声の違いと歌の影響
どうも、声を聞けば猫背がわかる、ボイストレーナーみかです。
今日は、歌うときの声としゃべるときの声の違いについて、つらつらとお話ししていこうと思います。
私はボイストレーナー歴20年になります。20年突入!気づいたら20年経ってたという感じなんですが、
今もやってるんですが、歌のボイストレーナーとしてずっとずっとずっとやってきました。
コロナをきっかけにしゃべること、ズームの打ち合わせとかも始まりましたし、しゃべることに難を抱えていると言ったら変ですけど、
そこにネックがあるなとか、ちょっとこう悩みを抱えていらっしゃる方が結構いるんだなーっていうことに気がついて、
そこからしゃべり声の方も勉強し始めて、今は両方やってるという感じです。
両方やりだすと、私の身に何が起きるかというと、歌うことがめちゃくちゃ減ったんです。しゃべることが増えて。
なので、この前に久しぶりに全力で、自分がよく練習に使っている曲を歌ったら、まあ下手くそになっててびっくりしました。
何が下手くそっていうか、コントロールが効かなくなっていったんですよね。
パワーのあるハイトーンのところだったり、ガーッと伸ばすところとか、音程をパンパンと当てにいくみたいなのが、もともと得意じゃないんですけど、
揺れ揺れ、フラフラ、あれーと思って。
で、改めて歌をもう一回練習して、こうやったなというふうに若干だけ取り戻せた後、しゃべったらまあ安定するわ。
しゃべりを安定させるために歌の練習するってめちゃくちゃいいなっていうのを感じたんですよね。
歌は普段のしゃべりよりも負荷をかけますし、負荷をかけるだけれど喉周りはずっとリラックスしてるんですよね。
負荷をかけるのは、いわゆるお腹のところだったりとか、もうちょっと違う場所。
ちょっとややこしい話になるであれなんですが、共鳴させる場所とか、響かせるポイントがどうのこうのみたいな、そういうところに意識を持っていくので、
そこでちゃんとパンッと当てれるようにパワーを使う。
喉は常に楽にしているんですけどね。そっちにパワーを使うことをさぼってたんだなーっていうのをね、気づかされました。
気づかされたんだけれど、おかげで気づかせてもらえたと言ったらいいのかな。
歌はしゃべりにもめちゃくちゃいい影響があるなと、すっごい思いました。
安定した声を目指して
よくね、しゃべりの練習ではあるけれど、ロングトーンといって、声をまっすぐ伸ばすみたいなのをレッスンの中でやったりします。歌じゃなくてもね。
しゃべり声の練習の方でも、自分のしゃべりやすい高さの音程で、まっすぐ声を出してもらうことがあるんですけど、
本当によくあるのが、あーって揺れるんですね。
これは喉でコントロールしようとしたり、呼吸が安定してないとこういうことが起きます。
これで歌うと、まあ揺れるんですよね。フラフラ。
そうではなくて、しっかり姿勢や呼吸を整えて、どっしりした胴体で、あーみたいにすると割と安定するんです。
ちょっと揺れたけどね。
こんな感じで、しゃべりでも安定させるためにロングトーン、歌でもやるような、そんな方法を取り入れたりするんですけど、
安定させるために歌う。
しゃべりの練習なんだけど、歌を練習に取り込むっていうのは、これからもやっていきたいなあなんていうふうに思いました。
歌苦手ですっていう方もいらっしゃるので、無理中するわけじゃないんですけど、
簡単なやつね。そういうのを取り入れていくのもいいなあっていうのをね、改めて自分の歌筋肉の衰えで感じました。
落ち込んだので、また歌の練習していこうと思います。
はい、ということで、今日は歌うときとしゃべるときは多少使い方違うけど、歌練習しとくと声が安定するから、しゃべりにもいい影響があるねという、そんなお話でございました。
お役に立てば幸いです。
今日もあなたの声のアウトプット応援してまいります。
ボイストレーナー美香でした。またね。バイバイ。