昭和の銭湯とその情景
夕焼けひとりきり 始まりました。昭和
二桁生まれのパスナリー、ミッキーロンリーが ご案内します。昭和レトロ
今は懐かしい思い出 明日の心配もせず駆け抜けた昭和の時代
暖かく 優しい昭和の情景
心思うままにお話しできればと思っています。 どうぞ付き合いください。今日は
昭和レトロのお話。テーマは 商店街の銭湯
そんな情景をお話ししたいと思います。昭和平成の世代の皆さん 現代に生きるリスナーの皆さん
現代では スーパー銭湯が非常に人気であります。
施設も充実していて、 サウナも非常に人気が高いです。
様々な
お風呂の形態、露天風呂、 歌せ湯、
電気風呂、その施設には様々な浴槽があって、 秋の来ない、そして
とても緩やかに
一日過ごしていても 秋の来ない
そして人々が 休日に利用したり
普段 平日でも
仕事帰りに利用したり、そんな光景が広がっています。 ただし昭和の世代
スーパー銭湯もまだないような時代に 暖かくもあり
優しい そんな銭湯の情景がございました。
私ミッキーがエピソードを交えてお話したいと思います。 お付き合いください。
時は昭和50年代。 ある昭和の駅のロータリーに隣接して
アーケード商店街がございました。 入り口には
弁当、円盤型のものが
備え付けてあり、アーチで
左右につなげられている 華やかな
カラフルな飾り付け お売りだし
そのアーケード 活気のある風景がございました。
駅からは 通勤通学の人々が通り
夕方ともなると 湯気のした国に訪れる買い物客
そして 午後3時過ぎともなると
早い時間から
ある石鹸の香りが
漂う場所があります。 そうですお馴染みの銭湯です。大きな
のれんに湯。 そののれんを様々な人が
くぐっていきます。 横には
地域の活動を示す掲示板。 そこを眺める人たち。
祭りの案内だったり ある人への伝言が
掲げられていたり。 そして
お年寄りの方が 小さなお子さんを、お孫さんでしょうか
一緒にくぐっていく利用者の人もいます。
ドアの中からは
いらっしゃい。そんな声が聞こえています。バンダイさんでしょう。 男湯。女湯があって
木の靴箱にしまって
お馴染みの石鹸
マイシャンプー タオルを
洗面器に入れて中へ進めて 自分の特等席がそれぞれごとに
みなさん割で。脱衣所には
すでにお風呂から上がった人 体重計に乗ったり
扇風機の前で 佇んでいる人
お馴染みの瓶の牛乳の自販機の前で 飲みながら
それは 地元の釈迦場でも
あります。 夕暮れの
方からは 湯気が
立ち上がり
人々が肩を並べて 使っています。
小さい椅子では 親子
また 少年が兄弟で二人で並んで
まだぎこちなく丁寧に 旋発している
子もいて そんな温かくゆっくりや丁寧な時間が
感じられます。 当たり前のごく静かな風景
そこに 生きている人々
街全体が それを感じられる
最も 重要な
釈迦場だったかもしれません。 話は変わります。
何気ない 昭和の世代の
商店街の銭湯の情景をお話ししてまいりました。
昭和レトロの思いと未来
我々が振り返った時にイメージがつける その温かくもあり
優しい情景
実は そんな銭湯 公衆浴場が数を減らしています。
先日 私 ミッキーも 昭和レトロのものを
収集しているのですけれども ある銭湯が閉館いたしました。閉業いたしました。
そこに掲げられていた ユッドを書いたのです。
譲り受けました。 私は 昭和レトロのものを手にした時に
あってはいけないのですけれども 喜んでしまうこともあります。
貴重なものだからです。お宝とも言えるでしょう。 ふと自分の
表情が曇りました。 自分が
昭和レトロの活動を支えたのですけれども その力になりたいと思っていながら
その能力を手にして その当時の風景が自分の能力に
浮かんできました。 そして
昭和の時代を言う時代として 後世に何か伝えることをしながらも
その閉館 閉業に
何も自分が無力だったことに虚しさを覚えてしまいました。 何が
昭和レトロに自分ができるかって考えた時に 今もまだ
答えがわからず 進めています。
これからも考えていきたいと思いますけれども 魅力ながら
昭和レトロに関わっていく ただそれだけです。
夕焼け一人きりでこんなあたりでお話を終わります。 お付き合いしていただきありがとうございます。次回の番組お楽しみに