波動と引き寄せの基本
さて、ここまで波動の基礎知識を理解できたと思いますので、ここからは波動と引き寄せの関係についてさらに詳しくお話ししていきたいと思います。
あなたの周りにも、なぜかスルスルと成功していたり、なぜかお金も仕事も人間関係も全て引き寄せてうまくいっている人がいると思います。
そういう人たちを見ると、ついつい自分には努力が足りないんだとか、もっと頑張らないといけないと思うかもしれません。
でも、実際にこういうふうに効果が出ずに悩んでいる人って、努力をしていないのかというと、そういうことではないんです。
むしろ真面目で、なんなら一生懸命頑張っている人の方が多いという印象です。
それでもやっぱり、一見すると何も考えていなさそうに見える人だったり、ただ純粋に楽しそうに生きているだけの人とかの方が、人生がうまくいっているというのは、なんだか違和感がありますよね。
こうした成功している人の多くは、引き寄せの法則、そして波動についての原理原則に基づいた行動を意識的に、または無意識に実践しているんです。
やはり引き寄せの法則と波動が重要となるわけなんです。
引き寄せの法則において、思考は現実化するということを聞いたことがあると思います。
思考が現実化するというのはどういうことかというと、これは文字通り私たちの頭の中で考えていることが現実に起こるという意味です。
例えば、頭の中でお金のことを考えるとします。
これはいわゆる引き寄せの法則では、お金のことを考えることでお金を引き寄せようとするという考え方です。
ただ、実際にはお金のことを常に考えているのに全然豊かにならないし、引き寄せられないという人もかなり多くいます。
そしてその結果、引き寄せの法則は嘘だとか、思考が現実化するなんてありえないというふうに、結局は引き寄せ自体を信じることができなくなってしまい、
理想とする未来を引き寄せることもできなくなる、という最悪のループに入ってしまうというわけです。
実はこうした引き寄せの落とし穴にはまっている人は、あるものが足りていないんです。
私たちは誰もが波動を放っていて、いろんな種類のエネルギーを放っていることはさっき説明したと思います。
そしてある時は嬉しい感情のエネルギー、そして時にはイライラして悪い感情のエネルギーを発していることもあるでしょう。
要するに人によって違う波動を放っていて、さらに同じ人でも日によって違う波動を放出しているというわけです。
そして冒頭でお話しした内容を思い出してください。
波動というのは共鳴して、あなたが良い波動を放っている時には良い波動の現象を引き寄せるし、悪い波動を放っている時には悪い波動の現象を引き寄せています。
つまり何を考えているかが重要なのではなく、どんなエネルギーを放っているかということの方が引き寄せの法則では最も大事なんです。
私たち一人一人が良い時と悪い時の感情をそれぞれ持っていて、この悪い時の自分というのが波動の低い時の自分です。
悪い状態の時は何もかもが嫌になって、ネガティブでイライラしてしまって、体調も悪く、お金の運気も悪く、そうした負の連鎖に陥ることもあります。
そして私たちはこの自分の波動の高さの状態によって、それに応じた世界にしてしまっているというわけです。
当然ですが、良い時の自分と悪い時の自分というのは共存することができないので、どちらかしか今この現実の中で味わうことができません。
ですので、悪い感情の時には理想的な良い時の自分というのを想像することはできないんです。
ネガティブでテンションが下がっている時には自分が望んでいるような理想の未来を想像することができないというわけです。
私たちの波動が低くてネガティブな時には引き寄せの法則には共鳴するものを引き寄せるという性質があるため、
最低の自分の時は最低な現状や最低な未来しか思い描くことができないというわけです。
引き寄せがうまくいかないというのを紐解いていくと、大抵こういう結論になります。
引き寄せがうまくいってないという人は、その人自身の頑張りとか努力とかが足りないのではなく、
その前に引き寄せの波動の原理原則を誤って認識していることが問題なんです。
自分自身の波動を高くすることができれば最高の未来を思い浮かべることができますし、
引き寄せの法則の共鳴によって最高の未来という自分と同じ波動の現象を引き寄せることができるようになるわけです。
もし今の自分があまり良い状態でないとしたら、それは今の段階では波動が低くなっているだけで、
波動を高めて引き寄せを容易に
その波動が低い自分にアクセスしてしまっているだけで、私たちの中には最高の自分というのがちゃんと存在しています。
波動を上げていくことさえできれば、私たちの良い状態の自分に出会うことができて、理想の未来を引き寄せることができるんです。
引き寄せがうまくいかないという人は、波動が低い状態で精神状態が悪いにもかかわらず、
とりあえず努力してみようと思って無茶をしてしまったり、リスクのあることをしてみたりと根性論のような形で現状を変えようとしてしまいます。
ただ、これが引き寄せの法則の罠なんです。
波動が低い状態だけど、努力でカバーすることで理想の未来を引き寄せようとしているというのが大きな間違いで、
まずは波動の低い人は波動を高くしてから、良い感情の状態で努力をする方が良いというわけです。
つまり順番が違うんです。
同じ努力をするとしても、波動が低い時にする努力と、波動が高い時にする努力では、結果に差が出るのは当たり前なんです。
まず波動が低い人は、波動が高くなってから頑張る方が圧倒的に効率的ですよね。
これが引き寄せをEasyモードにするということです。
全ては波動の高さから始まっていくわけです。
波動を高めることができて、初めて引き寄せの法則によって、自分と同じ波動の良い現象だけが引き寄せられていくんです。
さっきも言ったように、なんだかいつも明るく元気な人が成功していると感じるのは、その成功している人の波動が高いからという可能性が高いです。
生まれ持った才能とか能力とか性格の差というよりも、それ以前の感情とか姿勢の部分の方が実は成功するかどうかには関わってくるんです。
いつだって答えは自分の中にあります。
自分の波動を常に高めることで、理想の状態をどんどん引き寄せていきましょう。
