新しい栽培方法への挑戦
この放送は、農業の常識を超越する、メタグリをキーワードに活動する、
メタグリ研究所がお届けする、Metagri Voicesです。
皆さん、こんにちは。血液を担当の富山みかんです。
FarmersVoices🍊vol.79の放送になります。よろしくお願いします。
ゴールデンウィークももう後半ですけれど、皆様どこかに出かけられたでしょうか?
私はですね、Jの出荷の関係で、4、5出荷の関係で、そこが出荷がないので、そこだけお休みでした。
あまり関係ないですね、ゴールデンウィークは。
ちょっと普段の休みと曜日が違っただけで、休みの日数自体は変わっておりません。
その間、花傍聴をしたり、子供と妻と家族で半日ほどお出かけしたりしました。
何度も言ってますけど、この春は例年よりか気温が低いので、
ちょっと傍女のタイミングが例年より少し遅く、遅くって言ってももうちょっと遅い方がいいんですけれど、
天候の関係でこのタイミングで傍女になったということで、これが吉と出るか凶と出るかはまだ分かりません。
なんだかんだ毎日畑に行って何かしら作業をしたりして、
地域の車で通勤したり、今日みたいにお出かけしたりするときに他の人の畑をチラッと観察するんですけど、
やっぱり良くないですね、今年は不作で木の状態もだいぶ悪いです。
なかなか難しいんですけれど、年による差をなくしていくことが課題で、
どうしてもね、今年はいい今年は悪いっていうのは出てしまうんですけれど、
その差をなくす、例えば今年が何点になるのかな、60点ぐらいではなく、
毎年80点から90点の間になるような管理をしていかないといけないなと常々思っています。
ではどうやったら毎年80点以上、いい品質のみかんがたくさん取れる、
それをどうやったらできるかっていうことをいつも考えているんですけれど、
もちろん肥料の与え方、管理の方法、どうすればいいのかっていうのをずっと考えて試行錯誤しています。
またこれが品種によって違ってきて、この品種だったらこの方法いけるけれど、
こっちの品種はちょっとダメだなっていったところがあって、なかなか難しいところなんですけれど、
今年はですね、誘引をやってみようかなと思っています。
誘引とは枝を支柱等に結びつけて成長方向を誘導させることなんですけれど、
柑橘の理想的な枝の角度は斜め上方向になっていて、
果実が大きくなるとその重さで斜め下方向になるのが植物ホルモンや高硬性でできた炭水化物の転流からすると一番理想的な角度なんですよね。
従来の技術だと剪定でそういった枝を残すことになっているんですけれど、
それがそう簡単にうまくいくはずもなくいろんな枝が出てしまうんですけれど、
それを誘引すれば理想の角度になるのではないかなと思っています。
結構簡単なことのように感じますけど、結構めんどくさくてですね。
昨年も枝釣りといって果実の重みで折れてしまいそうな枝を紐でくくって支えるような方法を毎年どこの農家さんもやっているんですけれど、
今回僕がやろうとしているのは木の上部にある立ち枝と枝が下に垂れ下がったやつをくくるような感じにすることで立ち枝が水平になって降りている枝も水平になるという方法をやってみたいなと思います。
昨年配信で言ったと思うんですけれど、木の上部にある立ち枝は念子という枝をねじって角度を変えて下向きにする方法があるんですけど、
そのやり方が結構良くてですね。本来立ち枝についている果実というのは品質が悪いんですけど、そうやって下向きにすることによって出荷できる果実になります。
今回は念子ではなくロープで降りている枝と立ち枝をくくることによって両方水平にすることによって品質の良い果実になるのではないかなというふうな期待を持ってやってみようかなと思っています。
ちょっとどうなるかわからないんですけど、たまたまというか、その枝がちょうどいい位置にないとできないので、どうなるかなと言ったところで、
僕はやってる人知らないですね。そういった管理を新しい技術になるのかな。そんな技術って言えるほどのものじゃないかもしれないですけど、ちょっとやってみようかなと思っています。
枝の生えている場所や角度によってその枝の強さが変わってくるので、これをうまく活かすか切ってしまうか、その辺は農家さんの腕のお見せどころなので、僕としてはこれをうまく活かしたいなと思っています。
品質の向上を目指して
そうすることで良い品質のみかんがたくさん採れるようになるのではないかなと。
効率重視で広い面積をやるか、少ない面積でたくさん採れるかというところは二者一択ではないですけど、どちらかというと僕は後者でやっていこうかなと思っているので。
短週重視でやっていきたいなと思います。
それでは今回は以上になります。
今日もメタグリボイシーズを最後までお聞きいただきありがとうございました。
あなたと一緒に新しい農業の世界を創造する旅を続けていけることに感謝しています。
次回もお楽しみに。
みんなみかん食べてね。牛乳飲んでね。
バイバーイ。
今回のテーマ言ってなかったですね。
どうしようかな。新しい栽培方法にチャレンジにします。