高橋優の秋田への貢献
お盤です。この配信は、日本のどこかを描いた歌とともに、その歌から聞こえてくる地域、そして地域から見えてくる音楽、そういったものをお届けしていきます。
お相手はMC、ワタンドです。よろしくお願いします。 今回紹介する曲は、高橋優さんの秋田の行事という曲です。
この歌、タイトルにね、秋田の行事、フューチャリング、柳場敏郎、藤井彩子、佐々木臨み&秋田健人会と入っています。
この名前連なっている方たちは、皆さん秋田出身のアーティスト、著名人の方なんですね。 タイトルにも秋田の行事と入っている通り、本当に秋田エッセンスがどっさり詰め込まれた曲になっています。
高橋優さん自身も秋田の音楽大使館に任命されていたりもして、かつ秋田の中でフェスを開催したり、秋田を音楽で盛り上げる活動を非常に精力的に取り組まれています。
この曲以外にも秋田が出てくる歌なんかは複数手がけられています。 そんな高橋優さんが中心となって、この秋田らしい盛り盛りの曲を作られたというのが、この秋田の行事という風になっています。
地元のフェスの秋田キャラバンミュージックフェスのテーマソングにもなっていた曲です。
この曲の中で僕が初めて聴いて非常に耳に残り、かつ最大の魅力だなと感じているのが、サビに秋田の民謡が出てくるところなんですよね。
秋田の民謡として秋田おばこ節ですとか、どんぱん節、そういった民謡の歌詞と言いますか、節と言いますか、そういったのをちょっとアレンジして入れてるんですよ。
これが聞こえてきた時に、「わっ!民謡だ!」って思って、すごい慌てて止めて、もう一回弾き直そうみたいな感じになりましたね。
この僕が民謡に食いつくっていうところも理由があるんですね。 僕が長らく東北地方でよさこい祭りによく参加してたんですよ。
よさこい祭りっていうのは、どういうイメージあなたが持っているかわからないですけど、街中でうるさく踊るっていうイメージがあるかもしれないんだけど、
なんぞやかっていうと、曲の中に民謡を入れて、それをアレンジして踊るっていうのがよさこいの本質というか正体なんですね。
だから結構既存の祭りとか民謡とか、そういう伝統を今風にアレンジしたものがよさこいなんですよ。
その中でやっぱり秋田のチームとか、秋田にゆかりのあるよさこいの団体とかは、この秋田の民謡をよく使っていて、
秋田の行事と民謡の魅力
その中でこの秋田の行事の曲にも入っているどんぱん節とかおばく節っていうのはよく使われてたんですよね。
なので自分も耳なじみになって、どんぱん節とかは本当にめちゃめちゃお気に入りの民謡の一つだなというふうに思います。
どんどんぱんぱんどんぱんぱんどんどんぱんぱんどんぱんぱんっていうふうな民謡なんですよ。
民謡っていうと、その地域の人に耳なじみがあって、本当に方言のように古くから受け継がれてきて、その地域らしさを感じられるもの。
そして温かみを感じられたりとか、そこを通じて地元の人とのことを思い出すみたいなね、そんな要素もあるのかなというふうに思います。
この曲を聴いて、僕がどんぱん節だって思ったんだけど、やっぱり受け継がれてきた民謡っていうのはわかりやすいんだなというふうに思いましたね。
どんぱん節なんかは、今聴いただけでも非常にシンプルかつ強烈なキャッチですね、ものですよね。
どんぱんどんぱん言ってるだけなんですけども、もう1回聴いたらちょっと残ったんじゃないかなと思うんですよ。
でね、どんぱん節なんかは民謡ですから、連綿と秋田の地域で受け継がれてきた曲なわけですよ。
じっちゃんもばっちゃんも歌ってて、子供たちも歌うようになって、またそれが大きくなって、さらに次の世代に受け継がれてっていう感じで、みんながみんな歌い継いで今までたどり着いてきた曲なんですよね。
そういう受け継がれるものっていうのは、あらゆる人の耳に届いて、かつまた自分でも口も発するっていうふうなことを考えると、わかりやすく、そして言いやすいっていうね、これに尽きんだなっていうのを聞いてて思いましたね。
この秋田の行事の歌なんか、結構盛りだくさんの情報なんだけど、そのサビでね、どんぱん節になると急にシンプルかつ、そこで一気に耳に引っかかるっていうぐらいだから、
長く残っていくものっていうのは、やっぱりわかりやすいんだなと、そして言いやすいんだなって伝えたくなる、言いやすくなるっていうもんだなっていうのはね、さすがだなっていうふうに思いました。
はい、そんなわけでね、民謡ってやっぱりそういうとこがあるなと、シンプルイズベストだなっていうふうにちょっと思ったという話です。
そんなわけでぜひ聞いてみてください。
高橋優、そしてフィーチャリング柳場敏郎、藤谷子、佐々木臨み&秋田健人会で、秋田の行事。