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2024-09-29 07:01

課題の分離について


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今回は、課題の分離ということについてお話をしたいと思います。
アドラー心理学の中で出てくる考え方なんですけど、
人間関係とかコミュニケーションの悩みに対して非常に有効な考え方なので、
ぜひ知っていただいて、日常生活とか仕事の中に取り入れていただけるといいんじゃないかなと思っています。
アセスメントというものを、皆さんにもっと普段に使っていただきたいなということで配信しているわけなんですけど、
この課題の分離というのは、まず自分の課題なのか他人の課題なのかということをしっかり分けるというところから始まります。
話だけ聞くと、なんだそんなことかっていうすごくシンプルな話なんですけど、
よくよくそれを実際自分が人間関係で悩んでいたりとか、コミュニケーションで悩んでいるときに、
なんで今こういう悩みがあるんだろうということを考えてみると、
その課題の分離というのは、実はちゃんとできてなかったというふうに思えることがすごくたくさんあります。
なので非常にシンプルなことなんですけど、それをちゃんと実践できているのかという観点で改めて向き合っていただくと、
新しい発見とか悩みが実際に解決していくということがあるんじゃないかなというふうに思っています。
もう少し課題の分離についてお話をすると、何か取り組まなきゃいけない課題があったときに、
自分自身の課題なのか他人の課題なのか、これをまずは見極めていくこと、見分けること、
これが非常に大切になっていきます。
ここでやっている課題というのは、いわゆる仕事上の課題のことだけではなくて、
仕事の課題、そして対人関係の課題、愛の課題、
これがアドラが人生の中で遭遇する3つの課題ということで定義したライフタスクというものなんですけど、
自分の身の回りに起きる全ての、自分が向き合わなきゃいけないもの、
これを課題というふうに広く捉えて聞いていただければなというふうに思っています。
アドラは課題の分離を非常に重視していて、対人関係の悩みとかトラブルというのをやっぱり多くの人が抱えていますよね。
さっきの3つのライフタスクの中の大きな一つに対人関係の課題、交流の課題というふうに言うんですけど、があると。
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仕事における悩みも8割方はコミュニケーションだったりとか、対人関係における課題である、そんなふうに言われることもたくさんあります。
こういった対人関係のトラブルというのは、他者の課題に度速で踏み込んでしまう。
あるいは自分の課題に度速で踏み込ませてしまう。
こういうことによって引き起こされているんだというふうにアドラは言っています。
なので、一回自分の課題と他人の課題をしっかり分けるということと、自分の課題にフォーカスするというすごくシンプルな考え方なんですけど、
これはぜひバカにせずに実践するということをやっていただきたいなというふうに思っています。
そしてそのアセスメントの活用、普段使いということで言うと、今自分が直面しているこの課題は何の課題なのか。
そしてこの課題は自分の課題なのか、他者の課題なのか。
これをちゃんとアセスメントするということをぜひやってみていただきたいと思っています。
じゃあその課題が自分の課題なのか、他人の課題なのかというのをどうやって見極めるのかということなんですけど、
最終的にその課題を放っておいた場合に困るのが誰かということをぜひ考えてみてください。
この最終的に放っておいたときに困ることが誰か。
この誰かが自分であれば自分の課題、そしてこの誰かが自分以外であればそれは自分の課題ではないという考え方になります。
課題の分離は非常にシンプルな考え方なんですけど、私もそれを知って日常の中で実践したり活かそうと思っているんですけど、
やっぱり振り返ってみるとなかなか冷静に捉えることができてもらったりとか、
理解する以上に実践がすごく難しい考え方になるというふうには思っているので、
もっと実践しながら解像度が上がればまたこのように配信をして、
皆さんの実践に生きるようなお話を今後もできればなというふうに思っているんですけど、
一つ感じることとしては、自分と他人という話をしていますけど、実は身近な人との方がこの課題の分離がしにくくて、
対人関係のストレスとか悩みを抱えているケースって多いなというところです。
具体的にはどういうことかというと、例えば家族、親子関係だったりとか、兄弟間だったりとか、
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あるいは親しくつるんでいる仲間とか友人関係だったりとか、夫婦だったりとか、彼氏彼女だったりとか、
っていう関係性が近くなればなるほど課題の境界線というのが曖昧になったりとか、
お互いに前提をシェアしていることによって課題を分けずに、あたかも自分の課題であるかどうか、
土足でお互いに踏み込むことによって上手くコミュニケーションはいかない。
そんなことが結構起きているような気がします。
まずはこの課題の分離という考え方を知っていただいて、
自分の課題なのか他者の課題なのかをしっかり見極めるということで、
アセスメントの実践をぜひしていただけたらなと思っています。
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