1. 小松正史『耳の保養』
  2. 【フィールドワーク】感覚を研..
2025-03-03 09:55

【フィールドワーク】感覚を研ぎ澄まさないと本質は見えてこない。

さまざまな情報が飛び交う現代社会において、情報の正確性を見極めるリテラシーが必要です。そのチカラを獲得するためにすべきことを、分かりやすく解説しました。
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サマリー

感覚を研ぎ澄ますことが重要であり、周囲の音や風景を感じ取ることで、本質を捉えることができるというテーマが述べられています。宮津市の風景や建物の変化を観察し、地域の空き家や風景の分断について考えを深めています。

感覚を研ぎ澄ます重要性
おはようございます。小松正史でございます。 今日はですね、ちょっと実家の単語に戻ってまして、周りの音環境とか周辺のですね、街の風景を見ながら、ちょっと思ったことをお伝えしたいなというふうに思います。
それで、同じ話かもしれないですけども、情報を自分から取っていくとか、自分の力で感性をですね、全開にして周りの音を聞いたり、風景を感じることっていうのが、めちゃ大事っていう結論になっちゃうわけなんですけど、
途中ですね、今回はJRを使って帰ってました。JRはですね、京都のですね、佐賀野線から福知山に行って、福知山から宮福線で宮津に行くという、そういうね、ルートなんですけど、
まず思ったのがですね、特にあの、割と昔からのね、風景とかそういうところを通るんですけれども、昔からの風景で、民家とかありますよね。昔も本当に昭和時代に建てられたものが多いと思うんですけど、そういう地元の大工さんが設計して、それで屋根がですね、瓦があって、黒い瓦があって、
そして、板とかですね、そんな木の板があって、それで2階建てが多いような、一般民家が多かったところがありますけど、それがですね、最近は組み立てというか、部品だけを組み立ててですね、もう数日ぐらいで作るような、そういう包板法っていうんですかね、そういう建物がすごく立ってですね、
一見、新建材を使って、新しそうで、屋根もですね、葉の字というよりも斜めに、片面しかないっていうやつ、分かりますかね、屋根がね、両方開いてるんじゃなくて、片面だけが斜めになっているような、太陽のソーラーパネルが入れられやすいっていうところもあるんでしょうけど、そういう建物がすごく増えてですね、
この5年とか10年ぐらいですかね、そういう雰囲気にどんどん変わってしまってるっていうような、そういう傾向があるかなというふうに思います。
一見、それは新しくて、建て方としてもやりやすいし、今ね、大工さんとか周りの技術を持った方がすごく少ないから、そういう時間とか工期を短くして、効率的に建てるという、効果的、効率的にもそういう方向で、
経済、市場主義的に建てる建物がすごく多いんですけど、やっぱり見てると、風景の調和としてはちょっと違和感があるかなというふうに思いますね。
昔からあるね、地産地消と言いますけど、屋根に使う瓦の素材とか、木とかですね、そういうものを近くとか近隣地区から取ってきて、
それで組み立てたものっていうのは、たとえ家屋が人工物であっても、なんとか調和する地域に調和しやすいものがね、かつては多かったと思うんですよね。
それがもう本当に変わってきた、もうこの数年で変わってきたんじゃないかなというのをですね、JRの車窓からずっとね、ぼわーっとね、ぼやっと見てて感じたことが一番大きくありましたね。
地域の建物の変化
それでこの家の近くというか、宮津市に住んでるんですけどね、宮津市もぼちぼちそういう建物がありつつも、昔からの建物があったりとか、あとあの加速化が進んでいるので、新しく建てるどころかですね、空き家になったり、そこがサラチになったりして、どんどん人が住まなくなっている状況っていうのがどんどん増えています。
そういうところで感じるのは、街の活性化というよりも、地域の風景っていうのがどんどん分断されていっているような感じがするんですよね。さっきの新しい建物が建つっていうのも分断だし、人が住まなくなるとですね、家というのはどんどん朽ち果てていくというか、
これはちょっと主観的な話でですね、分析には程遠いかもしれないですけど、人がずっと住んでいるとですね、外見的にも部屋の明るさというか建物の明るさっていうのがあって、急に人が住まなくなると、それがどんどん鮮やかさとか色合いがどんどん減ってくるんですよね。
それがですね、僕の家の周りにも何件か空き家が増えていてですね、今それを見ながらちょっと収録してるんですけど、人が住んでた時よりもですね、そこのところ目の前にそういう部屋がお家があってですね、見てるんですけど、半年以内に人がなくなってですね、それで建物が建っているという状態で、何もそこを改築したりとか手を入れてない状態なんですけど、
やっぱり明らかに1年前と見るのと比べて、やっぱり色艶とかそのあたりが減っているような感じがするんですよね。だからドヨーンとしているというか、そんな感じの印象を受けましたね。
なんか木とかね、その佇まいとか、その活性してる何かのエネルギーみたいなものがあるんでしょうかね。これね、僕は昔あの景観光学とかで勉強とか研究調査してた時にね、色々やってたんですけど、いや数値ではなかなか出ないなっていうね、まあ数値で出たところでそれが街づくりとかまあ地域のね貢献にはそんな直接関係ないかもしれないですけど、
まあ明らかに数値には現れないんだけど、形として何か見えているものがね、すごくあるような気がするんですよね。
音環境なんかね、ちょっとまた話をね、進めていきたいんですけど、まあ今ね、雪が降った後の斬雪の上を歩きながらね、あのちょっと気になった音をね、あのサンプリングしたりフィールドレコーディングしたりしてるんですけど、
やっぱりなんかこう、あの静かな雰囲気というか、やっぱ活気がないことはないんだけど、ちょっとあのしっかりと自分の感覚を使ってやっぱり探していかないと、そこにある音風景とか色々な良いものっていうのは見えてこないんだなというふうに思いました。
これってね、なんか僕がやっぱ録音してて、まあ良い悪いの話があると思うんですけどね、あの目立った音とか、これはちゃんとしたコンテンツになるなとかね、そういう音をね、しっかりとってたような気がするんですよ、都会にいると。
まあそれがあのちょっとね、あのそうじゃなくて、やっぱりこういう地域とか音の少ないところ、目立たないところに行くとですね、そういう音をですね、自分から拾っていかないとやっぱりすごくそれがね、あの出てこない気がするんですよね。
自分で拾っていく、そして自分から録音機をそこに仕掛けていくっていうか、そういうなんかね、積極的に体とか感覚をやっぱり動かして、そこの場所に同調しなくちゃならないなというね、そういう感じがするんですね。
なので、例えば今ね、雪溶け水がですね、屋根の上から伝ってきて、それが下に水が溜まっている場所がね、あるんですよね。そこが上の音が当たると、やっぱり良い音が出てきて、数種類のね、あの水のしぶきがさっきね、見られたというか聞かれたので、まあそれを感じていると和音みたいに聞こえてきましたね。
一つの音とまた別の音、さらにまたもう一つの水滴がね、定期的に流れているとですね、やっぱりずっと循環していると、それぞれのね、あの個体振動数があるから、まあそれを聞いているとね、タンタンタンとかタンタンタンみたいなね、まあそんな音がね、聞こえてくるなあというふうに思いますね。
はい、そんな感じで、ちょっと周りは、僕が喋るとね、なんか周りが、あの結構音が、やっぱりなんか呼んでるかもしれない。これもちょっと非価格的な話だからちょっとあれですけど、なんかあの、こういうの、今なんかこう、車が走ってるんですかね、なんかこう、こちらは?
あ、消防署。山火事予防運動ってね、東北の気仙沼の方ですかね、いや大変なところで、まあそういうのもね、人がいたら少しでもね、あの早く発見して、パパッとね、火が消される可能性もあったのかもしれないっていうのもあるかもしれないけど、やっぱなんかね、地域に帰ると、まあどこともこう、都市との格差すごく感じますよね。
なんか全然答えになってないような、答えを出すつもりもないようなね、収録なんですけど、まあそんな感じで今日はですね、あの地域に帰って、やっぱり自分から情報を取っていくことによって、まあ様々な風景とかね、音とか、目で見る風景とかがね、浮かび上がってくるというね、そこのモードにまずは持っていこうという、どこの地域であってもね。
まあそんなことで今日は取り留めのもない話をしてみました。
こまつでございました。
09:55

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