歩くことは薬かもしれないという気づき
みんなで交わる立て立て横横プラスプラス
楽しいといううちにジューズ乗せれば
草冠の薬になる
あなたの街の元気の元
まなべる薬局のトトラジオ
おはようございます。本屋とスタジオのある薬局
まなべる薬局知恵所のおっちゃん薬剤師
高尾雅人です。
この番組は、人生を元気に楽しむお手伝い
心の薬箱のようなラジオです。
今日はこんなことを思いました。
歩くことって薬かもしれない。
一番優雅な時間かもしれない。
優雅というと、なんだか特別なことのように聞こえるかもしれません。
綺麗な景色を見に行くとか、いい音楽を聴くとか、ゆっくりお茶を飲むとか。
もちろん、そういう時間も素敵ですね。
でもね、毎日の暮らしの中にも静かで柔らかくて
心がほどけるような時間ってある気がするんですよ。
その一つが、歩く時間じゃないかなって最近は思っています。
自然の恵みや人の営みって、気づこうとしないと通り過ぎてしまうものですよね。
車やバイクだと目的地には早く着きます。
それはそれで本当にありがたいことですけどね。
忙しい毎日には、その速さに助けられることもたくさんあります。
でもその分ですね、いろんなものを通り過ぎているかもしれませんよね。
例えば、人の家の軒先に咲いている花。
土手に立つ大きな木の枝がきちんと切り揃えられていたり、
貯水池の周りの草がきちんと刈り取られたり。
そういうものって、誰かがちゃんと手をかけてくれているからそこにあるんですよね。
でも急いでいると案外見えない。
見えていないというよりもですね、見えないまま通り過ぎてしまう。
なんかそんな感じですね。
花壇の手入れをする老人との出会い
先日ですね、そういう思う出来事が実はありました。
いつも私は車かバイクで出車しているんですけど、結構会社と家が近いんですね。
それで歩いて出車した日のことです。
いつもですね、きれいだなと思って車から見ていた花壇があるんですよ、人んちの。
そしたらですね、花の手入れしている方がいたんですよ。
僕はですね、この花壇てっきり女性の方が管理しているんだと思ってたらですね、
なんと、おじいちゃん。ちょっとびっくり。
しかもその花のチョイスがですね、センスがいいんですよ。
白を基調として黄色と緑、葉っぱですね。
その花の高さ、背の高さとか低さがなんか絶妙でですね、
もう本当にセンスいいなと思ってたんですよ。
それで思わず、いつもきれいですねって声をかけたんです。
するとその人ですね、おじいちゃんちょっと笑ってですね、
毎日少しずつやってるよって、これぐらいな感じです。
ちょっとぶっきらぼうな感じだったんですけど、すごい嬉しそうで僕も嬉しかったです。
そしてこう言うんですよ。
あんたみたいに見てくれる人がいるとね、ちょっと気持ちよくなってくれればねと思ってね、
なんてことをお話しされて、
なんかすごい尊いな、得の高いことをされるな、みたいな感じがじわっときました。
僕はそれまでただきれいだなと思って見ていただけなんですけど、
ちゃんとその人の思いが込められていたっていうことなんですよね。
毎日少しずつ誰かのために手をかける。
それってすごく静かで誰も気づかないかもしれないけど、すごくあったかいなと思いました。
草刈りの匂いと街への感謝
そしてまた別の日にですね、うちの近所、いちちょすいけみたいなのもあるんですけど、
土手の草とか、ぼうぼうになっていることもあるんですね。
でもなんかいい匂いがするというか、草を刈った匂いがする。
なんかきれいな感じの香りですよね。
車だとそういうこと感じないですよ。
もうきれいだなぐらいで終わっちゃうと思うんですけど。
歩いていますから立ち止まって見てしまうんですね。
これも誰かがやってくれてるんだなって。
暑い日とか寒い日とかいろいろあるんでしょうけど、
ほんと大変な作業だなって。
ほんとありがたいですね。
誰かの仕事や気配りの上に僕たちの暮らしは成り立っているんだなと改めて思います。
そしてなんだかそう思っていると街そのものが少し違って見えてきますよね。
たくさんの人の中で自分も生きているし支えながら生きています。
そう思うとなんかちょっと安心しませんか。
その気づいたことで急になんか温かい気がするっていうかね。
歩くことによる心身への効果
ただ歩く時間っていうのは体を動かしている時間では時間なんだけどそうではないんでしょうね。
見過ごしていたものに気づく時間なのかもしれません。
そして気づくということは受け取るということでもあるんだと思いますね。
誰かの優しさや親切な心がけ。
自然の営みを受け取る。
この街で生きているという安心感を受け取る。
そういう時間ってなんだか体や心も少し整ってくると思うんですよ。
薬じゃないけど。
でも確かに効いている気がします。
薬学的に言っても歩くと血流が良くなったり呼吸が整ったり筋肉が動くから体も目を覚ましたりしますよ。
そして気分の面でも言ったみたいにやっぱり気が整うんでしょうね。
不思議と頭の中が整理されたり悩みが少しだけ小さく見えたり。
やっぱり良いですね。
歩く時間を作る提案
歩くことはやっぱり薬かもしれない。
もし良ければほんの5分でも良いから少しだけ歩く時間を作ってみませんか。
遠くまで行く必要はないと思います。
特別なコースじゃなくて良いと思います。
お家の近くでもスーパーに買い物に行くときでも
駐車場から玄関までのちょっとしたのでも良い。
少しだけ歩く速さを緩めてみたり、少しだけ周りに目を向けてみたり。
そうすると今まで通り過ぎていたものにふと気づくかもしれませんね。
そうやって見てくるものってきっと前からそこにあったものかもしれませんが
自分が少しだけ急いでいただけで気づかなかっただけだと思いますから
これからは今ここにあるものに気づけて受け取って見られたらいかがでしょうか。
なんだか帰り道もゆっくり見ていこうかなと思う私でございました。
それでは今日はこのあたりで
この番組があなたの毎日にほんの少しの元気を届けられたら嬉しいです。
お相手は学べる薬局知恵所おっちゃん薬剤師高尾雅人でした。
また次回お会いしましょう。
来週もとうとうラジオでお会いしましょう。