2022-07-09 08:40

合理性についてのお話

#合理性
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Hello everyone, this is みきさっく。
世の中を少しだけでも優しくする、
佐吉田瑞希と申します。よろしくお願いいたします。
さて本日なんですが、合理性というテーマでお話ししようと思います。
合理性という言葉、いろんな方面で使われますよね。
言葉だけではなく、合理性の考えですね。
いろんな方面で使われておりまして、
例えば経済合理性だったり、
今参院選の真っ只中ということで、
政治的な政治合理性というのもあるんじゃないかと思っております。
でも皆様どうでしょう。合理性という言葉自体は分かっているかと思いますが、
合理性の本質みたいな中身っていうのはどうでしょうか。
今日はその合理性について、もう少し深掘り、紐解いていきたいなと思います。
この合理性ですね。よく考えてみるとどうなのかなというのがあります。
それが一つ例を出してみますが、
農家にとっての合理性ということで考えてみたいと思います。
例えばですね、アパレル業界ではコットンが使われますよね。
いわゆる綿ですね。綿が使われるようということになっておりまして、
綿というのは農家さんが育ててくれて、栽培してくれて、
最終的にはお洋服に使われる、お洋服の繊維になるということになっているんですけど、
この綿ですね、例えば農家の場合ですね、
農薬を使った綿と無農薬、農薬を使わない綿というのがありますよね。
この出来上がる、最終的に出来上がった綿に対してですね、
決定的な相違性、違いがあるのかと申し上げますと、
実はそんなに違いってないんですね。
それ多少の違いはあるんですが、
製品に仕立てる際にですね、農薬を使ったコットンと使わないコットンですね、
どちらを使っても最終的な仕上がりっていうのは、
ほとんど誤差がない、差異がないということになります。
なのでですね、皆様どうでしょう。
農薬コットンと無農薬コットン、どっちがいいですかということで、
選択を迫られた時にですね、どちらが良いかっていうのをパッと聞いただけでは、
無農薬コットンの方が良いんじゃないかなと思いませんかね。
でも最終的な仕上がりは一緒なんです。
じゃあ何が違うのかということで、
無農薬の場合ですね、皆様一般的に考えられる発想というのが、
環境に良いんじゃないかということになると思います。
環境に良いのは良いんです。
でもですね、もっと良い無農薬コットン、
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無農薬というので一番利点を受けているのがですね、農家さんなんです。
農家さんというのは、農薬を使ってコットンを栽培した際にですね、
根を栽培した際にですね、その農薬をばら撒くことになりますよね。
そのばら撒いた農薬を農家さんたちは吸ってしまう可能性があるんです。
これって人的被害が出るんだよということになります。
健康に対して害を及ぼしている、それが農薬というものになるんです。
じゃあ何で農薬を使うのかと言いますと、
農薬を使った方がですね、虫食いなどが少なくなったりですね、栽培するのが簡単になるんです。
これってすごく合理的ではないですか。
自分の仕事の手間を省くために農薬を使っているんだよということになります。
そういった観点から見ると合理的だねと思うんですが、
皆様なんとなく環境にいいから無農薬ということで、無農薬コットンの方が良さそうという発想に至りますよね。
これは合理性を考えていないんですね。
合理性を考えるとですね、栽培が簡単になるということはその分ですね、コストが下げられるんです。
人件費を削減できるようということになります。
という観点から見て合理的なのはどっちと選択を迫られると、
皆様、それだったら農薬を使ったコットンの方が合理的だねということになると思います。
この発想ですね、製品になったものでもよく考えられると思います。
例えばユニクロですね、ユニクロの製品というのは大量生産、大量消費という発想を考えからですね、
大量に作って安く販売しているんだよということになっております。
一方のですね、無農薬製品というのはどうしてもですね、
希少性が少なくなっている、母数が少なくなっているのでお値段も上がっているんですね。
お値段上がっているので消費者が少なくなったらさらに売れなくなるので、
さらに生産率を低めてですね、あまり多くの母数を出せないよということになりますので、
そういった場合どうなるか、コストがさらに上がっていくよということになります。
SDGsなんか訴えられておりまして、必要な分だけですね、消費する分だけ生産しましょうねということで、
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SDGsよく訴えられているかと思うんですけど、このSDGsに関しても合理的かどうかっていうのを考えた際にですね、
実は合理的じゃない方になるんですね。
じゃあ何なのか、合理性じゃない方を選んでいる、何を基準に選んでいるのかと言いますと、これ気度哀楽になるんですね。
いわゆる感情です。人の感情に訴えかけているよということになります。
ストーリーだったりその人の背景だったりその製品の背景に惹かれて買うんだよということになります。
これは便利な機能、機能性よりもですね、感情性を取っているよということになります。
山口周さんという経済学者ですね、学者じゃないな、経済論者がいるんですけど、その方ですね、意味ある商品、意味あるものって言ったりしますね。
先に述べた方ですね、利便性を取っているのが機能的商品、感情に訴えかけているのが意味ある商品ですね。
今からは意味ある商品の方がいいんじゃないかというので申し上げているのが、おっしゃっているのが山口周さんということになるんですが、
これ長々とお話しましたが、要するに合理性を取るか、機能性ですね、意味あるもの、感情、喜怒哀楽を取っているかの違いになるんですね。
大きな資本を持つ大会社みたいなところはですね、機能性を取っても資本力でカバーできて、
ものすごく良いもの、良い商品を安く提供できるということで、大会社になればなるほど強くなるんですが、
そういった会社に立ち向かおうとした際にですね、同じ土壌に立ってちゃ勝ち目はないですね。
だったら違うところを責めなきゃいけないよねということで、意味ある方向だったりですね、喜怒哀楽、感情の方をついていきましょうねというお話になります。
ミキサックラジオ、本日も聞いていただきありがとうございます。それではまたね。バイバイ。
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