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2023-02-18 09:55

「掃苔」文人の風流な散歩術〜墓マイラーの話

#毎日配信 #スタエフ毎日配信 #文人 #散歩術 
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リュースタイルの知的迷走ラジオ、夕方の雑談です。
近頃、雑談ばっかりしてるなぁって。雑談と言いながらですね、なんか昨日はメモの話とかね、ガッツリ話していることがよくあるんですけど、
話し始めの時は雑談と思って話し始めるんですけど、そのうち力が入ってしまうんですよね。
今日もそのような話になるかもしれません。今日はね、文人の風流な散歩術の掃苔というものについてのお話です。
日記を書くのはね、もう僕にとっては息をするのと同じようなことなんですけれども、でもね、読むのもとっても好きなんですね。
僕はですね、近世ヨーロッパの官僚とか江戸の侍とかね、そういういろんな人たちの残した日記を読むのが大好きなんです。
その中でね、永井和風という方ご存知だと思うんですけれども、その人の断腸亭日常という本をよく読むんですよね。
すごくね、昭和の初め頃の東京の日常とか社会の終わり様とかをね、非常によく伝えてくれる、なんかね、淡々とした日記になってて、世の中で楽しく読み味わっているんですよね。
僕、世相好きなので、この日記がすごく大好きなんですね。
寝落ちしそうになるまでのほんの数分なんですけれども、それでもね、彼が残した数日分の日記を読むことができて、大正末から昭和の初め頃の世相にね、思いを馳せながら眠りにつくというようなことがとても多いんですよね。
それを読む中でね、常々ずっと思ってきたことがあるんですよ。それは何かというとね、この人よく墓参りに行くなぁということなんですね。
長居嘉風は、縁のある人はもちろん、歴史上名を残した人とかね、仕事をした人のね、お墓をよく訪ねてるんですよ。
何かあるよねーと思ってたんですよね、ずっとね。僕らも観光地旅行した時には、何々皇の墓みたいなのに出かけるんですけれども、散歩の途中で行くことはないなぁと思うんですよ。
しかし長居嘉風はね、散歩をしながら墓参りをずっとやってると。それで前からずっと気になってたんで、
散歩墓参りという検索語でね、検索をしてみたんですよね。するとですね、これは文人の趣味として有名人の墓参りっていうのがあるんだと。
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そういう有名人の墓参りっていうのはね、文人の趣味として知られているんだということがわかったんですよね。
あるネットの記事にたどり着いたんですけれどもね、そこにね次のように書いてあったんですよ。
実はこのお墓参りを趣味とする歴史は非常に古く、なんと古くは江戸時代にまで遡ります。
その昔はご先祖様のお墓だけでなく、自分が尊敬している先人を忍び、そのお墓にお参りに行く僧帯という文人趣味を持っている人々がいました。
僧帯という言葉はあまり使われなくなりましたが、現在に至るまで自分が好きな歴史上の人物や芸能人などのお墓参りをする流れは今も色濃く残っているのですと、このように書かれてたんですよね。
僧帯ってね、そうじとそれからこけって書くんですよね。要するに苔を掃除するというそういう字になってるんですね。
僧帯、僕恥ずかしながら初めて聞く言葉だったんですね。ご存知でした?僧帯という言葉、それから文化。
過去の偉人へのリスペクトとしてお墓の苔を落とす趣味でお墓を訪れるというね、そういうお墓参りのことなんですね。
長居加夫はね、これやってたんですよね。散歩の途中でね。
いや驚きましたね。で、本とか調べてみたらね、本があるんですよね。
僧帯しましょう。風流と水境の母式講というね、本があって、そこにこんな風に書かれてました。
加夫、長居加夫のことですね。
植産人ら、文人たちが愛した風華な散歩術、僧帯とは母式の苔を吐くこと。転じて墓参る意味します。
最近ではあまり使われなくなった言葉ですが、かつてはご先祖様だけでなく、自分の好きな先人の遺徳を偲んでその墓を訪れるという文人趣味でもあったということでですね。
本書は東京の谷中っていうんですか、曽名井、造志川や青山、伝通院あたりに絞った僧帯の記録であるが、幕末から明治、大正、昭和を彩った歴史上の人物の行跡を掘り起こした記録でもあると。
異人、献人、歳人、貴人たちの日本以外史、ページをめくりながら僧帯趣味が味わえる一冊ですという。
こんな本まであるんだなぁと思いましたね。
文人の散歩術だとここに書いてありました。風流な散歩だなぁと思いますね。
本当に異人献人たちがおびただしく過去にいらっしゃった東京ならではの趣味ですよね。
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街を歩けばあちこちに有名人とかのお墓がきっとあるんですかね。
僕知らないんですけど東京ってね。
長居加夫とかがね散歩しながらね、そういう有名人、過去の異人たちのお墓をお参りしたという。
そしてきっと今ではね、自分自身も参られる方になっていらっしゃるだと思うんですけれども。
本当に東京ならではの趣味だなぁというふうに思いました。
京都とか奈良とかね、大阪とかね、そういうところももちろんあるんだろうなと思いましたね。
鹿児島とか萩とかね、そういう明治の元勲とかがね、出たようなところでのお散歩総体っていうのはよくあるんじゃないかなと思ってて。
僕の住んでいる福岡はあんまりそのような有名な方っておられないので、総体のような趣味っていうのはなかなかないんですけれども。
だからこの年になるまでね、この総体ということを知らなかったと言えるのかもしれないなと思いますね。
さてこの総体というのは今時の呼び方では墓参らーと、お墓を参りするということで墓参らーと言うんだそうですよ。
ツアーを組んで、一つ一つの墓に感謝しながらね、コースを回られるんだって。
現代版のね、組織的・効率的・広域的な総体ということができるでしょう、みたいなことが記事にはありましたね。
いいことですよね。僕たちはね、やっぱり一人で生きているんじゃなくて、過去に生きた人たちの仕事の上に、こうやって今生きさせてもらっているという、そういうようなことなんで、
それらのことにね、思いを寄せてリスペクトしつつ、自分を振り返るということっていうのはね、きっとどこかでね、必要なんだろうなというふうに思うんですよね。
いや僕としてはね、やっぱ家風ら文字の行っていた、その散歩しながらの総体っていうのをね、とってもしてみたいなと思うんですよね。
もしかしたら東京とか京都とか奈良とかに住んでいらっしゃる方っていうのは、一般的にされていることなのかもしれないですね。
地方の僕たちなんていうのはね、全然思いも寄らない散歩の仕方ですよ。
羨ましいなぁと思いますね。散歩できる範囲内にね、過去の偉人が眠っているところにお住みっていうのは、とっても素敵なことだなぁと、贅沢な趣味だなというふうにね、僕にとっては思いますというようなことでした。
あ、総体やってるよとかね、あ、ハカマイラよくやってるわみたいなね、そういうような方もいらっしゃるかもしれないですね。
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なんか羨ましいなぁと思いますね。はい、ということでお知らせです。いよいよ明日、2月19日でですね、
僕がスタイフを始めて1年となります。 ちょうど1周年記念ですね、明日ね。
この1年でどういうようなことが変わったのかとかね、どういうことが起きたのかとか、そういうことを思い起こしながら、
簡単にライブをやってみたいなぁというふうに思うんです。ライさんがですね、20時半ぐらいかな、
じゃないかなと思うんで、僕は20時からね30分ぐらいやろうかなというふうに思っているので、もしお時間のある方、どうぞお越しください。
それでは、「また何か始めた!」のリュウスタイルでした。
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