はじめる言葉
こんばんは、おはようございます。こんにちは、楽しくおしゃべり❗まこにぃの部屋でーす。いつも聞いてくれてありがとうございます。
はい、本当にね、感謝しております。
こうやってね、毎日放送していて、
いつも聞いてくれている方、いいねしてくれている方、 コメントもいただけている方、本当に本当にありがとうございます。
励みになっていますし、
楽しく続けられていると思っております。聞いてくれている方がね、一人でもいらっしゃるなら、
ずっと続けていきたいなぁと思っております。僕の放送でね、何か笑ったり、元気が出たり、笑顔になったり、
何が、何かあったり、なかったり、
わからないですけども、いろいろざわつくこともあるかもしれませんが、
こういうスタイルでね、ずっとやっていきたいと思いますので、これからもよろしくお願いします。
なんか初心表明演説みたいになっちゃいましたけども、今日はね、ちょっとね、ある文章を読みたいと思っておりますので、
少しの間だけお付き合いください。それでは始めていきたいと思います。
タイトルはですね、何にも間違えました。ごめんなさい。最初からもといです。
タイトルは、「ないもののうつろい」。 じゃあはめちめてまいります。
はじめからなかったのか、途中で落としたのか、
それとも最初から手にしたことすらなかったのか。
思い出そうとするたびに景色はにじんでいく。
近づこうとするほど遠ざかっていく。
輪郭はぼやけ、名前も重さもどこかへ溶けていった。
それでも手のひらの奥には、かすかな感触だけがしぶとく残っている。
あれは何だったんだろう。燃えることはなかった。
けれど、火の気配を知らなかったわけじゃない。
遠くの誰かが灯した明かりを、ただぼんやりと眺めていた日々が確かにあった。
こがれたような気もする。うらやんだような気もする。
けれど、自分の足元には何もなかった。
だからただ歩いた。
歩くふりをして立ちすくしていたのかもしれない。
何かをやめることも、何かを続けることも、結局は同じだった。
選び取るつもりで手を伸ばすたび、拾ったのは重さのない空気だった。
選ばれなかった道、手放した言葉。
それらが今、肩の上にそっと乗って、重たくもなく、軽くもなく、ただ僕と一緒に呼吸をしている。
広く、浅く、それでも深く潜ったつもりで、
ただ水平線をなぞっていただけだったかのかもしれない。
それに気づいたとき、悲しいとも悔しいとも思わなかった。
ただ少しだけ寂しかった。
何もない、それでも何もない者たちが風に吹かれて、どこかで小さくなっている。
たまに、その音が聞こえる夜がある。
耳を澄ますと、かすかな波音みたいに、遠い昔の自分が呼んでいるような気がする。
立ち止まることも、歩き続けることも、たぶん同じだったんだろう。
どちらも生きているという名の静かな移ろいの中にあるだけだった。
答えはない。
道しるべもない。
それでも何もないこの手のひらを、僕は今日もそっと開いてみる。
誰にも見えない僕だけの移ろいを抱えて、それがたぶん、僕という存在を今もかろうじて繋いでいる。
おわりの挨拶
今日も最後まで聞いてくれてありがとうございました。
今日のお相手も、まこにぃでした。
それでは、皆様、お幸せに。
またねー。