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アメリカとイラン決裂、ホルムズ海峡封鎖へ
2026-04-14 10:28

アメリカとイラン決裂、ホルムズ海峡封鎖へ

同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科教授で国際政治学者の三牧聖子さんによるニュース解説です。日々の国際情勢を分かりやすくお伝えします。

※RKBラジオ『田畑竜介Grooooow Up』で毎週火曜日に放送したものです。

田畑竜介
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サマリー

アメリカとイランの協議は合意に至らず、ホルムズ海峡封鎖の影響が日本にも及んでいます。トランプ大統領は原油価格高騰対策として制裁解除を進める一方、ホルムズ海峡封鎖という矛盾した行動に出ており、日本は原油危機に直面しています。また、トランプ大統領はイスラエルロビーやカトリック教皇との対立など、国内外で孤立を深める可能性も指摘されています。

アメリカ・イラン協議の決裂とホルムズ海峡封鎖の影響
日替わりコメンテーターが独自の切り口で多様な視点を提案するCatch Up毎週火曜日のこの時間は今月から国際政治学者の三牧聖子さんにアメリカ情勢について解説していただきます。三牧さんおはようございます。おはようございます。
おはようございます。この週末は注目のアメリカイランの協議が行われましたけども20時間を超える長い協議でしたけど結局合意には至りませんでしたね。
本当ですね。アメリカ、イラン、この2カ国のみならず世界が注目したわけですね。
芝居経済が大変混乱して原油価格も高騰して、昨日くらいから日本でも原油そのものだけではなくて石油由来の製品がだんだん不足してきたと。
東東さんがユニットバスを新規の受注を停止するなど、もう日本にも必死必死とホルムズ海峡、原油の2割が通過するこの海峡が封鎖されていることの影響を実感するような毎日ですので、私たちも期待を持って見守っていたんですが残念でしたね。
この結果合意に至らなかったというのは三牧さんはどう受け止めたんですか。
はい、残念ながらですね、そもそも21時間、これ長く感じるんですが、例えばですね、以前民主党のオバマ大統領が一度イランと核合意を結んでいるんですね。
この時かけた時間、この核の問題、ウラノーシクの問題だけで2年間かかってるんですね。
そう考えると、この2カ国の核をめぐる問題を21時間で解決するわけはなかったので、そこがやはり折り合えなかった。
ただですね、今日になって、やはりイランはもちろんのこと、アメリカも原油高に苦しんでいて、
停戦はしたいということで、2回目の会合が模索されていると、開催される見込みということで、実は両者ともこの戦争、世界経済の打撃、国民生活の打撃ということで、
イランのみならずアメリカも落とし所を探っているというところですね。
どこでしかし折り合えるのかというところが一つ焦点ですね。
ただ、トランプ大統領はアメリカとしてもホルムズ海峡を封鎖する、イランの港を出入りする船の封鎖をするということに打ち出しましたけど、
これって、かえって原油価格がまた上がって、アメリカも石油が上がるんじゃないかなと思っちゃうんですけど、どうなんですか?
まさにおっしゃる通りなんですね。
トランプ大統領としては、とにかく原油供給量が少ない。
それで原油の価格が上がっているので、例えばですね、先月は、今ウクラナ戦争をしているロシア、経済制裁をして原油の取引を制限しているんですが、
この制裁を解除したりしてるんですね。
そうした一方では、まだ戦争も終わってないのに、原油高を何とか抑えるために、そうしたロシアに対する制裁解除等をやっている一方で、
今回原油高に苦しんで、そろそろアメリカも訂正しなきゃいけないと思う一方で、
むしろ原油高を加速するようなホルムズ海峡の封鎖ですね。
これに乗り出していると。やはりこれはですね、日本はやはりアメリカは重要な同盟国ですが、
今日本は、そもそもイランに通行料を払ってタンカーを通すというのも、イランの支配権、ホルムズ海峡への支配権を認めることになっちゃうので、
これはやりたくないな、でも本当に困ったら、それも選択肢としてやはり浮上しているわけですよね。
しかしアメリカまで封鎖すると、しかもイランのあるいはイランから来る原油は買うなと、通さないという態度ですので、
アメリカとの関係も加わって、ますます日本にとってはホルムズ海峡の封鎖のハードルが高くなってしまったと、
原油危機がさらに深まっている状況ですよね。
停戦に向けた模索とイスラエルの影響
今回の協議合意には至らずということでしたが、これ打ち切り決裂って見るのか、それともまた協議の場が設けられるのか、この先どう見てますか?
両国の事情を見れば、アメリカ国内でも長引く戦争が高まっていて、今年は11月に中間選挙があるのですが、
このままではトランプ大統領の共和党は、あいんじょういん、はいはいするという声が党内にも出ていますので、
トランプ大統領は結構表向き強硬な発言をしていますが、どこかでこの戦争をやめないといけないのは分かっていると思うんですね。
しかし不安要素が、今回の戦争はアメリカ、イラン、そしてイスラエルがアメリカとともに、そもそもイランに先制攻撃して始まっていて、
イスラエルは、今回うまくアメリカをイランとの戦争に引き込んだので、戦争をできる長く続けてやめたくないと。
できる限りイランや、イランの代理勢力であるヒズボラがいるレバノンで、軍事行動を続けたいので、
アメリカ、イランはどこかでやめたいけど、イスラエルは長く続けたいということで、
トランプ大統領がしっかりイスラエルのネダニャ不祥に、ここら辺で終わるんだというふうに圧力をきちんとかけられるかどうかが、
一つ定戦のポイントと言えるかと思いますね。
トランプ大統領としては、もうイスラエルをアメリカがコントロールできる関係にはないんですか?
もうイスラエルの言い分を飲むしかないんですか?
まさに今、アメリカ国民が同じ質問をトランプ大統領に投げかけているんですね。
そもそもイスラエルは大変強力ですが、その強力な兵器、軍事費の7割がアメリカから来ているので、
アメリカとしては究極的には、そんなふうにアメリカの言うこと聞かないんだったら、
もう軍事支援しないよというふうな形の圧力もあり得るんですが、
そうした圧力はかけていない。
というのも一つの鍵が、アメリカには非常に強力なイスラエルロビーという団体があって、
この団体が共和党民主党両方支援しているんですが、
それだけトランプ大統領、共和党に多額の献金とか、選挙の際のボランティア等を提供していて、
どうにかトランプ大統領が、真イスラエル、イスラエルにとって好ましい政策を取り続けるよう圧力をかけているんですね。
なのでトランプ大統領としては、国内ではイラン戦争が長引いていて、不満が高まっている。
他方で自分により直接的にお金とか、選挙の支援をしてくれるイスラエルロビーの意向も無視できない。
そうした政治的な駆け引きで、今のところはやはりイスラエルは切れないというような状況。
しかし国民から見ると、なんでイスラエルのための戦争に私たちの税金や、さらには米兵もなくなっているわけですので、
そろそろイスラエルではなく、アメリカ国民を見てほしいという声も高まっていますね。
そうなりますよね。
トランプ大統領とローマ教皇の対立
そしてそんなアメリカのトランプ大統領ですけども、ローマ教皇に対しても、ちょっと目を向けているというか。
これが大変な論争になってまして、現在のレオ14世教皇はアメリカ出身の教皇なんですね。
教皇はあくまで政治家ではありませんので、そうした宗教、カトリック教会の長として、今イラン戦争を早く終結するようにと。
そして今のトランプ政権は宗教と戦争を結びつけて、これはイスラム教徒に対する聖なる戦いなんだみたいなことをエグセツ国防長官等が言っているんですね。
これに対して教皇が宗教はそんな戦争に結びつけてはいけない。こんな風に戦争している人の祈りは効かないよということで、かなりトランプ政権がイラン戦争をやめないこと。
さらにはそうした平和と結びつけるべき宗教を戦争の正当化に使っていることに怒りを表明して、平和の祈りをしていることにトランプ大統領が怒ってですね。
SNSで教皇を直接的に非難して、さらには昨日自分を神に例えたAI画像をSNSに投稿したと。
これはやはりアメリカ国内のカトリック教徒のみならず、さらにはカトリック教徒のみならず、全世界の人々の自分を神に名ぞらえるということはということで、
この戦いはどうやらトランプ大統領の方がかなり具が悪いというようなところですね。
これによってどんどんどんどん何か孤立していくんじゃないかというところもありますけども、今後また中東をめぐってイランとの競技の場が設けられるのかどうかというところもちょっと注視していきたいと思います。
三巻さんありがとうございました。
ありがとうございました。
この時間は国際政治学者の三巻聖子さんに解説していただきました。
10:28

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