ひろのぶ先生の活動
おはようございます。まこにぃです。
いつも聞いてくれてありがとうございます。
今日はですね、いつもとは打って変わって、朝にですね、特別朗読回として表彰していきたいと思います。
今ね、僕がちょっと応援させてもらっているひろのぶさんっていう方がいらっしゃいまして、
その方が3月の2日、日曜日にQ&Aのね、方式のエッセイ集を出されまして、
その冒頭ですね、はじめにっていうところを応援の意味を込めて朗読したいと思います。
この朗読を聞いてもらうと、ひろのぶ先生、ひろのぶさんが何をしているかということがわかりますので、その辺の説明は省略させていただきます。
では早速お聞きください。
これはね、取り直ししませんので、聞き苦しいところとか詰まったりするところがあると思いますが、
僕ちょっと朗読するので苦手なのであると思いますが、最後まで聞いてくれると嬉しいです。
では始めます。
ひろのぶ先生が伝え続けている生きる力が湧く話。
はじめに、僕にはどこにも居場所がない。
その言葉を涙ながらに語る学生に。
僕はいつもこう答える。
大丈夫だよ、君の居場所あるから。
僕が居場所になるから。
毎日、僕は大学にある学生支援センターで若者の相談を受けています。
大学生の彼らは様々な相談を僕にしてくれます。
就職相談、恋愛相談、家族関係、対人トラブルなど、そんな若者に大人たちはよく言うんです。
今時の若者は…。
って、僕は25年以上学生たちと話をしてきました。
そんな僕からは忘れてほしい。
今の若者も僕らが学生だった頃と全く変わらないって。
だから、今の若者に今時の若者は…。
なんてレッテルを貼らないでほしい。
あの頃、僕らだって色んなことに悩んでいたでしょ。
彼らだって同じです。
ただ、今の若者とあの頃の僕らの大きな違い、それは居場所があるかないか。
彼らは僕に泣きながら言うんです。
どこにも居場所がない。
って、本来なら安らげる居場所になるはずの家庭や学校が彼らの居場所に慣れていないんです。
若者の孤独と悩み
ここの交流がない。
素直な気持ちが話せない。
愛想笑いで生きている。
そこに彼らは孤独を感じてしまいます。
自分には価値なんかない。
って信じ込み、やがて沼に沈んでしまうのです。
若者の自殺が社会問題になって等しい。
皆さんも若者の一番の多い死因が自殺だとご存知かもしれません。
ワイドショーや週刊誌でもよく話題になる若者の自殺。
厚生労働省の自殺対策白書には、自殺の原因まで書いてあります。
若者の自殺の原因で一番多いもの、
それは家庭問題や健康問題ではなく、学校問題なのです。
学校問題が、なんと原因全体の4割を占めているんです。
僕はその最前線に立っています。
僕の役目は、どこにも居場所がないという若者に、
僕の役目は、どこにも居場所がないという若者に、
大丈夫、君の居場所はあると伝え、
俺には価値がないという若者に、
君は僕の宝物だと伝え続けることです。
今年、文部科学省から文部科学大臣名で、
児童・生徒・学生保護者・学校関係者にメッセージが出ました。
それは、若者の自殺者が近年増加傾向にあることを憂慮してのメッセージでした。
そこには、児童・生徒等の態度に現れる微妙なサインを注意を払っていただき、
不安や悩みの声に耳を傾けて適切に受け止めていただくとともに、
不安や悩みを抱える児童・生徒等が孤立するようのないよう、
地域全体で支援していただきますようお願いいたします。と書いてありました。
そんなことを言われたくたって、僕たち大人は分かっていますよね。
そうしてあげたいって気持ちは持っているんです。
でも、不安や悩みを抱える若者たちは孤立していることを隠すのです。
微妙なサインだって出さないようにしているんです。
若者たちは大人たちに心配をかけないようにしているんです。
また、残念ながらその裏には大人を信用していないって気持ちもあると思います。
不安や悩みに耳を傾けて適切に受け止めてくれるなんて思えていないんです。
だって、これまで忙しいと言い訳をして軽やかな声を聞かなかったでしょ。
いつも忙しいと言って逃げる大人を若者は信じられないんです。
だから若者は思っちゃうんです。どこにも居場所がないって。
この相談室に来てくれた50人の悩める学生たちへ、
ひろのぶ先生が伝え続ける生きる力が湧く話は、
エッセイ集の内容と目的
僕が長年、学校支援センターで学生たちと相談業務をしてきた経験から若者たちに向き合い、
彼らに伝え続けてきたお話のエッセンスをまとめたものです。
本書は5つの章に分かれています。
第1章 元気になる言葉を探している君に
第2章 将来に不安を感じている君に
第3章 目標や夢を失っている君に
第4章 苦しくて助けてもらいたい君に
第5章 前向きななるほどが必要な君に
このエッセンスを手に取った誰かに相談したい君は、
まずこの章ごとの目次を見てください。
ほら、君と同じ悩みを抱えている人のことが抱えているでしょ。
その後に続くQ&A、そして、
エッセイに君は生きる力が湧くヒントを見つけることができるはずです。
この中に君の心に響く言葉たちを見つけてほしい。
そして、何かにつまづいた時には、それを何度も読み返してもらいたい。
読むのがしんどいなぁと思った時は、エッセイの後についている2次元バーコードから動画視聴してほしい。
ここにある動画のは、この本の2次元バーコードからしか視聴できない限定公開になっています。
どこにも居場所がないって思ってしまっている君へ、
君だけじゃない、君は一人じゃない、みんなが居ます。
居場所がないって思って誰にも相談できなくても、このエッセイ集を開いてほしいです。
君と同じ悩みを持った若者が君の代わりに僕に相談しているから、
僕が伝え続けてきた言葉たちを読んでみてほしい。
生きる力が湧くヒントがどんどん出てくるから。
大丈夫、君の居場所あるから。
この本を手に取った優しい大人の皆さん、今の若者ってわからないと思っていませんか。
でも、わからないことなんて本当に本当はないんです。
だって彼らは僕らの若い頃と同じなんですから。
でも、コミュニケーションを取っていないと怖いですよね。
話をしても本心を話してくれているかわからない。
居場所になってあげたくてもどうやって声をかけたらいいのかわからない。
文部科学大臣が不安や悩みに耳を傾け、適切に受け止めてあげてほしいって言ったって、
どうしたらいいのかわからない。
このエッセー集には典型的な若者の相談を厳選してQ&Aとして掲載させてもらいました。
また、僕が長年の学生相談で学生に伝え続けている主力のエッセーも掲載しています。
僕が若者たちに伝え続けた思いに触れてみてください。
きっとあの頃の自分と同じ悩みを抱えている彼らの姿が見えてくるはずです。
僕のアンサーは、彼らの意見をまず受け入れているものが多いです。
あの頃悩んでいたあなたも心から安心して相談できる人がいたらって思いますよね。
このエッセー集に興味を持ってくれたあなたならできます。
このエッセー集を読みは、あなた自身が誰かにとっての居場所になる勇気が湧いてくるはずです。
学生支援センターの日々には厳しさと感動が交差する心の揺れ動く瞬間の連続です。
若者たちが抱える問題は、実は複雑で簡単に解決策が見つからないことも多々あります。
そこで僕は彼らと一緒に悩み、共に考え、喜びを分け合い続けてきました。
その一瞬一瞬が、僕自身をも成長させてくれました。
彼らの孤独、苦しみ、不安、胸に渦巻く感情は、僕自身の心に深く突き刺さります。
それは、かつて僕が抱えた痛みと重なり合うから。
若者たちの言葉の中に過去の自分を見つけ、それを強く感じた僕は、彼らの思いを無視することなんてできませんでした。
かつての僕と同じように、彼らが感じる孤独や不安は、一人で耐えきれるほど軽いものではないのです。
僕は彼らにとっての居場所でありたいと強く願い続けています。
だからこそ大丈夫、君の居場所あるからと何度も彼らに伝えてきたのです。
そして今、このエッセイ集を手に取ってくださった皆さんにも、僕は同じ願いを込めています。
僕は、僕の言葉があなたの心に寄り添い、心の安らぎや励ましとなることを願っています。
このエッセイ集は、僕が学生たちと共に歩んできた奇跡であり、彼らとの対話を通して見つけた居場所の欠片です。
この子供たちが、あなたの心にそっと寄り添い、希望と安心をもたらす助けとなりますように、
誰かの居場所になれることを心から願って、
さあ、ページを開いて一緒に50人の悩める若者の相談を受けましょう。
平田博信