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おはようございます。バスエの精神科医リブラでございます。
今日は、法律の話をしましょうか。
えーとね、この前ね、マンガ村の星野なんとかさんっていう人が捕まった…じゃなくて裁判が終わって、
17億円の何か賠償命令が出たのを知ってます?なんかニュースで。
で、あの、僕悪くないと思ってるんで払いませんみたいな。
そういうのが話題になってますね。
それがね、悪いとか悪くないとか払うとか払わないとか、
そういう話はとりあえずね、いろいろ思うところはね、皆さんね、あるでしょうけどもね。
ないか?ないね。興味ないか?あるか?
あってもなくてもいいんですが、
今日はね、そういうことじゃなくてね、ちょっと法律の話なんですけど、
ほんとね、皆さんね、ご存知かな?
日本とね、アメリカ、イギリス、ドイツ、
法律の基本的な体制が微妙に違うのをご存知かな?
日本はさ、いろいろ外国からやり方を真似して、
江戸幕府じゃないや、明治維新のときに、
よそからいろいろ情報を持ってきたんで、どっかの国に似てるわけですけど、
政治なんかは、議員内閣制なんかはイギリスから持ってきたりね、
岩倉富美からだとか、いろいろしたんですけど、
日本の法体系はドイツっぽいんだよね。
ドイツの法律ってのは、いかにもドイツらしい、ドイツ人らしいわけですけど、
在刑法廷主義というのがわりと徹底していて、
どういうことかというと、法律に書いてあることしか罰しない。
当たり前じゃん!と思うかもしれませんけどね。
当たり前なんだけど、
法律にこれはやっちゃダメと書いてあることは罪に問えるけど、
法律に書いてないことで罰してはいけないという大原則があるわけですよ。
在刑法廷主義と言ったりしますけど、ちょっと違うかもしれませんけど、
法律家の専門家では法律家ではないものですからね、
ちょっと違うかもしれませんけど、大体そういうようなことだと思うんですよね。
法律家の先生で違うことが違うなと思ったらまた教えてくださいよね。
基本的には在刑法廷主義と言うと思うのですけども、
法律に書いてあること以外は罰しちゃダメ。
非常に当たり前だと思うと思うんだけど、
このやり方には限界があって、
新しい、今までなかった事件に弱いんです。
例えば、物を盗んじゃダメみたいな、
何とか財産はダメみたいなのが書いてあったときに、
NFTだとか、今まで存在しなかったものを盗んだ、
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データが移動しただけというのを盗んだと言えるかどうかとか、
こういうことに最初の犯罪、
1件目には1件目を捕まえることができないんですよ。
例えば何だろうね、男女の、
昔貫通罪とかそういう話があったときに、
例えば性同一性障害みたいなこと、
あるいはLGBTQみたいなことで性別が、
男女に分かれている時代の法律が、
男女ではない時代にどう適用させるか分からないときに、
それに関する犯罪が起きたときに、
これは逮捕できないとか、裁けないとか、こういう問題が起こるんですよ。
なので、罪刑法定主義を徹底的に守ると、
初回の犯罪に対応できないんだよね。
それは犯罪ではないんですよ、初回に関しては。
だって法律に書いてないから。
慌てて立法府で国会で法律を作るわけです。
そうすると、それが裁けるようになるわけ。
ということで、一件目は新しい犯罪を考えたら捕まえられないというのが、
この罪刑法定主義の弱点だね。
その代わり、あまりおかしなことは起こらないわけね。
法律通りにカチッとした国になります。
一方でアメリカとかイギリスも基本は法律があって、
罪刑法定主義というのがあるわけですけども、
しかし常識というかコモンローと言われるような考え方があって、
犯例主義というか、犯例ケースローと言いますけど、
同じような犯罪があったら同じように裁かれないといけないという考え方で、
法律に書いてあるかどうかということも非常に大事なんだが、
法律に書いてないようなことであっても、
例えばNFTとかビットコインというのはお金じゃないかもしれないけど、
現状お金みたいなものだから、
これを盗んだのはお金を盗んだのと一緒じゃね?というようなことで、
お金を盗んだものとして、これが犯罪として成立すると。
そういうふうな制度になっていて、
それが当たり前だと思っているわけですね、アメリカイギリス式はね。
なので、コモンロー、ケースロー、ケース小例、犯例みたいなものを割と大事にして、
そこの一貫性を重視して、
似たような悪いことをしたら似たような罪をちゃんと問えると。
法律には書いてないかもしれないけども、ちゃんとはね。
だけどそこはもう、
だから正義をジャスティスをどういうふうに保障するかということで、
書いてあることだけが悪とするか、書いてなくたって、
似たようなことは似たような悪でしょそれはっていう考え方ね。
これがコモンローのやり方ですね。
このコモンローは新しい犯罪にもちゃんと似た犯罪だっていうことで、
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他の犯例から例を持ってきて捌くことができるので、
あまりにも関係ないことは無理ですけど、
隣に似たような罪であれば、その後にね、
その罪に関して法律を作ればいいわけで、
罪刑法定主義みたいな部分もあるわけで、
ということでアメリカ、イギリスっていうのは、
新しい犯罪にもパッと対応して捕まえることができるわけね。
デメリットとしては、裁判官とかその時の人たちのイメージとかね、
心象で結局ギルティにされてしまうんで、
なんかこれ似てるじゃんみたいな感じでね、
ちゃんと法律に書いてないからね、
雰囲気で罰せられてしまうというリスクがあって、
非常にその辺が危ういですよね。
コモンローみたいなやり方をする国っていうのは、
新しい犯罪はちゃんと裁けるんだけども、
新しい犯罪を裁けると言っても、
その時その時の雰囲気、国民の雰囲気、
裁いている人たちの雰囲気というか、
そのノリというか、そういうものによって裁かれてしまうので、
事前に逮捕される前に、
自分がそれが悪いかとかわからない場合があるんだよね。
これはダメでしょって誰かが言い出して、
みんながそうだよねって言ったら、
ギルティになってしまう恐れがあるんで、
なのでちょっと危なっかしいというね、
法律ギリギリみたいなところを責めることができないですね。
なのでNFTとかビットコインとか、
斬新なことをやるのが非常に難しいよね。
だけどアメリカなんかでさ、
コモンローとかを重視しているアメリカなんかでさ、
新しいビットコインとかどんどん出てくるじゃないですか。
あれは、
法体系的にはビットコインみたいな新しいものを出すのは
非常にアメリカってのは危なっかしくて難しいんだけども、
ベンチャー魂みたいなものがアメリカにはあって、
新しいものを受け入れていこうよという、
そういう国民性があるんで、
多少法律がそういう風に危なっかしくても、
誰もそこを裁こうとしないから新しいことを、
新しい金儲けみたいなやつは悪いという風に誰も思わないんで、
だからアメリカは積極的にそういう新しい金融みたいなものとかが
ジャンジャン出てくるわけよね。
これがたまに行き過ぎてサブプライムローみたいな問題を起こしてね、
経済破綻しかけますけど、
でもこのチャレンジ精神というかフロンティアスプリーツとかね、
そういうのはアメリカ人にあるわけですよ、国全体に。
だから多少コモンローみたいな後出しじゃんけんみたいな、
要は後出しじゃんけんだからねコモンローとかね、
ケースローであるっていうのはね、
似てたらこれ似てるからお前ギルティーっていうね、
後出しじゃんけんみたいなことが起こってしまうんだけども、
でもNFTだとかビットコインだとか仮想通貨みたいなものは、
割とアメリカでは盛んにどんどん起業できると。
じゃあ日本はどうかということなんですけど、
日本は財系法定主義なんで新しいこと、
新しい犯罪は裁けないんですよのはずなんだけど、
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さっきのアメリカと違って日本ってあれでしょ、
フロンティアスピリッツだとかってあんまり重視しないじゃん。
どっちかというと新しいことをやる人にひがむじゃん。
ひがんで逮捕するじゃん。
その時に財系法定主義なんで捕まえられないわけですよ正確には。
でも別件逮捕してみたりとか、
法律を拡大解釈したりとか、
いろいろやって罪に問うわけ。
そういうふうにやろうとして結局罪に問えなかったのは
ウィーニー事件みたいなもんだね。
一方で何とかかんとか罪に問って、
実際福益させる、
ホリエモンさんを福益させるという事件がありましたよね。
ライブドア事件。
ああいうのってあれ、
いろんな意見があると思いますけど、
僕なんかからするとかなり強引に
法律を適用して、
そりゃ書いてあるけどさっていうね。
だけどそっくり同じこと野村証券がやった時は
誰も捕まってないじゃんみたいなね。
そうなると裁判所の紫算図で
ギルティーになったり、
そうじゃなくなったりするの?みたいな。
ということで、
今回の漫画村の星野さんの話も、
僕はよく知りませんけど、
聞く人、見る人が見ると、
あれも結構、
後出し懺悔的に、
漫画村で著作権の隙を突いて
無茶苦茶しましたからね。
無茶苦茶したように僕には見えますけどね。
だけど法律に書いてないわけだから。
みたいなね、星野さんは。
なんで法律に書いてないのに俺は罪に問われるの?と。
話違うじゃん、後出しジャンケンじゃんと。
しかも後出しジャンケンありの
古文廊じゃないだろう、うちの国はと。
うちの国は財系法定主義だろうと。
いうふうなことをね、星野さんは。
でも俺悪くないんで金払いませんけど、
みたいな言ってらっしゃるということで。
その態度の是非とは別にですね、
とにかく堀江門さんなり、
星野さんなり、
後出しジャンケン的に日本で裁かれている感が
ちょっとあると。
法体系を若干ねじ曲げて
そういうところがちょっとあるわけよね。
アメリカ、イギリスだったら当然なんだけど。
当然とは言わんけど。
そういう面があっても、そういう法律、
なんていうか、判例を重視するからね。
前がそうだったから似たようなものがあるから、
みたいなね、そういう流れなんだけど。
日本はそういう国じゃない。
そういう法体系じゃないはずなんですよ。
ところが現実にはさ、
マスコミの力とか国のみんなのさ、
みんなのツイッターとかで
みんなでよてたかてたくみたいな文化あるじゃん。
このみんなが影響されて
同じことを言ってある種の人を
みんなで袋叩きにするというこの文化が、
そういう文化だから
財系法定主義にしたのかもわかりませんけど、
日本はね。
その風に行きで、
なんだっけ、
なんだっけ、
なんか、
何だっけ、
朝鮮人虐殺事件みたいなのがあったじゃん。
12:00
なんだっけ、
火をつけたみたいな。
関東大震災の時に、
あれ何事件でしたっけ。
朝鮮人が
井戸に毒を撒いたとか言って
みんなでよてたかて捕まえて殺したみたいな
むちゃくちゃがあったでしょ。
ああいうことする国だ、日本って。
ああいう歴史があるじゃないですか。
今でもツイッターでみんな誰か一人見つけて
こういう空気があるから
財系法定主義みたいなことにして
ノリで、その時の空気で
なんか人が逮捕されたりしないように
ちゃんとどういうことやったらだめよと
最初に言って
後出しじゃんけんなしという
方法体系にしてやるのかもわかんないね。
とにかく
日本は後出しじゃんけんで
捕まえてはいけないという
そういう日本は体制なんですけど
ところが最近は
現実にはですね
ホリエモンさんなんかは
やっぱ態度が悪かったんだよね
でも態度が悪かったから
逮捕されるって聞いてないじゃんみたいなね
だったら先上やと
あの人は多分態度が悪くて
勝ったし
星野さんなんかは
やっぱり被害者を生んで
強いものを
守るっていうかな
強いといったら
出版社とか
漫画家の先生が怒るかもしれないけども
そういう漫画家の先生やら
出版社を困らせてますからね
だからギルティという風に
人々の心情的には
ギルティだと思うんだよね
多分ね
今の多くの日本人は星野さんを
有罪だと思うと思うんです
ただ法律をねじ曲げちゃってるからね
今のところは
印象としては悪なんだけど
僕はちょっと
僕の意見は別にありますけど
それは今関係ないので
多くの日本人は
星野さんをギルティと思うと思うんです
その良くないことをしてると
だけど良くないことをしたって
法律に書いてなきゃ日本は本来はさ分からないはずなんだが
ねじ曲げて
あるいは拡大解釈をして
ある種の人たちの
紫三寸で
堀江門さんなり
星野さんなりが
逮捕されることになってますね
僕はそう見える
そうすると
あの頃の国みたいに
新しい
法律にも対応できるし
当然のことだからね
堀江門さんなんかが
逮捕された頃っていうのは
星野さんが
逮捕されてるのを見たときに
一般の日本人はどう思うかというと
今堀江門さん悪くないっていう雰囲気になってるから
だめだけど
あの当時は悪いやつだっていう空気があったからね
ちゃんと法律に書いてなくても
空気で裁けることができるんだから
いいことだなと当時堀江門さんのときは
みんな思ってた
知ってる人は思ってた
僕はまた別の意見がありました
今回は関係ないね
今回の星野さんの漫画村のことに関しても
法律に書いてあろうがなかろうが
ああいう悪いことやってるやつは
捕まるべきだと
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ちゃんと17億円払わないと
何事だと
でも悪いやつが裁かれるっていうのは
いいことですなと
みたいなことになっているわけですけど
こういうね
法律に書いていない
在刑法定主義の国であるはずなのに
法律を拡大解釈したり
検察やらの一存で動かせる
裁判所の一存で動かせるような
法体系をやっているってことは
僕は非常に問題があると思っていて
その瞬間瞬間は
いつもねこの前もそういう
話をしたと思うんだけど
その時に善だと思っているものが
20年後に善とは限らんから
みたいな話をよくしますけど
その空気でさばいてしまうとさ
その時のさ
空気でさ
前いいと思ったものが悪になったりさ
悪だったものが悪じゃなくなったりさ
マチマチになっちゃうじゃん
そんなことしたら
マチマチでもいいんだと
あいつは悪いやつなんだからと言うんだけど
20年後話し合ってくることあるわけですよ
今思えばあれギルギーじゃないね
みたいなことあるわけよ
だから後出しじゃんけんはね
何が起こるかというと
拡大解釈して
悪だと思うけど
法でさばけない悪いやつってのがいるわけだ
必ずね
そういうのを制裁してくれるわけだ
誰かがね偉いやつがね
あるいは
隠密同心がね
とにかく必殺仕事人がね
隠密同心というか
とにかくさそういうさ
法ではさばけないようなものもさ
法を動かすことによってさ
逮捕できるわけだから
逮捕させることができるんだから
今の日本のやり方は素晴らしいという風にね
今この時点とかね
堀江門さんが逮捕された
あの時点では思ってる人が多いわけですよ
ところがですよ
それが日本に何をもたらしたか
ね
あれですよ
仮想通貨とかNFTとかのね
起業するのにねみんな海外に出てくるようになったよ
だってさ
だってさ
だってだってだってさ
法律にね書いてないからといってね
ギリギリを責めたようなね
起業してね
何かそういうねプロジェクトを日本で立ち上げたらね
後から拡大解釈とかね
なんかこの法律
こっちの法律持ってきたらねみたいな
コモンローンの国みたいな方法で
後出しで
ギルティーって言われる可能性があるわけですよ
じゃあさもう法律のギリギリは責められんわけよ
誰が思っても絶対
安全と思うことしかできないわけですよ
日本国では
となるとまあアメリカでもそうなんだけど
だけどアメリカとかだと
まあ大丈夫でしょっていう範囲が
だいぶ自由の方に振ってるから
そういう国だから
日本の場合はとにかく
あのちょっとでもみんなと違うと
逮捕す
みんなで寄ってたかってリンチするっていう
そういう国民性だから
なのでその後々
自分が斬新な素晴らしいことをやっても
後からギルティーといって逮捕される
犯罪者にされる恐れがあるわけよ
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日本では
この日本が英米みたいな
コモンローのやり方をなんかこう
やり始めちゃったことによって
そうなるとですね
だからアメリカみたいな国はいいかもしれんけど
あのみんながチャレンジ精神みたいなのが
重視されてるような国は
日本みたいな輪を持って立って
そこから突出したものは
みんなで叩くみたいな
そういう空気がある国で
コモンローみたいなやり方をすると
危なっかしくて新しいことなんか
できん訳逮捕される可能性があるんだから
ということでみんな海外に逃げるよ
そりゃ
だから絶対に大丈夫みたいな
法律を作らない限り
日本で新しいことは
生まれません
だって逮捕される可能性がある
うまいことやったら
なんかあのツイッターに
ついてるやつらみたいな感じのやつらが
見つけてさ叩いてきてさ
この文春が書いてきてさみたいな
ねじ曲げられてさ
ねじ曲げられてさ逮捕されるじゃん
そんなん誰が危なくて日本で起業しますか
そんなの
そんなアホ言いませんよ
みんな海外行きますよ
ドバイ行くよマレーシア行くよ
そりゃそうだろ
ということで今日はそういう
日本のほしのさんが
マンガ村のほしのさんが
ギルティーだという法律の話を見てね
堀江門さんの今日の話はこういうことでしたね
堀江門さんが逮捕された時のことを
思い出しました
法律がねじ曲げてても
悪いやつを逮捕してよかったなみたいな
雰囲気があったけどさ
今となってみれば堀江門さんは悪者じゃない
空気になっててさ
あの時ひどい目に遭いましたねってみんな言ってんじゃん
言ってんじゃん
そうするとだよ
堀江門さんみたいな人はね
今の世の中でもしね
堀江門さんみたいな人が出てきたらね
日本では起業しないでしょ
危なっかしいから
マレーシア行くでしょドバイ行くでしょ
オーストラリア行くんじゃないか
そこに会社を立ち上げて
そこに立ち上げた会社で
日本語で商売するんじゃない
NFTとかなんでも
そうするとさ
お金はさ
どんどんさ
日本じゃない国に流れるよ
そりゃさ
日本が貧しくなるのは当たり前だよ
我々が招いたことだこれは
ということでね
僕らが貧しくなってきている理由はですね
僕らがですね
堀江門さんが逮捕されたとき
星野さんが今見てこうなっているときに
法律になくても悪いことしているやつが逮捕されるとき
よかったよかった
ルールなんかは私を曲げてもやっぱり悪いやつが逮捕されるほうが重要
っていうような原則を無視したことを
我々がやったんですよ
我々がパンドラの箱を開けたんですよ
そして我々に不幸が
災いが降り注いでいるんですよ
自分のせいだからね
という放送でした
今日は法律の話をしました
もう眠いので寝ます
朝かな放送はね
皆さんさようなり
おおこれでも21分になった長い放送になりました
さようなり