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日本のどこかの歌と話、お番です。この配信は、日本各地のいろんな町にまつわる音楽をテーマに、町への思いやらないやらについて話していく番組です。お相手は私、MCワタンドです。よろしくお願いします。
この配信はですね、毎回日本のどこかを描いた歌を一曲取り上げて、その場所についてお話をしていってます。
スポティファイ、そしてアンカーの方でお届けしております、ミュージックプラストークというサービスがございますので、そちらを使ってぜひ音楽と合わせてお楽しみいただければと思います。
そんなわけでですね、今回お届けする曲が、スピッツの野生のポルカという曲でございます。
この歌に出てくる地名が、武蔵野ですね。武蔵野の空を飛び回りたいというような感じの歌になってます。
歌の内容としては、縛られない、自由気ままに、本能のままに空を羽ばたきたいという開放的なメロディーと一緒に相まって楽しい感じの爽やかな曲になってますね。
この武蔵野というのがですね、結構聞く言葉だけどあんまりピンとこなくないですか。
僕もピンとこなくて、武蔵野はよくうろついてるんですけど、武蔵野民でありながらよくわかってなかったんですけど、ちょっと見てみると、
北関、関東平野の西側ですかね、結構広いエリアで、北は川越、埼玉の川越、南は東京府中の辺り、一円のようなんで、かなり広いですよ。
かなり武蔵野ですよみんな。そんなエリアです。この武蔵野の空っていうところで、今の地名とそぐわないんですよね。
だから今の境界と全然合わないからピンとこないんですけど、逆にこの境界がない感じが、自由に行くぞと空を飛び回って、どこでも行ってやるっていうところの心意気とマッチングするんで、なかなか歌のコンセプトと武蔵野っていうチョイスがいいなっていう感じですね。
この昔の地名とかっていうのって、あんまり行政境界でありはしたのか、けどやっぱりフワッとしてたんだろうなっていう気がするんで、
そこの昔の地名って本能的じゃないんですけど、自由な、境界に縛られない感じを感じさせてくれるなと思うんですよね、僕は。
人って縛られないとか、枠からはみ出たいとか、規格外でありたいみたいな本能って多分あると思うんですよ。
みんな枠の中で生きていってるし、そうでないと社会も成り立たないし、生きていけないんだけど、だからこそ自分ははみ出してみたい、外れてみたいっていうような思いがあったりするかなと思うんですよね。
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アウトロー精神みたいなところかもしれないし、自由に暮らしたい、自由な働き方したいみたいなところにも繋がるかもしれないし、まあまあ誰しもどこかしらにある思想かなと思うんですね。
自由でありたい、本能のままにいきたい。けどいざきっとそうなると、そうはならんんですよ。自分が鳥になって武蔵野の空自由に飛び回っていいよって言ったら多分困るんですよ。
今住んでるエリアばっかり羽ばたくと思いますよ。だからね、この自由でありたい、枠がないといいっていうことじゃきっとなくて、境界はあっていいんだけど、境界を自由にまたぎたいってことなのかなと思う。それぐらいがきっとちょうどいい人が多いんじゃないかなと思います。
僕はそれぐらいがちょうどいいです。県境とかあるじゃないですか。市境とか。あそこ、こっちは何々市、跨いで戻って何々市、こっち行ったら埼玉県、こっち行ったら千葉県、こっち行ったら群馬県みたいなそういう場所あるじゃないですか。
ああいうとこまたぐの結構好きだったりしません?僕好きですよ。自分の意思で境界をまたぎるっていうような感覚。その規格にはまる暮らしの中で規格がないと困っちゃうから、やっぱり時にはちょっとはみ出せるみたいなぐらいの温度感がたぶんちょうどいいのかなって思いました。
野生のポルカぐらいはちょっとやりすぎで、日々少し自分で境界をたまにまたぎたいな、ちょっと越境したいなみたいなぐらいの思いがみんなあるんじゃないかなというのをちょっと感じたりしたところで聞いていただこうかなと思います。
何の話だ。はい、そんなわけで3つで野生のポルカ。
