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2024-05-25 1:17:10

音楽酒場#16-1 『BLUE BLOOD』35周年特別企画(前編)~「爆発寸前GIG」と当時の共闘を振り返る!

X『BLUE BLOOD』35周年特別企画!このアルバムの共同プロデューサー津田直士さんと「爆発寸前GIG」、そして当時のエックスのメンバー、共闘を振り返る! ※後編はこちら まさに爆発寸前!Xの原点がここに!~『BLUE BLOOD』35周年特別企画(後編)【音楽酒場#16-2】 https://youtu.be/xp6i_m_VxWw 津田直士さん(元X制作ディレクター・共同プロデューサー) ニコ生 https://ch.nicovideo.jp/tsudanaoshi YouTube https://www.youtube.com/channel/UCH_sPE_hqEgr3IDyvjS8Yqw Twitter https://twitter.com/tsudanaoshi 著書「すべての始まり―エックスという青春」 https://amzn.to/3Kxgcqf その他のご著書はこちら https://www.tsudamia.jp/tsuda-book 『BLUE BLOOD』 https://amzn.to/3Un8vYl 「爆発寸前GIG」 https://amzn.to/3QdWH8e その他の音楽酒場コンテンツ↓ X JAPAN「ART OF LIFE」30周年特集①共同プロデューサーが語る大曲誕生秘話!分割問題の真相~初めて聴いたメンバーの反応は?【音楽酒場 #09-1】 https://youtu.be/PZFXIynhn4o 壮絶、怒号…でも幸せだった!制作過程&レコーディング秘話~X JAPAN「ART OF LIFE」30周年特集②【音楽酒場 #09-2】 https://youtu.be/z1S7RCy3ppg 300年残るYOSHIKIの芸術!そして津田さんとの別れ…X JAPAN「ART OF LIFE」30周年特集③【音楽酒場 #09-3】 https://youtu.be/9DDf4ttcd2o 【祝・ドラムマガジン表紙!】ドラマーYOSHIKIを語り尽くす!~津田さんしか知らないYOSHIKIのドラムエピソード満載!【音楽酒場 #01】 https://youtu.be/88mQFSgCskk 大注目!「XY×YOSHIKI」を語ろう!~このプロジェクトは何がすごい?どう楽しむ!?【音楽酒場 #02】 https://youtu.be/dHX1FrMZhWo 今、明かされる!「ART OF LIFE」「紅」「ENDLESS RAIN」X名曲誕生秘話!~津田さんへ質問!エヌゾーリベンジ回【音楽酒場 #03】 https://youtu.be/TFzvh9OBAlc 【激論】批判、誹謗中傷との向き合い方について~アーティストは繊細?強者は叩かれるべき?ファンのSNS活用は?【音楽酒場#13】 https://youtu.be/WFxjsb9JG7k アーティストの呼び捨て・敬称略はアリナシ?~「さん」は付けるべき?最近の風潮について津田さんと考える回【音楽酒場#12】 https://youtu.be/d9SNuxV6fqk 津田さんと語るTHE LAST ROCKSTARS~そして最近起きた色々な事について…【音楽酒場#11】 https://youtu.be/rLgb1cLny7I 激論!YOSHIKIを叩く人たちに思うこと~ア○チ、どう対応する?僕らの発信スタンスは?【音楽酒場#10】 https://youtu.be/0ubqEIHUUqQ X JAPANの新曲「Angel」を語ろう!(音楽酒場LIVE配信) https://youtube.com/live/rrXpYoFnlSE こちらもどうぞ↓ 津田直士さんと語るYOSHIKI&THE LAST ROCKSTARS!津田流プロデュースの真髄と、Xの現場を離れることを決意した理由とは…【名盤ラジオ 番外編#24-1】 https://youtu.be/VbjdtNQ_2y0 津田さんが語る“灰皿事件”の裏話~HIDE・TAIJI、超リアルな素顔のエピソード!すべてはここから…今だからこそエックス!【名盤ラジオ 番外編#24-2】 https://youtu.be/8mLDZj-9JWI 津田さんを唸らせる質問の数々!YOSHIKI&HIDEの感動エピソードに思わず涙が…「津田さん、X JAPANを何とかしてください!」【名盤ラジオ 番外編#24-3】 https://youtu.be/uhuXK4PTNgw ■『名盤ラジオ』とは? 3人の音楽好きが古今東西あらゆる名盤から1枚をピックアップし、お酒を飲みながら色々と語っていく番組です。 ※自由気ままなトークです。内容に一部誤りがある可能性がございますので予めご了承ください。

00:01
名盤ラジオ。
音楽酒場へようこそ。このコーナーでは、名盤ラジオの3人と、音楽家の津田直しさんが、XやYOSHIKIを中心に、広く音楽について、お酒を飲みながら、いろいろと語っていきます。
こんばんは、たくやです。よろしくお願いします。
こんばんは、エルゾです。
こんばんは、ひできです。
こんばんは、津田直しです。よろしくお願いします。
また久々の音楽酒場ですが、
久しぶりですね。
今日はね、何といっても4月21日、我らがBLUE BLOOD発売35周年ということで、
もうね、それに完敗ですよ、今日は。
そうですね。素晴らしいね。
35周年ですか。
35周年。
じゃあじゃあじゃあ、35周年、おめでとうございます。乾杯!
おめでとうございます。
どうもどうも。
乾杯!
どうもどうも。
おめでとうございます。
いやー、35周年。
35周年。
89年、4月21日。
すごいですね。80年代なんだね、言ってみれば。
そうですね。
平成元年ですよね。
そっか、平成の元年なんだね。
なるほど。
35年前のね、当事者である津田さんとこうやって話してるっていうのも本当に貴重な体験ですけど、僕らにとっては。
すごいですね。35周年記念を当てさわった責任者の津田さんと語るっていうのはなんかすげえことだなと思いますけど。
そうですね。乾杯ってできるってすごいことですね。
そうですね。普通に。
おめでとうございます。
なかなかないことですけどね。
直接こうね。
津田さん、当時の1989年4月21日って何してたとかって覚えてたりします?
あれなんか思い出した。新宿が浮かぶ。新宿のこれどこだ?新宿の…アルタの近くが浮かんだな。
なんだろう。すごい。なんか俺もなんかもう、なんか朦朧としてるかなと思ったのね、4月。
レコーディング大変だったじゃない。朦朧としてるかなと思ったら、めっちゃ元気で飛び回ってた記憶があって。
まあ発売日だからね。すごい大事な日ですよ。
03:01
新宿が浮かんでね、アルタの…
発売日、当日じゃないかな。要はさ、そのブルーブラッドのというアルバムがね、
今やそりゃほら、こう、Aバン的な感じでね、世界のロックファンにもちゃんと認められてるけど、
じゃあ、1989年の4月21日当日の頃どうだったかっていうと、
まあソニーミュージックが、その当時はCBSソニーですけど、半信半疑ですよね。
ソニーミュージックの本体っていうか本社の方が、
意外に予約が多かったりして、いろいろこう、数が増えてきてるっぽい感じもありつつも、
ほんとに売れるの?みたいな。
要はなんていうのかな、やっぱりソニーミュージックみたいな大きな会社だといろんなアーティストがいるから、
その発売月、4月とか5月とか3月とか、そういう月ごとにちゃんと会議を経て、
いろんな編成会議とか経て、ちゃんといろんなラインナップが決まってるわけだけど、
そのそれぞれの月とか、そのリリースのタイミングに合わせて、
いろんなセクションがちゃんと予測をして、やっぱり無駄なくちゃんと製造して、
で、販売、いろんなレコード店にちゃんとCDとかね、
当時はレコードもあったと思うけど、ちゃんと下ろすってやってるわけですよ。
数字を読むってとても大切なんですけど、欠品が出たり在庫買ったりしないようにするためにね。
じゃあXというバンドがブルグラッドで華々しくね、
ソニーミュージックからとうとう待望のアルバムを出してなっても、
やっぱりソニーミュージックとしては新人すぎて分かんないところもあるわけですよね。
半信半疑の中、現場の僕らは燃えてるわけですけど、
やっぱり大きな会社だから営業っていうレコード店を担当しているセクションっていうのが膨大な人がいて、
ちゃんとセクションがあるわけですよね。しかも全国に販売会社もあるしっていう。
そうするとそれはいろんな、当時のソニーミュージックで売れまくってるアーティストも含めていろいろ手がけてるわけですから、
そこに新人の新しいバンドのXっていうのが売られるらしいぞくらいの認識の部分もあったでしょう。
そうなった時に、炎のように燃えてる僕を中心にしたそのセクションの人間は、
これだってやってるけど、全体としては分からないわけですよ。
で、準備はしてますよ。どうやら売れるらしいぞと。新人だけどと。でも分かんないっていう、
06:03
その謎の部分が4月21日当日に実際に分かるわけです。
全国のレコード店でこれぐらい売れてるっていうのが始まるわけですから、
その時にその点灯つってレコード店に僕らがいないわけはないわけですよ。
要するにそのレコーディングの時には僕はメンバーと一緒にすごいものを、
とにかく歴史の残るものを作るってそれだけに専念してたわけですけど、
もうそのレコーディングは結構前に終わってるわけじゃないですか。
で、もう4月21日っていう日にちは渋谷公会堂のライブも終わってるし、
とにかく僕はソニーミュージックの1社員に戻っているわけですね。
自分的にも、待遇的にも。
それでいて、僕らのスタッフルムサードっていう一番中心になってる人間たちも、
もうカタツオを飲んでどうなるかって考えてるわけです。
ドキドキしてるわけですよ。
その時にレコード店という現場にいないわけがないわけです。
事件は会議で起きてるわけじゃないって言うじゃないですか。
現場で起きてるんだ。
復活の噂があって、室井さんだっていろいろ説もありますけど、
あの映画のように本当に現場ですよ。
で、わけで現場にいると、それが確か俺の記憶だと新宿だった気がするんだよね。
で、アースって頭下げていくわけですよ。
そこに営業の人もちゃんといるわけですね。
ソニーミュージックっていうレコード会社の顔ですよ。
レコード店だったらそういう人に大先輩だから頭下げていって。
で、レコード店の人もどうもって言ってるんだけど。
で、僕っていう人間の認識は多分みんな、
割と制作関係のスタッフルームサードの中から派遣されて、
一人来てるらしいぞって感じですよ。
音を作ってる人間なんか誰も知らないわけですよね。
一末端社員ですね。
でも一応当事者側の社員らしいと言って、よろしくお願いしますって言って。
なんかそれでただ視察に行くんじゃなくてね、
キャンペーンやってるから手伝いもしてたような気がする。
何か。
で、当然ファンが買いに来たりするのに対応して、
何かやってたんだよ。
それは覚えてないけど、それが新宿だったね。
新宿、アルタのそばのレコード店にいて、
何をやってたのかな。
でもやっぱりレコード店で間近に実際に出ていく様子を確認するっていう感じで、
キャンペーンもあったし、いたような気がするんですよ。
それが35年ぶりに今、蘇りまして。
09:02
その記憶が。
この記憶は30年前のヘッドバンでね、
滅沢さんからいろいろ聞かれた時も全然この記憶はない。
突然思い出した。
すごい。
めっちゃ懐かしいな。
我々と乾杯したことで。
思い出したし、
なんか俺がその時に不思議な気持ちになってたのは、
その炎のようにメンバーと一緒に作り上げたのに、
僕はただ末端の社員だっていうのを思い知るわけですよね。
これ誰だろうみたいな。
入社3年目だからしょうがないですよ。
なんとこいつだみたいな。
じゃあよろしくお願いしますって言ってね。
まさかわざわざX担当制作ディレクターで、
僕これ作りますなんて言うわけないから。
そういうようなニュアンスだった気がするんですよ。
俺もそういうとこって勘違いしない人なんで、
本当に最敬礼でよろしくお願いしますってやって、
たぶんその状況とかを確認するために、
そのキャンペーンに助っ人っていうかね、
手伝いで来てるんだろうなぐらいの感じで見られてるのに、
ちゃんと頭つけてよろしくお願いしますってやってたのを覚えてるんですよね。
だからそういう意味では、
単なる末端の社員に戻ってた。
それが4月21日の記憶だった気がしますね。
まさに35年前。
ただ大事なのは、
その4月21日が終わる頃には、
だいぶハッピーな気持ちになってたんですよね。
その日に終わって当然みんなスタッフルームのメンバーと集合して、
いろいろ状況とかを話すわけですけど、
その時にみんな笑顔だったっていう。
それは見たことかっていうのはね、
記憶にあるんですけど、
ちょっとそのぐらいしか覚えてない。
なんかよくわかんない。
当日のことが。
なるほど。
でも速報的にそういう情報が、
もう当日中に入ってきてたってことなんですね。
もちろんそうですね。
事前にもう動きって入ってきてるんだけど、
実際にやっぱり店頭で売れるまではわからないじゃないですか。
今回はそのBlue Bloodが発売する少し前に行われた、
爆発寸前ギグ、
渋谷航海堂のライブを話していく回にしたいなと思ってるんですけど、
これが約1ヶ月前発売の3月16日、
渋谷航海堂で行われたライブが、
その後ビデオとして発売されていて、
今はDVD、ブルーレイでも発売されていて、
僕らブルーレイ買って見てますというところで、
その見た感想を含めて、
ずらさんにもいろいろ話聞きながら進めていきたいなと思いますけど、
爆発寸前ギグ。
12:02
これが3月16日渋谷航海堂なんで、
まだ区切りとしてはメジャーデビュー前、
インディーズにあたる、
インディーズ最後のライブ。
そうですね、そこが大事ですね。
そういう意味合いがね。
そうですよね。
要するに、インディーズの時に既に、
渋谷航海堂で花々しくギグをやっているんだっていうのが、
一つの大事な意味合いだったんですよね。
そういうインディーズ最後みたいなのは、
メンバーたちも意識してた感じなんですかね。
実際にはブルーブラとのレコーディングの後っていうのもあるから、
あんまりそんなに、
当然インディーズ最後なんだっていうのが決まっている以上、
それはもうOKで、
当然メンバーは先に気持ちを知っているわけですから、
要はインディーズ最後なんだっていう意味合いがちゃんと果たされていれば、
そこからどういうふうに全国にXというバンドの存在と、
ステージと音楽を全国にどうやって伝えていくかっていうところにも
意識は全然行ってますよね。
常に未来を睨んでいるんで、
全国に回っていくっていうときには、
いっぱいスケジュールも組まれているし、
それはあくまでもブルーブラと引っさげているわけですよね。
だからそっちを見ていて、
やる渋谷航海堂っていうのは中身的には、
当然ブルーブラとの曲中心になっていて、
それから始まるツアーに向けてのスタートにもなっているわけです。
どっちかというとそういう中身はそっちの意識の方が強かったんですね。
そうですよね。
この時のXがやってたライブからすると、
渋谷航海堂っていうのは結構大きいんですよね、多分。
そうです。順番でいくとね。
全然大きいです、ちゃんと。
なるほど。そういうステップの中にここがちゃんとあると。
そうです。
さっきのレコーディングのところでいくと、
この渋谷航海堂のライブが3月16日ですけど、
ブルーブラッドのレコーディングは89年の1月から始めていて、
津田さんの著者の全ての始まりを改めて見ると、
ブルーブラッドの完成っていうのが3月12日っていうふうに書いてあったので、
もうそのライブの4日前っていう。
15:02
そうですね。
すごいスケジュール感。
で、3月13日に群馬でライブをやってますね。
まあよくある、まず1回ちゃんとやってっていう業界のパターンっていうかな。
だから新潟産業センターでやって東京ドームみたいなと同じ流れですよね。
そういうスケジュール感で行われたライブ。
なので、それでいくと見てて思ったんですけど、
ブルーブラッドとか、その辺の曲のブルーブラッドですけど、
あとはこの中で言うと、
イージーファイトランブリングとかその辺もそうかな。
初めて聞いてたんですかね、お客さん的には。
そうだよね、考えたら。
まだ発売もされてなくて。
たぶんライブでやってないんですよね、それまで。
そういうことですよね。
新曲、いわゆる。
確かに確かに。そうか。
だからそれがね、インディス最後という形になってることが大事で、
もう中身はその向けてっていうのはそういうことですね。
だからそういう曲も持って全国に回っていくわけですから。
僕も気分としては、渋谷公会堂のライブっていうのは、
結局例えばピアノを弾く様式っていうのをちゃんとやるっていうね。
それがやっぱり、僕がちゃんとメンバーと一緒にいる、
ライブやコンサートやツアーっていうので、
それをやるのはものすごく大事な、自分の中の大事な新しい見え方だったですから、
そこにものすごい気持ちを込めていたし、すごい不安もあったしとか、
そのピアノだけじゃないですよ、
そういう新しい進化したXっていうのを形にしていって、
しかもファンの目の前でやるっていう、
ものすごくね、いろんな気持ちになってたのを思い出します。
だからわざとそれから時間をバーって進めて、
じゃあ初の武道館のときなんていう、
それから先のときをイメージして思い出したりすると、
その差はすごい激しいんですよ。
武道館になっちゃうと、
僕の中ではそれまでにたくさんのドラマがあってね、
やっぱりその様式も倒れたし、
その前には夏にたくさんの夏の野外イベントとかにも出たりして、
話題総勢になったりとかっていろんな積み重ねの末に武道館があるわけなんで、
18:03
もうこれがXだっていうのが出来上がってるわけですよね。
それから比べると、
やっぱりこの渋谷公会堂のときっていうのは、
そういう未来が全くまだないときですね。
僕が見ていたのはその前の、
ちょうどそうだな渋谷公会堂の半年以上前に、
X現れるっていう映像があって、
それは僕が作ったんですけど、
その映像に入っている、
その映像に入っている京都のスポーツバレーのライブ、
これがその半年というか9ヶ月前ぐらいのXの集大成ですから、
そことの違いが僕の中では激しいはずなんですよ。
その夏の京都スポーツバレーも、
MCで気合い入れろしか言ってなかったトシ君が、
胸張れ、胸張れ、お前らいい顔してるぞって既に言ってるし、
ものすごく新しいXの進化が見えるんですけど、
曲はまだそのときにはエンドレッシングもないし、
ブルーベルトもないわけですよね。
秀ちゃんのメジャーのロックンロール曲みたいなのもないわけです。
だからそういう進化を僕が期待して、
新しい未来のXだって言って、
音楽合宿の頃にやったのが京都スポーツバレーなんで、
まだ音楽的にそれがないんですよね。
まだなかったのが京都スポーツバレーの夏のライブだって。
それに対してブルーベルトで色々曲が形になってエコーディングもやった。
それが新しいXだと、未来のXだと。
その曲を引っさげての最初の渋谷公会堂、
ものすごくこれからこのライブをブルーベルト引っさげて全国回ったら、
日本中の若者にXが伝わって新しい未来が始まるんだって思って、
信じてレコーディングをしたわけですよ。
もう何千万もオーバーしながら。
それはもう一つのものすごい勝負だったわけですよね。
メンバーを信じ切ってやってたわけですよ。
それを実際にライブでやるっていうのが渋谷公会堂なんて、
僕はもうなんかそれは本当に形になるのかなっていう不安と、
不安というのは要するに僕は何もできない。
レコーディングは僕はできるわけです。
メンバーと一緒にやりながら、
メンバーが迷っていても絶対に作ることができるし、
メンバーが周りから誤解されようが、俺が守れる。守れるわけですよね。
ここまでやると言ったらとことんまたついてきるわけです。
耳もあるし体力もあるから。
そういうふうに何でもやってあげられるっていうのをやった後に、
渋谷公会堂ライブ、もうそうすると僕の手を離れるというか、
21:03
できることがあまり限られてくるわけですね。
メンバーしかできない。
だからそういう何とも言えない不安と、僕が何も力になれない。
かす、密かにいろんな力になることやってるんだけど、
レコーディングから比べれば責任値じゃないしないわけですね。
その不安と、でも実際にはそれが音になっていくっていうか、
実際にやっぱりXすごいなってなっていく。
その狭間で揺れ動いてたのを覚えてるんですよ。本番まで。
しかもそういう気持ちを誰かに話すことができない。
メンバーにも話せないし、同じチームのスタッフにも話ができない。
それは絶対に言えない。
そういう中で行われたライブっていうことですけど、
えぬぞうさんはどうですか?今回映像も事前に見てると思いますけど、改めて。
個人的に言えばやっぱり、
これって本当にリアルにビデオが擦り切れるほど見たっていうビデオなんで、
今回改めて見たんですけど、
なんか同心に帰りますねっていう。
すごい中学生の自分に帰っちゃうなっていうのが一番あったな。
本当にワンカットワンカット覚えてるんだよなみたいな。
ここでヒデがこういう顔するじゃんとか、こういう視線を送るんだよとか、
ここでヨシキがカメラ目線で来るんだよとかって、
全部覚えてて、それを追体験するというか、
それをなんか、やっぱ全部覚えてんだ、俺みたいな。
っていうのを見てて思いましたね。
ヒデ君はどうでした?
そうですね、さっきちょっと話でした。
自分は後から追って見てるから、
ブルーブラッドだったりとか知ってる曲ばっかりでっていう感じで見るじゃないですか。
当時、ブルーブラッドとかこれ聞いてる人たち、
本当に一発目初めて聞いてんだなっていうのをちょっとさっき改めて思って。
すごいですよね。
結構いきなりあれ来るわけですもんね。
何始まった?みたいな感じの、かなりどうにも抜かれたんじゃないかなっていう。
いやー、結構ドキドキするだろうね、いきなり。
あのワールドアンセムから始まって。
24:01
ワールドアンセムもこの時から。
全くだってファンを知らないわけで、それまでは。
タリラリタリラリタリラリタリ。
リアルユーザー。
リアルユーザーってことですよね。
赤い布をバーンとやって始まって。
それがXだったわけですよ。
でもそれはそれで素晴らしいんだけど、
その赤い布をバーンとやって始まる感じっていうのが、よりロックっぽいよね。
ロックの持っているテンション感っていうか張り詰めた感じ。
でもなんか僕はね、
例えばチームの中でやっぱり僕と違ってロック好きというか、
ロックバンドとかロック大好きな人間もいるわけですよ。
あの赤い布をバーンとやる、あのロックのかっこよさですよっていうのがあったんだけど、
僕はそれそれがかっこいいしゾクッとくるんだけど、もっと大きくっていうイメージがあって、
それがやっぱり僕はワールドアンセブンっていう曲をチョイスしたときにメンバーがユシキ中心に、
本当にぶっ飛んだんですよ。
なんで僕が思っている大きいってそれなんだみたいな。
なんで青雲の呼吸でわかるんだろうって絶対に言葉にしないですから。
大きい大きく大きくもっと大きくとかね、もっと美しくあって、
口癖であったけど、具体的にどうかなんて言ってないんだけど、
なんだろう、まずあれが要するにキーがメジャーなんですよ。
だからキー、メジャーキーでドカーンていくっていう、本当は僕はありましたよ。
それこそがみたいなね。
でもそれは言わないのにちゃんとメジャーの、メジャーキーでドカーンていくっていう、
なんでこんなに俺の、俺が夢見てたことが実際になるんだろうみたいなのが、
プロローグっていうチョイス、曲のチョイスの時にもう俺もぶっ飛んでたんだけど、
でもレコーディングうちはもうそれをいいことで仕上げるのに必死だったけど、
実際にライブで始まった瞬間やっぱりね、
いやなんでこんなに夢が叶うんだろうみたいな部分はありましたね。
だからそれをファンが見た時、どんな感じなんだろうっていうね。
でもそれも、このさっきからごめんね、
俺は今日は大人しくしようと思ったんだけど結構喋っちゃうんだけど、
やっぱりその1989年の3月って言っても、
記憶は膨大にあるわけだから、一瞬にして1年2年後までをぐるぐるって行って戻っちゃうんですよ。
一回1年後に、その1年後2年後に行ってまた戻ってくるみたいな。
挙句はもうね、そのワールドアンサイズで始まって、
どんどんどんどんいろんな経験を積んで武道館まで行くわけですから、
その中には吉木も倒れてとか、ものすごいいろんな記憶があって、
27:02
達成して今度は新しい世界に行くぞつって、
武道館の後、ジェラシーのレコーディングに向けてモードが変わるわけですけど、
その武道館までの一つの流れが僕の中ではとても大切で、
そうした時にそこでもう数々のドラマと、
木戸愛楽全部が詰まったドラマ、それが全部ワールドアンサイズで始まるわけなんで、
それからまた30年経った時の、
30年後のXっていうのは、X JAPANっていうのは、
また始まりは全然違う曲で始まるようになってるわけですよね、30年も経つと。
世界のX JAPANになっていて、そんなX JAPANがある時に、
ワールドアンサイズで始まる瞬間があったじゃないですか。
ありましたよね、復活してからね。
そのワールドアンサイズが始まった瞬間の、知らなかったけど、
ワールドアンサイズがバーンと始まった瞬間の、
感動で心が崩壊するくらいに崩れ落ちる感じ。
その時に、あれ何年前だったかちょっと思い出せないんだけど、
それを生で見た瞬間には本当に僕は、
こんなにワールドアンサイズで始まったブルーブラッドから引っさげたツアーが、
こんなに自分にとって大切だったんだって、
もう思い知ったんですよね、やっぱり。
なんでこんなにワールドアンサイズが持っている?
なんていうのかな、新しい世界がこんなに僕にとって大事だったんだっていうのを、
それから30年後ぐらいに僕はもうそれを実際に、
世界的なXジャパンのライブでそれを目の当たりにして崩れ落ちたんですよね。
それぐらいにやっぱりワールドアンサイズって特別だから、
ごめんなさい結構30年の時を行ったり来たりしちゃいましたけど、
その始まりの3月16日の爆発寸前ギグのワールドアンサイズって考えると、
ちょっとすごい感慨深いものがあります。
ロックバンドのロックバンド的なところと、
Xのスケールのデカさ、
それをちょうどいい感じでこれで表現されてるような感じがしますね。
すごいですよね。
カバーですけど、本当にこれ以外ないなって。
やっぱりXってすさまじくスケールのデカいバンドで、
30:01
これまでなかったスケールを兼ね備えたバンドなんですよね。
それを端的に表現してるというか表されてる曲が、
結構このワールドアンサイズなんじゃないかなとは思うんですよね。
それでいて、やっぱりロック的な部分もあるじゃないですか。
このXがやってるバージョンにおいては、
すごいバンドの演奏なわけで、そこのバランスがすげえいいんですよね。
このワールドアンサイズって。
この曲が流れて登場するのが似合うっていうのはすごいことだと思うんですよね。
だってさ、このワールドアンセブン流れた後にボーイ登場できないじゃん。
そうだね。負けちゃうよね、完全に。
これだけのスケール感。
完全に勝手に負ける。
いや、そんなね、そんな賄賞な例えじゃなくて、
このワールドアンセブンの後にボーイが出てきたらどうかって思ったらやっぱり違うんだよ。
そうですね。
そういうスケール感を持ってるバンドがXなんですよね。
そこのバランスというか、すげえロックなんだけど、
でも今までとそのバンドとは違うものを持ってる人たちが出てきたなっていうのが端的に表されてるのが、
結構ワールドアンセブンなんじゃないかなと思うんですけどね。
そのスケール感と、なんていうのかな、きらびやかさっていうか。
それを背負って出て、なんかふさわしいデカさを持ってたのがXなんだよなっていう。
それ以前のバンドってたぶんね、ワールドアンセブン背負って出て、
ふさわしいバンドって一つもないんだよ。
確かに。
それ以降もないんですよ。
ビジュアル系のバンドもちょっと違うんですよっていうのが。
そこにふさわしいのがXなんだよな。
あれさ、メンバー一人ずつバーンって光ってさ、
それでちゃんと名前があって、ファンがキャーって言うじゃん。
あれを5人順番にやるあの時間がね、激暴だったんですよ。
今となってはもうあれが定番になるから、
見てるファンは毎回それで100%になりますよ。
33:03
全部沸騰しますよね。
だけどそういうもんだってなってるけど、その前なかったですよ。
だから要するに赤い布バーンの時には、そういう登場はないわけですから。
赤い布がかかってて、バーンと溶けた瞬間に始まってるわけですよ。
バージョングラブが始まるわけです。
だから結局一人ずつ登場っていうのは、
1989年3月16日、厳密に3月13日より前には、
そういうXって存在してないんですよ。
一人ずつメンバーが登場するっていうのが。
一人ずつ名前呼ばれた瞬間にファンがギャーっていうのが、
1989年の3月より前には存在してないんですよ。
その始まりですよ、これ。
だから本当に大事なんですよ。
その始まりがなかった頃のXもすごかったんですよ。
本当にすげーってなってた。
僕はそのすげーじゃなくて、
演奏が言ってるようなとてつもないんだっていうのを感じてたわけです。
まだ赤い布の時代にね。
それが形になるんだ、形になるんだって言って、
しかもそれをメンバーにこういうのだなんて言わないですよ。
そうじゃなくて、みんなと違う会話をしてるのに、
なぜか思ってる通りの未来がいきなり目の前にあるって感じなんですよ。
その多くはレコーディング中に感じるんだけど、楽曲で。
ライブの時にその登場の仕方っていうのが出来上がった瞬間に、
それはもちろんリハーサルとかゲームプレイの時に出来てるんだけど、
それが始まった瞬間にヤバいですね。
これなんだっていう、なんていうのかな。
だから演奏の言う、これがXでX以外にこれがないっていう、
その言い方が嬉しいのはまさにそれがXなわけじゃん。
X以外の何ものでないっていうのが、
半年前の夏にはそういうXはなかったわけですよ。
メンバーも同じだし、興奮度もみんなすごいんだけど、
そういうXだっていう伝え方のする何かが、半年前にはまだ形としてなかったんですよ。
それがこの3月にもうあるっていう。
これは日本人もあったらそれはもう若い人みんな好きなんじゃないかとしか俺は思えないと。
やっぱり確信してこれはすごいって思って始まってるんだけど、
でも渋谷公開堂の時には、ただ盛り上げて嬉しいじゃなくて、
不安と心配と何かこう桜しそうになってるのですよ。
それ何でかっていうと、ファンはもうバッチリです。
ガーってなってるんですよね、始まった瞬間から。
でも必ずこれから日本全国にXを届けようとしている中で、
36:01
イメージ湧きにくいだろうな今だと、とにかくその当時は本当に純然たる新人アーティスト的な存在です。
そうすると日本の音楽業界の人たちにとってXはまだ未知なんですよ。
だからソニーミュージックとしては渋谷公開堂にものすごい数多くの音楽業界の関係者を呼んでいるわけです。
その人たちは一部のよく知ってる人を除けばみんなX知らないんですよ。
その人たちが見つめてるわけです。
だからね、これ面白いな。
今日こんな話になると思うんだったけど、僕がいくら言っても多分わからないと思いますね。
その時のXっていうのは、その後で花話、いろんな成功があるじゃないですか。
それを下地にしたときに絶対見えないと思うんだけど、いろんなものがなかったんですよ、3月には。
だからものすごい気持ちでした、俺はそうやってるときに。
例えばね、ちょっと曲があって、その曲と曲の間にちょっと間が空いちゃう、時間が。
それだけでも死にそうになってたんですね。
大丈夫かなっていう。
2つ。だから何か起きたかっていうのと、あとちょっと長すぎる感覚が。そういうのでもう。
ライブのときってこと?
ライブのときですね。
そういうの、だからこんなこと喋らなくていいのか。でも何か思い出しちゃうんですよ。
日比谷公会堂の爆発宣伝機具っていう、それだけに集中して会話をした記憶がないから、何年かね。思い出しちゃう。
この当時、このライブのときは津田さんは何かどこにいらっしゃったんですか?
日比谷宅の横。要するに全体の音のバランスが一番大事な仕事だから。
なるほど。
日比谷宅の横の辺りで見てるんですね、なるほど。
あとメンバーしか知らないことも、何か抜け落ちて、それがちゃんと伝わってない可能性もあるから、
僕はメンバーの分かってることは俺も全部分かってるから、その瞬間に対応しなきゃいけないじゃないですか。
メンバーはステージにいるわけだから。だから宅の横にいて、何かあったとき僕が何でもできるように宅にずっといるわけですね。
基本はその、全部のライブというかはその位置が基本みたいな感じなんですか?
そうです。基本はそうですね。
なるほど。
なんかその辺でちょっとお聞きしたいなと思ってたのが、
すべての始まりの中で、177ページなんですけど、タイトルで言うと破壊費っていう章のところで、
39:03
音楽的な課題のチェックは当然僕の役目だったっていう文で始まって、
いろいろこう改善の余地があるところ、問題のあるところをチェックして、
反省会に持ち込んでいたっていう文がありまして、
反省会っていうのがちょっとなんか面白いなって思って、
これはなんかどういう感じでやられてたのかなっていうか、メンバーとかも参加するものなのかなとか。
反省会って言葉はなかったんだけど、反省会って僕が書いちゃったのかな本に。
それは必ず大事でしたよ。メンバーがやるんですよ。メンバーにとって大事な時間ですね。
なるほど。
それはなんか打ち上げとかではなく、打ち上げの中とかではなく、別で。
打ち上げの中の時もあるし、打ち上げで別の時もあった。それは状況でですね。
じゃあ本当に会議みたいなそういう感じで。
会議です。改まってはないけど、野生動物みたいなゴニーじゃないですか。
だからすべてはちゃんと優先順位なんですよ。
優先順位のゴニーですね。その当時のXっていうのは。
だから何が一番大事かってちゃんとやるわけですから、
ライブ終わった、いろいろメンバーそれぞれにステージ1回やることにいろいろあるわけですよ。
それを必ず話し合うっていうか、ぶつけ合うっていうね。
それがものすごく大事な時間でしたね。
だから今日のステージで何かネガティブなものを感じたもの、あるいは改善しなきゃいけない時はもう今日中に絶対クリアするっていう。
次にはそれをちゃんとクリアした上で次のステージに臨むって。
ゴニーのようにみんなそれぞれが全部自分に厳しく、メンバー同士厳しく、スタッフに対しても厳しく。
ものすごかったですよ。
渋谷公会堂の後のブルーブラッドツアーとかは結構な頻度で、その間隔で詰まってライブやってたと思うんですけど、そこはライブごとにそういう話を。
当然です。だって1回ステージやった時に完璧だねってしてるってあるわけないわけで。
でも極端な言い方をするとちょっとかっこよすぎるかもしれないけど、メンバー全員できれば完璧でいたいんですよ。
完璧でできればいたいけど、完璧なのって絶対にないっていう状況。
分かります?本当は完璧でいたい。でも絶対完璧じゃない。
これがもう耐えられないです、メンバーとしては。
許せないんですよ。
毎日毎回ステージで直していくしかないわけですね。
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だから僕はここは当たり前だと思ってたから、それがね。
なんでかって言うと僕はバンドの経験がなくて、ミュージシャンを経てソニーミュージックでね、Xであって、ディレクターとか現場をいきなりやっちゃったから、
俺はそれが当たり前だと思ったんですよ。だって目標すごい高かった。世界に向かうわけですから。
だからそれは当然だと思ってたから、やがてそのXも離れ、
何かの形でバンドの、全然違うバンドの様子を見たりする機会があるでしょ。その後もソニーミュージックの社員だったから。
そういうのが全然ないのがびっくりしましたよ。
普通に淡々と終わって、なんでこんなに命がけじゃないんだろうみたいな。
だから後になってそういうXのメンバーの命がけで自分に厳しいっていうのが特別なんだっていうのを後から知るんですよ。
俺は自分自身は命がけて生きてるって人生大事にしてるから、なんかそのXとは別に違う意味で僕は命がけ、いつも毎日自分の限界までやって自分と戦って生きてるんで、
僕はたまたま偶然同じ生き方してたから不自然だったんだけど、後でそんなにみんな命かけてないんだと分かってびっくりしたのを覚えてますね。
そのぐらい当たり前に命かけてたんで、メンバーは。だから毎回ステージの後は大変でしたよ、みんなそれぞれ。
その時に俺全部見て聞いてて、何聞かれてもそれ答える。それは音楽的な耳で聞けば全部分かるから、どこがどうもつれていたかとか分かるわけですね。
聞かれたら答えて、じゃあどうしたらいいのかっていうのをメンバーが考えるんだけど助け舟を出したりとか聞かれたらそれに対して意見を言うっていうのを常にやらなきゃいけない。
それが大事な僕のミッションだったんです。勝手に自分で決めてたミッションですね。
なんか変な質問かもしれないんですけど、その会は大体何人ぐらいいる会なんですか?
会っていうかその会話してるのはメンバーと僕だけですよ。他誰もいない。
そうなんですね。他の人はいるわけではないんですね。
いても分かんない。
そういうことですね。
あとは、今回映像を見て印象に残った曲お二人あったりしますかね?
そうですね。なんか曲っていうよりもちょっとあれなんですけど、なんか都市の切れがすごいなっていうのが結構全体として印象にすごいあるというか。
改めて見るとすごい動きの切れとかすごいなってちょっと思いますね。めっちゃ動いてる。
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動いてるし、あとやっぱ表情の切れ。やっぱ観客を射抜いてやろうみたいな。
ああいう目線はやっぱり痺れますよね。そこがやっぱかっこいいんだよね。Xの都市って。
都市、すごい良い表情してますね。
都市がね。
めっちゃ良い表情してるんですよ、これ。
やっぱかっこいいんですよね、Xの都市って。
てめえらを射抜いてやるぞというか、ただじゃおかねえぞみたいな先があるんですよ、やっぱり。
先ね、先。
それがやっぱXの顔だし、そこがやっぱかっけえんだよな、この都市は。
これは都市なんだよなっていうのはありますよね。
いや、エネルギーに満ち溢れてるなっていうか。
めちゃくちゃやっぱり、ひでばりに目線の先があるじゃないですか。
目線の配り方の綺麗とか、そこがやっぱロックバンドのパワーのポーカル都市のかっこよさがすごいあるんだよな。
それでありながらもなんか親しみやすさもあるし、みたいなのが。
親しみやすさもあるね。
フロントマンとしてのすごい。
最高っすよね。
やっぱりね、都市だけは全力で走れるしね。
ステージを。
そうですね。ステージ上めっちゃ縦横無尽。
アルファゲ回ってたりとかしてますもんね、結構。
アルファゲ回ってたね。
運動神経いいじゃん、都市君って。
スポーツマン的な。
スポーツ的な。
そうですね。この綺麗の良さは確かに運動神経の良さというか、スポーツ、体の強さというか。
あとなんか、今思うとね、都市君の良さっていっぱいあるんだけどね。声だとか、リズム感の良さとかいろいろあるんだけど、
一つやっぱり都市の良いところって、心が狭くない?
ステージ降りた普段の都市なんか特にそうなんだけど、
本当に偏見もないし、人のことを評価しない。
勝手に差別もしない。
心が広いというよりは心の狭さが何もないんですよ、あの人。
で、素直でしょ。だから偏見もないし、その状態でステージに上がるからね。
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ステージに上がったときには、なんていうの、睨みを効かせるし、Xを背負ってるからね、フロントマンとして。
Xを持ってる、さっき見たのも表現するんだけど、
心が狭かったらああいうパフォーマンスできなかったんじゃないかな。
自分がかっこいいでしょとか、なんかXっていうバンドも含めて、
心が狭かったらできないと思う。本当にオープンハードなんです、本当は。
でも、そういうパフォーマンスができたら、
それはめちゃくちゃ感じますね、やっぱり。
ステージに上がったときには、なんていうの、
心の狭さが何もないんですよ、あの人。
で、素直でしょ。だから偏見もないし、その状態でしょ。
ステージに上がったときには、なんていうの、
それはめちゃくちゃ感じますね、やっぱり。
すごいやっぱり受け入れるんですよね。
ものすごいいろんな人を受け入れるんですよね、トシって。
あとね、本当に自分たちのステージを見つめる人間を全員可愛いと思ってるんですよ、トシ君って実は。
メンバー全員可愛いって、ステージの後で会話するときに、
メンバーってどんだけファンのこと可愛いと思ってるんだろうっていうのは、
いっぱい会話から感じてましたけど、本当に。
トシ君は特にそれを体で表してましたね。
そこにいる誰一人をも取り残さないというか、
そういう包容力の大きさというか、
そういうのってやっぱりトシの要素なんですよね、そこって。
それをやっぱりこの爆発寸前ギグ見ててもやっぱり思ったし、
それっていうのはずっとやっぱりトシが持ってた要素だよなっていう。
だからこそ、エクストリームなこのXの音楽性が広くお茶の間に受け入れられたのは、
やっぱりそのトシの要素なんだよなっていうのは感じますよね。
確かに確かに。
すごい心が広いというか、
どんな人でも逃さないというか、受け入れるし。
俺がこのブルブラ、爆発寸前ギグがテーマだから、
その頃のXのメンバーのことを話すと、
僕が好きだったのは、トシ君がそういうふうにMCをやって、
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みんなを育ててやってるから、
ヒデちゃんはだから俺はこういうふうに、こういうふうな姿勢で対するとか、
ヒデちゃんがそうだからヨシキはこういうふうな存在であろう、
だから大地はこういうふうにする。
そうするとそういうメンバーだからパッタちゃんはこうだっていうふうに、
ちゃんと他のメンバーがこうだから自分がこうだっていうふうに成り立ってたんですよ。
それぞれが。
だから5人の、もともと自分たちそれぞれが持っている魅力が数倍になっちゃうんですよね。
メンバーとお互いのコンビネーションによって出来上がってるところがたくさんあるんで、
倍々ゲームで5×5の5×5、25倍になっちゃうみたいな感じ。
それがすごく僕は見てて好きで、
なんでそれが出来るのかっていう答えを僕はよく本とかで書いてるんですよ。
僕は本に気持ちを込めて書きながら、何て言うんだっけ、刻んでる?
言葉で刻んでる言葉をファン以外の人が見るとそんなによく書くかよって思うかもしれないけど本当なんですよ。
そういうところを僕は、え、これ一つだなと。
5人が一つになってるってそういうことを言ってるんですよね。
それって要するに5人のお互いのとてつもない信頼関係なんですよ。
だから5人がみんな、だからその1人のメンバー、誰か1人がいるとしましょう。
その1人のメンバーは自分以外の4人のメンバーのことを、ステージの動きとかパフォーマンスとか全部を信じ切ってるんですよ。
自分以外の4人のメンバーを信じ切ってるの。
それを5人が全員お互いにやってるんですよ。
信じ切ってるんですよ。絶対に大丈夫。信じ切ってるんですよ。
そうすると一つになっちゃうんですよ。なんかいろんなのが。
それで決して一体みたいなことを。
いやーめちゃくちゃわかるなー。なんか僕も見てて、本当にその5人で一つのバンドXっていうものをすごい感じるというか、このステージに。
すごく5人の、なんていうんですかね、バランス感が均等に近いというか。
っていうのが、他のいろんな時代のXの中に比べても全然、やっぱこの時代はすごいそこが強いなっていうのを改めて思ったというか。
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特にやっぱタイジとパタの存在感の大きさっていうのが。
それはやっぱやってる曲のそういう性格的なものもあるし、当時のカメラワークのところもあるかもしれないですけど。
やっぱそのタイジパタの2人の存在感はめちゃくちゃ大きいなって思いましたね。
それによってトータルで5人のバランス感がいいっていう。
バンドって、どのバンドも信頼関係だと思うんですけど、Xってものすごい極端なんだと思うんですよね。
この部分は絶対俺が受けようから、それ以外の部分は完全に任せるっていうのを5人がやるんですよ。
ここまで自分の受けようパートと任せちゃうパートとっていうのをガッチリ分けられたというか、信頼できちゃったバンドってないんですよ。ここまで。
それを体現してたのがXだなと思うんですよね。
バンドって絶対信頼関係なきゃいけないじゃないですか。お互いにね。でもXはそれが異常に極端なんですよ。
ここは俺が絶対受けようっていうのは100%、120%その人がやるし。
でも俺ここはやれないからっていうのは、結構ね、じゃあどうぞやってくださいってやるんですよ。お互いが。
それが他のバンドにはなかった個性なんじゃないかなと思うんですよね。
それがもう100%5人が雇用で、この五角形のパラメーターが満点に。
レーダーチャート的なやつが。
レーダーチャートが100%中200%にお互いがなるようにやれてたのがXなんですよね。
確かに確かに。だから感動するんですよね。
なんか一人のメンバーが自分で挑戦をするとするじゃん。お手つもないことをやってやろうと思うとするでしょ。
それをやろうと思ったときに、他のメンバーを信じ切ってるからできるわけですよ。新しい挑戦ができる。
結局自分との戦いだけをちゃんとやると、他のメンバーもまたそれに触発されるんだけど、
ほんとその他のメンバーがまた触発されたら、自分の限界までギリギリ自分を上げればいいわけですよ。
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それをお互いにやるんですよ。そこに敵対関係みたいなのが一切ないから、どんどん育つっていうか。
どんどんどんどん相乗効果相乗効果でいくんですよね。
それをまさに僕は見てて、爆発戦機軍の話なのに、なんで武道館とか、なんでしかも再開戦まで話が飛ぶのっていうのは、
その前でしょうか、ドームの話をすればよかったんだけど、全部そのドーム。
3デーズでいいですよ。タイちゃんがいるときまで。3デーズまでの間に、
そのメンバーがどういうことを重ねてそこまで行ったかっていうのを、僕全部見てるんで。
ステージ湧きもそうだし、リハーサルもそうだし、終わった後の反省会も全部見てるから知ってるわけですね。
それが凄まじいんですよ。全員が自分たちの限界ギリギリまで自分を上げて自分と戦いながら。
それができちゃうんですよ。お互いを信じきっているから。それはなかなかすごい時間でしたよ。
それを毎日のように見ながら、メンバーと比べて僕はやることは少ないわけです。
それで実際に演奏するわけじゃなくて、ちゃんと見つめてみんなの会話聞いて、
音楽的に何かあったときに対応したり助け手のようなの出したりする。
だから僕はメンバーよりもリトレカルから黙って見てるわけですよね、その様子をね。
5人5人を見つめてて、いろんなことを思うわけです。
それをずっと4年半続けたから、絶望のない気持ちになってたんだけど、
もうその日々ね、1988年から2002年までは、いろんなことを感じてもそれを何かに表現したりする暇なんかなくて、
一緒に命懸けで走るしかなかったから、いつも不思議な気持ちでした。
いつかこの俺が見たものを絶対に何かで表現しようって、いつかやろうと思ってたんだけど。
いまだに、なんでこんなにいっぱい文章を書いたり、なんでこんなに喋るんですかって聞かれるけど、
その時のその気持ちがそうさせるんです。
まだまだあるよみたいな、まだまだ言いたりないよっていうのはそこから来てるんですよね。
それぐらいの日々でした。毎日毎日ステージ直後に反省会して、とんでもなくメンバーそれぞれがどんどん進化していくみたいな。
ある意味ライブで言うと、そういう進化の成長っていうか、それの本当の始まりが今日の話題の爆発寸前ギグなんだなっていう感じがしますね。
あとこれも今となってはわかりにくいんだけど、これもどうしても言っておきたいのは、
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とにかく本当に1988年ぐらいの時点では、89年でもいいですけど、この1年間ぐらいのその時代で言うと、
Xっていうバンドのやってる音楽性もその音楽様式とか表現方法も、5人のメンバーのキャラも人間性もやってることも全く他のバンドにないですよ。
もうあんまりでもオリジナルなんですよ。
普通バンドってもうちょっとイギリスのあのバンドのあの感じでとか、バンドによっては日本のなんとかっていうバンドの感じもあってっていう、
必ず何かがいろいろあるけど、Xもゼロではないと思うよ。
いろんなその同じようなハードなバンドからいろんなものをちゃんと釈放してるのもあるかもしれないけど、
基本的にはほとんどオリジナルだから、あんまりでもオリジナルすぎるから、ファン以外は理解できないんですよ。
そうすると、は?っていう感じなわけですから、そこで自分たちは確信があるから、それをステージとかレコーディングで外側に対して投げかけるためには、
生ハンカチは絶対無理だと思ってるわけですよ、メンバーは。
当たり前ですよね。
今、春の話だけど、それが夏になると4ヶ月後には日本の大きい野外ロックフェスみたいなところに登場するわけです。
その時には、やっぱりファン以外の人は誰も知らないバンドなんですよ、Xって。
そこで、アウェイですよね、いろんな当時の売れてる日本のロックバンドとかと混じってやるわけですよね。
その時にドキドキも抜かないですよ、みんな何じゃこりゃみたいなね。
そういう夏が待っているわけです。
その時にみんなびっくりするわけですよ、すげえバンドだって。
でも、そのすげえバンドだって言われるためには、その3,4ヶ月の間、ものすごい勢いでメンバーは何じゃこりゃって言わせるために努力してるんですよ。
それをね、相当やらないとそこまでならないです。
例えば、難しいんだよね、Xの曲ってすごく演奏が。
それで演奏が下手っちゃった瞬間に終わっちゃうわけですよ。
すごくオリジナリティもあるけど、激しいしすげえけど、でもちょっと演奏がねって終わっちゃうわけです。
それはメンバーも分かってんすよ、やっぱり誇りも高いし、音楽に対しても厳しいから。
そうするともう全然足りてない、足りてない、死ぬほど練習するしかない、その日々ですね。
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だからオリジナリティの塊だからっていう大変さもあったっていうのを言いたいんですよ。
もうすでに誰かがやってるフォーマットがあればもうちょっと簡単ですよ。
でも根こそぎはオリジナルだから、本当に自分たちで見つけるしかないわけですから、正解よね。
俺はなんかめちゃくちゃわかるなというか。
僕、X見てて、変な言い方だけど、よく売れたなって思うんですよ。
こんな変なバンドがよく売れたなって思うんですよ。
でもこの変なバンドを売れさせちゃった突破力というか、その破壊力こそがXの魅力であり、
それに続く後のバンドって、売れるよなというか、このフォーマットでこれをやれば売れるよなっていうのが見えてる中でそれをやってて、
で、Xってそれ一切ないんですよ、本当に。
それを認めさせちゃったパワー。
僕はそこにものすごいリスペクトなんですよね、本当に100%の。
これ売れねえよ、他の人がやったらって思うんですよ、Xの学生って。
それをあれだけ売れさせちゃった国民的なバンドにしてしまったパワーっていうのがやっぱりすごいなって思うんですよね。
後に続くそのビジュアル系シーンはやっぱね、そこがないんだよっていうのが。
突破力的な。
ある程度それが出来上がった上でやるじゃない。
道が割と出来て、開通した後でっていうところですかね。
それを切り開いたのがXなんだよなっていうのが、それをやってたXっていうのは測り知れない。
本当に測り知れないと思うんですよね。
あの時代にこれをやってたんだみたいな。
本当の意味で日々ね、白い目で見られるっていう表現あるじゃん。
その日々ですよ、何やっても。
それですよね、それだと思うんですよ。
それを跳ね返したのがすごいんですよ、やっぱりXでありYOSHIKIっていうのは。
いや、その時に常に白い目で見られる。
どんな状況でも、音楽的にも風貌もそうだし、Xというバンドの存在もそう、やり方も。
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何やっても必ずみんな白目。
その時に5人が1つじゃなかったら無理ですよ。
だってそれを白い目に負けずに前に進むのに必要なのはたった5名だけです。
他の誰の力もないんですよ。
そこに僕は少し、初めて僕がそこに力を出せたんだろうけど、
何でかっていうと、5人のことをメンバーと同じように僕は信じきっていたからね。
5人がお互いを信じきって、Xっていうバンドを信じきっていなかったら無理ですね。
そこになんかやっぱり心が震えるんですよね。
関東3体育みバンドだったわけじゃないですか、Xって。
そんなものさ、金返して国民的な、誰もが知るバンドになってるわけですよ、この国において。
それってもうちょっと測り知れないよなっていうのは。
それはやっぱり5人が5人、お互いを信じきってたからできたわけじゃないですか。
ヨシキだけじゃなかったと思うんですよ。
ヨシキだけじゃ成し得なかったと思うんですよね。
ヨシキがやっぱり他の4人を信じきってたわけだし、他の4人もそれぞれにそうだったと思うしっていう。
そこにやっぱり感動するんですよね。
それが音で見えるから。音を聞けばそれがわかるんですよ、やっぱり。
っていうのが、それがなんかすごい映像的に現れてるのが、この爆発寸前ギブなんじゃないですかね、って思うんですけど。
この時代のライブはやっぱりそこが見えやすいというかね。
そういうとこやっぱりありますよね。
もう四面楚歌でしょ、みたいな。周りはみんな敵だったんでしょ、みたいなのを覆していくさはっていうのが、ここが一番見えやすいんじゃないかなと思うんですけどね。
そうですね。めちゃくちゃエネルギーに溢れてますもんね、もう。ステージが。
すごいよ。
エネルギーに溢れてるし、もう。
すごいエネルギー。
かっこいいんだよね、めちゃくちゃかっこいいんだよね、もう。
かっこいい、かっこいい。
これがロックバンドのかっこよさなんだよっていうのが溢れてて、そこにはなんかもう小難しい理屈とかなんか、なんだかんだいらねえんだよ、みたいな。
ほら見ろかっけえだろ、っていうのを叩きつけてるのがいいですよね、このライブは。
あと話もちょっと変わるかもしれないですけど、やっぱ曲がハードな曲が続くじゃないですか。
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はいはい。
やっぱXのそのハードな早い曲ってめちゃくちゃかっこいいなって改めて思いますね。
超かっこいいっすね。
超かっこいいよね。
超かっこいい、ほんとに。
やっぱXで好きなのってこういうとこだなって。
やっぱ根っこにある好きだったものっていうのをやっぱ思い出させてくれるライブっていうか。
ほんとそうですね。思い出しますね。こうだよなーっていう。
そうそう。なんかね、このたぎる感じね、血が。
なんかさ、Xの早い曲ってすごい疾走感あるじゃん。前に進むじゃん。スピード感っていうか。
ありますね。
でもさ、リズムの表現方法を音楽的に分析すると、要するにスネアがツタツタツタっていう速さであって、
この速さでそういうドラミングってなると結構海外含めていろいろ当時でもあったんだけど、
なんか違うんだよね、疾走感が。
うん、違うんですよね。分かる分かる。
だから俺も音楽家だからちゃんと音楽的にはなきゃいけないんだけど、
これはよっちゃんもやるけど、
っていうドラミングってあるじゃん。
はい。
その時にキックはタカタカタカって速いけど、
これは1、2、3、1、2、ゆっくりじゃん。
はいはい。
で、そのスネアがスネアの速さであったんだけど、
はい でその x 車ません馬場の早い企業で作ったは作ったは作った employment 言ってもあるんだけど
それも Bjc グラディクトクター ドルてくるって言ったのを聞くと同じ結構肝心の
トグ楽太育ては続けてあそこで作って入って飢えた時だけどうって感じのね でも ex の場合はもっと軽やかでなんかこ
そうそうそうだね、「スッターィクター、スッタリクター…スッターィクターンクターーンコーノ~~~なぁ↑とか↑とか↑とか↑と歌ぁ…」
なんかね、いわゆるスラッシュメタルのバンドのリズムと違うのね。
どうしても俺は、結構聞いくら見てるんだけど、なんかが違うのよ。なんかわかんないけど。
で、よっちちゃんだけじゃなくて、そこに絡む大地のベースがめっちゃこう、なんていうのかな、リキッド…
néえ〜で。
なんか液体のようにうねうね動くじゃない?
な conceal it's ...
リキッド‣
その2つを中心に、もちろんヒトちゃんパタちゃんもそうなんだけど、その2つが中心に織り出すリズムが
なんかね、もうほら絶対俺はスラッシュメタルじゃないと思ってた。これはXっていう音楽だと思ってたの。
1:12:03
あれなんでか未だにその感覚でしか言えないんだけど、絶対に違うんだよね。なんか。
やっぱなんかほんと流れ…流れ…ありましたよね。流れる感じっていうのがすごい、ほんと分かりますね、それ。
大きなこう…うねりを感じるというか。
音楽的なそのね、形態で言うとスラッシュメタルなんですよ。
でも感じるフィーリングがスラッシュメタルじゃないんですよ、Xって。
そうなんですよね。あれね、ほんと不思議なんですよね。スラッシュメタルなんだけど、なんかすごいお気に入りな。
スラッシュメタルなんだけど、やっぱハードコアだしパンクなんだよねっていう。
そうですね。
あれはね、ほんとないんですよ。世界どこ見渡してもあのグルーヴってないんですよ。
なるほどね。
俺X好きだよって言うと、ほぼほぼ必ずと言っていいほどジャーマンメタルとかクラシックメタルを勧められるんですよ。
あのハロウィンとか、イング・メイ・マルムスティンとか勧められるんだけど、それを聞いても全然違うんですよ。
その側としては、上辺としては多分似てるなぁとは思うんだけど、本質的に全然違うんですよね。グルーヴ感というか。
Xってもっとハードコアだしパンクなんだよっていう。
そうですね。パンクですよね。パンクのやっぱ。
その感じはね、本当に不思議だし、あのテンポ感とあのグルーヴで、パンク感って普通出ないんですよ。パンク感でありロックンロール感は出ないし。
それがなんか表現されてるのがXのすごさなんだよなっていう。
それはやっぱあの5人じゃなきゃなし得ないグルーヴ感なんだよなっていうのはずっと感じてますね。
そうですね。
で、Xってやっぱりインディーズの頃でライブやってても、パンクスとかハードコアの人のファンが多かったっていう。
ヨシキもヒデも言ってるんですよね。
そういう人たちは感じて見てたんだっていう。
すごいよね。それでありながら歌謡曲のなんかさ、テレレレレーテレレレレーって思わず口ずさんじゃうようなメロディーラインもあって、
本当にそのあらゆる音楽の要素を取り込んであってるんです。
クラシック的な要素もあり。
クラシックもあるしメタルもあるしハードコアもあるしパンクもあるし歌謡曲もあるしっていうのも。
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すごい。
それをやっちゃってるのがやっぱすごいですよね。
ヒデもね、お風呂入っててさ、
紅に染まったこの俺をって自然に口ずさんじゃってるんだよねとか言ってて。
ポピュラリティもあるし。
そうですね。
クラシックのメチャクチャマニアックな要素というか、
両方持ってるんですよね。やたら両極端に両方持ってるのがXの音楽性の魅力だし特徴ですよね。
ここまで両極端なものを兼ね備えてたバンドってないし、
じゃないよなと思うんですけど。
確かにね。
そういう感じで盛り上がってきましたが、
時間もいい感じになってきたんで、
一回ちょっと区切って、
また後編続いていきたいなと思いますけど、
ブルーブラッド35周年企画ということで、
熱い話が。
全然爆発寸前ギークの話はしてないような気がしますけど。
そうですね。
Xの話をするっていうことでね。
当時のXの話ということで。
当時のXの話。
引き続き聞いていただければと。
当事者である須田さんの話の貴重な話もめちゃくちゃふんだんにありますし、
というところでですね。
ということで、また次回続いていきますのでよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
次回へ続きます。
01:17:10

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