サプライチェーンのリスク
どうも、こんにちは、みのる防災総合事務所のみのるです。
前回、中東情勢は警察不在のリングで起きている3層のバトルロワイヤルだというお話をしました。
外からは金融制裁で決裂を止められ、中では人取合戦、足元ではテロ組織との殴り合い。
まさに地獄絵図ですが、これを遠い国の話で終わらせてはありません。
この地獄は、私たちの仕事場と1本の線、サプライチェーンでつながっています。
今日は、このカオスが災害時でないのに、あなたの会社を止める4つのルートについて、超実務の視点で解説します。
結論から言います。中東情勢は、あなたの会社の時間とお金をじわじわと奪いに行きます。
それでは始めましょう。この番組は、歴史、宗教、政治、経済、そして自然災害というオールハザード、あらゆる脅威の視点でつなぎます。
中東、難しすぎる。では、いきましょう。
1、海上輸送、燃料のリスク、欠陥詰まりがコストを上げる。
まず、一番わかりやすいのが海ですね。
前回、今回は海の回廊だとお話ししましたが、ここが詰まると船は遠回りをしていられます。
すると何が起きるか。欠陥が詰まるのと同じですね。
納期が起こります。運賃、保険料が跳ね上がります。燃料を余計に使います。
中小企業の現場でよくあるのが、うちは中東と取引ないよと油断していたら、仕入れ先から突然納期が2週間伸びます。
値上げさせてくださいという通知が届くパターンですね。
これが遠い国のバトルワイヤル、あなたの財布を直撃する正体です。
では、BCPチェックです。
使用部材の海上依存度を把握していますか。
次に、突然の値上げに耐えられる契約になっていますか。
では次に、サプライチェーンの連鎖。止まるのは自社ではなく世界です。
次に供給網、サプライチェーンです。
中東の回廊の攻防や空白の地帯の爆撃は、地域全体の緊張を跳ね上げます。
すると港の運用が止まったり通貫が遅れたりといった目に見えない支援が状態化します。
怖いのはこれがじわじわとくることです。
最初は少し遅いな、だったのが、気が付けば欠品、そして代替品の品質トラブルへと悪化し、最後はあなたの会社の売上が落ちます。
ではBCPチェックです。代替品の型番まで決めていますか。
次に何があってもこれだけは守るという業務を一つに絞っていますか。
全部守ろうとすると友だわりになってしまいます。
では3番目、情報のリスク、偽情報というウイルスです。
経営判断と対策
3つ目は情報ですが、ここは一番見落とされがちですね。
中東が緊迫するとSNSには真理不明の画像や動画があふれかえります。
イランがフッサしたらしいぞとか、米軍が動いたとか、こうした情報に現場が振り回され、どうする、どう、社内でむむいている間に正しい判断のチャンスを逃します。
さらに現地のネットの遮断が起きれば、海外の取引先とパタリと連絡が取れなくなりますね。
ではBCPのチェックです。社内の情報の入り口を一本化していますか。
次に、誰が何を見て最終判断を下すのか決まっていますか。
では4番目、経営判断の遅れ、危機は迷う会社を狙い撃つということです。
最後、最も重要です、経営判断の遅れです。
中東の不確かさは、自然災害と違って、いつ、どのレベルで爆発するのか読みません。
様子を見ようという言葉は、このバトルロワイヤルの世界では致命傷になる可能性が高いです。
急変が増える2026年、生き残るのは予測が当たる会社ではなく、判断の型、ルールを持っている会社です。
ではBCPチェックです。燃料が何パーセント上がったら、顧客に説明に行くという具体的なルールはありますか。
現場がどこまでの権限、止めるマウスを渡していますか、持っているかということです。
ではまとめです。中東は危機の練習台です。
今日のまとめですが、中東の時刻月は、私たちのビジネスにとっての最高の危機の練習台になります。
航海は物流や燃料のテスト、回廊と空白は供給網のテスト、そして国内不安は情報と判断のテストです。
先ほど考慮した4つのリスクを、今すぐ自社に照らし合わせてみてください。
次回は、この4つをそのまま使って、あなたの会社の弱点を浮き彫りにするBCPチェックリストを公開します。
できるでしょうか。
それでは備えは愛ですね。頑張ってみましょう。実際に動かしてみましょう。
ということで、ユーロボーサリー総合事務所の三浦でした。ありがとうございます。