一つ増えそうですね。
- 今回は松本隆さんのThe Hit Parade 2、
特に六本木心情を中心に掘り下げてみました。
- ありがとうございました。
- ありがとうございました。