2023-07-22 1:13:13

第27回:コト消費文脈時代のコピーの語り口。生活者の今の「気分」の先にブランドをそっと置き直す広告:後編

前回に引き続き、「私のコピーパビリオン」です。皆さんのイマジネーションに支えられて、運営されてます。


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  • モノ消費文脈からコト消費文脈への語り直しとは、手ごたえ消費やご褒美消費、推し消費など、今の生活者のホンネや「しっくり感」の先にブランドをそっと置きなおす作業。
  • 対競合ではなく、暮らしの中でのポジショニング獲り。

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00:02
みなさん、こんばんは。
あした使える聴くネタ帳| マーケターの真夜中ラジオの時間です。
この番組は、アラフォーマーケター2人が最近気になるトピックを取り上げ、それぞれのマーケ間で掘り下げていきます。
最近話題の一人マーケターをはじめ、情報や知見が少ない中で打ち手を模索するみなさんのヒントになる視点をお届けしていきます。
株式会社エールコネクト代表の宮本です。よろしくお願いします。
淡路島でコピーライターをやってます。じんぼうです。よろしくお願いします。
お願いします。
今日のテーマは、コト消費文脈時代のコピーの語り口。
生活者の今の気分の先にブランドをそっと置き直す広告後編。
ですが、このテーマを取り上げた理由は何でしょう。
はい。前回に引き続き、私のコピーパビリオンなんですけども、
みなさんのイマジネーションに支えられて絶賛運営中なんですけども。
なるほど。前回もまだまだパビリオンが続くということで、最後まで行けなかったですけどね。
そうなんですよ。無限地獄編みたいになってましたけども。
鬼滅の刃みたいになってるけど。後編ですね。楽しみですね。
改めて、前回もちょっと軽く話しましたけど、
意図としては、以前の放送でコピーライターとかマーケッターの美味しい部分って
いろんな商品に携われるので、ある一つの消費文脈を
いろんな飲み物とか食べ物とか洗剤とかインテリアとか
いろんなカテゴリの商品から一つの消費文脈を捉えられるので
割とこの負に落ちるとか立体感を持って理解できるみたいなところがいいよって
お話をしたと思うんですけど、それを僕が実際やったコピーの中で
どういうアングルでっていうのを一個一個紹介しながら、なんとなく炙り出していくみたいな
そういうことをやりたいなというチャレンジでございますというところですね。
2016年ぐらいからメディアに行って、3年間でBtoCを120案件ぐらい作ったんですけど
いろんなコピーがありましたが、一言で何かっていうと
当時なので物消費からこと消費文脈への語り直しの仕事をひたすりやってたなっていうことでもあったかなと思うので
そういうこと消費文脈的な語り直し、語り口っていうのは何なのかっていうことを
ちょっとお話ししたいと思ってますね。
前回は割と一個の街の話が軸だったりしたので
03:00
いろんな商品でっていうよりは一人の人の価値観を掘り下げるみたいなところだったと思うので
今回ようやくいろんな商品の目線から見て
一つのこと消費文脈っていうのを見てみたいなというところですね。
楽しみです。
本編は別撮りしてますので宮本さんには収録で聞いていただいたんですが
どういう点が明日使える聞くネタになりそうでしょうか。
今回出てくる商品がすごく日常的にある台所に置いてあったりとか
リビングに置いてあったりとかすごく家の中にある普通の商品が出てくるかなと思うんですよね。
僕が一個一個この商品のコピーをこれですで紹介されるときに
毎回思ったのがこの商品売る方難しいなと思ったんですよね。
普通に例えばクッションだとか普通に家の中で誰でも持っているし
見当たらしいことも何もないっていう商品を売るためのコピーを作らなきゃいけないってすごく難しいし
物消費では言えないと思うんですよね。
他クッションにないメリットとかもうないじゃないですか。
クッションはクッションなんで。
でもコピーを作り商品を売らなきゃいけないとなったときに
どうやって消費文脈というか別の切り口で商品の魅力を伝えるコピーを作っていったのか
作っていけるのかみたいなところがわかったので
そこが日常的によくある商品であるが故にすごく面白いし勉強になったなと。
あとは僕はジンボーさんがすごいなと思ったのは全部女性向け商品じゃないですか。
でありこと消費ってこのこと消費することも女性がよく読んでいるメディアだと思うので
女性のこと消費ですよね。
だから女性感の全くないジンボーさんからこういうコピーが生まれるんだっていうのはすごい興味深いし
ちょっといけるんだなって自分がターゲットの人と近くなくても
こういうコピーの作り方ができるんだなっていうのも発見でした。
人間の中には男性も女性の方が4割とかあるとかいうしね。
女性だって男性の方が多い人もいるらしいからね。
はいはいはいはい。
全然だから自分の中に女性はいるはずなんですよね。
いるはずで作れるってことですね。
そこを総動員してやる感じですかね。
なるほどね。
だからそうねその一般的な商品も自分のターゲットと違う人の目線でこと消費のコピーを作る時にどういうプロセスで作っていったのかっていうのが聞けたので
06:05
じゃあなんか自分もコピーを作る時に
だから化粧品とかでも全く自分が使うものじゃなくてもこと消費とかに置き換えてやることはできるし
同じように考えられるんだなって学びになりましたね。
僕よく同時多発的築きって言うんですけど
名作コピー美味しい生活とかを1個知っとくだけだと何も起こらないんだけど
それを10個20個って一気に吸収していくと割とポンって何か見えることがあったりとかするんですよね。
今回そのパビリオンっていうので20個ぐらいコピー紹介してるんだけど
背景思考プロセスとかそこの一般論としての消費文脈がこうですとかっていうことを同時多発的にお見せすることで
僕あえてまとめてはないですけどこうですとかって
見えるものはあるし掴めるものはあるんじゃないかなと思うんですよね。
裏コンセプトとしてはそこですっていう感じかな。
確かにそれはわかる気がしますね。
一個一個じんもさんの作ったコピーを考える上でこういうコピーもあってみたいな
その中でこういうふうに考えたみたいなところが聞けたので
じゃあ思考プロセスとしてこうなっているし
さっきのそのいろんなコピーが頭の中になんとなく多分入ってて
無意識のうちにそれらをうまく組み合わせるというか活用しながらというか
作っていってるんだなみたいなところのプロセスみたいなところは
一個一個コピーは違うんだけれども一つ一つの中にあるんだなっていうのはわかったので
コピーを作る時には何回もこのラジオを聞くとより勉強になるんじゃないかっていうぐらい
抽出をしようと思うといろんなノウハウが抽出できるんじゃないかなって思いました。
あえてね。56のなんとかってあんまりまとめたくないなと思って
そうそうそうそう。だから別にテクニック集にはなってないけれども
でもまあ一個一個聞いていって自分の頭でも考えていくと
骨肉になっていくようなところはあると思います。
じゃあそんな本編ぜひ聞いてみてください。
本編は約55分あります。
途中で聞けなくなった時のためにもここでポッドキャストをフォローしておくと便利です。
それでは行ってみましょう。
さて神保さんの今週のピックアップ。テーマはこちら。
こと消費文脈時代のコピーの語り口。
生活者の今の気分の先にブランドをそっと置き直す広告。後編です。
前回ねコピーパビリオンという施設を案内していただいていますが
ご来場ありがとうございました。
ちょっと時間の関係で前編で終わったのでついに後編という形ですね。
ちょっと入れてください後編のところにも。楽しみにしてます。
09:02
前回宮本さんはパビリオンの中間テープを切ったのでね。
なるほど。
懐かしくない?中間テープ。
中間テープ懐かしいですね。
これお客さん結構入ってるんですか?コピーパビリオン。
いやもう引きも切らないですよ。
大阪万博はパビリオン作る国が一国もなくて本当にできるのかって問題になったりしますが
コピーパビリオンはすごい人気なんですねじゃあ。
そうねコピーパビリオンだけはやっぱり人気ですね。
さすがですね。
皆さんの想像力に支えられて。
なるほど。確かに想像力だけでできてますからね。
満員恩礼ですね。
さすがでございます。
次はどんなものが待ってるんでしょう?
前回はあれですよね。
きなりの町というカクルの町をベースにして。
そこにあるテーマコピーを中心にいくつかご紹介しつつ
最後はお部屋の中を見渡して
グラスサウンドスピーカーですね。
いい音がするやつ。
あとは子育て用カメラのコピーを紹介しましたね。
子育てをしていないジンボさんからこんなコピーが生まれたのかとびっくりしましたよ。
俺が子育てしたらすごいことが起きるよみたいなね。
すごいコピーが生まれるね。
そうだね。
確かに。
というところですね。
その続きで。
続きですね。
もうちょっとお部屋を見渡してみてくださいよ。
カメラばっかり目がいてますけどそのカメラを置いてある家具ね。
椅子とかね。
割とそのアウトドアな感じじゃない?
今っぽいというか。
キャンプチェア的な感じ?
リビングだけどちょっとキャンプっぽいみたいな。
椅子なのにちょっとキャンプっぽい感じね。
キャンプチェアっぽいみたいな。
チェアっぽい感じね。
これねあれなんですよ。
イオンのホームコーディっていうシリーズがあって
これのお家キャンプっていうコンセプトでやってたシリーズなんですよね。
これはどの辺がキャンプっぽい椅子の形なんですかね?
色なのかな?
色もそうね。
そもそもフォルムがキャンプチェアですからね。
あとはツールとかそのあたりもちょっとキャンプっぽいというかですね。
お家の中でキャンプ気分が楽しめるっていうコンセプトなんですよ。
なるほど。
リビングにも置いてもいいし、あとあれですよ。
これはね、ベランダに持ち出すと楽しいんですよね。
コピーはあれですよ。
ベランダへお出かけしようっていうコピーなんですよね。
皆さんお家に一回来たことありますけども。
ありますね。
リビングあれじゃないですか。
お家キャンプのインテリアがあったでしょ。
覚えてない。
覚えてない。
丸かったドア、家が丸かったのは覚えてるんですけど。
そうね。
12:00
うちのインテリアもあるとね、お家キャンプでね。
あとキャンプチェアの下には芝生が生えてたりとか。
人工芝生えてたね。
そうそう、デッキチェアと芝生が。
あったあった。ちょっと思い出してきた。
あれですよ、あれ。
ちょっとハンモックじゃないけどゆったり座れる的な布っぽい感じの椅子でしたっけ。
そうそうそうそう。
それです。
確かにキャンプっぽいけど、作りはしっかりしてるから。
本当にキャンプに持っていくと重たいけど、家の中で使っても全然いいし、
でもこうキャンプ感のある感じしますね。
そうなんですよね。
あれですよ。
全然だから普段使い全然できますっていうことなんですね。
あとは割とリラックスして座れるので、いいんですよねあれね。
だから僕みたいな人間が暮らす分にはあれだけでいいみたいな感じですね。
確かに僕がジンボさんの家に行った時、朝起きたらそこでジンボさんが本を読んでいたような気がするな。
そうですね。
俺いきなり本読んでるわ、ゆったりしてみたいな。
逆説の日本史を読んでたんじゃないでしょうね。
かもしれないですね。
このベランダへお出かけしようっていうコピーは、
今回はモノ消費文脈からコト消費文脈へのコピーの語り直しみたいな大きなテーマがあるので、
そこで言うとコト消費って外文脈で語られるじゃないですか。
誰かとイベントに行くとかなんとか中心だったりするので、
そういうコト消費文脈を家の中に逆輸入するアプローチで考えたんですよね。
ベランダにお出かけしましょうみたいな。
お出かけをすることがリア充なんじゃなくて、
別にお家の中でも工夫次第ではリア充ができるんだよ。
インテリアを上がるインテリアにすることで、
お家の中でもコト消費できちゃうよみたいな感じの提案ですよね。
何が言いたいかというと、
お家にいても思い出は作れるんだって言い切りたいみたいな、
そこまでのことをちょっと考えてた感じですかね。
何がしたいかというと、
やっぱりコト消費とか当時で言うとリア充とかね、
インスタ映え的なやつとかって割と強制力圧力にもなっていて、
インドアが好きな人にとってはちょっと息づらいというか、
なんか息苦しいというか、
背伸び思いっきりしないと何かついていけないみたいな世界だったので、
そこに対して、
いやいやそうじゃないよって、
インド派のことをちゃんと肯定してあげることって、
メディアの仕事だと思ったので、
そこをやるっていうことですね。
なるほど、そうか。
15:00
リビングの家具を売ってる会社としては、
キャンプにみんなが外に行っちゃうと、
リビングの家具に対しての関与が減るから、
売り上げにはならないもんね。
そうそうそう。
それでインテリアに興味を持ってもらうと。
逆にこういうインテリアにしたら、
家の中でも十分リア充できるぜって言ったら、
インド派は超喜んで買うよねみたいな、
そういうアプローチですね。
なるほどなるほど。
ベランダへお出かけしようというか。
そうですね、まずやったと。
ベランダへお出かけしようって、
レトリックが効いててちょっとやってみたくなるというか、
全く新しいスタイル感が出るので、
ちょっとやってみたいかなっていう感じになるかなと、
いうところなんですね。
なるほど。
でですね、ベランダから、
ちょっと一旦お部屋に戻っていただくと、
その床に敷いてあるラグとかね、
ソファーとかクッションとか、
割と統一感があると思うんですよね。
アウトドアから戻ってきて、
いきなりちょっと冬っぽい茶色系の、
落ち葉系のカラートーンだとは思うんですけど、
これしょうがない。
ニトリのね、ウィンターホリデーというシリーズで
ちょっと統一しちゃってるんですよね、これはね。
うーん、なるほど。
しょうがないけどね。
お部屋はちょっと冬仕様なんですよ。
これジンボさん家って全部クライアントの商品でできてるんですか?
もしかして。
スピーカーもあったし、
ジンボさんのコピーに出てくる商品大体家にあるって、
そういうことなんですか?
僕のクライアント愛の商品みたいな。
クライアント愛が出ちゃうわけね。
そうだね。
なるほど。
買いといてほしいな、全部コピーを。
ほんまに博物館みたいなのあるよね、ジンボさん家がね。
そうだね。
なるほど、そういうことね。
検討します。
ラグですね、ちょっと冬っぽいラグですね、ウィンターホリデーシリーズと。
ウィンターホリデーシリーズ。
ここで書いたコピーは、
まずはあれですね、季節はある日突然やっては来ない。
今年は冬の足音に合わせて一歩ずつ季節を迎えようっていうキャッチみたいなものを作り、
締めくくりのタグラインがニトリでスローインテリアっていうのを締めたんですよね。
これは何商品っていうと、言い訳消費文脈をちょっとうまく受けようとしてる感じなんですよね。
いかにオシャレメディアを読んでる読者と言っても、
あれなんですよ、やっぱり自分でコーディネートとかって苦手な人は多いんですよね。
だから大掃除とか模様替えしなきゃとかっていう前の時期ってちょっと憂鬱になってるわけですよね。
だからそもそも次の日曜日は潰して模様替えしなきゃとかって思ってる人がいるとすれば、
18:07
いやそんな潰さなくていいよみたいな、もっともっとゆっくりやっていいんだよっていうことを正当化できる、
ちょっとこの素敵な言い訳みたいなものを正解者の代わりに知られてあげることで、
ちょっと憂鬱だなみたいな、でもこれ模様替えとかなんかしないとちょっとズボラに思われちゃうかなみたいな、
そういうちょっと憂鬱感と追いやられ感みたいな、追い詰められ感みたいなところにファット逃げ道を確保してあげるっていうことなんですよね。
で、逃げ道の先にはさりげなくブランドが置いてあるわけですよ。
で、買ってもらうみたいなことをやってるって感じですね。
なるほど。じゃあターゲットを考えていることとしては、ちょっと寒くなってきたから模様替えとかしなくちゃな、
畳の部屋で冬を過ごすわけにはいかないから、ラグとかクッションとかどうしようかなって思ってるけど、
でもこれラグ変えようと思ったら机動かさなあかんし、全体的に大変やなあみたいな風に思ってる消費者に一旦寄り添うという感じなんですね。
そうですね。うまくコーディネート、色合うかなとか思ってるやったら最初から合わせてますみたいなものを進めるってことですね。
なるほどなるほど。このニトリのウィンターホリデーシリーズはそういう風になってるんですか?
そうそう。シリーズだからいろんなシリーズの中では一応そのデザイン統一がされてるわけですよね。
なるほどなるほど。ベネヒットとしてはこれを買っときゃ模様替えはもう安心だぞというか、いろいろ失敗とかもせず、
まあそれなりにちゃんとした色の揃ったものができますせっつーのが商品的には価値であると。
そんな感じですね。
なるほど。
あとはねこれ買った時でちょうどニトリが渋谷にお店を出したりとか割と都心にコンパクトなお店を出していて、
だからちょっとねお仕事の帰りにちょこちょこ立ち寄れるお店になってきたんですよね。まとめ替えではなくて。
だからそういう文脈も踏まえてちょこちょこ買って少しずつ冬場内したって、結果的にその全体のトーンは合ってくるしみたいな。
なんかそういうところもちょっとベネフィット訴求をしたいかなみたいな感じなんですよね。
なるほどなるほど。
スローはなんでスローなんですか?
スローインテリアはその全体に対して名付けてる感じなんですよね。
あーなるほどなるほど。
そうそうそうそう。
よいしょっつって1日で模様替えするんじゃなくてゆっくりやっていきましょうっていうことなんで、
これ割とスローなんとかってベタなんですけど、でも分かりやすくて強いんですよね。
だからそのカテゴリでちょっと検索したらスローインテリアって使われてなかったんで、
21:03
それは使った方が分かりやすくていいかなと思ったんで、あえて使った感じですかね。
まあ分かりやすい。あんまりしないけどね、こんなにベタなのはしないけどね、めっちゃ分かりやすいじゃないですか、スローインテリアとかって。
なるほどなるほど。
あとはよく言われる表現とかって、聞き慣れてる表現ってその年数、聞いた回数だけまったりすり込まれてすごい柱になってるから、
そこをちょっとアレンジしてあげると響きが全然違うんですよね。
だからよく言う季節の足音が聞こえてきたとかって言うじゃないですか、春の足音冬の足音とかって。
こういう何気なく触れてるものっていうのはもうタレント以上に強かったりするので、それを柱に行動提起をする。
ここで言うと、今年は冬の足音に合わせて一歩ずつ季節を迎えようって言うと、ああそうか、なんか素敵じゃんって思うじゃないですか。
冬の足音に合わせて一歩ずつやった方が自然だよな、人間って座るべきだよなみたいな。
そこがまた言い訳消費とか肯定感につながっていくわけですよね。
あとは季節はある日突然やっては来ないもそうですけど、今でも夏が来たり来なかったりとかになってますけど、
梅雨が明けそうで明けなかったりしますけど、やっぱりね、例えば30歳の女性だったら30回季節を迎えた経験はあって、
年に4回だと120回迎えた経験あるので、ある日突然やっては来ないは確かにそうなんだけど、言われたらああそうだなって思うじゃないですか。
なので、そこをいうことで自分の言い訳感の根拠が一個一個増えていくような感じですかね。
というところでそういうメッセージ設計にしたりとかっていうのはありました。
なるほどなるほど。
じゃあこのコピーを見て、理想的な形としてはゆっくりでいいかと思って、
ニトリに定期的に通って一気に全部模様替えのセットを揃えるのではなく、ちょっとずつ買っていってちょっとずつ入れ替えていって、
クッション買ってラグ買ってみたいなのをやっていくっていうそういう模様替えの仕方も、
冬の足音に合わせて一歩ずつだからいいじゃないみたいな感じですね。
利用方法そのものをちょっと提案するみたいな感じですね。
カジュアルダウンしてちょこちょこちょこちょこ買う店にするみたいな。
で、来店頻度が上がるってことですかね。
というところを提案したりはしてましたね。
僕はすごいなと思ったのは、ラグとかクッションの広告とか超むずいなと思って。
新規性ないじゃないですか大体において。
別に他の店でも同じようなもの売ってるし。
もうなんかなんていうかな、サムシングニューないしニュース性もない中で、
ラグとかクッションに目を向けてもらうコピーって難しいよねと思って。
24:04
それを季節っていう軸で取り上げているのが面白いなと思った。
よくあるのはコーディネート提案をして売るっていうのはあるんですけど、
それはもうありふれてるんで、むしろ季節の迎え方を提案するみたいなことをすると、
ちょっとやってみたいなみたいな感じになるかなというところ。
確かに確かに。
なるほど。
で、ウィンターホリデーシリーズ、冬のインテリアがあるんですけど、
ちょっと隣のダイニングを見てくださいよ。
ダイニング真夏ですよ、真夏ですよ。
夏の商品なんですね。
ちょっとパビリオンなんで、ちょっと世話しないのと時空が合ってないのはしょうがない。
季節感をね、いきなり夏になるんですね。
夏になるんですよね。
IKEAですよ、IKEA。
おー、IKEA。ニトリの次はIKEA。
IKEAです。
いろんなクライアントやってんなー。
やってますよ、もう。
ニトリはエヌクールシリーズっていうのを夏にやってますけど、
あれは接触霊感ですよね。
で、IKEAは、今はちょっとわからないんだけど、
当時は体感マイナスサンドっていう接触霊感なんだけど、
どっちかというと気分も含めて、ちょっと涼しさを味わおうみたいな提案をしてたんですよね。
接触霊感っていうのは商品としては何なんですか?
ニトリだとエヌクールとかシーツとか、
式パッドとかですね。
IKEAも同じようなことをやってて、
あとIKEAの特徴としては、それ以外にも寛容植物的なものとか、
見た目で涼しそうなものとかもコーディネートの中に提案してたっていう感じですね。
なるほど。
じゃあ、触ったらちょっと冷たい感じがするシーツとかだけじゃなく、
見た目的に涼しくなるような寛容植物とか風鈴とかあるかわかんないけど、
そういうようなイメージの商品が含まれたシリーズがIKEAにあるんですね。
そう、あったんですよね。
なるほど。
じゃあ、そのIKEAのシリーズをどうコピーとして見せていくかと。
そうですね。
なるほど。
そういうお仕事でしたね。
その時に提案したのは、お部屋に木漏れ日を作ろうっていうコピーを出したんですね。
いろんなシリーズがある中で割とフェイクグリーンも充実していて、
上から吊るようなものもあったので、そこにフォーカスをしてみたんですよね。
木漏れ日ってめっちゃ涼しいじゃないですか。
クーラーとかなくても涼しい感じがあるじゃないですか。
それを間接照明の先にフェイクグリーンを置いたりして、窓の手前でもいいですけど、
お部屋の中に木漏れ日を作るみたいな提案ってめちゃくちゃ斬新だなって思ったんですよね。
なので、そうすることで涼しい気分を作るっていうことができるし、
27:00
それってちょっと思わずやってみたくなる。
僕のいいアイデアの定義ですけど、思わずやってみたくなるアイデアであるみたいなところで言うと、
思わずやってみたくなるしっていうところですね。
当時のあれで言うと、ちょっとDIY文脈があったので、
こと商品だから自分の手で何かをやって自分らしいことを作りたいみたいな文脈があったので、
そこの一つですよね。
やってみたくなるティップスを教えることで行動喚起するみたいな、
そういうアプローチの一つですね。
だからコピーとしてやったのは、やってみたくなるアイデアを作ることイコールコピーみたいな、
そういう仕事ですかね。
なるほどね。
だからこのコピーにすると、
観葉植物を買おうと思ってない人多分世の中めっちゃいるじゃないですか。
そもそもその商品を頭に浮かべてないというか、
購入するものとして、
っていう人に対しても、
お部屋に木漏れ日を作ろうと言われると、
観葉植物とか別に興味なかったけど、
それもアリかもなっていう提案ができているのはいいですね。
そうですね。
ちょっとアイデアをやってみてうまくいったらどやれるじゃないですか。
うちの部屋に木漏れ日あるぞとか。
木漏れ日がいい感じとかね。
そういうのも含めて提案する感じですね。
これは新しいですね。
他にはない。
いわゆるインテリアの新インテリアともちょっと違う感じですね。
そうですね。
確かに確かに。
なるほど。
僕はひねくれ者なんで、新インテリアとか死んでもしたくないもんね。
ストレートにはいかないよね。
体感マイナス3度シリーズだから、
暑い時も涼しくみたいなことは全く言わないんだね。
そんなことを書いたら吐き気がして死にたくなっちゃうんだよね。
人がやってるようなことを自分がやるのは本当に嫌で、
それを死んでもやりたくないから、
それをやらなくていいようにするにはもっといいアイデアを考えるっていうことかな。
ちなみにその辺ってクライアントに出した時に、
ちょっと言いたいことからすると遠いなぁとかならないですか?
ならないね。
多分この辺りからあんまり覆ったことないからほぼ一発OKですよ。
クライアントとしてもその手もありだなって思えてるってことですね。
直接的ではないけれども、
そういう提案だったら確かに魅力が伝わるなって思ってくれてるってことですね。
そうですね。
こっちも新人じゃないからね。
そこでどこまで受容されるかは分かってきてるからね。
30もいい歳だったんで。
その中でちょっとひねるっていうことはやってましたね。
いいですね。
ダイニングは夏なんですけど、
夏だからね、食卓、テーブルとかのところにはね、
30:04
白ティーがちょっとふわっとかけてあったりするわけですね、椅子にはね。
これはじんぼさん家になかった気がするな。
あった?
白ティーはなかったな。
白ティーないよな。
白ティーはないね。
白ティーはあれなんだけど、
その横にはキューピーのサラダソルトっていう商品が、調味料かな、これはね。
サラダソルトっていうのはなんなんですか?
これね、あの時に新発売されたものでね、
キューピーってこれまではマヨネーズじゃないですか、
あとはドレッシングですよね。
だから何か野菜を食べるときの食提案をしてたんだけど、
基本的にはオイリーな調味料の提案をしてる会社なんですよね。
なるほど、確かに。
マヨネーズもオイリーですね。
そうそうそう。
かの有名な野菜にドレスを着せましょうって。
ドレスってドレッシングをかけましょうって意味なんで。
なるほど、そういうことか、そういうことか。
そうなんですよ。
さりげなくそういうことなんですよ。
割と直接的に言ってるわけですね。
で、こういう提案をしてきたキューピーが全く新しい提案、
野菜の食べ方提案として、
もっともっとシンプルにハーブソルトで食べましょうみたいなことをやったんですよ。
それがこのサラダソルトっていう商品で。
これはだから塩とハーブ、レモンとかオレンジとかが入っているものなんですね。
そうですそうです。
なるほどなるほど。
新しい世界観、商品の世界観をまずは立ち上げるっていう感じの仕事だったんですよね。
そうですよね。
だからこれまでサラダにマヨネーズとかドレッシングかけてた人に
サラダソルトという、あんまり食べたことない、レストランでも別にかけたことないから
新しい食べ方の提案をしている商品ですね。
そうですね。
まあいわゆるシンプルライフなので、それって要するに。
だからうちの媒体に仕事が来たっていう感じなんですけどね。
はい。
だからその媒体の世界観で、まずはその世界観を立ち上げるっていうことをちょっとやった感じですかね。
なのでコピーはあれですね。
Tシャツの似合う日曜日っていうコピーを作ったんですね。
これがその世界観設定の基本になるっていう感じなんですけど、
ここで意味してることは、ちょっとキューピーっぽいっていうのもあるんですけど、
金曜日とか土曜日っていうのが、誰かに会うために着飾って、つまりドレッシングっていうことですけど、
着飾った自分でいる週末であれば、日曜日っていうのはもうちょっと自分自身であるっていうか、
それでもうドレッシングはしなくて、着飾ってはなくて、白T一丁で過ごしてるみたいな、
そういう自分らしく、自分軸で生きる潔さをちょっと表現した世界観を作ってみたっていう感じなんですよね。
33:05
割といろんな新提案をしたんですけど、それのベースとなるコピーがTシャツの似合う日曜日っていうコピーで、
当時あれですね、明白白Tとかも流行ってたんで、そういうのもちょっと取り込んでっていう感じですかね。
でもそういう中で、サラドソルトをポンって置いてみたいな感じの世界観提案をしたりしてましたね。
なるほど。だからTシャツ、白Tっていうのが着飾らず生のままの自分みたいなものをイメージしていて、
それを着るような、よそゆきじゃない自分の時間を過ごすような時でいいよねみたいな。
サラダもそう食べましょうってことか。
そうですね。もう自分自身ニュートラルになれる、すっぴん時間みたいな。
サラダももっと塩だけで潔く食うみたいな、そういう世界観。
結局それが健康にも良かったりするわけじゃないですか。
これはでもコピーだけだとわからないから、文章含めてだね。
そうですね。ここはだから世界観立ち上げのフレーズであるけど、絵とか見せないとわからないけど、
絵とかを形作るときの割とそのベースとなるフレーズとしてはTシャツの似合う日曜日っていうのは、
おさまりが良いというか、座りの良い言葉ではありましたね。
なるほど。
食卓系に入ってきたんで、キッチンとかに目を移してみると、
一時期はわりといろんなところで流行ったのかな。
花丸木の液体塩麹っていうのが置いてありますね。
塩麹流行りましたね。
これは何に使うんですか?液体塩麹は。
あれですね。お肉とかの仕込みですよね。
食べる前の3時間前とか、お肉だったら1日前とかにかけて、冷蔵庫で寝かしておいて、
麹菌で発酵させるというか、
柔らかくなるんですよね。
柔らかくてめちゃくちゃ美味しくなるんですよね。
僕も未だに、今めっちゃ使ってますけど、寝かせてる間超楽しいよね。
今何やってても夜のご飯がどんどん美味しくなってるんだからね。
確かにね。
自分の仕事の手は止まってても麹菌の手は止まってないっていうこの気持ちよさ。
おー、なるほど。
麹菌が働いてくれていると。
そうなんですよ。
そうね、なるほど。
そうですね。そこのコピーはあれですね。
まずキャッチは料理のサシスセソのその前にっていうキャッチですね。
タグラインがお肉にかける魔法っていうタグラインにしてましたね。
36:04
まずキャッチはサシスセソのその前にっていうのは、サシスセソはよくありますよね。
定番調味料の砂糖使用するキャッチですけど。
これは家庭科でも学びますね。
そうですね。
最後のソが醤油なのがちょっと分かりづらいですね。
ソは味噌です。
味噌か。あれ醤油はセカ?
セウユ。
セウユね。
そこのほつれも逆に覚えやすい要素の一つだったりするんだから。
言葉って不思議ですよね。
確かに確かに。
あえてサシスセソって入れたのはやっぱりそういう定番調味料に並ぶ存在にしたいっていう意志をちょっと込めたっていうところと、
現実的に調理をする時の手順的にも、調理の前にやるので、仕込みの段階でやるので、だからサシスセソのその前になんですよね。
というところで、ポジショニングをまずは明確にするっていうことをやってる感じですね。
確かに。だから特定の料理だけに使うものを、たとえば焼肉のタレとかって焼肉にしか使わないけど、
これはそうではなく、いろんな料理にも使える定番なものなんだよってことを、こういう言葉にすると伝わりますね。
そうなんですよね。いろいろ使ってみたくなりますよね。
僕はお肉にかけるだけじゃなくて、カレーの2番目の時に寝かす前にちょっと入れたりしますね。
へー。
なんか美味しくなるのかなって思って今、実験中ですけど。
あとはお肉にかける魔法っていうタグラインに関しては、かけてほぐすだけですごい美味しくなるんで、その感動って魔法みたいなもんだなって思ったので、
液体塩麹は物理的にかけるので、そういう意味で魔法をかけるとかけて、いろいろかけて、お肉にかける魔法っていう、これしかないみたいなタグラインですね。
なるほど。
という感じですね。ここは綺麗に収まったという感じで。
今年は消費文脈的な感じで言うと、これは何なのかなっていうと、当時は割と一手間、だから手応え消費の派生で一手間加えたい人が多かったんですよね。
で、その一手間をちょっとスペシャルなものにする。裏技的な一手間を教えてあげることで、ついやってみたくなるみたいな、そういう行動を引き起こそうっていうアプローチなんですよね。
確かに。当時こういうメディアですごく流行ったやつですね。こういう裏技で。ちょっと伊藤家の食卓的なやつですね。
そうそうそうそう。
ちょっと古いけど。
うん。
なるほど。
やっぱこういう裏技Tipsは知るとやってみたくなるから買うっていうのは、勝利の方程式としては絶対あるので、そこですね。
そういうのはたくさん提案されている中で、先列に覚えて、次お店行った時まで忘れないようにしてもらうためには、ちょっとこういうレトリックを入れた方がっていうことですね。
39:11
うん。
ということをやったりしてましたね。
なるほど。
まあ割とね、もう調味料とかこんな感じでお腹が空いてきたと思うんですけどね。
はい。
まあそれはさておき、ちょっとクローゼットに行ってみましょう。
ああ、そうなんですね。料理で出てくるわけじゃないですね。
料理はもう出てこないです。
クローゼット。
料理はもうお腹いっぱいということで、ことにしておいてクローゼットに行くと、パナソニックのね、スチームアイロンが置いてありますよ。ドーンとね。
あれですか?スチームアイロンだから服をかけた状態でアイロンかけられるやつ?
そうそうそうそう。
ああ、ありますね。
ありますよね。
あのスチームアイロンはどういう人が買えばいいですか?何が他のこう普通のアイロンとの違いなんですか?
まず時短ですよね。
ああ。
バッチャチャッとやって、出かける前にちょっとやるんだけど、でもちゃんと服をシャキッとできるみたいな。
うーん、なるほど。
じゃあ朝やっても間に合う感じなんですね。
朝やって、だから玄関とかに置いといてもいいみたいな、そんな感じですね。
うーん、なるほど。
だけど置いてちょっとやるだけで、見栄えが他の人とはシュッとするよみたいなところはありますよね。
うーん、なるほどね。
っていうのもあるし、割とね、プロも使うみたいなんです、ああいうスチームアイロンっていうのは。すごい便利らしくって。
うーん、うーん。
だからまあそういうところですかね。だから。
確かにすぐにシワが伸びるのは便利ですよね。
うーん。
なんかそういう何かの本番があるとか、大事な時にパパッとこう衣装がピチッとなるのはいいですね。
うーん。
うん。
形状記憶シャツとかでも、最後ちょっとひと手間やるだけで、もうちょっとこういい感じになったりするわけじゃないですか。
うーん。
なるほどね。
そうですね。
なので、まあちょっとひと手間プラスみたいな習慣ですよね。
うーん。
っていうのがまあまあ、時短文脈でそうなんですよ。
ただまあ、メディア的にはどっちかというと、丁寧な暮らし文脈で落とし込んだ感じですかね。
うーん。
なので、コピーは一着への愛着っていうコピーにしたですね。
これは着と着がかかってるわけですね。
あ、そうそうそうね。
はいはいはいはい。
うん、インオームってやつですね。
あー。
なるほど。
手間をかけながら育てていくっていうことですね。
うーん。
で、これはだからまあ手応え消費の文脈をモロに組んだ感じのコピーですね。
うーん。
なるほどなるほど。
うーん。
同時にあれですね、アンチファストファッションみたいな文脈もあって。
うーん。
やっぱね、こういうマイタイン読者って、どっちかというとフランス人の女性とかに憧れたりするんですよね。
うんうん。
で、その服はあんまり数持たないみたいな。
42:01
すごいお気に入りのものを数点しか持ってなくて、
それの着回しと組み合わせを変えることで、
いつも同じ内容に見せるんだけど、実はそんなに数は持たないっていうのがかっこいいって感じだったんですよね。
うんうん。
今もそうだと思うんですけど。
なので、まあその一着をすごい大事に一個一個手間をかけて着ていくっていうことなんですよね。
で、それっていいよねーみたいな、そういう文脈があったので、
まあそこに、まあとはいえ大変なので手間がかかるので、
こういうスチームアイロンみたいなものを使うことで、ちょこちょこちょこちょこ愛着を育てていくみたいなことを提案するってことですね。
なるほどねー。
これ結構僕は面白いなと思ったのは、
普通アイロンを使っている人をスチームアイロンを使わせようとすると、手間が楽になりますって言うじゃないですか。
でもそうするとターゲットがアイロンを使っている人になっちゃいますよね。
そうですね。
でもこう一着やない着ってどっちかっていうと、アイロンを使ってないけれども、
まあなんかそのままでもいけるよねみたいな、別にそのまま着てた人に対して、
ちょっとひと手間かけてスチームアイロンを使うとより良くなるし、
愛着もあくし、生活のクオリティ上がるんじゃないって提案をされると、
確かにそれならアイロン掛けなんてわざわざしないけど、スチームアイロンならできるかもって思って、
そっちの方が多分ターゲットとして広いと思うので、
そういう人がアイロンを掛けるきっかけを作れるんじゃないかなっていうのがいいなって思いました。
そうですね、確かに確かに。
広告の基本的なところでもあるけど、
自分の人生にそもそも必要か必要じゃないかみたいな、
そこの立ち上げをまずするっていうのがすごい大事だと思うんですけど、
まあそういうことですね。
これまで全然興味なかったけど、やってみようかなって、
でも人生の中で何回かはあるじゃないですか。
その気づきのひとつになればいいなっていう感じですね。
いいですね。
僕はこういうコピー見て買って、結局ほとんど掛けないとかよくあるので、
こういうコピーを見るとちょっと気をつけますね。
騙されちゃダメだ。
そんなに丁寧な暮らしとかいいなと思っても、
実はやらないじゃないお前はあって、ちょっと振り返るタイプですけど。
そうですね。
使わないこともありますよね。
で、購入につながったってことはコピーとしてちゃんと効果を上げていると思います。
お部屋うちは一通り見たかなという感じなので、
ちょっとお庭に出てみましょうよ。
パーキングかな。
車が停まってますよ。
フィアット500、チンクエチェットっていうの。
イタリア車のかわいらしいやつですね。
かわいいやつ。
ルパンのね、カリオストロの城の時のルパンが乗ってた愛車でおなじみですね。
45:05
有名なやつですね。
丸っこい感じのかわいらしい。
これはあれじゃないですか、ジムに、何やったっけジムの車。
ハスラー?
ハスラーじゃないですねここは。
ハスラーじゃないですよ。
ここはチンクエチェットなんですね。
チンクエチェットの広告やったんだけど、実際自分買うかって言ったらちょっとね、
まだ予算的な問題と燃費的な問題でみたいなところはあるんで、
もうちょっとリッチになったら買いたいなと思ってますけど。
なるほどなるほど。
というチンクエチェットが止まっている。
ここで書いたのは、コピーは出かけるのにただいまと言いたくなるインテリアっていうコピーを書いたんですよ。
チンクエチェットってめっちゃかわいいんですけど、
まず形ね、フォルムめっちゃかわいいし、カラーめっちゃかわいいんですよね。
だけど同じように内装もめっちゃかわいいわけですよ。
はいはいはい。
もうね、いちいちかわいいわつって、
なんか乗れば乗るほど愛着が湧いてくる嬉しさみたいな、
これをどう表現するかなみたいなものを、
僕の中の女心を猛烈に立ち上げて考えたわけですよ。
やったら寝かけるのにね。
確かにね。
チンクエチェットはね、
メーターも一個一個丸っこくてかわいらしいし、
ライトも丸っこくてかわいらしいし、
全部がさすがイタリア車だなって思わせる感じですね。
さすがカーシア事業やってた宮本さん。
よくご存知で。
一応ディーラーまで見に行ってるんで、チンクエチェット。
まあ嬉しいですよね、一個一個ね。
あれが自分のもの、
ハスラーは内装もかわいいんですけど、
ハスラーはやっぱりちょっと嬉しいので、
チンクはね、よりかっかわいいしかっこいいから、
嬉しいと思うんですよね。
確かに。
撮影の時に乗ったりもしたのでわかるんだけど、
まあいいんですよね。
見れば見るほど。
いいですよね。
メーターとかも変え方するんで。
確かにもう、なんていうのかな、
移動のための手段じゃないよね、あの車はね。
じゃないじゃない。
もうなんていうか。
だからハスラーでもよっぽど優秀だと思うよ。
そうそうそうそう。
あくまでも移動と考えると、
絶対日本書とか他の車の方がいいけど、
なんていうかな、
あそこで過ごすってか、
なんていうか、車と一緒に写真撮るとかって考えたら、
チンクエチェントはすごい映える車だよね。
そうですね。
日曜日にチンクエチェントの中で過ごすってことなんでしょうね。
移動手段として車を推すっていうのは、
単純に物消費文脈なんですよね。
じゃあそれこと消費文脈で、
かつ自分で車を買うってあまり考えない女性に対して提案するとすれば、
48:04
どういう提案の仕方なのかなっていったときに、
それって自分を新しい休日に連れて行ってくれる相棒、
連れ出してくれるみたいなイメージかな。
彼氏に近い存在ですよね。
彼氏は裏切るけど、チンクは裏切らないわけなんで。
故障するかもしれないけどね。
あまりね。
彼氏のほうがよく故障はします。
確かに確かに。
いなくなったりね。
いなくなったりね。
別れたりもするしね。
しますからね。
そういう意味では、
そういう相棒として位置づけるっていうことと、
そういう語り口で紹介することで、
何か日常でこのままいいのかなとか、
新しいことを始めなきゃいけないのかな、趣味はとか思ってるときに、
チンクを買うことで新たな物語とか、
新たなことが始まるきっかけ、予感みたいなものを感じさせて、
今買うかわかんないけど、
でも自分が車を買うならこれしかないっていう確信をさせるみたいな、
そういうコミュニケーションですね。
なるほどね。
でもこのコピーはすごい。
チンクエチェントじゃないと言えないというか、
他の車だとそこまで言い切れないし、
チンクだとすごくこれが言えるし、
チンクエチェントのファンの人もこのコピーを見て、
ああ、そうなのよ。
私の言いたかったことをそう言ってくれたねって思うだろうなって思いましたね。
そうですね。
鮮やかですよね。
逆説、コントラストで出かけるのにただ今と言いたくなるインテリアって、
コントラストを聞かせるといいんだけど、
それがちゃんとブランドのベネフィットと直で落ちてると、
割とイメージが残りやすいというか。
そうですね。
車なのに外見じゃなくてインテリアっていうことを言って、
聞くと、
車も実は乗ってる時間が最も長いのって中じゃないですか。
外がどんなにカッコよくても自分は見ないですもんね。
見ないね。
外からは見るけれども、
自分が一番見てるのはハンドルでありインテリアの方だから。
そうだね。
そうなるとそっちの方がいいよねっていうのもあるよね。
うん、あるね。
体験活動者だからインテリア大事なんだっていうことですよね。
チンク乗っちゃったらどっか出かけたいよね。
そうですね。
前回話しましたけど、
この街は三笠中央にあるので、
あ、そうか。
ちょっと遠い目ですね、都心からはね。
まあでもあれかな、
1時間ぐらい片道がドライブではちょうどいいよね。
ってなるとちょうど銀座ぐらいになるわけですからね。
ほうほうほう。
ていうことでパビリオンの中に銀座があるってすごくないですか。
いやそれはすごい。
ちょっとどうも位置関係とか大きさとか意味不明やけど。
51:01
もう想像力に委ねまくってますけども。
銀座の6丁目の中央通りに行ってみると、
ちょうど資生堂本店がリニューアルしてるわけですよ。
おー、これは店舗ですか?
店舗ですね。
赤いビルがね、7階建てぐらいのビルがあるんですけど、
あれです、1階はパーラーとか入ってるのかな。
あー、資生堂パーラー話題になりましたね。
一応本店で、資生堂商品は全部試せるんですよね。
あとその美容のアドバイザーみたいな人がいたりとかするのと、
エステとかも全部履いてたりして、
改めて自分の、今30代って言ったら30代の自分にとっての美容って何かっていうのを、
ちょっと再発見できる場所だったりはするんですよね。
それをメイクをしてもらえるから、30代の自分を振り返れるってこと?
そうそう、メイクをアドバイスしてもらって、
自分に合うものを改めて1から見つけられるんですよね。
だから30代になったからつって、いきなりあんま変えないと思うんですよね。
だから若い頃に使ってたものを基本的には使ってて、
ちょくちょく変えてるぐらいで、
アップデートはあんまり1からやる機会ってないと思うので、
だから本当は合ってないことが多いと思うんですよね。
今の肌のコンディションと、今のメイクの方法が合ってないことが多いから、
抜本的に見直す場所としてちょっと位置づけたんですよね。
その時のコピーが、もう一度自分を好きになろうっていうコピーを出したんですね。
前世紀はだから若い時だけじゃねえぞっていう話なんですよね。
僕の好きなあれですね。
オールド・イズ・ニュー。
恋は遠い日の花火ではない。
そのアンサーソング的な、ヒロインは続く?
とか、あの世界観ですよね。
なるほど。
30代になって改めて、もう一度自分を好きになろうと。
メイクの仕方が変わることで、そういう自分に気づけるよねってことですね。
そうですね。仕切り直しましょうみたいなそういうことですかね。
でも、ちょっと諦めてる部分とか忙しいしなんとかだしなんとかだし、
今の自分には自信が持ててないけども、みたいな人って多いと思うんですね。
だけど、人生だから一度は自分が今ちょっとイケてるみたいな、
ちょうど痩せててちょうど肌のコンディション良かったみたいな時期ってあると思うので、
その状態をもう一度取り戻すみたいな感じの提案ですね。
54:08
30代だったら全然できるしね。今40代50代ビンマジョンもいっぱいいるからね。
確かに確かに。
全然できるので、それやりましょうって話なんですよね。
だから、シェイドのフラグシップ展なんで、
自分の新しい綺麗なフラグシップを立てるみたいな、そういうイメージですよね。
なるほどなるほど。
でも30代になった時に肌の衰えとかを感じて、
ちょっと昔の価値観だけど、30になるまでに結婚していきたいみたいな価値観もきっとあるかもしれないし、
そういうふうに思ったりすると、
逆に30代になってくると自分の自信を失うというか、
ところがあるかもしれないから、そういうところに逆に言ってるって感じですね。
そうですね。そこを肯定するのがメディアができることだと思うんですね。
なので、そういうメッセージを出すっていうことですかね。
だからこのシェイドのコピーに限らず、基本的に全体的に肯定するメッセージが多かったと思うんですけど、
基本的に今の人は承認の供給が不安定で、
だから肯定されたがってるわけですよね。
自分の都合のいい言い訳とか探してるわけですよ。
だから探してるので、それを出してあげると割と刺さるっていうのもあると思っていて、
例えば女性メディア、アンアンとかでもそうですけど、
アイメディアってやっぱりそういうのを読者のために武器になるような言葉とか、
心の柱になるような言葉とか、ちょっといけるかも私って思うような言葉とかを割と出してて、
その言葉によってその人たちに居場所を与えるみたいな。
究極あれですよね、ポチャカワとかあったじゃないですか。
ああいうのもそうだし、あれで一個一個居場所を作ってるわけじゃないですか、いろんな方に対して。
そういうことってメディアはいるし、もっとやっていくべきだと思ってて。
一方であれですよね、だから男性メディアが言葉によって居場所を与えるっていうのが弱すぎると思うんですよね。
確かにあんまり女性を指す言葉多いけど、男性を指す言葉はほとんど出てこないですね。
イクメンとかね、あれ女性誌の言葉だから、逆に言うと男性を女性の理想像に縛り付けてるっちゃ縛り付けてるので、
それに対して反撃する言葉があるかつないわけで、男性誌で言葉の強いメディアってブルータスとレオンぐらいなんですよね。
チョイバルオヤジとか。
そうそうそう。
なんだけど、日常使いできないんだよね、あれ。ちょっと金持ちがレオンで。
57:03
ブルータスは趣味によっちゃってるから、ライフスタイル日常使いの男性の武器としての言葉を供給するようなメディアがないのが悲劇だね。
確かに。
だから居場所がないんだよね。
ないよね。
まあそういう、男性の話は知らんけどっていうことなんだけど。
知らんけど。
頑張れっていうことだね。そんな感じですよ。もうここでパビリオン終わりなんですけどね。
パビリオン終わりました。なかなか重厚なパビリオンですね、いろんなものが。
置いてある商品は別にスーパーコンビニで売ってあるような普通の商品なのに、一個一個コピーを解説するとなかなか深いですなあ。
そうですね。スーパーとかで行ったら、一個一個の商品の先にはこういうね、マーケターとかね、プロダクト作った人の思いがあるっていうことをやるとね、割と面白いですよね。
確かに。コピー自体は10文字とかしか行かないような短いものだけれども、いろいろと背景があるわけですね。
そうなんですよね。
皆さんは今回の話を聞いてどんなことを考えましたか?
Twitterのハッシュタグ、マーケターの真夜中ラジオかLINEコミュニティで教えてください。
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誰でも匿名で気軽に参加できます。
さて、今週の明日使える聞くネタ帳、マーケターの真夜中ラジオもそろそろ締めのお時間となります。
ジモンさん、今日のテーマはこと消費文脈時代のコピーの語り口っていう意味で、物消費からこと消費へみたいなことを一個一個コピーで紹介してもらったと思うんですけど、
つまり物消費からこと消費文脈への語り直しって一言で言うとなんなんですかね?
一言で言ってほしいよね、現代の人はね。
そうですね、ノウハウにしたい。明日聞くネタ帳を忘れちゃうので、覚えられるネタが欲しいですね。
一言で言うと、いろいろあるじゃないですか。こと消費文脈といっても、分解するとインサバイエとかもあるし、手応え消費、ご褒美消費、推し消費もそうだよね。
分解していくといろいろあるわけですよね。
そういういろんなインサイト、ニーズみたいなところに対して、今の生活者の本音とかしっくり感っていうのがあるわけですよね。
その先にブランドをそっと置き直す作業なんですよね。
僕よく捉え直しって言ってると思うんですけど、今まではそうだと思ってなかった部屋の端っこにあったブランド、サラダソルトとかスピーカーとかカメラとかが、
1:00:07
ちょうど目につくところにそっと置き直すみたいな作業なんですよね。
それをワーってワーワー言っておくんじゃなくて、そっと置いておくみたいな。
目につくような文脈を作っておくみたいな、そういう作業が多分今のマーケティングなのかなって思うんですよね。
そういう意味で言うと、マーケティングってよくSTPの中のポジショニングってよく言うじゃないですか。
ポジショニング超大事だと思うんだけど、今まで言うと対競合のポジショニングばっかりばっかり考えててもしょうがないと思ってて、
そうじゃなくて、生活者の暮らしの中でのポジショニング取りみたいなところ。
だからカメラだけで競合してるわけではなくて、なんかちょっとモヤモヤ満たされないなとか、
なんか新しいことしちゃいなとかっていう先には、カメラもお出かけも車も全部競合してるわけじゃないですか。
そういう生活者の暮らしの中でのポジショニング取りっていうのをしていかないといけなくて、
っていうところなのかなって思ったんですよね。
全然一言で言ってなくてすいませんね。
確かにね。もう一回一言で説明してもらいたいぐらい長かったですが。
僕はちょっとだけわかりました。競合を意識するのではなくて、暮らしの中でのポジションをブランドとして取っていくという感じですね。
暮らしの中で暮らしの中のポジションをどう取るのかっていうところで、さっきそのご褒美商品とか推し商品みたいな、そういった暮らしの要素があって、
例えば推し商品とこの商品、このブランド、この商材サービスっていうのを組み合わせるとこういうコピーになるなとか、
そういう仲つくっていうのをしてるんだなと思ったんですけど、
そう思った時に、じんぼさんの中で手応え商品とか推し商品とか、つまりこれって顧客の生活、暮らしっていうものをカテゴリーとしてグループ化してる言葉だと思うんですけど、
この辺はどう気づいてるっていうか、どう情報収集されてるんですか?
まずは一番は自分ですよね、N1分析、究極のN1自分なので、自分で推し商品はすべきですよね、アイドルとか、興味なくてもやっぱり勉強すべきだし、
ご褒美は毎日ビール飲んでちょっと、
それ別にご褒美商品っていう言葉がある前からただ単にビール飲んでるだけだと思うけど。
そうだね、あと手応え商品とかね、自分で何か作ってみたりとか、料理とかもそうだと思うし、そういうのはあえてプロセスを楽しむようにしてますね。
1:03:04
料理だとね、何を食うかとかじゃなくて、何作ろっかなとかちょっと手際よく何かをしてるプロセスが楽しんだっていうのが、
多分丁寧な暮らしの悟りだと思ってるんですけど、極意というか。
それを楽しむようにしてて、そういうことでやっていくと、いろいろ楽しむコツが見えてくると、いろんなインサイトが見えてくるので、そこをヒントにして考えるって感じですかね。
なるほどね。
そうか。だから、僕は一個一個の商材が女性向けだったりとか、あとはターゲットが女性向けのものを、ジンボさんっていうあんまり女っ気がないって言ったら失礼ですけれども、
女性感がないジンボさんからなぜ生まれるのかなと思ったら、そういうとこですね。確かに洗面所の水垢を取ったりとか、
主婦がやってる興味や関心があるようなことを、ジンボさんちゃんとやられてますもんね。
そうですね。やってみると面白いもんですよね。
そこが分かってるから、気づけるってことですね。
そうですね。
なるほどね。
あとは僕は今の広告マンですけど、メディアマンでもあるので、今のメディアに対しては若干アンチテーゼを持っていて、そこは微力ながらやりたいし、
自分がメディア立ち上げるんだったら絶対やりたいことがあって、それやっぱり今のメディアのコンテンツって基本的にネガティブなんですよね。
家事はめんどくさいものだから時短商品を売るとかって、時短商品を売るために家事をめんどくさいものにしてるじゃないですか、前提意識として。
だから欠落を生んで、その欠落の埋め合わせを広告商品で提案するっていうモデルになってるマチポンプなんだけど、それでクソだなと思うわけですよ。
だってそんなことばかり言われたら、それはみんな料理はしたくなくなるし、掃除は憂鬱になるし、何にもかにも嫌になって、何とか疲れ、すぐ何とか疲れとかって。
あれってもうすごいプロパガンダだと思うんですね。ひどいプロパガンダというか。
商品が売れるようにするために、ネガティブな情報を今日わざとメディアによって作り上げてるって部分は確かにあるでしょうね。
ありますよね。前提意識としてネガティブなものを作るからポジティブな切り返しとしての広告がはまるわけなので。
でもそうじゃねえだろうって僕は思うんですよね。メディアの本来は広告を取るために記事書いてるんでしたっけ?とかね。
はいはいはいはい。
っていう話なんで、もっともっと僕やってみたら思うんだけど、掃除とかも楽しいし料理とかもめっちゃ楽しいんですよね。
1:06:00
そもそもスーパーに行って、今日は何食おうかなって考えるお買い物って超幸せな行為なわけじゃないですか。
はいはいはいはい。
こんなに楽しいことはないですよ。もうね、深夜残業して朝方までやってクライアントに提案することを思えば超幸せですよ。
まあね、自分で好きな食べたいものを買って自分で好きな料理方法で料理をして食べれるわけですもんね。
そうそうそう。でね、料理をして手ごたえ商品を楽しんだ後でそれを味覚として楽しんだりとか、それを家族と会話をしておいしいねとか言い合ってこと商品を楽しめるわけじゃないですか。
っていうことは幸せなことだって僕は思うし、それをちゃんとこの幸せを100割も100ちゃんと味わわないともったいないと思うわけですよ。
そういうことをちゃんと気づかせられるコピーにしたいと思うし、僕はできないコピーだけなんで、コピーとしてはだからそういうすごい豊かな世界をちょっと思い出させるみたいな作業したいなと思ってる。
だからハードセリングなコピーなんて一切書いたことないし、仕事頼まれても断りますね。興味ないし。
はいはい。
パフォーマンス出せないから。
なるほど。いやでもすごくそれはいい。なんかこう躊躇気。例えば僕はさっき聞いてて、スチームアイロンの話でコピーの時に、アイロンかけてめんどくさいよね、だからスチームアイロン買おうよっていう風なコピーを書きがちじゃないですか。
時短文脈だと。でもそうするとその先には、いやもうスチームアイロンもめんどくさいからアイロンなくてよくねみたいな話になっていって。
でもだから継承記憶であり、もうなんかシワがつかない服を買った方が楽じゃんみたいな感じになって、どんどんアイロンっていうものの自体の消費がなくなっていくのがその末路として起こる。
全てめんどくさいものと定義するとやらないが一番ベストだから、商品売れなくなるっていうのが未来に起こるはずなのにみんな結構そういうことやってしまっているなと。
特に時短文脈とかってなってしまっているなと思って。でもそうではなくて、スチームアイロンがあることによってこれまでシワを気にしてなかったけど、
シワを取るっていうことでこれだけクオリティが上がるよってことを伝えることで、アイロンを使うっていう新たな市場を作ってるわけじゃないですか。
それをの幸せに感じるって瞬間を作ってるっていうのは、とても誰もがハッピーになるというか、将来的にスチームアイロン作ってる人もハッピーになるし、使ってる人の消費者もハッピーになるし、とても良い視点だなって思いましたね。
でもなんか広告作る時にはあんまりそういうことは考えないかったけど、将来的性を考えるとそういうこと考えないと良くないなって思いましたね。
1:09:03
でも十分考えつきますよね。手応え消費とかは負けたの頭にあるわけで、愛着を育てるとかっていうのはなんとなくあるはずだから、本当は見つかるんだろうけど、なんかバイアスがかかってるんだろうなと思うんですよね。
なんかある種の思考停止というか、なんか僕びっくりしたのはリモートワークで、コロナが一番ひどかった時って割と都心の労働者、会社員はリモートワーク多かったじゃないですか。
メディアのライフスタイル誌とか読んでる人って、大体都心の人が多いんですよね。だからあの時期は確実に時間があったはずなんですよ。お家時間が。だけど、やっぱり相変わらず時短調理とか提案してるんだよね。
手間抜き調理とか作り置き。もう球体以前何年前からやってるのっていうぐらい擦りすぎて擦りすぎて擦りすぎた作り置き、時短調理。思考停止の最たるもんですよね。ああいう時にそういう環境変化反映してじっくり調理とかそういうスタイルを提案しないメディアってもう終わってますよね。
まあね、それができる唯一ぐらいだった瞬間があったかもしれないですもんね。そうそうそう。もうバックナンバー見ても、あの時に時短調理提案してたメディアは本当に不買運動した方がいいっすよ。
そこまでね、そういう観点で見てる人が、極限られたコピーライターとメディアの働いてる人だけだろうから、すごい伝わりづらいかもしれないけど、でも話を聞くと確かにそうだなって。
特にメディアって、商品を売るために雑誌をやってるわけじゃないじゃないですか。その雑誌を読むことによって情報を得て幸せになってもらうために雑誌を作っているのだとするならば、
去年作った作り置きの記事をまたちょっとリニューアルして記事を出し続けるって何の提案にもなってないから、雑誌の使命って何だったんだっけって立ち戻るとちょっと違うんじゃないって気づける気はしますけど。
そうっすよね。やっぱちょっと思考停止がやばいよね。だから明日世界が終わるっていう日にも、たぶん作り置きを提案すると思うんですよね、あれ雑誌は。
ちょっと面白いね。
世界が亡くなってるのに作り置き。
世界が亡くなる前に作り置きをしておこうみたいな。
まあね、そういういいことわざあるけどね、明日世界が滅びれでも私はみかんの木を植えようみたいな。
日常のまま生きるみたいなのはあるけど。
1:12:00
そういう哲学ないだろう。
生きではないだろうっていう。食べようよ、世界が終わるなら。
いや本当ひどいと思うんですよ。
いやでも大事ですね、そこまでの上位レイヤーの課題を解決する、ただ単にこの記事を作ってPV上げるとかではなくて、何のためにこのメディアはあるんだっけとか、そういう観点から考えてものを作っていく、コピーを作っていくっていう姿勢はすごくいいなぁと感じました。
残るものなんでね。
コピーとかって。
後で見て恥ずかしいものを残したら逆アピールになっちゃうもんね。逆ブランディングっていうかね。
ちゃんとやったほうがいいですよね。
明日使えるキクネタ帳、マーケターの真夜中ラジオではマーケティングに役立つ情報を毎週配信していきます。
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ではまた来週の土曜日、ポッドキャストでお会いしましょう。さよなら。
さよなら。
01:13:13

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