2020-08-17 11:10

USPに対する間違った考え方

ビジネスをやっている人は必ず1度は耳にしたことがあるUSPという用語。

Unique Selling Propositionの略で、日本語で「独自の売り」と表現されることがあります。


USPは差別化やブランディングに必須の要素ともいわれていますが、

この概念を間違って解釈している人も結構います。


このエピソードではビジネスで必要なUSPに対する考え方や、

USPの見つけ方についてお話しています。

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はい、こんにちは、アポロです。今日も音声を聞いていただきありがとうございます。
今日のテーマはですね、USPに関する間違った解釈ということでお話ししていきたいと思います。
USPですね、Unique Selling Propositionといいまして、日本語に訳すと独自の売りなんてね、いう形で訳すことが多いんですけども、
ビジネスをやっている人とか、インターネットで情報発信をしている人は、このUSPっていう用語を聞いたことがあるんじゃないかなと思うんですけども、
ビジネスをやって稼いでいく上で非常に重要な概念なんですよね。やはりですね、独自の売りがないとライバルとの差別化ができないので、長期的に生き残っていくのが難しくなるんですよ。
例えば、コンビニとかありますけども、コンビニってどこのコンビニも対して変わらないじゃないですか。売ってる商品も同じだし、同じっていうか似てるしね。
特にどっかのコンビニだけすごく、私は絶対このコンビニしか行きませんみたいな人っていないと思うんですよね。
差別化ができなくなると何が起こるかっていうと、価格競争に巻き込まれるんですよね。
同じような商品を売ってて、商品で差をつけることができなくなると何が起こるかっていうと、価格を下げるしかないわけですよ、ライバルに勝つためには。
商品そのものに差をつけることはできないので、あとは自分の会社とかね、ブランディングで差をつけるっていうのはあるんですけど、それすらもできなければ価格を下げるしかないと。
価格を下げる、価格競争に巻き込まれたら、必然的に体力がある企業が勝つので、大手企業が勝つようになってるんですよね。
だから中小企業とかそういう個人とか、小さい規模でビジネスをやってる人っていうのは、こういう価格で勝負するっていう戦略はやるとほぼ間違いなく失敗するので、
そういう大手企業が取るような戦略ではなくて、もっとニッチに攻めて差別化をするっていうことが大事なんですけど、
これはインターネットの僕たちがやってるような情報発信でも同じようなことが言えるんですよね。
いつもアフィリエイトの話してますけど、アフィリエイトって全く同じ商品を売るじゃないですか。自分のライバルが同じような商品を売ってると。
商品そのものも一緒だし、アフィリエイトに関しては価格すらコントロールすることはできないですよね。
あれって他人の商品を自分が代理で販売してるだけだから、価格を自分で決めることはできないわけですよ。
みんなが全く同じものを売ってるわけなんですね。だからどのサイトで買ってもいいわけですよ、お客さんからしたら。
だから特に何か差別化をしてなかったら必然的に検索上位のサイトが選ばれるみたいになっちゃうわけですよね。
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なので検索上位っていうのが基本的に一般のビジネスっていう大手企業みたいな感じなんですけど、絶対的にそういうのが勝つようになってるんですよね。
そのために独自の売りなんてことをつけていく必要があるわけですけど、個人事業主とかそういうことをやってらっしゃる方はおそらくUSPっていうものを見つけるのにすごく苦労するんじゃないかなと思います。
なかなか独自の売りって言ってもね、何があるんだろうって形ですぐにパッと出てくるものではないし、やっぱりライバルがたくさんいればいるほどそことずらすとかね、そういうことって結構難しかったりするんですよ。
自分の持っている強みは大した独自性がなかったりとかっていう形で考えて、なかなか差別化になるような強いUSPっていうのは見つかりにくいんですよね、本当に。
このUSPっていうものの考え方ですけど、独自の売りっていうふうに訳すのが良くないのかもしれないですけど、独自の方ばっかりが独り歩きしちゃってるんですよね。
独自じゃないとダメだみたいな風に考えてる人が多いんですよ。
ユニークっていうところに比重が置きすぎて、結局一番大事なのは売りなんですよね。
独自の売りっていう風になってますけど、一番大事なのは独自の方じゃなくて売りの方なんですよ。
だから、例えば何でしょうね、何でもいいんですけど。
じゃあ例えばあなたが英会話教室としてビジネスをする場合、私は過去にサッカー選手をやってましたと。
サッカー選手をやってた英会話教室です。Jリーガーでもいいですよ。Jリーガーをやってた英会話先生ですって。
確かに独自ですけど、多分あんまりいないと思うんですよ、そういう人って。
でも売りにはならないじゃないですか。
多少その有名人っていう強みはあるのかもしれないけど、仮に全く無名の知られてないのがJリーガーだったとして、強みにならないじゃないですか。
だってサッカー選手と英会話って全く関連性がないから、その経験が生きないわけですよ。
だから独自であればいいってわけじゃないんですよね、何でも。
過去にすごく他の人がしないような体験をしていたとしても、それが自分の今やってるビジネスに生きるようなものでなければ意味がないわけですよ。
みんな独自独自ばっかりね、人と違うことを探さないといけないって考えてるんですけど、それはちょっと間違いでそうじゃないんですよ。
売りになるかどうかってとこが一番大事なんですね。
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だから必ずしもそういう特殊な経験をしてないとダメかっていったらそういうわけじゃないんですよ。
例えば僕の場合だと、僕英語のコーチングとか英語を教えたりもしてるんですけど、僕だったら海外に住んでる、海外でも10年以上英語で仕事をしてきたっていうところは強みになるじゃないですか。
だから英語を教えますって言ったら日本で同じようなことをやってる人よりもアドバンテージがあるわけですよ。
こういうのは独自の売りというか、他のあんまり海外に住んでる人ってそんなにいないし、海外で英語で仕事してきたっていうのは次の英語を教えるっていう仕事に生きる強みになるじゃないですか。
これすごく役に立つと思うんですよ。
僕例えば大学で馬術部だったんですけど、馬術部ってあんまりいないじゃないですか。
僕が馬術部やってた英語の先生ですって言ったとしても、「で?」って感じじゃないですか。
確かに独自だけども、別にそれって英語と関係ないしみたいな感じになるわけですよ。
だからユニークなものを出せばいいってわけじゃないし、そのユニークであったとしてもそれが売りになってなければ意味がないってことなんですよ。
ここで一つUSP、どういうふうに考えればいいかってことをお話しするんですけども、見込み客にとって売りになるような強みであるかどうかってことなんです。
わかります?見込み客にとってメリットになるようなあなたの強みかどうかってことです。
だから見込み客以外の人にとって別にあなたのUSPが響かなくてもいいわけですよ。
例えばずっと自分がサラリーマンしかやってこなかったっていう経歴を持ってたとするじゃないですか。
サラリーマンって世の中にいっぱいいますよね。だからそんなの何の強みにも売りにもならないと思ってるのかもしれないですけど、
例えばずっとサラリーマンでブラック企業で働いてきましたみたいな経歴を持ってたとしたら、それって同じような経験をしてる人にとってはすごく共感できるエピソードだったりするわけですよ。
自分も本当にブラック企業が嫌で、なんとかその状況から抜け出したくて必死に頑張ってる人って世の中にいっぱいいるじゃないですか。
そういう人がめちゃくちゃエリートで、俺はブラック企業で働いたことないよって常に上手くいって、ビジネスで失敗したことないよっていう人から教わりたいのか、
それとも自分と同じようにブラック企業の底辺みたいな仕事をしてきて、そこから這い上がってきて成功した人とどっちから話を聞きたいのかって話なんですよ。
その場合、ブラック企業で働いてましたっていうサラリーマンの経験は強みになるわけですよね。
あなた独自の強みなわけですよ。他の人が同じような経験を持っているわけじゃないですから、
そうなると一見普通にそんなに大して珍しくないように思える自分の経歴とかも強みになるわけですね。
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あなた独自の強みになるわけですよ。そこの経験をしてきたっていうのは言ってもあなただけだったりとかするわけなので、
それがあなたのUSPとなるわけなんです。だからUSPっていうのは見込み客によって変わるわけですよ。見込み客に応じてね。
自分の見込み客が誰であるかによってその響くポイントとか、何を売りにするかっていうのは変わるので、
私の売りはこれですっていうのは、それはなんかちょっと違うというか、
みんなそこばっかりUSPのユニークの方ばっかり考えちゃうんで、いかに他人と違うかみたいなことを考えるんですけど、
それが結局自分の見込み客に響かなければ意味がないし、売りにならなければ結局何の意味もないわけですよ。
なので全ては見込み客から見て自分がどういう強みがあるのかっていう、そっちから始める方がいいんですよ。
そうするといろんな共通点が見えてきたりとか、普通の経歴って自分が思っているものも武器になったりするわけですよ。
それってすごく特殊な、ある意味ユニークというか、自分だからこそ持っているものじゃないですか。
ちょっと差別化が難しいとか、あるいはUSPを見つけるのが難しいみたいな人は、そういうような形で考えてもらうのがいいかなと思います。
結局自分の見込み客に響けばいいわけであって、見込み客以外の人に側方向かれてもいいんですよ。
別にその人たちは相手にビジネスをやっているわけじゃないんだから、世の中一般の人に大したことないじゃんって思われても、
別に自分の見込み客だけそれいいねとかすごいねって言ってくれれば十分ビジネスは成り立つので、
USPを考えるときにぜひ参考にしていただければと思います。
では今日のお世話は以上です。最後まで聞いていただきありがとうございました。
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