伊豆大島の曲「あんこつばきは恋の花」
ご番です。この配信は、日本のどこかを描いた歌と、その歌が描く地域についての話をお届けしていきます。
お相手はMCはタンドです。よろしくお願いします。 はい、そんなわけで、今回お届けする曲は
あんこつばきは恋の花、という宮古春美さんの曲をご紹介したいと思います。 この曲、節と言いますか、サビと言いますか、が結構有名で
あんこーっていう歌詞が、そこだけでも聞いたことあるんじゃないかなという方も多い曲になっています。
この歌はね、東京の島でもあります伊豆大島ですね。ここが舞台の曲になっています。
歌の中にも入るあんこというのは、大島弁っていうのかな。女性のこと、お姉さんって言葉かな、を指す言葉になっています。
つばきっていうのは植物の椿なんですけども、大島では名物の植物になっているということで、方言的にも出てくる、植物的にも非常に地域らしさが出てくる曲になっています。
その他にも歌詞の中では羽生港というね、伊豆大島の港の名前が出てきたりと、ということで非常に地域感、地域性豊かな曲になっています。
この中でね、つばきはね、本当に伊豆大島らしい花なんですよ。
伊豆大島っていうと火山が結構多いので、昔から何度も噴火してきたような火山になっています。
火山があるところってなりますと、結構火山灰が集もったりして、土がね、結構独特の土管と言いますか、土管っていうのかな、というようなところだったりするので水あけがいいとかって言いますよね。
そういう環境でも自生する植物であるのがまつばきだったというとこに加えて、島なんでね、四方囲まれて、海に囲まれてて、風がよく吹くというとこで、そういう環境でも住環境を確保する上で、生け垣みたいな形でまつばきが活用されてきたというのは、自生しやすいし、住む人側にとってもメリットがあるしということで使われてきたそうです。
大島に限らず、つばきとか見かけると植え込みとか、生け垣とか、家をぐるーっと囲むみたいな感じで使われていることが多いですよね。
さらには、つばき油とかって言葉は聞きますかね。そういうところもあって、つばきの葉っぱとかって油がよくコーティングされているというか含まれているというのもあって、火山灰が積もりにくいというところで、火山灰が降るような火山エリアでもよく育つというふうなところもあったそうです。
いろんな要因が重なる中で、つばきというのは、本当に伊豆大島ならでは、伊豆大島だからこそ育ってきているというところが特徴的な花になっています。
つばきの特徴と地域らしさ
つばきなんかはさ、シャンプー。
Welcome,ようこそ日本へ〜の、スマップのリアウーマンでも有名なシャンプーにもなったつばき。コンディショナーもあるか。両方あります。
このつばきでも有名になったつばき。紙にもいいというイメージがあるんですよね。
そういうところで、それを活かしてつばきが群生する地域なんで、そっちを土産方面でも活かしているそうですね。
飽きても切り離せないそのつばきをタイトルに持ってきたというところで、この宮古はるみさん、あんこつばきは恋の花はね、本当に20人も30人も地域らしさが盛り込まれた曲というところですね。
こういう地元らしい植物っていうのを歌っている歌とかっていいですよね。あなたの住んでる町とかにも、やっぱりうちの町はこの草花だなぁみたいなのありますかね。
自治体の木とか、自治体の花とかよくあるけど、結構同じのになりがちなんだよね。ケヤキとか、イチョウとか、サクラとかね。
みんな結構同じのチョイスしがちで、育ちやすくどこでもシンボルになりやすいものだったりするんだけども、この場所ならではの花があるとか草があるというのは非常に地域の個性を際立たせるなというところで思っております。
そういう歌も集めてやってみたら面白いかもしれないですね。草花ソングみたいな。
草花ってすげー余談だけど、年を減ると詳しい人が多いなと思ってたんですよ。じいちゃんばあちゃんはやたら草花に詳しいみたいな。安を食べちゃうみたいな。
それね、親になって思いましたね。子供からなんか気にするんですよね。この草花なんだみたいな。いうのを経て聞かれた時に調べたりすると自然にちょっとずつ詳しくなったなっていう気がしますね。
生まれて格段に草花に関する知識が増えたなという気がします。
なんかね、そうして植物の知識が伝来してて人間に蓄積されたのかなーなんて思いつつでございました。
そんなわけで聞いていただきましょう。
宮古はるみ。
あんこつばきは恋の花