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  2. #215 合理化は目的ではない
2020-12-15 09:02

#215 合理化は目的ではない

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合理的で有名なサイコパスであるが、合理的に考えるからといって何でもかんでも合理化するわけではない。自分にとってどうでもよい非合理なものは徹底的に排除する。しかしながら、そうしてできた隙間を愛すべき非合理で満たすのである。合理化を積み重ね、わざわざ時間を捻出して片道90分かけてサウナに行くのだ。可愛いものではないか。合理化は目的のための手段であり、それ自体は目的ではない。/サイコパスのラジオは、サイコパスがサイコパスの視点で語るラジオです。斜め上の視点に触れたり、サイコパスについての理解を深めるきっかけとなることを目的としています。/番組の感想や質問は、ハッシュタグ「#サイコパスのラジオ」をつけて、ぜひTwitterでつぶやいていただけると嬉しいです!今後の番組の参考にさせていただきます。/パーソナリティ:うえみずゆうき https://note.com/y_uemizu/
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みなさんこんばんは、上水優輝でございます。
サイコパスのラジオ、ぜひ最後までお付き合いください。
今日は、合理化は目的ではない、というお話をしたいと思っています。
サイコパスといえば、合理的、合理的すぎる、というところでですね、
全然その、なんだろうな、気持ちとかね、非合理なものを、
ある目的に対してね、採用しないぐらい目的に忠実というか、
ある種の合理的であるということなんですけども、
無慈悲であるということでもあるんですがね、合理的であるということなんですけども、
合理性を履き違えている人が結構いるなと思うんです。
合理性というのは、目的に対する最適化でしかないので、
目的がよくわかっていない人というのは、合理的になれるはずもないんですよね、前提として。
目的をまず持って始めて、じゃあ目的に対して何が最も最適な方法なんだろうな、
最も合理的な方法なんだろうな、ということを考えることができるわけです。
だから目的を持っていない人というのは、
目的があるのに理解できていない人というのは、
そもそも合理的であるとか、それ以前の問題なんですよね。
合理性を発揮するフィールドにも立っていないということになってしまう。
何が言いたいかというと、山にトンネルを掘ろうというときに、
掘らなくていいじゃないですか、山をね、トンネルなんか。
でも山の向こうに、例えば山を登って向こうに降りて向こうに渡るとか、
山の周りをぐるーっと回って向こう側に渡るというのが非効率だから、
直線で山にトンネルを掘って、スーッと山の向こう側まで行けるために掘るんだと思うんですけども、
じゃあ何で向こう側に行かなきゃいけないのかってことなんですよね。
山の向こう側に行く用事があるから、目的があるから掘るのであって、
大した急ぎの目的がなければ、山を登って降りていいし、山をぐるーっと回っていいと思うんですよね。
ただ、たぶん頻繁に山を登って降りてとか、ぐるーっと回るのは、
頻繁に向こうに用事があるから、非効率だから掘るよっていうことだと思うんですけども、
ただ非効率だから掘るっていうことではないはずなんですよ。
やっぱり社会的にはね、そこが通ることによってこういうことが起こるよっていう、
何らかの目的があってそこを効率化しているのであって、
効率化が目的ではないんですよね。
早く渡れたから別にいいってことはなくて、むしろゆっくり山の景色を見ながら
ドライブした方がいいこともあるわけじゃないですか、目的によっては。
ドライブが目的だったら、下手にトンネルを3分でスーッと通るよりも、
3、40分かけてね、山道をこう、紅葉を見ながらドライブした方が目的にかなっていて、
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そっちの方がむしろ合理的であるって可能性がありますよね。
ということで、意味もわからず、効率化が大事、合理化が大事とか言っていて、
合理化が目的になっている人が結構いるなと思うんですよ。
それ何でかっていうと、市場にね、ビジネスに毒されているから、
資本主義のこの世の中に、社会にね、毒されてしまっているからだと僕は思ってるんですよね。
別に資本主義が僕は悪いって言いたいわけじゃないですよ。
それはそれでいいし、ビジネスはそれでいいから、それはそれなんだけども、
僕たちの生活とか人生っていうのは別に合理化されるべきものではないというか、
もっと言うと、何か自分が大切にしたいこと、大抵それは非合理なものですね。
僕が言うと例えばサウナに行きたいとか、本を読みたいとか、公園に行きたいとか、
散歩したいとかって全然合理的じゃないんですよね。
ただそれが好きだから、気持ちいいからやりたいっていうことのために、
その他の家事であるとか、仕事であるとかってことを合理化して、
時間を生み出して非合理なことをするっていう感じで、
自分がこういう目的のために他のことを合理化するっていう考え方なんですよね。
ビジネスで言うと大体ミッションとかビジョンとかありますよね。
この会社ってこういうことを達成するのが使命なんだということで掲げてるわけですから、
そこに向かうために非合理なものを合理化するっていうことで圧倒的に効率化をしたり、
生産性を高めていくような施策をいろいろ打っていくってことになるんですけども、
その癖が頭につきすぎて合理化が目的になったりする人が結構いるなと思っていて、
それはね、気を付けないと合理化した先に何があるんですかっていうと、
何もないっていうパターンがあるんですよね。
家事をめちゃくちゃ合理化しました、暇ですみたいな人がいるんですよね。
じゃあもう合理化せず家事をゆっくり楽しんだ方が良くねみたいな。
そんな悪セクして家事するんじゃなくて、どうしたら家事をエンタメンできるかみたいな感じで、
逆に家事に時間かけてもいいわけですよ、もし暇ならね。
だいたい今の人は忙しいですし、家事の中でも嫌いな家事があったりすると思いますので、
そういうものはどんどん合理化するっていうのは良いと思います。
例えば僕の場合で言うと、家事全般好きじゃないので、
その時間はずっとポッドキャストを聞きながらインプットの時間にしていると。
インプットかける運動みたいなところですね。
家事を一つの運動として体を使いながらインプットをしているって感じで、
下手にランニングに行ったりしなくても、
例えば洗濯物を干す時に、
いちいちまとめて取ったらいいのに、
一個一個あえてスクワットするように取ったりすると、
結果洗濯物を干すことがスクワットになったりするので、
スクワットしながら洗濯物を干すとか、
そんな感じで自分にとって非合理なものというか、
自分にとって必要のないものを合理化するっていうのは良いのかなと思ったりしますね。
ただ、やっぱり合理化っていうのは、
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目的がないとやる意味ってないとまでは言わないけども、
やった先に見える景色が虚しいものになってしまうんですよね。
僕は自分の人生理念みたいなものを掲げていて、
サイコパスは言うのもなんですけども、
心の豊かさを探求するっていう、
一つ大きな人生のテーマを持っていて、
そこに行動指針ではないけどちょっとぶら下がっているのが、
認識の解像度を上げるとか、ゲームのルールを理解するとか、
持続可能なコミュニティを作るみたいなところとか、
その辺のサブトピックがありながら、
心の豊かさを探求していくみたいなことを掲げているので、
それに関係ないものはある種、
非合理なんですよね、目的に対してはね。
その辺をどんどん合理化していくと。
全然それって認識の解像度を上げてないよねとか、
ルールを理解するような時間になってないよねとか、
コミュニティを考えるような時間になってないよね、
っていうものについては、
どんどん創業としていくという感じでやっています。
なので、何でもかんでも合理化して、
無機質な人みたいにサイコパスだと思われちゃうとするし、
逆にサイコパスでも何でもないのに、
合理主義的な感じで、
何でもかんでも合理化して、
お金はある程度あるけど、
そのお金を使って何をするのかというのもないみたいな感じで、
よくわからない人っていっぱいいますよね。
合理化というのは手段でしかないから、
あんまりそこにとらわれる必要はないのかなと思います。
目的を明確に持っている人、
何でもいいですけど、
目的を明確に持っている人はその目的に対して、
その他の目的から反するもの、その活動の中でね、
目的に反する無駄なものは確かに合理化した方がいいよねと思うので、
合理化はですね、自分の目的が
はっきりしたときに初めて考えればいいのかなと思います。
例えば仕事においても目的って与えられてると思うんですよね。
社長とか経営層にいない限りは目的は与えられていると思うんですよ。
その目的に対して
無駄なことは合理化すべきだし、
目的に対してはどんどん進んでいかないといけないと思いますので、
目的が最初ですよっていうお話でした。
これがね、結構面白くて、
目的について語れない人って多いんですよ。
何のために?って言ったときに、
いやーとかなる人めちゃくちゃ多いから、合理化とか
いろんなスキルとかテクニックを学ぶ前に目的を理解する
認識力みたいなところとか、考える力みたいなものを
それに一番わかりやすいトレーニングツールとして
読書というのはいいのかなと思いますので、
何していいかわからない人は読書をすればいいかなと思いますし、
自分なりに目的を考える訓練ができる人は
自分なりの方法でやればいいんじゃないかなと思います。
まずは目的が大事だよというお話でした。
本日は以上でございます。またお会いしましょう。さよなら。
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