ファントムオレットのガスレススワップ
さて今回はですね、お預かりした音声記録がありまして、これをもとに暗号資産オレットの世界、特にファントムオレット。
そのファントムが発表した新しい機能について、ちょっと深く見ていきたいなと。
面白そうですね。
web3、オレット周りの日本語解説という感じの記録ですね。
今回の我々の目的としては、この記録で話題になっているファントムのガスレススワップ。
ガスレススワップ。
これが一体何なのか。それがあなたにとってどういう意味を持つ可能性があるのか、そのあたりを探っていきましょうか。
いいですね。じゃあまず基本的なところからいきましょうか。
はい。
暗号資産オレットって、メタマスクとかいろいろありますけど。
有名どころですね。
ソラナチェーンだと、このファントムがかなり使われているイメージです。
そうですね。マジックイーデンとかと一緒によく名前を聞きますね。
で、その取引でよく出てくるスワップ。
はいはい。
これは同じブロックチェーン上で、ある暗号資産を別のものに変えることであってます。
その通りです。同じチェーン内ですね。記録にあったETHからSOLへっていうのは。
ああ、あれは?
あれはチェーンが違うので、厳密にはブリッジの方ですね。
なるほど。そこは違うんですね。スワップは同一チェーン内と。
はい。で、普通このスワップとかブロックチェーン上で何か操作するときには、ガス代っていう手数料が必要になりますよね。
ネットワークに支払うコストですね。ソラナならSOLで。
そうですそうです。SOLで支払うのが基本です。
で、今回の本題。ファントムのガスレススワップ。これ名前だけ聞くとガス代がタダになるみたいな。
ああ、そう思っちゃいますよね。でもちょっとニュアンスが違うんですよ。
ほう、違うんですか?
ガスレスとは言っても、手数料が完全にゼロになるわけではないんです。
え、そうなんですか?じゃあどういう…
ポイントは、ウォレットの中のSOL、つまりガス代用のSOLの残高がすごく少ないとき。
はい。
そういう場合に、スワップを実行するためのガス代をわざわざSOLで用意しなくてもよくなるっていうことなんです。
なるほど。つまり、支払うためのSOLが足りなくてもスワップ自体はできると。
まあ、そういう状況でですね。
じゃあその手数料、コスト自体は消えてないわけですよね。どこから払われるんですか?
それがですね、スワップする元の暗号資産。
例えば、USDCを何か別のトークンに変えたいというときなら、そのUSDCの一部が手数料として差し引かれる仕組みなんです。
ああ、なるほど。元のトークンから引かれるんですね。
それでガス代分が賄われるので、ユーザーとしては事前にガス代のために小額のSOLを送っておかなきゃ、みたいな手間が省けると。
それは便利そうですね。SOL残高をそこまで気にしなくていい場面が出てくると。
そういうことです。
機能の条件と影響
ただ何か、条件とかありそうですけど、一度も使えるわけじゃない?
ええ、おっしゃる通り、いくつか条件がありますね。音声記録によると、まず取引の金額。
金額。
これが75ドル相当以上じゃないとダメみたいです。
75ドル、なるほど。
それから、使える環境も今のところはモバイルアプリ、スマホでの操作だけに限られるようです。
えっ、スマホだけなんですか?PC、デスクトック版ではまだ使えない?
そうみたいですね。記録ではそう言及されてました。
75ドル以上で、スマホ限定で、しかもSOL残高が少ないとき、結構状況はかびられますね。
まあそうですね、現時点ではかなりピンポイントな機能かもしれません。
この機能ってどういう狙いがあるんでしょうね?
やはり一番は、参入障壁を下げることでしょうね。
ああ、初心者向けみたいな?
ええ、ガス代を用意するっていうのが、特に初めての人にはちょっと分かりにくいというか、面倒な一手間じゃないですか。
確かに、まず取引所でネイティブトークン買って、ウォレットに送ってって、経験者でも面倒なときありますもんね。
そうなんですよ。その手間をなくすことで、ソラナ上のDefiとかNFTとかの取引を、もっと気軽に始めてもらえるようにっていう後押しですね。
なるほどな。使いやすさの向上と?
ええ。それに、これはガス代の管理がもっと複雑な他のチェーンもありますから。
はいはい。
そういうところからユーザーを引きつけて、ファントム、引いてはソラナ自体を、こっちの方が簡単だよってアピールする、そういう戦略的な意味合いもあるのかなと。
ああ、ユーザー学科学競争の中で、UX、ユーザー体験の細かい部分を改善しているわけですね。
まさに、そういう細かい摩擦を減らすことに、結構力を入れている現れじゃないでしょうか。
記録の話の方も、将来的にはこういう手数料の仕組みがシンプルになることが、技術の普及、NFTとかも含めてその鍵になるかもみたいな期待感を話してましたね。
そうですね。手数料っていう存在をユーザーからこう見えにくくする、裏側に隠すことで、Web3のサービスがもっと直感的に普通のアプリみたいに使えるようになる可能性はありますよね。
うんうん。
では今回の話をまとめると。
はい、お願いします。
ファントムウォレットのモバイルアプリを使っているときで。
スマホですね。
ええ。で、75ドル以上のスワップをしようとしていて、かつウォレットのSOLがまあちょっと足りないかなくらいのとき。
残高が少ないとき。
その場合に限って、スワップしたい元のトークン、例えばUSDCとかから手数料が自動で支払われて、結果的にガスレス、つまりSOLを用意せずに取引が完了できると。
なるほど、そういうことですね。よくわかりました。
なので、もしあなたがソラナを使っていて、こういう条件に当てはまる場面があればですね、ガス代用のSOL残高をいちいち細かく気にしなくてもスワップできるので、まあ便利さを感じられるかもしれませんね。
手軽さは増しそうですね、確かに。
ええ。
ここで一つ、あなたにもちょっと考えてみていただきたいなと思うんですが。
はい、なんでしょう。
こういうふうに取引の裏側にあるコスト、ガス代みたいなものがユーザーから見えにくくなること、これって利便性は上がる一方で、ブロックチェーンの仕組みとかネットワークを維持するためのコスト構造に対する私たちの理解、これに長い目で見たときにどんな影響を与えていく可能性があると思いますか。
便利さと理解、そのバランスについてちょっと考えてみるのも面白いかもしれませんね。