自分の内面と外面の観察
自分を見て、現実を見る。
今、自分の頭の中、どんな考えが巡っているのか、
どんな感情が湧いているのか、
ふと立ち止まって自分自身を観察してみる。
これが、自分を見て、というアクションです。
同時に、今、目の前にどんな状況が広がっているのか、
どんな出来事が起こっているのか、
外部の現実に意識を向ける。
これが、現実を見る、というアクションです。
日常に追われていると、私たちはどちらか一方しか目を向けないことが多いですが、
両方を並行して意識すると、意外なほど頭の中がクリアになっていきます。
特に、感情が大きく揺れた瞬間、
イライラしたり、不安になったり、
何かに喜びを感じたりするタイミングで、
ああ、今私はこんな風に感じているのか、
と、一瞬立ち止まって、
自分の内面と外面の現実を同時に確認する。
すると、まるで映画の世界に没頭しきっていた式典から、
一気に観客席に戻るような感覚を味わえます。
これこそが、気づきの中心点に戻るための、
極めてシンプルかつ効果的な方法なんです。
視点の切り替えの重要性
実際、私たちは普段、
映画の中にどっぷり入った状態で暮らしているため、
なかなか客観視することはできません。
ところが、映画に入り込んだ後で、
一度不観視、また映画に戻るというサイクルを繰り返すことで、
少しずつ自分の人生を客観の視点と主人公の視点の両方から見るトレーニングができていきます。
自分を見て現実を知る、という問いかけを習慣化するだけで、
まるでスイッチを入れるように視点を切り替えられるようになるでしょう。
これはタフティーのメソッドにおいても非常に重要なステップであり、
後々登場する三つ編みや未来選択をスムーズに実現するための基礎になるんです。
