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はい、お昼になりました。本棚探検ライブの時間です。
昨日までは、武士の絵日記を3回に分けてお話ししてきましたけど、
今日からですね、フェルマーの最終定理というこの本についてですね、お話をしたいなと思うんですよね。
フェルマーの最終定理って、なんかめちゃくちゃ難しそうじゃねえと思うかもしれないんですけど、
実はね、数学上のお話なんで、数学の基礎知識がないと、ちんぷんかんぷんだと思うかもしれないんですけど、
これね、数学の知識とは全く関係ないところの話でね、
本当にあの、この最終定理をという人たちのドラマなんですよね。
僕は完璧な文系で、もともと西洋史の専門なので、数学全然わからないんですけど、
三角暗数のテストで3点しか取ったことないようなね、微分積分なんて全くわからなかったような人間なんですけど、
そんな人間でもですね、この500ページ近くあるこの本を、もうこれまで何度読み返したかわからないくらいね、
本当にスリリングな。かといって単なるフィクションじゃなくて、
本当にあのしっかりとした歴史的な考察、それから数学者たちへのインタビューとか、
そういうのを重ねて数学書としてもしっかりとした本にはなってるんですけども、
そこの辺読み飛ばしたって全く問題ないというね、そのような本になってます。
著者はサイモン・シンという方。この方は科学小説を書かれる方でね、
他にもね、宇宙創生ですね、ビッグバン宇宙論、それとか暗号解読とかね、めちゃくちゃ面白い本をたくさん。
本当に歴史的な考察という事実に基づいて、ものすっごくたくさんの取材をした上での考察ですね。
そしてそれがドラマ仕立てになっているという、本当にね、僕台湾の方で全ての本を読んでるんですけどね。
このフィルマーの最終定理っていう言葉だけは聞いたことあるよっていう人がいるかもしれませんね。
フィルマーという人が出した問題、これを人々がね、300年間かけて必死になって解こうとしたけど全く解けなかったと。
で、それを1993年にアントリー・ワイルズっていうね、数学者が解いて、もう大センセーションを沸き起こしたという。
300年の謎に終止符を打ったというね、そのようなドラマですね。それ自体がドラマなんですけれども。
300年間ね、人が必死になって解こうとして解けなかった問題。
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そしてそれを300年間の問題を終止符を打ったというね、そのすごい一連のドラマの定理ですね。
300年間誰も解けなかったという、その定理が一体どんな難しいことなのかって思うでしょ。
ところがね、これ定理自体めちゃくちゃ簡単なんですよ。10歳の子どもで意味がわかるというようなね、そういうような話なんですね。
皆さんピタゴラスの定理ってご存知ですよね。直角三角形の斜辺、一番長いところね、その2乗は他の2辺の2等分の和に等しいと。
よく出ますよね。x次乗プラスy次乗イコールz次乗という、そういうのがあるじゃないですか。
でね、これ三つ組み数って、そのいわゆるxyzですね。
このxyzを満たす数字、例えば3と4と5がありますね。3の次乗が9、4の次乗が16、5の次乗が25。
9と16を合わせて足すと25っていうね。そのようなものですよね。
失礼しました。そのような3と4と5みたいな組み合わせ、これね、無限にあるって言うんですよね。
無限にあるということも証明されているんですけれども、ところがですね、フェルマーの最終定理っていうのは何かというと、
x次乗プラスy次乗プラスz次乗、これはありますよと。ところがxの3乗プラスyの3乗プラスイコールz3乗という、そういう式はありませんよということなんですよ。
簡単でしょ。さらにx4乗プラスyの4乗イコールz4乗になる数字もありませんよと。
ずーっとどこまで行ってもね、つまり次乗以外は成り立ちませんよ、そういう数はありませんよという、そういうようなことなんですよ。
考え方としては簡単ですよね。x次乗プラスy次乗イコールz次乗のその次乗の部分が数が増やしても、増やしたらもう一切買いはありませんと。
さらに、17世紀のフェルマーですね、1600年頃の方ですね。その方はその問題を知ったんですよ。
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その問題を知って、自分もそれを本当かなと思って確かめようとしたんだと。
で、その確かめた上でですね、あ、なるほどなと。で、私はね、この命題の証明を私は仕切るよと。
私は仕切るけど、まあちょっと余白が狭すぎるからね、ここに記すことはできないよという。
つまり問題だけ残して、あとは私はできるけど、そのままメモだけ残して、この世を去ってあるわけですね。
で、残された方々っていうのはね、それから300年間、ちょっと待って、1700年代のフェルマー、自分は解けたよって言ってるのを、何とかして私も解くんだってみんな頑張ったけど、絶対解けていかないわけですよ。
偉大な数学者のオイラーという方ご存知ですかね、オイラーの定義ってね。
オイラーはね、Xの3乗プラスY3乗イコールZ3乗になる数はないよというのは証明したんですね。
ところが、じゃあ4乗はどう5乗はどうというふうに、それ以外全部が成り立たないよということの証明をどうしたらいいのかと。
Yの4乗5乗って一つ一つ証明していったらそれはいいけど、でも数って無限ですよと。
無限のものを一個一個証明しておくわけにはいきませんよねと。
じゃあ3乗はできたかもしれんけど、じゃあ4乗5乗、それから無限にそれは成り立たないっていうのはどうしたらいいんですかということが解けなかったんですね、300年間ね。
そこからの謎解きの歴史がね、本当に面白かったんですね。
中にはフランス革命の頃にね、血統騒ぎで命を落とした人の話とかも出てくるんですけども。
まあそしてそれをですね、その10歳の時にこのフェルマーの定理っていうのを知って、おもしれーと思って、それを解くのは自分だと思ったアンドリュー・ワイルスさんが一生懸命、たった一人でね、取り組むんですよね。
そして1993年にみんなの前で3日ぐらいかけて発表して、最終的にこれで私の話を終わりますと言ってチョークを置いたというね、ドラマティックな収支部の展開、そこまでが一気に書かれているんですよね。
はい、ということでね、この話、文系の方にもね、とっても面白くね、読んでいただけるというふうに思いますね。
僕も4、5回繰り返し読んでますのでね、これは本当におすすめですね。
で、これでね、またこう数学面白いなーって思うようなね、ことも起きて、僕もその後数学の本いっぱい読みましたね。
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はい、教師力学の本とか僕大好きですけど、あれも数学何もわからなくたって面白いんですけど、数学があればもっと面白いだろうなと思ってね、時々数学の本いっぱい出して見てます。
はい、ということでね、今日のお昼のおふんだな探検ライブはフィルマーの最終定理ということについてのお話でした。
コメント等いただければ嬉しいです。
それでは、また何か始めたのりゅうさるでした。