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コンテンツ設計アドバイザーの山田まきこです。
前回、骨折しましたというお話をしました。
今日は、骨折二日目、大きい病院に行って見てもらいましたというところからお話します。
コンテンツ設計とは関係ないです。
関係ないですが、この骨折という人生で、明らかに骨折という初めての経験から何かきっと後々気づくこととか、
コンテンツ設計に活かせる何かがあるんじゃないかなというふうに思って、その記録を残しておきたいなと思って録音しています。
2日目、大きい病院に紹介状を持って行きました。
その病院にかかるのは初めてだったので、初診の受付からですよね。
ここからがきっとすごく長いんだろうなぁと予想していきましたので、想定内なんですけど、
まず受付で、初診なので、初診の方はこちらを書いてくださいというふうに言われて、紙を書かなきゃいけないんですよね。
私は病院には一人で行きました。行きは夫が車で送ってくれたので、病院に来るところまでは2人だったんですけど、
病院に入ってからは松葉杖を着き、リュックを背負って受付に行ったんですよね。
この松葉杖というのが本当に下手くそなので、なかなか前に進まなかったり危なっかしかったりとかして、
そういう様子を見て受付の方とか周りにいらっしゃる職員の方とかが結構手伝ってくださって、紙持ってくださったりね。
紙書き終わったら声かけてくれれば取りに来ますからって言ってくださったりとかして、ありがたいなというふうに思いました。
そこまでしてくださるんだなって思って、私の中では私が不自由な状態であるのは私のせいなので、そんな気を使ってくださって本当にありがたいという気持ちだったんですよね。
紙を書き終わって、今度は整形外科の外来のところにファイルに入った諸々を出しに行かなくちゃいけないんですよね。
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松葉杖を両手で握りしめたままファイルを持つってすごく難しいんですけど、そこは頑張ってファイルを持って整形外科の前に行って、
ファイルを出して、ものすごく混んでいて、何とか座ることができたので、もうあとは呼ばれるのを待つだけっていう状態で、何時間でも待つわっていう気持ちで座ったんですよね。
そこでね、同じぐらいのタイミングでやってきた、その方も予約なしでいらっしゃったんでしょうね。そういう男性の方がいらっしゃったんですよ。
その方は一応歩けるようだけれども、病院の車椅子を借りて、それで動いていらっしゃいました。
その方はね、ちょっと不機嫌な様子でした。最初はそんなことないと思うんですけど、1時間半ぐらい経って呼ばれないっていう状態が続いたときに、その方が通りかかった看護師さんに声をかけていたんですよね。
自分は10時30分から他の病院でMRIを取らなければいけないことになっているので、もう10時30分なんだけど、いつまで待たせる気?みたいなことをおっしゃってたかな。
確認しますねって言って、看護師さんは確認をしに行って、その後また10分ぐらいですかね、経ってから別の看護師さんがその方にお話をされて、今日はそのMRIをする日ではなくて、MRIの予約を取る日ですよ、その調整をする日なんですよということを説明されていました。
そうなったの?と勘違いだったようですよね。
ただ、今日は既に予約をされている外来の患者さんもいっぱいだし、その他の患者さんもいっぱいなので、皆さんお待ちになっているから、申し訳ないんですけど待っててくださいねっていうことをお話しされたんですね。
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その看護師さんはすごくわかりやすくハキハキとお話しされていたんですけど、またそれがお気に召さなかったようで、聞こえて、その言い方は何なのって話は聞こえているから子ども扱いをしないでほしいっていうことをおっしゃってたんですね。
そんなつもりではなかったですっていうことをお話しされて、また待ちくださいねって言って待たされまして、待ち時間が2時間半ぐらいになった頃かな。
またその方が、今どれくらいの位置にいてどれくらい待たされるのかっていうのがわからないと困るっていうお話をされたんですね。
それでまた看護師さんが対応されていたりとかして、結局私も何回かCTを取りに行ったりとか戻ってきて、看護師さんとお話をしたりとかっていうことはありつつも、
9時ちょっと過ぎぐらいに行って診察という診察が始まったのは12時半過ぎだったかなと思います。
その方もそれぐらい待っていらっしゃいました。待ってたというか、待ちながら寝ていらっしゃったと思います。
ふって目が覚めたときに、まだかなっていうことでお話をされていたという感じですね。
周りで待たれている方々はそれを聞きながら、なんか揉めていらっしゃるのかなとか、結構イライラされていらっしゃって、看護師さん対応大変だろうなとか。
その方もどこかが悪くて、早くしてほしいと思っていらっしゃるんだろうなとか、いろんなことを思っているんだろうなという、そういう雰囲気を感じました。
ようやくその方も目的を果たせて、いよいよ帰れるというふうになったときに、まだ何人か待って残っている方がいらっしゃったんですけど、
その方々が、やっとあの方終わったなと思って、目を向けたときに、いいんじゃねえよってすごく怒っていらっしゃいましたね。
その状況を、私はずっとあまり目を合わせずに様子を見ていました。
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看護師さんがどういう対応されるのかとか、その方がどんなことをしてもらいたいと思っていらっしゃるのかとか、お気持ちどうなのかなとか、周りの人がどんな気持ちでいらっしゃるかなとか、いろいろ観察していました。
私にとっては、私ので不注意で転んでいたような思いをしているので、いろいろやってくださって、本当にありがたいなというふうに思っていますし、待つことも想定内だったので、全くそこに対するイラつきとかはなかったんですけど、
やっぱり体調が悪い中、いつまで待たされるのか分からない状態で待つっていうのは本当につらいですよね。
それは私、そういう心境のときに、病院の待ち時間っていうのが本当につらかったので、分かります。
何のときだったかな、多分インフルエンザにかかったときだったのかな。こんなに具合が悪くて、もう座っているのもしんどいのに、座って待ってとか無理と思って、床でもいいから寝かせてほしいって思っていましたしね。
周りにいらっしゃる方々が自分よりもすごく軽度な症状のように見えてしまって、すごくすごく心が狭くなっていましたね。
そんなときのことを思い出しながら、虫の居所の悪いその方がもっと穏やかに心を安らぐ時間になったらいいのになっていうふうに思いながら過ごしていました。
私は在宅の方のお仕事で、ホスピタリティを大事にしているっていう仕事をしているので、看護師さん側の対応とか病院側の対応としてどういうことができるのかなっていうのを考えたりもしました。
残念ながらと言ったらあれなんですけど、その方の言い方とか雰囲気とかがちょっとやっぱり威圧的な感じがしたのもあって、周りの方も特に何も言うこともできなかったですし、
看護師さんもここはやっぱり何か毅然とした態度で望まなくてはいけないというふうに思われたのか、言葉はちょっと強めだったんですよね。
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そして決まり文句のように、皆さん待っているので待ってくださいっていう言い方をされていて、わかる、そう言いたい気持ちもわかるけれども、先から1回もこの方の辛さに共感の言葉がないなと思って、そこが私だったらきっとこう言うけどなっていうふうに思ったりしていました。
歩けはするものの車椅子じゃないと動けない、動きたくないって思うぐらいの体の調子だったようなので、何か一言でもそのお体の不調を気遣うような一言があったりするとまた違ったのかななんていうふうに思いました。
お体の不調な方だらけですので、この方だけにそんな言葉かけようなんてことはなかなか難しいのかもしれないんですけれど、
でもその方がイライラしているっていう状態って、その方だけの問題ではなくて、その場にいらっしゃる、待っているたくさんの方々にもピリピリとした緊張感が移っていきますので、
そういう意味ではもうちょっと柔らかく、もう少し穏やかな感じで、この空間が優しくなるといいなっていうのを感じながら過ごしていました。
こういうことも自分が待合室で長く人のことを見るとか聞くとかっていうことがなければ感じることはできませんでしたし、
幸い私が不調だったのはインフルエンザの時と違って左足だけなので、頭はパキッとしていていろいろ考えることができて貴重な体験だったなと思っています。
では長くなりましたので、続きはまた次回。