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2024-10-30 10:00

祖父母を警戒する小児科 #みんラジ 92

コミュニケーションは難しい。

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はい、じゃあ始めます。今日は、おじいちゃんおばあちゃんを警戒する小児科っていうテーマで話をしようと思います。
私、小児科専門ではないんですけど、でもそのいわゆる家庭医とか総合診療医って言われるようなもので、
誰でも見るので、小児も見るんですね。まあ子供の風邪とかね、よく見たりするんですけど、
体調崩した時も、急に起こるじゃないですか、そういう風邪とかってね。
もちろん仕事の都合とかもなかなかつけられないわけで、そういう時におじいちゃんおばあちゃんに頼んで受診してもらう方って多いと思うんですけど、
子供を見る時におじいちゃんおばあちゃんが来ると、かなり私としては警戒してて、結構な率でトラブルにつながるんですよね。
別に連れて行かせちゃダメって言う話じゃないんですけど、
なんでかって言ったら、おじいちゃんおばあちゃんは同居している場合と別居している場合とありますけど、同居してるんだったらね、
まだ普段の状況が分かったりだとか、あるいは体調崩すまでの子供の様子を知ってたりとかっていうことでいいんですけど、
別居しているおじいちゃんおばあちゃんとかだと、全然子供のこと全然分かってないみたいな、たまに週末だけは遊びに来るよみたいなね、
おじいちゃんおばあちゃんだと、週末の様子分かってたとしても、やっぱり普段の様子分かってないから、どういうふうに体調崩したかっていうのを、
なんか分かんないけど熱出たので連れてきましたみたいなね、パターンがよく経験するんですけど、
それだとですね、結局子供がどれだけ普段と比べて体調が悪いのか、どんな感じで悪くなってきたのか、
あるいは同居しているお父さんお母さんがどういう部分で困っているのか心配なのかっていうところが、
やっぱりつかめないところがあって、そのコミュニケーションエラーが起こるんですよね。
おじいちゃんおばあちゃんともおじいちゃんおばあちゃんから情報を取れないから、
しかもだいたい商人の時って子供がしっかり話せる子もいるけど、話せない子の方が圧倒的に多くて、
その年齢だけの問題じゃなくて、商人に該当する子たちっていうのはやっぱりまだ表現力が不十分だったり、
こっちの質問の意図がうまく伝わらなかったりということはあって、
だからその困っているポイントを聞くのが結構難しかったりするんですよね。
そういう時に結構家族、両親からの情報が頼りだったり、
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あとはもちろん責任を持って育てている両親がいろいろと心配があるので病院に来られると思うんですけど、
例えばおじいちゃんおばあちゃんに薬をもらってきてあげてみたいな感じで受診させた時に、
例えばもう熱が1週間続いてますみたいなパターンをおじいちゃんおばあちゃんに言ってたとしても、
おじいちゃんおばあちゃんははいはいっつって、
だから結局そこでおじいちゃんおばあちゃん聞いてないから、もちろん我々医療者にも伝えられないみたいなパターンがあったりとか、
あるいはですね受診してこっちで診察していろいろとおじいちゃんおばあちゃんに伝えたり、本人にも伝えたりしてお家に帰した後に、
おじいちゃんおばあちゃんから両親に伝えといてくださいねって言ったことが伝わらないとかいうパターンもですね多々あるので、
結局両親が電話かけてこられたりとか、
まあ電話かけてきてね話するのは全然構わないんですけど、
例えばそれがちょっと時間が経って、あの時こうしてくださいって言ったじゃないですかみたいな、そんなの聞いてないんですよみたいな、
まあそうだよねおじいちゃんおばあちゃん言ってないよねみたいなパターンとかやっぱりあるんですよ。
えっとなのでなんていうかなぁ、
そう正直なところあんまりこう別居のおじいちゃんおばあちゃんには連れてこさせないでもらえるとありがたい。
もうこっちからしたらですねそのおじいちゃんおばあちゃんは他人なんですよそのそのおじいちゃんおばあちゃんはね、その家族じゃないからなんかこう
もうちょっと責任を持てる人を一緒に連れてきて欲しいなぁって思ったりします。
あのよっぽどもう外来で明らかにこのおじいちゃんおばあちゃん怪しいなって思ったらあの電話することもありますけど
でもまあ電話するのもなんかね、お父さんお母さん連れてこれないってことだからまあ多分忙しいんだろうなあんまり連絡もしないで欲しいのかなみたいなところも思ったりするんですけどどうなんですかね
そこまでじゃないけど職場にはいかないといけないからみたいな人が多いのかな
まあでもその伝わりますかねこのニュアンス感が
結構だからあの自分が働くときはそのおじいちゃんおばあちゃんが連れてきたらすごい警戒するし
そのやっぱ普段のなんていうかな診断がまずできない 診断というのは病気の診断だけじゃなくてその重症度
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どれぐらいその子が体力が落ちてきてるかとかっていうのがやっぱり評価しきれないかったりっていう診断の面で不安なことと
やっぱりこっちの伝えたいことが伝わらない可能性があるだからその後のフォローが困る場合がある
っていうところですごい警戒しててそれはあの自分が診療するときは当然であの研修医とかにも
そういうパターンがあるから気をつけないといけないよっていうのは教えてはいるんですけど なんかね
あの事情があって連れてこれないっていうのは全然わかるので仕方ないとは思うんですけど
えーと何が言いたいかって言ったら
あの連れてこさせる場合にはちょっとそういうことを患者さん側も想定しておいてくれると嬉しいなっていう話です
まあなんならもう受診終わった後また電話させてくださいとかってもう事前に言っておいてくれた方がこっちはねやりやすいかな
あの その方がありがたい
この微妙なニュアンス感やっぱりねこう白黒つかないことっていっぱいあるんですよ 風のこう見てる時もその時はそのいわゆるただの風でかもしれないけど
そこからやっぱ重症化するパターンって絶対あるので一定数 そういうのがあるよっていうことが分かっていてもらわないとなんかこう
こっちがもう全然風々つって薬出して返したみたいな感じで思われるとすごいこうね お互い嫌な感じするじゃないですか
そうじゃないのにそうそうじゃないのにそう思われるとすごいなんか嫌な感じがするのでやっぱりその辺の コミュニケーションエラーはなるべく避けたいから
あのなのでその親御さん 子供たちをおじいちゃんおばあちゃんに連れて行かせる親御さんたちはちょっとそういうことは意識して
もらえるとこっちとしては助かるし これを聞いてくれている研修医の子たちはそういうことがあるんだなっていうのを分かった上で
診療してほしい場合によっては親御さんに連絡した方がいいかもしれないし 例えば研修医だけで見るパターンはない気がするけど
もし研修医だけで見てるんだったらちょっとそういうことがあったらもう上級医に相談 今こういう人が
来たのでこの対応でいいですかこのおじいちゃんおばあちゃん別居だったみたいですけど何かした方がいいですかねみたいなのは上級医に指示は仰いだ方がいいと思うので
なのでちょっとその辺気をつけてもらえたらなと思います やっぱりその同居の人と別居の人でねこう全然あのその辺のこう
感じ方 子供のことにどれぐらい責任を持って生活してるかっていうのがやっぱり違うので
まあそこが違えばやっぱり子供への興味関心も変わっちゃうんですよ あのいくらね
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孫が大切ですよとか言ってたとしてもどうしてもやっぱ生活の一部になってるかなってないかでね あのその辺はもう運命の差です
で だからまああとはあれですね聞いてもらってるおじいちゃんおばあちゃんも
あのちょっとそういうことあるんだなっていうのはわかっておいてほしい あの責めたいわけじゃなくってどうしてもな
あのやっぱりねやりきれない部分があるっていうのは 理解しておいてほしいですその自分が今これ聞いたからよしじゃあちゃんと子供たちのことを見て
親にちゃんと伝えるぞってやってもやっぱりね伝わらない部分どうしてもあるんですよ だからそういう部分もあるっていうことを踏まえて
患者さんだったり親御さんだったりと接してほしいなぁと思ってます ということで今日はおじいちゃんおばあちゃんを警戒する小児科の話でした
ありがとうございました
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