00:01
こんにちは、おあです。 2025年3月25日
今日は娘がかつて通っていた小学校の卒業式です。 娘は小学4年生の4月から学校に行っておりません。
その後、うよ曲折経て、この春からは新しい道を進むことになりました。 過去にもお伝えしております通り、あの日私たちは文字通り決断したんですよね。
学校に行かないという選択を下したんです。 はっきりと国道を降りると決めたんですよ。
はっきり言って怖かったですね。あの当時はね。 まあ学校に行かないでどうやってこの先生きていけるのかと。
学校に行かないなんて、周囲の人たちからどう思われるだろうかと。 綺麗に整った国道、つまり公教育から降りたら、そこは恐ろしい獣道にしか見えませんでした。
実際一人でね。 道なき道を進むっていうのは、なかなか大変なことではありました。
例えば娘はね、元同級生たちにね、公園とか児童館とかで会うたびにね、不登校児とかね、ずるいとか言われてね。
辛い思いもしていたようです。 ご近所さんたちからもね、もう変なカルト宗教にでも入っちゃったかみたいなね、目で見られてましたよね。
まあ親である私自身も、同級生の保護者さんたちから、腫れ者に触るような扱いを受けていました。
学校関係者からは、ずうずうしいというような嫌味も言われました。 親族ですね、おじいさんとかおばあちゃんとかからも、何度もね、わがままだと責められました。
なるほどねと、こういうことがありましてね、いろいろ。 多くの親はね、これが辛くてね、世間からの風当たりがあまりにもきついもんで、
だから無理やり子供たちを学校に行かせようとするわけなんですよね。 よくわかりますよ。
親自身も、もちろんね、子供が学校に行かずに、この先生きていけるわけがないって思い込んでますからね。
自分の子供の将来が不安で怖くて、 だからもうなんとか
03:00
道から外れないようにと、国道を踏み外したら大変だと、必死に子供を学校に戻そうと、 なんとかもう一度子供が学校に行けるようになるようにと、頑張らせてしまうわけなんですね。
子供自身もそうなんです。 学校に行かないとね、
友達をまず失うわけなんですよ。 同級生たちの関係というのは立たれてしまいます。
その孤独、寂しさ。 でもね、久しぶりに会っても、また友達からバカにされたり、好奇な目で見られたりするわけじゃないですか。
あとね、子供はね、 親や先生たちを心配させてるんじゃないかって、ずっと罪悪感を人知れず抱いてるんですよ。
他の子たちがあんなに楽しく通えている学校に行けない自分がおかしい子なんじゃないかって、 そういう自分を責めるような感情、焦燥感みたいなものに
ずっと苦しめられているんですよね。 それも本当に最近になって娘が教えてくれたことだったんですけれども、
子供はね、親や先生方の期待に応えなくちゃと思うから、必死に学校に行こうと自分を殺して、
心身の限界まで頑張って頑張って命を削ってしまうんですよね。 あの日娘が学校に行きたくないと訴えた日から、私の世界は180度変わりました。
不登校の親子が置かれている苦しみというものを、 自分ごととして私も初めて経験することになりました。
学校のありがたみ、国道を歩く安心感というのもよくわかりましたね。 学校というのは地域最大のコミュニティーのわけですから、そこから外れる孤独感、
たった一人で子供と手を取り合って獣道を行く恐怖、 逆にね、やっぱりそういう巨大なコミュニティーである学校という組織の恐ろしさも、
獣道を手探りで進む喜びや自由も両方を味わうことができました。 一体学校で何が起きているのか、
どうして不登校問題は起きているのか、 教育とは何なのか、
学校はそもそも何のためにあるのか、 そんな根本を一から考えすきっかけをもらったと思っています。
06:03
わかったんですね。 そっか、これは呪いだったんだと。
私たちはみんな長い呪いにかけられて、深く眠らされている茨姫だったんだと。
娘が気づかせてくれたんですよね。 この茨姫、またの名を眠り姫とも言うグリムドーワーを皆さんご存知でしょうか。
ディズニーアニメでは眠りの森の美女とかオーロラ姫としても知られている物語なんですけれども、
ちょっと簡単にあらすじをご紹介させていただきますね。 ある国に美しいお姫様が誕生しました。
その祝縁に12人の妖精が招かれ、それぞれが姫に祝福を与えていきます。 その祝福は例えば美しさであったり、優しさや誠実さ、思いやり、知性といったものだったそうなんですけれども、
ちょっとした手違いで王様は13人目の妖精を招くのを忘れていたんですね。 そのことに起こった13人目の妖精が、
姫に15歳の誕生日に糸紡ぎのつむに刺されて死ぬだろうという呪いをかけます。
12人目の妖精が慌てて死ぬのではなく、姫は100年間の眠りにつきますという魔法に変えてくれました。
でも王様は恐ろしくて糸紡ぎを国中から排除します。 ところが15歳の誕生日を迎えた姫は
お城の片隅に糸紡ぎを見つけてしまいます。 そして呪いの通り、つむに刺されてしまいます。
その途端、姫だけではなく城全体の王様もお妃様も召使いたちも動物たちもみんなが深い眠りにつき、
お城は茨で覆われてしまいます。 そして長い年月の後、
ある勇敢な王子様がその眠れる城の噂を聞きつけてやってきます。
ところがその日はちょうど姫が眠りについて100年目の日だったんですね。 王子様がお城に近づいた途端、
城を覆っていた茨が自然と開き、 姫のもとへ難なくたどり着くことができたんですね。
09:07
そして王子が姫に口づけをした瞬間、 姫は目を覚まし、
城の人々もみんな目覚めて、 二人は結婚して幸せに暮らしたということです。
私はねこの物語、誤解してたんですよ。 てっきり外から白馬に乗った王子様がやってきて姫を救い出す物語なんだと思い込んでいました。
王子の愛が姫を深い眠りから目覚めさせるという物語だと思い込んでたんですよね。
でも違うんですよ。 王子がお城にやってきたちょうどその日が、
まさに姫が100年間の眠りから目覚める日だったというお話なんです。 そうだったのかぁと。
私の娘も自分で自分の呪いを解いたんだなって。 自分にかけられている呪いを解けるのは自分しかいないということなんですよ。
自分を深い眠りの森から救い出せるのは白馬の王子様なんかじゃない、 他でもない自分自身なんだっていうことなんですよ。
自分の人生は自分のもの。 自分の時間は自分だけのもの。
人生で一番大切なことは自分の生き方を自分で決めるということ。 自分の進む道は自分の力で切り開いていくということ。
これらを全部娘が教えてくれました。 娘の同級生たちは今日小学校を卒業するわけですけれども、
また日本のほとんどの12歳はね、この春小学校を卒業することになるわけなんですけれども、
うちの娘はね、もうとっくのとうに自分で卒業していたっていうことなんですよ。 娘はあの日自分で卒業すると決めたんですよね。
この春、私たちのフリースクールのお友達もそれぞれ自分の道を見つけて別々の場所に進みます。
そして娘たちと同じように学校に行かない選択をして自分だけの道を歩もうとしている子どもたちがこの日本中にたくさんいると思います。
たくましいと思いませんか? もう本当眩しいですよね。
12:07
私たち大人にできることは 信じることだけです。
何があってもあなたなら大丈夫。 私たちがついています。私たち仲間がここにいます。
フリースクールのみんなありがとう。私はあなたたちを誇りに思います。 最後にこの春卒業する学校に行かない選択をした皆さんに送りたい歌があります。
夜遊びの祝福です。 この歌は同じような立場の仲間たちと地域で小さなフリースクールを立ち上げようという頃に、娘がいい曲だよと言って教えてくれた曲でした。
まさに娘たちのような勇気ある子どもたちのための歌だと思いました。 これからはあなたたちの時代です。
どうぞ恐れずに自分の道を歩んでいってください。 卒業おめでとう。